2014年10月01日

さすが牧羊犬

 子供が産まれて1年6ヶ月になった。

 1歳6ヶ月にもなると、かなり歩けるようになった。しかし先日、軽井沢の公園でママ友とばったり会ったら、娘さん(1歳6ヶ月)は、靴をはいて公園を颯爽と歩いていた。いつ幼稚園にいってもおかしくないような凛々しい姿をしていた。

 その娘さんは、うちの息子とほぼ同じ頃に産まれている。つまり同じ1歳6ヶ月なのである。うちの息子は、そこまでは歩けない。夏の忙しい時期にベビーサークルに入れっぱなしなので、そこまで体ができてない。おまけにブクブク肥っている。そのうえストローも使えないし、スプーンも使えない。

「これではまずい」

 と思った私は、嫁さんが1日出かけているときを狙って、息子と軽井沢の湯川公園で遊ぶことにした。湯川公園には、広い面積の芝生がある。転んでも怪我しないところなのだ。おまけに犬猫の立ち入り禁止なので衛生面でも安心できる。

 私は息子に生まれて初めて靴を履かせ、湯川公園の芝生に立たせた。最初の10分は、ベンチから離れなかった。ベンチに手をついたまま怖がって離れなかった。無理も無い、生まれて初めて公園の芝生に立っているのだ。完全にフリーズしてしまっている。仕方が無いので、私がベンチからどんどん離れていった。すると息子は私を追いかけてきた。ようやく歩き始めた。

 しかし、歩き始めると倒れそうになる。本人も倒れては拙いと思ってるようで、必死になって前に足を出す。しかし、また倒れそうになる。そのために必死になって足を前に出す。この繰り返しで、息子は走り出してしまった。走り続けないと倒れてしまうのだ。そして、ものすごい勢いで走るのである。

 倒れそうで倒れない。
 猛牛のように一直線に走り出す。
 親の私は、ハラハラしながらみていたが、
 一挙に30メートル走って倒れた。

 わが息子は、倒れたくらいでは泣かない。
 たんこぶができても血まみれになっても泣かない。
 飯が足りないと泣く。
 そういう性格なので、倒れた後は、自分ですくっと立ち上がって、また突進しだした。

「うむ、よくやるわい!」

と感心していると、どこぞの御家族が親子で弁当を広げているところに息子は突進していた。ものすごい速度で突進していた。あきらかに他所様のサンドイッチを狙っている。息子はサンドイッチが大好物なのだ。

「これはまずい!」

と突進する息子を抱きかかえ、方向を変えさせた。しかし、3メートルも歩いたかと思うと、また、どこぞの御家族のサンドイッチを狙って猛ダッシュをかけた。慌てて息子を押さえたが、あと2メートルというぎりぎりセーフだった。天気が良かったせいか、湯川公園の芝生には、あちこちに親子が弁当をたべていた。

 どこに息子を連れて行っても、息子は他所様のサンドイッチをめがけて猛ダッシュしていた。あきらかにレジャーシートの他所様の弁当にタッチダウンしようとしていた。それをすんでの所で私がタックルしてブロックしているのである。まるで親子ラクビーである。

 仕方が無いので、公園の隅っこに息子をつれていった。ここなら親子がレジャーシートを広げてない。大丈夫だろうと思ったが、甘かった。息子は猛ダッシュしていった。はて?と思いつつ、息子の後を追いかけたら息子の進行方向にカップルが居た。カップルが、なにやらモゾモゾやっている。そこに息子はロックオンした。そして猛ダッシュしている。

「やばい!」

 すんでのところで、私は息子にタックルした。
 カップルは驚いて私たちを睨んだ。
 バッタのように私は謝った。
 そして後ろをふりかえったときカップルの小声が聞こえてしまった。

「ジジイが、こんなところに孫連れてくるなよなあ」
「しーっ、聞こえるよ」

 この時、ジジイに見られて心底よかったと思った。不審者に見られなくてよかったと思った。それほど変な光景を皆さんに見せていることは、自分でも理解できていた。公園での私たち親子のラクビーもどきは、はてしなく怪しかったと思う。なんせ息子は、猛ダッシュで他人が座っているレジャーシートに突進し、カップルに突進するのだ。それを1時間くらいくりかえしたのだ。

「そうだ! 飯を食わせればいいのかもしれない」

と思った私は、スーパーに行ってジュースを買って飲ませた。

 ちなみに息子はストローが使えない。
 生まれてこの方、何度やっても飲まなかった。

 しかし、この時は、よほど喉が渇いていたらしく、
 生まれて初めてストローを使ってジュースを飲んだ。
 ゲホゲホ言いながら飲んだ。
 そしてサンドイッチを私の分までペロリと食べてしまった。

 その顔をよくみてみると、傷だらけになっていた。何度も倒れているので、とうぜんといえば当然かもしれない。夜、嫁さんが息子と対面したら驚いていた。息子は、見違えるように逞しくなっていたのだ。もちろん、その日は、死んだように眠っていた。

 この日から息子は、外に出ることを楽しみにするようになった。靴や靴下をはかせようとすると、外に出ることがわかるらしく、とても協力的になる。よい子になって何でも言うことをきく。今では、愛犬コロと一緒に散歩までしている。

 愛犬コロも息子を気遣って、5メートルごとに後ろをチラチラと見ながら、まるで盲導犬のように、ゆっくりと歩いてくれる。車が通ると、私と一緒に息子をブロックしてくれる。しかし、この愛犬コロだって、まだ2歳になってない。まだ大人ではないのだ。それなのに、非常にきくばりしてくれる。さすが牧羊犬である。雌のシエルティーを選んで本当に良かったと思った。

 いまでは、息子と愛犬コロは、大の仲良しである。散歩でないときは、ガラス越しにテラスで息子と愛犬コロは会話をかわしている。私は、息子の世話を愛犬コロにまかせて、その他の業務をコツコツと行っているのである。


つづく。

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2014年10月02日

草津白根山−石津鉱山ルートハイキング

草津白根山−石津鉱山ルートは、嬬恋村でも、最も美しい紅葉で有名なところで、ほんとうに綺麗なところなんですが、このルートには別の楽しみもあります。

 このルートは、別名「風のハイキングルート」とも呼ばれています。谷間にあるルートでも有り、かぜもるのですが、その風で素敵な音楽がきけるのです。その音楽の正体はヤマナラシ(山鳴らし)。葉がわずかな風にも揺れて鳴ることで有名な樹ですが、このルートにはヤマナラシが大量にあるのですね。黄色く紅葉しているところの大半はヤマナラシ。だから風のハイキングルートとよばれていて、秋の紅葉と共に最高の音楽と美しさををぷれぜんとしてくれます。今回のツアー参加者は、かなりラッキーだったのではないでしょうか?

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 ちなみに人は全く居ない。
 草津白根山の噴火の危険があるので、紅葉のピークにもかかわらず、
 誰も居ない。

 しかしね、草津白根山の火山性地震は、9月に入ってバッタリ少なくなっている。
 かなり安全になっているのですよ。
 もったいない。

つづく。

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2014年10月03日

元白根山ハイキングツアー報告

紅葉の草津白根山。例年、この時期の草津白根山は、通勤ラッシュ並みに混んでいるのですが、今年は、人間が皆無。誰も居ない。理由は、噴火の恐れがあるために御客さんが登山を控えているからです。しかし、火山情報を詳しく調べればわかるとおり、火山性地震はかなり少なくなっているので、そう神経質になることもないのだが、御嶽山が噴火したせいか、この日は、とくに人が居なかった。ツアーに参加した人は、かなりラッキーだったかもしれない。

http://www.jma.go.jp/jp/volcano/info_03_20141003160013.html

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つづく。

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2014年10月04日

二つの生物

 今年は紅葉が早い。
 北軽井沢は、もう紅葉がはじまってしまった。

 こうなると私も嫁さんも大忙しで、寝る間を惜しんで秋支度・冬支度をしなければならない。具体的に言うと、断熱材の設置とカメムシ対策である。

 この時期の高原のペンションやホテルに泊まる予定の人が、絶対に選んではいけないのが、白いペンション・白いホテルである。白は、虫をよせつける。もちろんカメムシをよせつける。その性質を利用して植物は白い花を咲かせて虫たちに受粉させている。つまり、白い建物は、「虫さんいらっしゃい」と大声で叫んでいるのと一緒なのだ。

 このくだりは、北軽井沢ブルーベリーYGHのハイキングツアーに参加したことのあるひとなら、耳にタコができる聞いているはずだ。白い色(黄色も)は虫を呼び寄せると。カメムシがやってくると。

 ただし、春も夏もそれほど白い建物にやってこない。やってくるのは秋からで、紅葉が終わると大量に民家に侵入してくる。つまり紅葉の直前までは、樹木の葉っぱなどにとりついているのだが、紅葉が終わって落ち葉が落ちると、すみかを失ったカメムシが、民家にもぐりこんでくるのだ。だから

「紅葉がはじまったみたい」
「やばい、すぐに秋支度・冬支度の準備だ!」

となる。

 実は、2000年に北軽井沢ブルーベリーYGHを買ったとき、壁はもっと白っぽい水色だった。その年の秋はカメムシの大群に襲われた。なので、壁を濃い群青色に塗り直し、窓のサッシに薬剤を塗って始末した。ゴキブリなんかでもそうなのだが、こういう昆虫は腹が一番弱い。カメムシの9割はサッシの隙間から進入してくるので、そこに薬剤を塗れば、9割は駆除できる。

 が、しかし、できるだけ薬剤を使いたくは無い。それが人情であるし、小さな息子が産まれたから余計にそう思う。なので最近は薬剤の代わりに木酢・竹酢を壁に噴霧することにしている。これだとあらゆる昆虫がよりつかなくなる。そして、トドメとして落ち葉焚きをする。うちには、落ち葉を燃やす焼却炉がある。これで宿の壁をいぶすとカメムシは、全くいなくなる。こうして北軽井沢ブルーベリーYGHは、カメムシのいない宿になるのである。

 おっと、長い前置きになってしまった。

 今年は紅葉が早い。
 北軽井沢は、もう紅葉がはじまってしまった。

 こうなると私も嫁さんも大忙しで、寝る間を惜しんで秋支度・冬支度をしなければならない。具体的に言うと、断熱材の設置とカメムシ対策である。この作業は、例年なら10月の連休後に行っているが、今年は、9月末に行う羽目になった。紅葉がはやいために、仕事が前倒しになるのである。

「それにしても何だろう? この目まぐるしい忙しさは?」

 忙しさの原因の一つに1歳6ヶ月の息子の相手と、愛犬コロの散歩もある。この2つの生物を毎日運動させなければならない。

 まず息子を背負って愛犬コロを引き連れ小浅間山に登る。息子に免疫力をつけさせるためである。息子は夏の間に巨大化してしまっているので、ザックやミルクなどの重さも加えると20キログラムもある。これを担いで山に登るのは、さすがにきつくなってきた。嫁さんは留守番である。紅葉シーズンのためか、毎日御客さんが絶えないので宿を空けるわけにはいかない。

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 下山後は、浅間牧場にいく。浅間牧場の芝生で息子を歩かせるためである。息子は大喜びで芝生を駆け回るが、1時間に30回くらい転んでいる。約2分に1回は転んでいる計算になる。当然のことながら血まみれになる。しかし全く動じない。

 それはいいのだが、困ってしまうのは愛犬コロ。息子が倒れるたびに駆け寄ってペロペロなめようとする。まあ母性からきていることだし、悪気はないのだろうが、迷惑なことである。それを止めさせるのに、こっちが慌ててしまう。

 ちなみに浅間牧場には、おおぜいの観光客がおとずれる。中高年のご婦人が、息子をみつけては可愛がってくれる。そして「そして可愛いですね」と言ってくれるのだが、その言葉を聞く度に私は、自分の幼児時代を思い出して複雑になる。そして我が息子の未来が見えてしまうのだ。

 一歳児までは、どんな赤ちゃんでも可愛がられる。けれど保育所や幼稚園に行ったらそういうわけにはいかない。可愛がられる順位というものを体験してしまう。たとえば重くて大きい幼児は、軽い幼児よりダッコしてもらえない。もちろん大人は「重いから」と理解できるが、幼児にはそこがわからない。小さい頃に巨体だった私が、まさにそうであった。息子も巨体なので同じ体験をするに違いない。

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 なので、せめて父親だけは、どんなに重くても軽々と持ち上げられる体力を今のうちからつけておかなければならない。しかし、残念なことに私は歳をとりすぎている。腰を痛める可能性があるのだ。『自分の腰を労らなければ』と思い、マッサージ器を衝動買いしてしまった。これが安い割に、じつによく働いてくれる。



 そこで御客さんにも使えるように出しておいた。まだ若い嫁さんは、おしゃれじゃ無いと渋い顔をしていた。しかしマッサージ器をみつけると嬉しそうに使っていた御客さんが多かったところをみると、やはりみんな腰や肩が疲れているようだ。嫁さんがいうように宿は、みてくれも大切なのだろうが、腰や肩を痛そうにしているのを黙ってみているのもなんだし・・・・。まあ、その、みんな、身体を労ってほしいものだ。


つづく。

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posted by マネージャー at 02:15| Comment(4) | TrackBack(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月05日

麺屋 はな亭

 誰でもそうだと思うが、不味いラーメンを食べたときほど胸くそ悪いことはない。定食なら多少不味くても食べられる。しかし、ラーメンとカレーは、不味かった時のガッカリ感が半端ない。特にラーメンは、最初から最後まで同じ味のスープをすするために、不味いと不味さがずっと口の中に残ってしまう。だから店構えを見ただけで不味そうな予感がすると敬遠してしまう。そして、いつも鹿沢のケンちゃん食堂のラーメンを食べに行ってしまうのだ。

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 麺屋・はな亭は、5年前に浅間牧場に出来たラーメン屋である。こんなに北軽井沢ブルーベリーYGHに近いのに一度も入ったことが無かった。私が店構えを見た目で『不味そう』と判断してしまったからだ。私はラーメンに失敗したくない性格なのだ。

 しかし、毎日のように息子と愛犬コロを浅間牧場に散歩に連れて行っていると、息子が麺屋・はな亭に歩き出した。息子は食道楽である。嗅覚がきくのだ。ちょうどお昼時だったので、取材がてらに入ってみた。たいして期待はしてなかった。観光地のそばの食堂は、たいてい不味かったりするからだ。なので保険の意味でランチセットをたのんだ。

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 しかし、期待は裏切られた。
 美味かったのだ。
 ラーメンも、チャーシュー丼も美味かったのだ。
 特にチャーシューの分厚いこと。
 焼き加減も、味付けも最高だった。
 これで1000円なら安い。
 おもわず店主に声をかけた。

「御主人、うまいよ!」

 御主人が厨房からでてきた。

「いや、こういっちゃ失礼なんだが、今まで店構えから不味そうな店だなと思ってしまっていたけれど、美味いね。すごく美味い。このチャーシューも最高の味付けだ!」

 思えば、ずいぶん失礼なことを言ってしまっていた。しかし許して欲しい。私は美味いラーメンに出会うととても嬉しくなるのだ。しかも浅間牧場という近場にあるからなおさらである。正直言って、楽しみが増えた。ここには何度か通うことになると思う。

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麺屋 はな亭

群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-2873 浅間牧場信号そば

浅間牧場交差点すぐ
営業時間 11:00〜
冬期は休業とのこと

ちなみに食べログでも紹介されていた。
http://tabelog.com/gunma/A1004/A100402/10009563/#title-rstdata
これによると、御主人は元ホテルのシェフらしい。
お住まいは王領地らしいので、北軽井沢ブルーベリーYGHのご近所さんだった。

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つづく。

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クラフトフェアとブックニック

今週は、土曜日に浅間山に登った御客さんが多かった。
日曜になると台風が来るからだ。
御客さんは、紅葉を絶賛していた。
今年は期待してなかったのだが、浅間山の紅葉はいいらしい。

10月4日(土曜)5日(日曜)には、北軽井沢で2大イベントがあった。
1つはクラフトフェア。100人ちかくのアーティストたちが、店をだして自分の作品を販売する。
会場は、浅間ハイランドパークの湖畔付近。

もう一つはブックニック。カフェ麦小屋さんが主催した古本祭りで、遠くは追分コロニーからも出店していた。
場所は、北軽井沢ミュージックホール。

イベントがバッティングするなんて、なんてこったいと思った。こういうバッティングを防ぐために観光協会というものがあるのだが、残念ながら誰もが気軽に観光協会に入れるというほど敷居は低くない。お金もかかるし義務も発生する。だからバッティングがおきる。
そのうえどこの観光協会も、お金と人手が無い。原因は、インターネットの普及にある。インターネットと楽天・じゃらんによって観光協会の役目の9割が終わってしまったのだ。そのためにイベントを調整できないのだ。
しかし、それでも土曜日は、両方共に盛況だった。安心した。自分が関わっているわけではないが、すごくホッとした。

問題は日曜日だった。
台風である。

御客さんがチェックアウトしたあとに出かけたが、クラフトフェアは、店の大半が閉店していた。台風では、仮設テントがもたなかったのかもしれない。作品もぬれてしまうだろう。ブックニックの方は、北軽井沢ミュージックホールでやっていたために雨風がしのげて多少はましであった。御客さんもそれなりにきていた。カフェ六花さんも出張でパンを販売していた。うちの息子が巨大化していたのに驚いていた。それはともかく、こういうイベントには屋根があるというのは、重要だと思った。

つづく。

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posted by マネージャー at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 2013以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月06日

太陽光発電と武田信玄

 今年は、紅葉が早かった。
 そこに台風がきたものだから凄いことになった。

 今日の正午頃に台風一過となの晴天になったために、
 息子を連れて散歩にでかけたのだが、外に出てみて驚いた。
 庭中、栗だらけなのだ。

 昔は、栗を拾って栗御飯を炊いたこともあったが、今は落ちている栗を放置している。山栗は小さすぎてむきづらいからだ。だから栗御飯を作るときは、市販の大きな栗を買ってきてそれを3分だけゆでて、それを剥いている。それを冷凍保存して、御客さんが多い時の朝ご飯に出すのである。今年は、すでに4回くらい作った。まだ、あと3回くらい分の栗の在庫は残っている。なので、庭に落ちた山栗は、放置したままである。そういう状態のままであるから出入りの業者さんたちが「栗を拾わないんですか?」と聞いてくる。

「うん拾わない」
「じゃ、私が拾ってもいいですか?」
「ああ、いくらでも持って行って!」

 出入りの業者さんたちは、毎年、大喜びで持って行く。

「北軽井沢ブルーベリーYGHさんところの山栗は、他の山栗よりも大きくて甘いんですよね」
「へえー、そうなの?」
「拾わないのはもったいないですよ」
「いや、秋は他に仕事があって忙しいんだよね。栗なんか拾ってる暇ないのよ」
「へえー、そういうものですかね」

 正直言って、自分が拾うより、嬉々として業者さんや御客さんが拾って帰って行くのをみている方が楽しい。栗の木の無い家の人にとって、栗は貴重品かもしれないが、私にとって栗の木は、あまり嬉しくない樹である。まず花粉が凄い。落ち葉も多い。イガも多くて歩きにくくなる。クワガタなどの昆虫も多いために、こいつらが夏に網戸を破壊する。本当に根こそぎ切ってやりたいと思っているが、自然保護の観点から残している。

 長い前置きは、ここまでとして、本題に入る。
 最近、御客さんと太陽光発電の話になった。
 
 脱原発派の御客さんがいて、太陽光発電の素晴らしさを信じて疑わない人が居たので、これは少し、太陽光発電について書いておかなければならないなと思った。

 実は、北軽井沢や嬬恋村には、発電所が大量にある。
 もちろん太陽光発電である。
 最初は、廃れたテニスコートが太陽光発電所になった。
 次に御客さんの少ないゴルフ場が、太陽光発電所になった。
 私は
「土地の有効利用がすすんでいるな、よしよし!」
と好意的な目でみていた。

 しかし、それらがあらかた太陽光発電所になると
 次は農地や牧場が太陽光発電所になった。

 ここまではよかった。

 次におきたことは、北軽井沢の山々が、嬬恋村の森が次々と伐採されはじめたことである。それまで美しい紅葉にウットリしていた場所が、全て伐採されて丸坊主になってしまった。もちろん栗の木も次々と切られていった。太陽光発電所のためである。その面積は、かなりのものなのだ。
 
 浅間山に登るとよくわかる。嬬恋の森の中に湖みたいな物が、点々と見えるようになったが、望遠鏡でのぞいてみると、それらは太陽光発電所なのである。あきらかに太陽光発電は浅間山麓の環境を破壊しつつある。

 誤解して欲しくないのだが私は、太陽光発電が悪いというのではない。仕方ないことだと思っている。しかし、太陽光発電を絶賛する気にはなれない。光あるところ影がある。太陽光発電の裏にも闇はあるといいたいのだ。手放しで太陽光発電を絶賛する気にはなれないのだ。ものごとには、必ず裏というものがある。

 「裏」と言えば、最近続く異常気象も気になる。

 なぜ異常気象が続くか?という科学的な問いかけは、私も詳しくは無いので置いといて、このような異常気象は、過去の日本史においても何度か存在している。一番有名なのが戦国時代である。

 今年の2月に甲府で気象台はじまっていらいの大雪が降ったわけだが、それでも1メートル10センチくらいだったと記憶している。しかし、戦国時代では、4月に1メール50センチ降っているのだ。で、翌年に全く降らなかったりしたのだ。つまり、現代の状況と非常に良く似ている。というか、現在よりも酷いのである。

 では、その甲府で、山梨県で何がおきたかというと、2年連続で領民が壊滅状態になるほどの自然災害がおきている。で、その結果、何がおきたかというと、武田家の内紛が起きている。家臣が武田信虎を追放して武田信玄が領主になっている。歴史書には何も書かれてないが、自然災害と武田家のお家騒動には、絶対に因果関係があるはずなのだ。

 何が言いたいかというと、自然災害が、世の中を大きく変えうることもあるという可能性を言っている。太陽光発電所などは、その一つであって、それが今後の日本史にどんな影響を与えるか、ちょっと興味深いところでもある。 

つづく。

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posted by マネージャー at 23:45| Comment(2) | TrackBack(0) | 雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月07日

ノーベル賞に赤崎・天野・中村氏が受賞

ノーベル物理学賞に赤崎・天野・中村氏

http://www.yomiuri.co.jp/science/20141007-OYT1T50097.html

 スウェーデン王立科学アカデミーは7日、2014年のノーベル物理学賞を、青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大学の赤崎勇教授(85)と名古屋大学の天野浩教授(54)、米カリフォルニア大学サンタバーバラ校の中村修二教授(60)の3人に贈ると発表した。

 ここで重要なことは、物理学賞を受賞したと言うことだ。ノーベル賞といえば、物理学賞だからだ。もちろん化学賞・医学賞も凄いと思う。ただ文学賞・平和賞は、価値があるとは思えない。経済学賞にいたってはノーベル賞でさえ無い。スウェーデン国立銀行賞という賞で、スウェーデン国立銀行によって作られたものなのだ。

 そこで、歴代の日本人ノーベル賞(文学賞・平和賞を除く)受賞者を列記してみた。

1949年・湯川秀樹・物理学賞
1965年・朝永振一郎・物理学賞
1973年・江崎玲於奈・物理学賞
1981年・福井謙一・化学賞
1987年・利根川進・医学生理学賞
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2000年・白川英樹・化学賞
2001年・野依良治・化学賞
2002年・小柴昌俊・物理学賞
2002年・田中耕一・化学賞
2008年・南部陽一郎・物理学賞
2008年・小林誠・物理学賞
2008年・益川敏英・物理学賞
2008年・下村脩・化学賞
2010年・鈴木章・化学賞
2010年・根岸英一・化学賞
2012年・山中伸弥・医学・生理学賞
2014年・赤崎勇・物理学賞
2014年・天野浩・物理学賞
2014年・中村修二・物理学賞

 そして、気が付いたことは、2000年以降のノーベル賞ラッシュである。
 あきらからに、それ以前と受賞者の数が違う。

 で、ここで西暦2000年という数字に思い当たることがあるのだ。西暦2000年頃からインターネットが爆発的に増加しているのである。というのも、私はその年に宿屋をはじめていて、インターネットの普及度をコツコツと計測していたからである。2000年において、日本の主なサイトは、100万サイト言われていた。そして、そのうち10万サイトを紹介する出版物もあったのだ。

 その5年前の1995年には、そのホームページさえも、日本にはわずかしかなかった。なにしろホームページ閲覧ソフト(ブラウザ)が生まれたのが1993年なのである。ホームページを見る人なんか、そう多くはなかったのだ。しかし、ブラウザが生まれて、たったの7年で日本に100万サイトも誕生し、その数年後の2000年代は、どの企業もホームページ無しではやっていけないくらいの空気になっていた。

 もちろん、大学の研究者の論文も英訳されて大量に発表されている。日本人の研究も世界中に発信されていて、その受信無しに世界中の研究がすすまなくなっている。私の知っている分野だと火山学なんかもそうかもしれない。2004年に浅間山が噴火したときに、群馬大学の早川教授がすぐに調査して現場の模様をインターネットで情報発信した。すると、海外の研究者たちが、その映像を使って自分なりの考察をインターネットで情報発信した。私は、それらのサイトを早川先生に見せてもらったことがある。こういうことは、2000年以前には、おこりえなかったことである。これが2000年以降のノーベル賞ラッシュと無関係と言えるだろうか? 日本人の研究が、インターネットという情報発信メディアによって、世界中に広まっているのだから。

 またクールジャパンが世界に浸透しだしたのも2006年以降である。つまりYouTubeがスタートしてから以降である。YouTubeによって日本の映画・テレビ・コマーシャル・アニメ・音楽・コスプレ・学校生活が世界に紹介され、世界中に日本マニアが出現した。そして等身大の日本が彼らの目に映るようになった。インターネットとYouTubeがなかったら、未だに不思議な国ニッポンだったと思う。

 これは、宿屋や観光協会などの観光業者にもいえるかもしれない。2000年以前と、2000年以降では、あきらかに観光の形態が違ってきている。2000年以前は、猫も杓子も夏の軽井沢に御客さんが集まった。冬のスキー場にも集まったてと聞いている。しかし、私が宿屋をはじめた2000年以降は、そういうことは無くなった。インターネットによって、猫も杓子も一カ所に集まることは無くなり、各人の趣味にあわせて分散しはじめたからである。情報は『るるぶ』だけではなくなってきたのだ。御客さんが、無料で情報選択できる時代になってきたのだ。

 逆に言うと、情報発信しないと観光地は存在しないも同然という結果になる。

 しかし、これは御客さん側にも言えることなのだ。目的をはっきり宿側に伝えないと、見当違いのサービスを受ける可能性もある。プライバシーをたもちたい御客さんに、宿主がベラベラ観光情報をしゃべってみたり、宿主と会話したいと思って泊まりにきたのに、宿主が奥から出てこないということもにもなりうる。

 これが昔なら、みんな『るるぶ』に書いてある旅しかしないから、猫も杓子も一緒の均一サービスでよかった。だから昔の宿主は楽だったと思う。しかし、今の御客さんは『るるぶ』なんか持っている人を見たことが無い。誰も彼も持っているのは『るるぶ』ではなくスマホなのである。そして、御客さんの目的が多様化してきているのである。

 つづく。

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2014年10月08日

御連絡

10月11日(土) 10月12日(日)男性1名キャンセルでました
御予定がまだの方は御検討ください

つづく。

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posted by マネージャー at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 2013以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

信州ぐるめ農場 軽井沢アウトレット・フードコート

「信州ぐるめ農場」軽井沢プリンスショッピングプラザ・フードコート

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TBSテレビ系で紹介されたとのことなので行ってみた。本当は、ちゃたまやの卵を使った親子丼が有名らしいのだが、ここは敢えてカレーを選んでみた。野菜の美味しさが凝縮した「農場野菜カレー」(920円)というやつだ。味はマイルド。お子様向きなカレーである。辛党の大人にはむかないが、野菜がてんこもりなので、女性には嬉しいかもしれない。

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場所は、軽井沢アウトレットのフードコート内にある。
フードコートには、子連れのお母さんに便利な施設がある。
隣が案内所で、ベビーカーも借りられる。

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軽井沢・プリンスショッピングプラザ
[営業時間]10:00〜20:00
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1178-160

http://www.karuizawa-psp.jp/page/shopguide/detail/?id=268

つづく。

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2014年10月09日

ステーキ炭 (ステーキタン) 軽井沢アウトレット・フードコート

ステーキ炭 (ステーキタン)

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 今年、軽井沢アウトレットが大きく変わった。味のグルメ館が総入れ替えになり、高級店が多くなった。そのかわりにフードコートができて大衆的な店は、こちらに移動となった。
 
 今回は、フードコートの人気店、ステーキ炭 (ステーキタン)で食べてみた。この店の名物は、やわらかい880円のネギ塩牛タン丼らしいのだが、私は牛タンが好みでは無いので980円のステーキ丼を注文した。

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 写真をみてもわかるように、レアで焼くために肉はやわらかい。量も多い。やはり牛刺しなみにレアで焼くせいだろうか? 焼きすぎて肉が小さくなるということもない。だから味・量ともに申し分は無い。ただし、生っぽい肉が苦手な人にはきついだろう。もちろん1歳6ヶ月の息子には食べさせられない。
 
 注目すべきはタレかもしれない。なかなか良い味をだしていた。
 
 難点をいえば御飯が少なかったことだろうか? 女性ならちょうど良い量なのだろうが、大食いには少し足りない。他のクチコミサイトをみると、いくつか批判もあるようだが、980円で、この肉の質と量なら充分合格点ではないだろうか? 軽井沢の立地を考えてみた場合、かなりリーズナブルだと思う。それだけに白米の量が少なかったのは残念である。今度、行くときは、御飯大盛りにしようと思う。

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軽井沢町軽井沢 軽井沢・プリンスショッピングプラザ フードコート
TEL 0267-42-5211

営業時間 10:00〜21:00



つづく。

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2014年10月10日

業務連絡です

10月11日(土)2名キャンセルでました
10月12日(日)2名キャンセルでました
(ただしドミトリー)
男女どちらでもお泊まりになれます。
御予定がまだの方は御検討ください


つづく。

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横浜中華街 王鼎記 軽井沢アウトレット・フードコート

横浜中華街 王鼎記 - 軽井沢・プリンスショッピングプラザ

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 チャーハン専門店である。面白い店だ。黒炒飯800円を頼んでみた。醤油を焦がし、ニンニクを使っている。味は、良くも悪くも横浜中華街風味。神戸の中華街とは違ってあっさり味。オープンキッチンなので、料理している姿も見れてなかなか面白かった。ただし、味には好き嫌いがでてくるかもしれない。男衆なら支持派が多いと思う。うちの嫁さんは、うーんと唸っていた。盛りつけが気に入らなかったらしい。しかし、中華料理というものは、豪快に盛りつける料理なのだ。チマチマ形を作っていたら中華の良さが失われるのである。また、味も平凡では無い。好き嫌いがはっきりでる個性がある。それだけに興味は尽きない。また別のメニューをチャレンジしてみたい。

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つづく。

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2014年10月11日

ノーベル平和賞に「もったいない」を思い出した

 連日、ノーベル賞の話題が続いているが、私個人の感想を書きたい。実は、私どもの事業はノーベル平和賞に少なからず影響を受けている。

 私が、宿をはじめたのが2000年だった。そして日本ユースホステル協会と契約したのが2001年である。その後、まもなく日本ユースホステル協会から、そして宿屋の団体などから、環境に配慮した宿業を行うように言われるようになった。新聞雑誌にも、環境・環境という文言が見られるようになった。それも突然である。

「はて? どういうことだ?」

と不思議に思っていたが、ある日、突然、テレビ画面で黒人女性が「もったいない!」と叫んでいるシーンをみた。もったいない!と叫んで、みんなに復唱させている。で、みんなも、もったいない!と叫んでいる。叫んでいるのは、世界各国から来た偉そうな人たちなのだ。

「この人、誰なの?」
「知らないの? ワンガリ・マータイさんだよ。ノーベル賞をとった人だよ」
「博士かなんかなの?」
「いやいや、有名な環境関係の人だよ。すごい人らしいよ」
「ふーん、で、どうして、その有名なアフリカ人女性が、もったいない!と叫んでいるの? それでもって、他の偉そうな人たちに復唱させているの?」
「オレも、よくは知らないんだけどさ、3Rって知ってる?」
「Reduce・ゴミを減らす。Reuse・ものを繰り返し使う。Recycle・リサイクル(再資源化)する。だっけ?」
「そうそれ、その3Rにそって、これから宿屋も事業を展開しなさいという話しが最近多いじゃない」
「うん」
「ノーベル賞をとった、この黒人のワンガリ・マータイさんも、それの普及に日本にやってきたわけよ。ちょうど京都議定書が成立するときにさ。それで、3Rについて日本人に説明している時に、日本人の誰かが『日本にも、もったいない』という言葉がありますよ。って言ったわけなのよ。それを聞いたワンガリ・マータイさんは、感動したわけ」
「何に?」
「もったいない!の言葉の方が、3Rよりも奥が深いと」
「あーーーー」
「もったいない!には、3Rの全てが入っていると」
「なあーるほど! よーく分かった。それでもったいない!と叫んでいる訳か。ふーん、なるほどねえ。ふーん」

 2004年にノーベル平和賞をとったワンガリ・マータイさんが、「もったいない」に感動した理由はよくわかった。たしかに日本人の「もったいない」精神は異常なのである。異常すぎて奇妙に見えるかもしれない。もちろん欧米諸国にも「もったいない」精神はある。しかし、日本のものと質が違う。ベクトルが違う。違う理由は、宗教観からだと思う。

 日本人の「もったいない」は、あらゆるモノに神性を感じるために生じるための「もったいない」なのだ。しかし欧米人の「もったいない」は、唯一神にささげるための「もったいない」なのである。だから「もったいない」のベクトルが違う。勤勉にしても、省資源にしても、リサイクルにしても、欧米人のそれは、日本人に劣らないと思う。しかし、その動機付けが全く違うのだ。だから日本人の「もったいない」は、べつの視点からみたらキチガイじみて見えるだろう。

 そもそも「もったいない」とは、モノに限らないはずなのだ。時間がもったいないこともあろう。効率がもったいないことだってあるはずだ。しかし、日本人はモノを優先する。モノには神が宿っているからである。だから針供養もすれば、何でもかんでも供養する。しかし、欧米人にはその精神はない。神のために省資源とリサイクルを頑張っているが、モノを供養する発想は無い。だから、日本人のもったいないは、少々やりすぎることが多い。

 これに気が付いたのは、和裁を習ったときであった。和裁を習って自分で自分の浴衣を作ってみた。で、驚いたことに布のゴミが残らなかったのである。反物を全部使い切る。もちろん身長が伸びれば、伸ばせるようになっているし、一切の無駄が無いようになっている。モノを徹底して大切に扱っている。これは着物にしても同じであった。徹底的に無駄なく作られており、ゴミが出ないようになっているのだ。

 と書くと、昔の日本人は素晴らしいと絶賛したくなるが、そうは問屋がおろさない。日本人は、モノを徹底的に大切にするあまり、別の「もったいない」を捨てているのである。それは効率・時間・コスト・便利のもったいないである。

 具体的にいうと和服の洗濯。これが気が遠くなる方法で洗っていた。一々、糸をほどいて部品に分解し、その部品を一ずつ洗って板に貼り付けて乾かし、それをまた縫い直したりした。ここまで徹底していれば、モノは長持ちする。何世代にわたって着物が伝わっていく。しかし、そのおかげで「おしん」のように膨大な手間暇をかけなければならない。

 江戸時代の庶民は、世界で最も豊かであった。世界的に見て裕福であった。同時期の欧米諸国の庶民と比較しても豊だった。みんな銭湯にいって清潔にし、初鰹を競って食べるなどの贅沢もした。本も読んだしオモチャも買った。子供が生まれたらシャボン玉で遊んであげたりした。

 あの大英帝国でさえ識字率30パーセントの時に、日本人の識字率は70パーセントを超えていた。庶民でありながら学校にかよい、豊かな消費生活をおくっていた。そのために乞食たちでさえ、家を建てられるほどであった(そういう記録がある)。社会が豊で無いと豊かな施しは受けられないから、やはり豊かであったのだ。

 しかし、そんな豊かな庶民であっても奴隷のごとく働いた。それは豊かさを維持するためでは無い。モノを大切にするためである。どんなモノであれ、モノを大切にするということは、それなりの労力が必要になるのである。しかし、その労力を金持ちになってまで支払いつづける民族は、それほど多くはない。

 しかし、そうでない民族があるとすれば、その行為に宗教的な動機付けがある場合のみである。日本人にとって、その動機付けは、モノに人格や神格がるというところだろう。でなければ「針供養」という行為は生まれない。普通は豊かになれば、労力は放棄されるからである。現に、ある程度の金持ちは、人をやとってまでモノを大切にした。コストに見合わないことをしたのだ。

 そこで思い出すのが、縄文時代の貝塚である。従来は、貝塚は、古代人のゴミ捨て場と言われていた。しかし最近は、違う説がでてきている。ゴミ捨て場ではなくて、供養する場所だったのではないかというのである。もちろんまだ定説にまだなってないが、そう思わせる出土品が貝塚の中から出てきているらしい。たとえば、貝塚によっては、貝殻がきれいに整列されているところもある。貝輪、貝皿、貝鐘、貝札なども出土し、貝塚がゴミ捨て場であるという単純なものではないといわれている。

 嫁さんの実家の群馬県館林の話になるが、明治時代の館林付近では、正月が2回あったらしい。1月の正月には、神様を祭った。井戸や納屋や仏壇やあらゆるものにお供えをして祈った。これが大きい正月。それが終わると小さい正月があったらしい。2月の小さい正月では自分たちが休む番だった。大きい正月は八百万の神様に祈る行事であって自分たちが休む正月ではなかったのだ。そしてあらゆるモノに感謝するためにセッセと餅をついてお供えしたのだ。こういう精神世界に生きる日本人の「もったいない」が、はたしてワンガリ・マータイさんに正確に伝わったか疑わしい。日本人の「もったいない」は、3Rで説明できるものではないのである。

 これについて詳しく書き始めたら1冊の本になってしまうので、これで筆を置く。気が向いたら続きを書こうと思う。


つづく。

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posted by マネージャー at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | テーマ別雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月12日

らーめん錦 (ラーメンニシキ) 軽井沢アウトレット・フードコート

フードコートのらーめん錦 (ラーメンニシキ)を食べてみた。

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長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢 軽井沢プリンスショッピングプラザ フードコート

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 濃熟鶏白湯のスープは個性的だが薄めで美味しい。絶品と言っても良い。問題は麺で縮れてない。博多ラーメンのようにストレートなのだ。ここは好みが分かれると思う。私は縮れている麺が好みなので、こういう麺は苦手なのであるが、スープが変わってて美味しい。どうも鶏にこだわっているスープらしいが、鶏ガラではない。豚骨ではないらしいのだが、豚骨ぽい味がする鶏を使ったスープ。ネットで調べてみたら秋田では有名な店であり、地元の比内地鶏を使ったスープらしい。おまけに東京ラーメンショー2013・第一幕で売上杯数一位をとっているという。なんとも凄い店なのである。知らなかった・・・・orz。知っていたらもっと味わって食べたのに。

 ラーメン通は、一度食べてみた方が良い。ただし、オーソドックスな味しか受け付けない人にはむかないかもしれない。麺もうどんぽい。そこは覚悟して望むと良い。味も優しくてマイルドで、子供が食べても問題ない。店のそばには、子供が遊べる場所もあるので、幼児連れの人にもよい位置にある。セットのキジ焼き丼も美味しい。いろいろなセットがあるようだ。

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つづく。

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2014年10月13日

毎日が睡眠不足

 ことしは、大雪や大型台風でさんざんですね。
 ただ、連休中はなんとか降らなかったので良かったです。

 ここのところ晴れが多かったので、愛犬コロの散歩をかねて息子と毎日、浅間牧場にいっていました。生後18ヶ月の息子も、少しづつ歩けるようになったのではありますか、去年の今頃は、どうだったのか?と思って昔の動画で確認してみたら、その頃は立ち上がることさえできなかったんですね。ある意味、子育ては楽だったような気がします。今は、歩く練習をしなければいけないので、毎日、牧場を散歩しなければならない。なので、今の方が手がかかるんです。

生後6ヶ月


 しかし、どうしてだろうか? 手がかかるのに、今の方が楽しい。なぜか考えてみたのですが、息子の知能が発達してきたので、野生動物の子育てとの比較が出来て、私の知的好奇心が満足されるという側面があるのに気が付きました。私がトシとりすぎているために、ある意味、冷めた目で息子を観察できるんでしょうね。

 で、今、昔、録画した大量の野生動物のドキュメンタリービデオを見入っています。全部で1200本くらいありますが、全てハードディスクに保存してあるので、検索が簡単。動物の子育てシーンと息子の動画を比較するのに夢中にんなってしまう。気が付くと、夜明けになってしまうんだな、これが。そのせいで、毎日が睡眠不足です。

1歳6ヶ月


 しかし、おかげで発見することも多かったです。
 その発見については、いずれおりをみて此処に書き込みたいとは思います。
 息子が出来ると、いままで不思議に思っていたことが、
 非常によくわかってくるから面白いですね。







つづく。

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2014年10月14日

高峰−篭ノ登山・水ノ塔山ハイキング

台風が近づき下界は真っ白。

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霧で今にも雨が降りそうな感じだったので、
台風が来ているのにハイキングが出来るのか?
という御客様が多かったのですが、
過去の経験と、綿密なデーターにもとずいて出来ると判断しました。
天気図を分析した結果、高峰・篭ノ登山・水ノ塔山なら雲海の上で、
素晴らしい紅葉が見られることがわかったからです。

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ちなに御客様の情報から、
今年の浅間山付近のカラマツは、
紅葉が素晴らしいことは聞いていました。
で、実際にツアーに行ってみたらビンゴ。
このとおりの大正解。
参加した御客様は、非常にラッキーでしたね。

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素晴らしい紅葉ですが、下界は雲海の海。
けれど雲海の上は、極楽。
富士山も見えます。

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嬬恋村平野は、このとおり雲海無し。
北軽井沢は、年間通して晴天率が高いので、
台風でも晴れてることが多いんですよね。

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つづく。

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2014年10月15日

スイーツ・ランベルッセ北軽井沢本店

 スイーツ・ランベルッセは、もともと南軽井沢にあったプリン専門店。その頃の味は知っていたので大して期待してなかった。昔のスイーツ・ランベルッセは、いわゆるとろけるタイプではなく、堅めにしっかり焼いた昔ながらのプリンだった。よーするに今の流行では無いのだ。
 なので、あの味だろうと思い、北軽井沢に本店が引っ越してきても、店には行かなかった。しかし、最近、御客さんが「美味しい」と勧める人も多く、店の評判も良いので、今回、重い腰をあげて偵察に行ってみた。

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 建物は元ペンション。
 内装は、良い感じです。
(実は、前のオーナーを知っています)
 
 実におしゃれですね。
 
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 各種プリンがずらり。

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 それらの中からフルーツプリンと、3種類のプリンセットをたのみました。

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 フルーツプリン。

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 食べてみてびっくり!
 昔の味では無い。
 ふわとろ系になっている。
 というか、昔ながらの固い系統プリンではない。
 
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 3種類のプリン。
 カスタード。
 ロイヤルミルクティー。
 黒ごま。
 これで750円。
 他にも、いろいろありそうですが、次の楽しみにとっておきます。

 美味しいだけでなく美しくてみばえもするので、
 これらのプリンは、お土産にもいいかもしれない。

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住所 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢1990-2387
0279-82-1534
営業時間 10:00〜18:00
定休日 水曜日

つづく。

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2014年10月16日

きみたかあーなかれ

 昔、一億総白痴化という言葉がはやった。
 大宅壮一が
「テレビばかり見ていると、人間が白痴になってしまう」
といったのだ。

 その意見に、私は半分だけ賛成する。
 だから私は、ほとんどテレビを見ない。

 ただし、私がテレビを見ないのは、大宅壮一が正しいと思って見ないのでは無い。逆である。大宅壮一と真逆の意味でテレビを見ないのだ。大宅壮一が、一億総白痴化を言い出した原因は、テレビを低俗なものと決めつけたからである。よーするに馬鹿馬鹿しい内容のバラエティ批判から始まっているのだ。あまりにも低俗であると。

 しかし、私は、低俗なバラエティを支持する。低俗と批判されるバラエティが、ストレス解消になり、人間の健康によいとされるからだ。同じ理由でドラマも支持する。感動的なドラマによって流される涙には、長寿の効果があることは医学的に証明されている。だからテレビは素晴らしいとも言える。

 では、なぜ大宅壮一の一億総白痴化に半分だけ賛成しているかというと、テレビは、ニュース番組・ワイドショーの偏向報道によって世論を操作する危険性があるからだ。松本サリン事件をみれば、よくわかると思う。テレビの先走った報道によって、一億総白痴化がおきて、無実の人をバッシングしてしまっている。こういうことは、昔からよくあった。だから私は、テレビを見ないし新聞もよまない。

 しかし、バラエティは大好きだし、ドラマもアニメもよく見る。といってもリアルタイムで見ることは無い。全て録画して後日見る。そのためにBlu-rayデッキを5台用意している。なんでも録画する。スカイパーフェクトテレビに加入しているので1日に60時間録画することもある。ドラマの場合には面白いモノは、最終回までみるし、つまらないものは、2回くらいで切っちゃう。もちろんコマーシャルは全部飛ばす。これは貴重な作品だと思ったらハードデスクに永久保存する。なのでドキュメンタリーだけで五千タイトルくらいもっている。ドラマも合わせれば、もっとすごいことになる。

 前置きは、ここまでとして本題にはいる。

 1歳6ヶ月になる息子が、最近、おかしな言葉を口走るようになってきた。意味が分からない言葉である。こういう事はかってなかった。どんな赤ちゃん語でも、ある程度は理解できたのだ。しかし、最近の息子の言葉ときたら全く理解できない。

 といってもデタラメを話しているわけではなさそうだ。意味のある言葉をしゃべっているらしい。何故ならば、同じ単語を繰り返しているからである。ただし、その単語は、すごく長い単語なのである。ある日、こんな事を言っていたことがあった。

「きみたかあーなかれ」
「きみたかあーなかれ」
「きみたかあーなかれ」

 全く意味が分からない。いつも、この調子なのであるが、その日だけは、思い当たることがあった。この「きみたかあーなかれ」を話す直前まで、テレビを見ていたのだった。「もしや」と思って、息子が見ていたテレビ番組を巻き戻して、最初からみてみた。

 前置きでも書いたが、私は全てのチャンネルの主な番組を録画している。息子の見る番組も全て録画してあるのだ。だから息子が、どんな番組のどの部分に影響されたか、番組を再生して調べることができる。で、調べてみて驚いた。息子が好んでみていた番組は、NHK教育テレビの『にほんごであそぼ』という番組で、日本語の名文句を述べながら次々と画像が変わっていく番組だった。そして、その日のテーマは、与謝野晶子の

「君死にたまふことなかれ」

だった。与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」を延々と述べる番組で、意味を解説するわけでもないし、文学論を述べるわけでも無い。ただひたすらに「君死にたまふことなかれ」という日本語で、遊んでいるだけである。つまり、番組タイトルの『にほんごであそぼ』そのものであった。



それをジッと見ていた息子が、「君死にたまふことなかれ」をきちんと発音できなくて「きみたかあーなかれ」と話していたらしいことに気が付いた。

 ちなみにNHK教育テレビでは、午前中に3時間程度の幼児番組を放送している。息子は、それら全てを見るのが日課になっているのだが、どんな番組に、どんな影響を受けるか興味が湧いたので、1日中、観察してみた。幼児番組は、朝6時45分の「にほんごであそぼ」から始まって、9時半まで3時間近く14番組もある。並べてみると

にほんごであそぼ
キッチン戦隊クックルン
シャキーン!
アニメ はなかっぱ
デザインあ
ピタゴラスイッチミニ
フックブックロー
みいつけた!
おかあさんといっしょ
パッコロリン
いないいないばあっ!
えいごであそぼ
てれび絵本
銀河銭湯パンタくん
考えるカラス

となるが、NHK教育テレビは、幼児番組の宝庫であることに気づいた。で、全ての番組が素晴らしい作品の質をたもっている。特に、

にほんごであそぼ
デザインあ
ピタゴラスイッチミニ
フックブックロー
みいつけた!
てれび絵本
考えるカラス


は、大人が見ても充分に面白いし、内容もかなり高度である。そして1歳6ヶ月の息子を番組の虜にしてしまう何かがある。息子は、体操もするし歌も一緒に歌うくらいだから、NHK教育テレビが子供に与える影響ははかりしれない。現に、うちの息子は、一日中、「君死にたまふことなかれ」を叫んでいたのである。

 それにしても「君死にたまふことなかれ」は、どうにかならないか? どうせ日本語で遊ぶなら、百人一首か、論語にしてはどうだろうか? 四文字熟語で遊べないものか? 格言で遊べないものか? 挨拶で遊べないものか? 敬語で遊べないものか? NHK教育テレビも、せっかく良い番組を作っているのだから、宮沢賢治や与謝野晶子だけでなく、もっと漢文・古文・熟語で遊べないものだろうか? 少し惜しい気がする。


つづく。

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2014年10月17日

遅れた紅葉

 ここのところ連日、浅間山や高峰山に登った御客様が泊まりに来られる。
 その情報によると今年の浅間山の紅葉は良いらしい。
 で、このブログをよく読まれる方に謝らなければならない。

 以前、私は、今年は紅葉が早いのではないかと予測したが、完全に間違っていた。今年の紅葉は遅い。いつもの年なら北軽井沢ブルーベリーYGHの付近の紅葉は、十月十日前後で終わるのだが、今年は、十七日になっても終わらない。決して豊作というわけではないのだが、紅葉がゆっくりしている。中軽井沢の146号線ぞいの美しい紅葉は、最近やっと始まったばかりである。

 どうしてこうなったのか?
 
 考えられる原因として2度の台風が温かい気候をもたらしたためかもしれない。そのせいか十月も下旬になるのに、例年に比べてそれほど寒くは無い。もちろん朝に霜が降りるということもない。こういうことは、オープン以来はじめてではないだろうか?
 
 思えば、今年はオープン以来はじめての気象がたくさんあった。冬の大雪・夏の長雨・秋の遅れた紅葉。こういう気候は、戦国時代の気象状況ににている。戦国時代も気象が安定してなかったのだ。
 そのうえ豊作な地方もあれば、不作な地方もあった。このままでは餓死すると決まったような不作が確定した場合、命がけ隣国の農作物を奪いに言ったであろうことは、容易に想像できる。
 逆に言えば、食料という餌で隣国を配下に置くことも可能であったにちがいない。
 そう考えると、戦国時代というのは、いずれ統一されて終わる時代だったのかもしれない。物流さえきちんとなれば、食料不足で略奪ということは少なくなるだろうから。
 現に秀吉が全国統一すると、大阪は物流の拠点になった。
 
 ところで、この物流の拠点は、アジアでは日本の大阪にしか無かった。中国にも朝鮮にも物流の拠点としての大阪のような商業都市はなかった。朝鮮にいたっては、樽を造る技術がなかったので、コンテナ輸送さえできなかった。それ以前に車がなかった。同じサイズの車輪を造れなかったので1輪車しかなかったので、物流というものが発達しなかった。中国は、そこまで酷くないが、やはり物流都市ができなかった。国土が大きすぎたせいかもしれない。
 ここに西欧列強が付け入る隙があった。
 彼らが香港・マカオ・シンガポールといった物流都市を造って大もうけできるようになったのである。
 
 逆に言うと日本が植民地にならなかった理由も、そのせいかもしれない。すでに大阪があったので、もし仮に日本に香港・マカオ・シンガポールを造っても、彼らには、たいした旨味はなかったことが容易に想像できる。 

つづく。

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