2009年07月04日

たまには業界裏話5

つづきです。

4.できるだけ夕食をとる。

 ユースホステルにおける食事というものは、一種のイベントなんです。夕食タイムは、一種の社交場になっているんです。

 もちろん、そういうのが煩わしいという人は、他人を無視して食べてもいいんですが、そうでない人は、社交場としての機能をもった夕食時間を有意義に使った方がいいですね。

 とは、いうものの知らない人と、会話するのには、勇気が入りますよね。ましてや、既に盛り上がっている団体さんの中に入っていくのは辛いです。

 そういう場合は、小さなテーブルをめざして座るのです。できれば、4人テーブルがいいですね。4人なら仲間はずれになるという事は、おこりにくいのです。これより人数が多いと、会話から、はみでる人が出てくるのですが、4人だと、そういうことは無いんです。

 あと、もう一つコツを!

 これは、北軽井沢ブルーベリーYGHに限っての話なのですが、「スタッフ席」の隣に座ることです。スタッフ席というのは、宿関係者の席で、まれにスタッフが御客さまと一緒に食べることがあるのですが、このスタッフの隣なら、スタッフが色々と気を遣って、みんなと馴染みやすく手配してくれるからです。

 ところで「夕食=社交場」説についてですが、どんな社交場かと言いますと、ユースホステルの伝統として、旅の情報交換の場所になっています。グルメ情報や、天気情報や、紅葉情報、桜前線なんかの情報交換をしたり、明日の旅の道連れを誘ったりする。具体的に言うと、車で来た人が、電車できた人に対して
「ガソリン代ワリカンで一緒に車でまわりませんか?」
と誘ったりする。または、リピーターさんたちが、
「庭に出て一緒に星をみませんか?」
と言ってきたりする。

 始めてユースホステルに泊まる人は、こういう申し出に、驚いて尻込みしがちですが、尻込みしない方がいいですね。庭先で星をみるくらいなら、たいして危険なことはないですから。

 リピーターさんというのは、
 その土地を、すごく気に入っている人が多いんです。
 だから、その土地の魅力を、
 初めてくる人に
 伝えたくて伝えたくてしかたない。
 そういう善意があふれている。
 だから、そういうお誘いがあるのです。


 ただし、中にはナンパ目当ての人もいますから、そういう臭いがしたら気をつける必要もありますが、まあ、あまり気にしなくてもよいでしょう。気になったら宿主に相談することです。宿主は、実に良くみていますから、的確なアドバイスをしてくれるでしょう。

 また、良心的な宿なら、御客さまを選んでいるはずです。どんなに、お金に困っても、問題をおこす御客さまのお泊まりを拒否していると思います。

 さらに、良心的な宿ならば、食事のテーブル配置に工夫がされているはずです。問題ないケースの場合は、
「どこでも、ご自由にお座りください」
とアナウンスされるでしょうし、問題あるケースの場合は、御客さまの席が、指定席になっていて、事故がおこりにくくなっているはずです。


 最後に、「夕食=社交場」説の立場から一言。

 グルメを追求するなら、コース料理を出すのが一番です。
 料理が冷めないからです。
 北軽井沢ブルーベリーYGHでも、味を追求するあまり、
 コース料理を出したことがあったのです。

 しかし、料理を下げ、料理をあげるたびに、盛り上がっている御客さまの会話を中断してしまう。前菜・スープ・メイン・デザートの皿の出し入れと8回も中断してしまう。会話の流れを切ってしまうんですね。

 会話というものには、流れがあります。その流れが、うまく滑り出すには、時間がかかる。最初は、し〜んと沈黙が流れ、それを誰かが打ち破って、ある程度盛り上がるためには、時間がかかる。その流れを皿の出し入れで切ってしまいかねない。だからコースメニューは出したくないんです。

 食事の美味しさは、味だけではなく、盛りつけとか、店の内装とか、雰囲気に影響されます。どれを重視するかは、宿の方針によって変わってきます。ただ、一般的に言ってユースホステルという宿は、どちらかというと雰囲気に重点を置いているんですね。「夕食=社交場」説になってしまうのです。もちろん、北軽井沢ブルーベリーYGHにおいても同じです。


以下、つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング



posted by ヘタカル at 09:27| Comment(1) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

野菜

野菜をたくさん、もらってしまった。
食べきれないくらいに。
今日のお茶会は、野菜まつりだなあ。
posted by ヘタカル at 08:30| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 2009 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

たまには業界裏話4

 ユースホステルで、知らない人と、うまくコミュニケーションがとれるだろうか?という御客さまがおられます。今回は、そんな心配性の御客さまに、知らない人と、上手なコミュニケーションをとるコツを、宿主の視点から伝授したいと思います。コツは、9つあります。

1.早くチェックインする
2.連休なら、できるだけ初日から泊まる
3.連休の移動は避ける。
4.できるだけ夕食をとる。
5.できるだけ温泉ツアーにでる。
6.お茶会に参加する。
7.できるだけ朝食をとる。
8.ツアーに参加する。
9.相性の悪い人に出会ったときの対策


以上です。

では、9つのコツを少しづつ解説してみましょう。


1.早くチェックインする

 最初は、誰でも初対面です。つまり、みんな平等なんです。ところが、時間が経つごとに差が出てくる。よーするに、時間の経過とともに、知らない御客さまどうしが、意気投合して友達同士になっていくわけですから、そうなると、後から入りずらくなってしまいます。だから、早くチェックインするにこしたことはないのです。

 それと、相部屋(ドミトリー)の場合は、先にチェックインして部屋にはいっていると、気持ちが落ち着いていて、コミュニケーションをとりやすくなるものです。後から入室してくる人は、ドキドキしながら
「こんにちわ」
と入ってきますから、笑顔で
「お先に入ってます」
と返すと、すぐに仲良くなれるものです。そこで、30分も楽しいおしゃべりをすれば、もう安心です。会話のコツは、旅の話題が無難なようですね。一般的には

「どこから来られたんですか?」
「・・・・です」
「どうでした?」
「・・・・でしたよ」
「そうですか、おすすめのところあります?」

という会話が多いですね。不思議なことに、こういう会話は、世界どこのユースホステルに行っても同じパーターンになるために、どんなに語学力が無くても、英語でもフランス語でもドイツ語でも、話せるようになってしまいます。

 あと、早くチェックインするメリットとして、宿主側にゆとりがあるので、宿主側が対策をたてやすいのと、宿主に、たのみごとをしやすいということもあります。受付の時に不安そうに
「ユースホステルは、はじめてなんです」
と言ってくれれば、
宿主は、
こっそり裏から手を回してくれる
可能性が高いのです。


 具体的にいうと、面倒見のよいリピーターさんと同室にするとか、口頭で「●●さんをお願いします」と、親切なリピーターさんに、受付の時に、こっそり頼んだりする。そういう芸当ができるのです。でも、チェックインが遅くなると、それが難しくなるんですね。

 早くチェックインして、早く申告する。
 それがコツです。


 そうすれば宿主にも、やりようがあります。
 なにせ、受付と、部屋割りを握っているのですから。




2.連休なら、できるだけ初日から泊まる

 これは、どういう事かと言いますと、連休初日に盛り上がってしまうケースが多いからです。そういう場合は、どうしても2日目からチェックインする人が、輪の中に入りにくくなります。

 北軽井沢ブルーベリーYGHでは、そういう人のために、2日目からチェックインする人を、できるだけ同室にするようにしています。そうすれば、仲間はずれになりにくくなる。初日からいた人と、2日目からいた人に別れて盛り上がることができるからです。しかし、運悪く、2日目からの人が、たったの一人のケースもありえます。そういう場合は、夕食の時がチャンスです。



3.連休の移動は避ける。

 連休は、移動しない方がいいです。2日目に別のユースホステルにチェックインすると、もう盛り上がってしまっている、初日からの御客さまの結束に愕然とすることが、あるからです。
 だからこそ、北軽井沢ブルーベリーYGHでは、2日目からチェックインする御客さまには、本当に気をつかいます。
「みんなと仲良くなれてるのかなあ」
と気が気ではありません。

 で、そういうケースの御客さまに、アドバイスしておきますと、できるだけ、はやめにチェックインしておくことですね。そして食事をとられることです。
 それも小さなテーブルをめがけて座ることです。4人がけのテーブルなんかベストですね。4人テーブルというのは、ちょうどコミュニケーションをとりやすい大きさなんです。その理由は、次回に述べることにしましょう。


以下、つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング


posted by ヘタカル at 22:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

たまには業界裏話3

たまには業界裏話3

続いて、飲み物の持ち込み料金について。
なぜ、宿に飲み物を持ち込むと、お金をとられるシステムが、
日本の宿泊業界に定着したのでしょうか?
これも、複雑な理由があったみたいです。
その理由は、意外なところにあるのに驚いたことがあります。

理由は、ゴミにありました。
これは宿をやるまで、想像もつかなかったのですが、
業者は、役場のゴミ回収に捨てられないんですね。
ゴミ業者と専属契約をしなければならない。

もちろん市町村によって、ケースはバラバラなんですが、
たいていの市町村では、宿泊業者は、ゴミ業者と契約して
ゴミを引き取って貰うことになっている。

で、ゴミの中で一番、かさばるのが酒なんですよ。
ビールの瓶や缶なんか、かさばりますよね。

それが嫌だから宿泊業者は、地元の酒屋と提携して、
配達と回収を地元の酒屋にさせているわけですが、
酒を量販店なんかで買ってしまうと、そうもいかない。
困った宿泊業者は、持ち込みに制限をかけるのです。
制限をかけないと、ケースごと酒を持ち込む御客様がいて、
後は、ゴミだらけになってしまうのです。

ここで、宿泊業者の本音をいうと、
1本や2本の持ち込みなんか、
どうだっていいのです。
そんなことに目くじらたてる宿はいない。(と思う)

問題は、10本や20本の持ち込みで、そういう御客様が、5組いたら
50本から100本になり、それが10日続くと、
500本から1000本になり、
回収費用が跳ね上がって経営を圧迫するのです。

それを理解すれば、御客様の方でも、
持ち込みに対する対策が立てられるはずです。

もう一回くりかえしますが、宿泊業者の本音をいうと、
1本や2本の持ち込みなんか、どうだっていいのです。
そんなことに目くじらたてる宿はいない。

なぜなら、宿側は、すべての酒の種類を御客様に用意できないのです。
だから
「おれは八海山しか飲めない」
という御客様がいたら、
「御用意できないので、持ち込んでください。4合瓶1本くらいなら冷蔵庫で冷やしてあげますよ」
と、言う気持ちはある。(あるはず)
1本や2本ぐらいなら....。

しかし、5本10本となると話は違ってきます。

そのへんを察すれば、差し入れ大歓迎の宿であっても、大量持ち込みには難色を示す理由がわかると思います。


↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング


posted by ヘタカル at 14:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

たまには業界裏話2

たまには業界裏話2

宿業をはじめる前に不満だったのは、酒の値段でした。
定価の2倍以上で売られている。
量販店で仕入れれば、かなり安く仕入れられるのに
どうして定価の2倍以上で売られているのだろうか?
と単純に疑問に思っていました。
で、いざ自分が宿業を始めてみて分かったことは、
そんなに単純な図式ではなかったということでした。

高い地元の酒屋から買わざるえない内情というものがあったのです!
その内情を知った私は、「なるほどなあ」と考え込んでしまいました。

その内情とは、酒屋や肉屋が、
ペンションやレストランに
積極的に投資しているんですよ。


どういう事かと言いますと、酒屋は、
業務用酒類冷蔵ショーケースを無料プレゼントしているんですね。

これをペンション側が買うとなると、最低でも30万くらいする。
とても金がでない。だから酒屋がプレゼントしている。
その代わりに、ペンション側は、酒屋から注文をとる。
こういうシステムになっているんです。

これは、肉屋でも一緒で、業務用フリーザーを
ペンションにプレゼントするんですが、
その代わりにペンション側は、肉屋から注文をとるシステムになっている。
肉屋は、肉だけでなく冷凍食品も扱ってますからね。

「なるほど、うまいことになってるなあ」
と感心しました。
と、同時にペンション側が、どうして量販店から
酒や肉を買えないのかも分かってしまった。

しかし、最初は、そういう契約で、お互いに取引するわけですが、
何年もたつと、この不況で参ってしまって、ついついペンション側は、
契約を履行せずに、量販店に足が向いてしまうわけですが、
そうなると怒るのが、酒屋と肉屋になります。

で、この酒屋と肉屋というのが、だいたい、どこの市町村でも
地元の有力者であるケースが多く、議員だったり区長だったりする。
で、ペンション側は、よそ者が多いので、力がない。
ケンカすると負けるのはペンション側になるわけです。

(まあ、ペンション側が悪いのですけれど)

じゃあ、そういう、しがらみを一切拒否して、独力で
業務用酒類冷蔵ショーケースを30万で買ったとします。
30万円を回収するためには、
100円の利益商品を3000本売らないといけない。
電気代を考えると、4500本売らないといけない。
けれど、4500本を売るには、10年かかります。

しかし、業務用酒類冷蔵ショーケースの償却は、6年なんです。
6年しかもたない。
赤字になっちゃう。
それでペンションや旅館の酒類が高いのです。

しかし、高くない店も存在する。
たとえば、うち(北軽井沢ブルーベリーYGH)のケースです。
ペンションを買った時に、前のオーナーが置いていったために
業務用酒類冷蔵ショーケースにコストがかかってないからです。

しかし、こいつが壊れたらどうなるのか?
今までのようには、いかなくなる可能性がでてきます。

みっともなくても、家庭用冷蔵庫で誤魔化すか、
コストがかかっても業務用酒類冷蔵ショーケースを新規導入するか、
悩みどころでもあります。

続いて、飲み物の持ち込み料金について。
なぜ、宿に飲み物を持ち込むと、お金をとられるシステムが、
日本の宿泊業界に定着したのでしょうか?
これも、複雑な理由があったみたいです。
その理由とは......?

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング



posted by ヘタカル at 03:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

たまには業界裏話1

たまには業界裏話1

皆さんは、宿業の何故なに?ってありませんか?
私は、ありました。で、宿業をはじめて、

「何だ、そうたでったのか!」

と気がついたことが多々あります。
そういう業界裏話を少しづつ暴露してみようと思います。
で、何から暴露しようかなと考えた末に
「酒の値段」
から暴露してみようかなと。
というのも、これを暴露すると、ある程度、業界の裏が見えてくるからです。
それを御客さまが知っておいても損はないかなと。


宿業をはじめる前に不満だったのは、酒の値段でした。
ペンションでも旅館でも酒の値段が高いですよね?
定価の2倍以上で売られている。
量販店で仕入れれば、かなり安く仕入れられるのに
どうして定価の2倍以上で売られているのだろうか?
と単純に疑問に思っていました。
で、いざ自分が宿業を始めてみて分かったことは、
そんなに単純な図式ではなかったということでした。

高い地元の酒屋から買わざるえない内情というものがあったのです!
その内情を知った私は、「なるほどなあ」と考え込んでしまいました。
その内情とは......?


つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング




posted by ヘタカル at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月30日

湯ノ丸山のレンゲツツジ3

湯ノ丸山のレンゲツツジ畑をハイキング3


09-re-15.JPG

昭和31年5月15日には国指定天然記念物の指定がなされました。天然記念物指定地域は海抜1,585mから湯の丸山頂の2,101mに及び、面積は272haもあります。

09-re-16.JPG

レンゲツツジは光の十分にあたる草地で、土壌も貧栄養の酸性土壌を好みます。つまり噴火していた火山の草地を好むわけですが、噴火が止まり、森林化や、土壌の栄養化によって致命的なる影響を受けます。


09-re-17.JPG

09-re-18.JPG

09-re-19.JPG

09-re-20.JPG

ちなみに次のツアーは、烏帽子山。まだ、部屋は空いてます。
雨天変更ありです。

09-re-23.JPG

つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング


posted by ヘタカル at 14:30| Comment(4) | TrackBack(0) | 鹿沢・湯ノ丸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする