2016年06月01日

軽井沢とクマについて

 熊が出るとか出ないとか、いろいろ大騒ぎしていますが、私はあまり心配することはないと思っています。むしろ大げさに騒ぎたてて人々の外出が少なくなると、クマたちはどんどん人間の領域に入り込んできます。そちらの方が心配です。

 とは言うものの不安でしょうから、クマに出会った時の対処方法を述べておきたいと思います。熊に出会ったらどうするか? 実は、これといった決め手はないんですよね。なぜならば、クマの知能指数が高いからです。つまり学習能力が高いために、個体によって、クマの性格が全く違ってくるのです。

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 私は20年位前に知床半島の山の中で37回ヒグマに出会っていますが、クマの習性は地域によってまったく違っていました。斜里町側と羅臼町側では、まるで違っていましたし、同じ羅臼町でも一山超えると全くキャラクターが違っているんです。

 たとえば、民家のある相泊では、犬を鎖で繋いでいるために、クマが犬を食べちゃう事例がありました。しかし、そこから5時間ぐらい歩いていったところの漁師小屋では、犬を放し飼いで買っていたために、クマは犬を恐れて漁師小屋に近寄りません。その漁師小屋は、無人の時にクマが侵入して、ジュースだのお酒だのを食べていてニュースにもなっているにもかかわらず犬を恐れて近寄ってこないんです。しかも、その犬というのは、チワワに毛の生えたような豆柴犬の雑種なんですよ。

 おもしろかったのは、ルシャというところの漁師たちとクマたちの関係です。そこにはヒグマが大量にいるわけですが、お互い共生して生きていました。目と鼻の先で、クマと漁師が生活しているわけですが、クマたちが、林道に入り込むと、漁師たちは車で追いたてます。クマはすぐ逃げちゃいます。といっても、林道から5メートルぐらい藪の中に入ったら、漁師たちは放置したままです。だからクマたちは、林道に入らないように、 1日中、蕗を食べています。こうして目と鼻の先で、共に生きているわけです。

 こういうことが可能なのは、クマの知能が高いからなんですよね。

 しかし知能が高いから個体によって性格の差がありすぎる。つまり、クマに対する対処方法というのは、これといった決め手がないわけです。傘を開くと逃げるクマもいれば、逆に向かってくるクマもいます。火を恐れるクマもいれば、恐れないクマもいる。逆に言うと、その知能指数の高さを、学習能力の高さを利用して、クマに対処することもできるはずです。

 一般的に言って知能の高い動物は臆病です。
 用心深い。
 もちろんクマもです。

 だからこちらからサインを出して、相手に用心させれば、相手の方で勝手に消えてくれることが多いはずです。もし、出会ったら、動かずに、じーっとにらみつけること。場合によっては戦う事。絶対に死んだふりをしてはいきません。日本においては死んだふりをして助かった事例はないです。

 これは、たくぎん総研というシンクタンクが、過去の事例を調査して、死んだふりをしてはいけないという結論を出しているんです。たくぎん総研の報告では、鉈で戦ったケースが生還率が高いと書いてました。臆病な動物ですからクマも驚いたのでしょう。

 話わかりますが3歳以上の日本犬が、あれほど排他的で攻撃的なのは、私たちの祖先がクマに対して対処するために改良した結果だと私は推測しています。クマ臆病ですから、日本犬が放し飼いにされているところに近づかなかったと思います。だから訓練した日本犬を放し飼いにしていれば、クマたちは嫌がって近づかないはずです。とは言うものの、今の日本の社会ではそういうことが不可能なので、別な方法をとるべきです。

 その方法というのは、クマたちに何らかのサインを送ることです。例えば、来て欲しくない場所に、電気柵を作るとか、定期的に爆竹を鳴らすとか、徹底した下草刈りをすれば、クマたちは移動せざるを得ません。もともとクマというのは、あまり移動しない動物です。1年を通して、ずっと同じところに生活している。移動距離も、 100メートルとか、せいぜい500メートルぐらいです(秋を除く)。

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 あと山菜とりに一人で入る人がクマに襲われる例をよく聞きますが、ほとんどの場合営林署の林道ではないでしょうか? 営林署の林道は、滅多に車が通りません。もちろん一般車も通れませんので、クマにとっては自分の庭みたいなものです。林道の脇には山菜が沢山ありますので、それを親子のクマたちが食べます。子熊と母熊が、林道をはさんで両側にいる場合、そこに人間がきたら非常に危険です。あと、子熊は2頭いるのが普通です。合計3頭が広範囲に散らばって山菜を食べている。そこに人間が入ることは、非常に危険です。

 あと、ヒグマの親子は、 2年くらい一緒に行動します。ツキノワグマも恐らく同じだと思いますが、クマたちは子離れが遅いんです。逆に言うと、子熊でも2年目の子熊がいる可能性があります。皆さんが巨大なクマだと思っていても、それは好奇心の高い子熊の可能性もあるわけです。熊の目撃例の多い年は、そういう若い子熊が大量に出ている可能性もあります。

 そもそもクマは、あまり移動しないんですよね。
 秋は別にして、春も夏もそんなに移動はしません。
 つまり1カ所にとどまって動かないんです。
 食べてばかりいます。

 で、そこに突然人間が現れるとびっくりして襲ってくる可能性が出てきます。しかし大抵の場合は、向こうから気がついて、そそくさと逃げていきます。仮に、大きく立ち上がったとしても、どーんと地面を叩いて逃げていくだけです。

 逆に姿勢を低くして、こちらをじっと見つめている時は危険な時です。前触れもなくおそってくる可能性がある。そういう場合は、こちらも動かずに、じーっとにらみつけるのが有効です。ただ、こういうことは滅多にありません。相手をかなり刺激しないかぎり大丈夫です。普通にしていたら、相手から去って行きます。

 あと油断ならないのは、熊も病気をするということ。知床の事例で記憶しているのですが、人間に突進してくるクマがいて、それを打ち殺して解剖してみた事件がありました。そしたら、そのクマは末期ガンだったんです。つまり、余命短いクマで激痛に苦しんでいた。激痛ために冷静な判断ができなくなり、用心深さも吹っ飛んでしまって、人々に突進してきた可能性があるんです。そういう事例もあるんですね。まあそういうことも、頭の隅に置いて、もともと用心深い動物であるということを念頭に、一緒に生活していけばよいのではないでしょうか?

 ある意味、それだけ自然が豊かであるという事なので、これも立派な観光資源です。


つづく。

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posted by マネージャー at 12:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然−動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月03日

行方不明になっていた7歳の大和くんが、発見されて、本当に良かった

 北海道の大沼公園で行方不明になっていた7歳の大和くんが、発見されて、本当に良かったですね。陸上自衛隊駒ケ岳演習場内で、 1週間ぶりに見つかったらしいですね。演習中の陸上自衛隊員が見つけたと言うから驚きです。行方不明になった七飯町の山林から北東に約6キロの地点。土曜の夜に歩いて小屋にたどり着いたとのこと。発見時、食べ物はもっておらず、服装は行方不明時と同じだったようです。

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 うちでも夫婦共々とても心配していました。それにしても、大和くんの健康力とサバイバル能力は凄いと思います。感心しました。こんなことを言うと、不謹慎かもしれませんが、この大和くんの並外れた体力は、ご両親の愛情ある教育の賜物だと思っています。今回は、それがちょっと行き過ぎたのと、不運の連鎖が続いたためだと思いたいです。お父さんも心底反省していると思います。

 それにしても本当に良かった。
 良かった!!

 関係ないですが、息子が生まれたときに、付けたい名前の1つが「大和」だったんですよね。「大和」にするか「タケル」にするか、散々悩んだ上に「タケル」にしたんです。もし次男が生まれたら「ヤマト」にしようと思っていました。で、 「タケル」の漢字を日本書紀の「武尊」にするか、古事記の「健」にするか、散々悩んだ挙句に、字画の関係で古事記の「健(タケル)」にしたんです。健康に育ってほしいという意味も込めていますが、ヤマトタケルのミコトにも因んでいます。

 そして息子は、幼稚園が大好きなんですが、それにも理由があります。近所に、一緒の幼稚園バスに乗ってに通う年長さんがいるんですけれど、そのお兄ちゃんが、とても親切で優しいお子さんなんです。いつもうちの息子の手を握って、幼稚園バスから教室まで連れていってくれるのです。いろいろ面倒みてくれるので、うちの息子は幼稚園が大好きになったんですよね。そして、その優しい近所のお兄ちゃんの名前は
「隼人君」
といいます。

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 ここで歴史好きの人ならピンと来ると思いますが、「隼人」と言えば、日本で最も古い一族の名前で、ヤマト族(宮城)とハヤト族(鹿児島)は、古くから兄弟のような間柄でしたよね。いわゆる海彦山彦の伝説も、海彦がハヤト族。山彦がヤマト族と言われています。ヤマトタケルの命が、「あずまはや」と3回叫んだ嬬恋村で、息子である「健(タケル)」が、近所の「隼人君」と仲良しなのは、何か運命を感じますね。

いつかハヤトくんが、うちに遊びにきてくれないかなぁと思っています。近所のおじさんとして、できる限りのことをしてあげたいですね。できれば、息子と一緒にハイキングなどにも行きたいんだけれど、ハヤトくんは、幼稚園嫌いらしいので、なかなか他人の私とは馴染めないかもしれません。


 まぁ、そんなことはどうでもいいんですが、 3歳2カ月となったうちの息子も、親の真似で、いろいろお手伝いをしてくれるようになりました。ベッドメイクから、掃除から、花壇の水やりから、タマネギの皮剥きなど、いろんなことを手伝ってくれるようになってきています。最近は、植木鉢の球根を集めたり、庭木の剪定に凝っています。

 もちろん邪魔なんですが、邪魔扱いしてはいけないのですよね。
 こういうお手伝いを邪魔扱いにしてしまうと、
 全く何もしない無気力な人間になってしまうからです。
 そして、暴れん坊になってしまう。

 長年、宿屋をやっていると、その辺のところが他人様より見えて来てしまう。いろいろなご家族を見てきた結果、悲しいことに、その辺は痛いくらいに分かってしまっています。なにしろうちの宿は、おもちゃ王国の近くにあるので、夏休みとか連休になると幼児連れのご家族たちが、大勢泊まりに来てくれます。それらを何人も見てきた結果、 1人の暴れん坊よりも、静かな3人兄弟の方がまったく手がかからないことを肌で疑似体験したものです。

 これは宿屋の視点ですが、小さなお子さんが 3人ぐらいいても、手がかからなければ、すごい楽だなぁと思ったものです。逆にたった1人でも、暴れん坊のお子さんがいたら、静かな3人のお子さんよりも子育てが大変なんですよね。特に多動児だったり自閉症の気があったりすると、親御さんは本当に大変です。はたから見ていても、本当に大変だし、宿屋としても対処するのに大わらわです。そういう意味で、うちの息子は本当に手がかからないので、助かっています。もしあと3人ぐらい生まれたとしても、同じように手がかからないのであれば、子育ては楽勝な気がします。


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 あと子育てが楽だと、きつい躾をしなくてもよいという利点もあります。
 今回の事件のように、自動車に降ろして放置しなくてもよい。

 しかしそのためには、躾の時期を誤らないことが重要なんですよね。 2歳から3歳までの間に、きちんと躾行うとその後が楽なんです。この時期を間違うと、非常に難しくなってしまう。たとえば子犬なんかは、 6カ月間檻の中に入れて、そこから出さないでいると、非常に臆病になってしまいます。絶対に檻の中から出たがらない。これを変えるのは非常に難しい。

 これを臨界期といいます。
 適切な期間を逃すと、本来もってる力を失うことです。

 そこまでいかなくても、生後4カ月まで家の中に閉じ込めておくと、あまり走らない犬になってしまう。軽井沢のドックランなんかに行くと、走らない犬ばかりが集まっています。牧羊犬なのに走らないんです。なぜ走らないのかなーと思って、いろいろ聞いてみたら、 4カ月間家の外に出さなかったと言う。そう言う愛犬家たちばかりなんです。これでは犬も走らなくなります。

 牧羊犬が、ガンガン走るようになるためには、生後2ヶ月ぐらいから外に出して走らせなければいけない。けれど、ペットの本などでは、第二回目のワクチンを注射する生後4ヶ月ぐらいまでは、外に出してはいけないと書いてある。だから生後4ヶ月ぐらいまで外に出ない犬ばかりが増えて、走らなくなってしまうんです。

 これは人間にもいえることで
 臨界期をはずした幼児教育はリカバリーが難しいといわれています。

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 あと、躾方なんですが、基本的に親の真似をさせるのが1番効果的です。子供は親の真似をします。驚くほど真似をします。それを利用するのが、 1番効果的なんですよね。動物学をやった人や、犬を親子で多頭飼いしたことのある人ならよく分かるかと思いますが、どんな動物でも親の真似をして大人になっていきます。決して、殴ったり叩いたりしてしつけている訳では無い。ライオンでも狼でもクマでも一緒です。叩いたり怒鳴ったりしてしつけているわけではない。真似をさせているわけです。

 だからうちの息子に対しても真似を推奨するようにしてきました。もちろん悪い手本を真似することもあります。けれど、それは親が悪いのであって、真似する行為自体は悪くないので、叱ったりはしません。包丁を触るなど、とくに危険な行為で無い限り、真似するという行為を褒めた方がいい。

 というか、それが動物の本能というものであって、それを抑制する方が不自然なんだと思います。だから真似をするということが、正しいんだと思うようになると、しめたもんです。勝手に空気を読んで、勝手に自己判断して行動してくれるからです。つまり手がかからないんですよね。

 うちの息子を床屋に連れていったときは、まず私が最初に頭を刈ります。それを母親と一緒に息子に見せます。楽しそうに見せるんです。自分もやってみたいと思わせる。もちろん母親も床屋でカットしてもらいます。その後に息子を床屋の椅子に座らせれば、意外に簡単におとなしくしたままで居てくれます。もちろんそばにいて、
「かっこよくなったなぁ」
とさんざんヨイショします。息子はいい気分でカットされていますから、ものの5分で床屋さんは終わってしまいます。こんな楽な事はないですけれど、これは本来、動物に備わった真似をするという能力を使っただけに過ぎないんですよね。

 これをどんどん良い方面に伸ばしていけば、殴ったり怒鳴ったりすることをほとんどせずに、きちんとした躾ができるんです。要するに動物が持っている本能をうまく利用すれば良いだけのことで、変な理屈や理論はいらないんですよね。


つづく。

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2016年06月06日

今日は、研修と会議で東京に来ています

今日は、研修と会議で東京に来ています。
つまり、全国のユースホステルの多くは店じまいしているかもです。
だって、多くのマネージャーさんたちと、さっきまで一緒に飲んでいましたから。
さすがに東京は暑いですね。
正直言って、もう帰りたいです。
3日も息子の顔を見られないのは、さすがに辛いし、
お客さんと接することもできないのは、ちょっとさびしい。
なにより、庭の草刈りが、気になってしょうがないですね。
肉体派の私にとって机に向かうのは、本当に辛いです。

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2016年06月14日

荒船山ハイキング報告

 今から30年前に、余命10年の宣告を受け、1週間に2回透析をしなければ生きていけない人間である上原氏が、300名山にチャレンジしています。ちなみに彼のお兄さんは、同じ病気で死んでいます。どうしてお兄さんが死んで、彼がこのように元気でいるかというと、国民健康保険制度のお陰です。昔は、透析の費用が有料でしたから、それを払える人がいなかったんですよね。そのために、彼のお兄さんが死んでしまいました。けれど、彼は生き残ったわけです。そう考えると、保険制度と言うのは、ありがたい制度なんですよね。

 今回は、最後の3つとなった荒船山のハイキング報告です。
 この日は、大勢の方が参加してくれました。

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 荒船山といえば、あの有名なクレヨンしんちゃんの作者が遭難した今です。それはともかく、今回登ってみて分かったことなんですが、この山の頂上近くには、今は珍しいクリンソウの大花畑があるんですね。もう辺り一面花だらけでした。ちょっとした目の保養をになりました。荒船山の神様も、粋な計らいをしてくれたものです。頂上では、高校教師だった上原一浩氏の解説が聞けて、いろいろためになりました。

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 次は、 9月に横手山。
 その次は、10月にファイナルである浅間隠山です。

つづく。

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ラベル:荒船山
posted by マネージャー at 22:59| Comment(6) | TrackBack(0) | 横川・妙義山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月16日

3歳3ヶ月になる息子と湯の丸山に!

 先日、3歳3ヶ月になる息子と湯の丸山に行ってきました。
 レンゲツツジが綺麗だったですね。

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 3歳3ヶ月になると、足腰もかなり丈夫になって、ほとんど自力で登れるようになってきました。もっとも急登の多い湯の丸山だと、さすがの私も肩車するわけにもいきませんから、自力で登ってもらう以外に手は無いのですけれど。

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 いつもは浅間牧場を散歩しているのですが、アップダウンがなくて、平坦すぎるために息子のやつは走ってばかりいる事の方が多いので、親も追いつけなくなってしまい、困っていたところなので、今回はちょっと高めの2,000メートル級の山に登ってみたわけです。

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 当然のことながら、幼稚園(こども園)はお休みすることになります。嫁さんはいい顔しませんけれど、私は、じゃんじゃん休ませて、山に連れて行ったり、博物館や動物園に連れて行ったり、おばあちゃんのいる館林の実家に里帰りさせたり、旅行する方針でいます。実際、先日も妙義グリーンホテルに泊まって妙義山に登ってきました。

 なので、息子の幼稚園の出席率は50%くらいです。

 そのために、息子が幼稚園が大好きで、今日は幼稚園に行く日だとわかると、朝から張り切っています。自分で名札をつけて、幼稚園の帽子をかぶり、幼稚園の鞄を持って、うれしそうに出かけます。脳科学的に言うと、これが大切なんですよね。大好きな幼稚園に行くのを、少しセーブするぐらいの方がいいんですよ。そのほうがもっと幼稚園が好きになる。

 もちろんうちの嫁さんは、不安げです。

 嫁さんは超がつく真面目な奴なので、そもそも幼稚園を休ませること自体、最初は信じられないという顔をしていました。最近は慣れてきたようですけれど。ちなみにうちの嫁さんは、妊娠しはじめると盛んに育児本を読んでいました。毎週図書館に行っては、何十冊も借りてきて、それを真面目に読んでいたんですよね。私もその中の数冊を、いくらか斜め読みに読んだんですが、どれもインチキ臭く思えて、途中で読むのをやめました。

 と言うか、その手の本は、中学生の頃からさんざん読み漁っていたので、免疫ができていたんですよね。教育関係の本とか、育児関係の本は、戦前のものから、つい最近にブームになった方まで、大抵は読んでいるんですけれど、どれもこれもインチキくさいなぁと思っています。個人的には、あまり信用していません。

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 逆に、こいつは面白いなぁと思った本は、動物学の本や、脳科学の本です。脳科学と言う言葉は、日本人が作った言葉で、昔は認知学とか、神経学と言われていたようです。しかし、最近になって国際的に脳科学と言われるようになったようです。

 まあそんな事はどうでもいいとして最近は脳科学の本が大量に出回っています。
 トンデモ本もありますし、難しい専門書もあります。
 育児関係の脳科学本もあります。
 それらの脳科学の本を読むと、今まで言われてきた通説と
 全く逆の報告が出てきて驚かされることが多いです。

 例えば、テレビやゲームが脳の成長によいという報告があったりして、最初は「ほんとかよ?」と驚いたものです。では大宅壮一が、テレビに対して「1億総白痴化」と言って揶揄したのが間違いだったかというと、そういうわけではないんですね。テレビは確かに脳を成長させるのですけれど、中毒性があって、それだけを見続けると脳の成長は止まるんですよね。これはゲームでも一緒で、そればかりを続けると、その中毒性のために脳が退化するわけです。そういうことが、猿を対象とした事件で明らかになっています。

 脳の成長は、テレビやゲームを含めて、読書や音楽や運動や勉強することなど、いろいろなことをやらないと成長しないわけです。それも「もっとやりたい」と思っている時に止めるのがミソらしい。

 ほんとかな?

 と思った私は、息子が1歳11ヶ月の頃に「ひらがなカタカナ」を覚えさせる時に実験してみました。息子がどんなに、ひらがなに夢中になったとしても、 5分で止めてみたんです。それを一日に3回ぐらいやったんです。すると、驚くべきことに息子は2週間で文字を覚えてしまいました。カタカナも2週間で覚えちゃいました。もう一つ言うと、最後の一回は寝る前にやりました。寝る直前にやると記憶が定着すると言われていますから。

 脳科学ってすごいなぁ

 と、当時の私は驚いたものです。で、 30分ぐらい勉強させたらどうなるんだろうか?という実験もやってみました。ひらがなもカタカナも覚えてしまっているので、漢字を使った実験です。見事に失敗しました。 30分も勉強させたら、漢字を見るのも嫌になったわけです。

 なるほどなー

 と思った私は、漢字の勉強をさせることを1年間やめました。で、 1年経った時に漢字の勉強再スタートさせています。もちろん、5分以上の勉強はさせていません。本人が、どんなにやりたがっても、 5分たったらやめます。すると、面白いことに、息子が漢字に夢中になったんです。漢字カードを見せるたびに興奮して、嬉しそうに興奮して絶叫して勉強します。けれど5分たったらやめます。どんなに息子がやりたがっても中止します。漢字カードしまってしまいます。けれど親が漢字カードを隠していても、どこからか息子は見つけ出して、ひとりで息子は漢字の勉強しています。

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 どうしてこういう事になったかというと、5分でやめるために息子は脳に快感をもったんですよね。それを逆手にとったわけです。好奇心を煽ると、脳が快感を感じる。脳が快感に感じることによって、脳が成長する。これは、テレビでもゲームでも食事でも一緒らしくて、快感に感じることによって脳が成長する仕組みになっているのですね。

 ただし、それが中毒症状になってしまうと、成長を阻害するらしいのですね。だからわざと漢字カードを隠して、幼稚園を休ませて山に連れていくわけです。妙義山で岩登りをさせてみたり、湯の丸山で美しいレンゲツツジを見させます。

 もちろんテレビもみせますし、ゲームもさせます。
 ただし、5分で終了です。

 ここで気がついたんですが、 NHKの教育テレビの幼児番組は、ほとんどの場合5分で終わるのです。なかには20分の番組もありますが、そういう番組も、3分くらいでコーナーが変わったりして、5分以内に別の番組になるんですよね。 NHK教育テレビは、絶対に脳科学を応用していると思いました。

 これは幼児番組に限らず、高校生相手の教育テレビ放送も同じなんです。昔と違って番組が長くありません。 10分または20分で終了します。しかも番組の中で、いくつもコーナーが分かれていて、5分ごとに内容が変わっているんです。そのせいか昔の教育テレビの放送よりも格段と面白くなっています。

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 話を戻しましょう。
 本題は、脳が快感を覚えると脳が成長するという話しでした。

 真偽のほどはわかりませんが、もしこれが本当なら、スパルタ教育によって勉強を詰め込むことは、脳の成長を阻害する行為であるといえます。つまり、脳が成長する0歳から10歳までの間は、スパルタ教育は良くないということになります。

 もちろんスパルタ教育をすれば、知識を詰め込む事ができると思いますが、脳の成長はかえって阻害されるということになります。知識が増えても、脳の成長が阻害されるのであったら、将来に重大な禍根を残します。

 よく成績が伸び悩む高校生とか、熱心に勉強するのになかなか成績が伸びない子供もいたりしますけれど、そのような子供たちのなかには、幼少の頃にスパルタ教育を受けて脳の成長がうまくいかなかったケースも中にはあるかもしれません。

 そうでないにしても、幼少期の頃に、厳しく躾すぎてしまうと、脳に快感が少なくなり、思ったほど脳が成長しないという事あるかもしれません。脳に快感を与えるためには、ある程度は優しくしてあげないと、躾がストレスとなって脳の成長を阻害してしまう可能性も出てくるかもしれません。

 逆に、子供の頃に勉強しなくても後に大きく成長するケースがよくありますが、脳が順調に成長したために、たいして勉強しなくても成績が良くなっちゃう事例かもしれません。のびのびと育てられた子供達が、あとで大きく成長する事例も多いと思います。その代表的な成功例が、ドイツのシュタイナー教育なのかもしれません。

 というのも、私が、そういう人たちを何人も見ているからです。私は自然ガイドを職業としていますので、頼まれて超有名私立高校のお子さんを相手に自然ガイドをしたりするのですが、超有名私立高校のお子さん達は、ガリ勉をしてないんです。というか勉強してないんです。もっと言うと、遊びの感覚で勉強してるんです。いや、好奇心や興味の対象が、たまたま高校の勉強だったと言う感じです。

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 ガリ勉をする高校生というのは、それよりもちょっとだけランクの落ちる中堅有名私立高校の学生さんなんですよね。すごい超有名私立高校のお子さん達は、無理して勉強してるんではなくて、楽しんで勉強してるんです。学校の先生を達は、勉強しすぎないようにセーブしているくらいです。ちょうど私が、息子から漢字カードを隠すような感じです。

 で、共通して言える事はこういうところの学校のお子さん達は、好奇心が本当に強いんですよね。好奇心が強すぎて、めちゃくちゃ良い子に見えてしまう。最初は、ガイドの私たちが話を真剣になって聞いてくれるので、本当に良い子だなぁー礼儀正しいなーと思っていたんですが、そうじゃないんですよね。単に好奇心が強いために、人の話を聞こうと真剣になるだけなんです。

 で、親から勉強しろと言われたことがあるか?と聞いてみたら、予想通り、言われたことがないと全員答えています。逆に親と一緒にアウトドアに行ったとか、親子で旅行ばっかりしてたとか、親と一緒に鉄道の写真ばかり撮っていたと言う人が多かったんですよね。そういう子供さん達と何度か自然ガイドで接しているうちに、巷に出回っている育児本とか教育関係の本が、非常にインチキ臭く思えてきたのです。

 で、動物学や、脳科学の本をもっぱら読むようになりました。

 それらの本の中で、面白かったのが「ミラーニューロン」に関する記事です。ミラーニューロンというのは、まねをする脳細胞のことで、ものまね細胞と言われてますが、これがあるために赤ちゃんは親の真似をするんです。親の笑い方とか泣き方とか怒り方を真似をする。だから
「子供は親が育てたようにしか育たない」
と言われるわけです。

 そしてこのミラーニューロンが発達しないと、空気の読めない子供に育ってしまうんです。
 それほど重要な脳細胞なんですね。

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 最近はスポーツ科学の世界で、このミラーニューロンを重要視しています。
 ミラーニューロンを使って
 イメージトレーニングすることによって、
 脳内で練習することが流行っています。

 まあそんなことはどうでもいいとして、このミラーニューロンのシステムを簡単に説明しますと、他人の表情を見てその人が今どんなことを感じているのか、やろうとしてるのか、頭の中で相手の表情の真似をして「こういう気持ちなのか」と相手の心情理解しているのです。相手を思いやる気持ちは、このミラーニューロンの発達なくして生まれません。相手の表情を真似をする脳細胞が発達して初めて、思いやりの気持ちが生まれるわけです。

 つまりミラーニューロンを鍛えることで運動能力や言語能力が高くなるだけでなく、人の気持ちがわかる空気が読める子供に育つわけです。恐ろしいことに脳科学者によっては、ミラーニューロンの発達には臨界期があるのではないかと言う人もいます。

 この記事を読んだらときには、本当なのだろうか?と半信半疑だったのですが、息子が生まれたこともあったので、ちょうどいい機会だと思って、生後2ヶ月の頃に、例の舌だし実験をしてみたら、本当に真似をしたので驚いたものです。ミラーニューロン恐るべしと思いました。

 なので息子に対して、親の真似をするたびに誉めていました。そしたら、空気の読める子供になるのかなーと思っていたんです。結果は、このブログにも書いてある通り、すごく空気の読める息子になっています。脳科学というのは、本物のサイエンスなんだなぁと思ったものです。

 ちょっと文章が長くなりすぎましたね。
 続きは後日に書きます。


つづく。

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posted by マネージャー at 10:28| Comment(0) | TrackBack(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月17日

大河ドラマの真田丸の録画を5話分をまとめてみた結果

しばらく忙しかったので、大河ドラマの真田丸を1ヶ月ぐらい見てなかったんですが、昨日ようやく時間が取れたので録画した5話分をまとめてみました。

真田丸第19話「恋路」
真田丸第20話「前兆」
真田丸第21話「戦端」
真田丸第22話「裁定」

と、見てきたのですが、第22話「裁定」にあれ?と思いましたね。

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 見てない人のために、第22話「裁定」のあらすじを説明すると、北条氏政が上洛するためにに出した交換条件は、沼田領を真田から取り上げて北条に渡すことなんですよ。もちろん真田は不服ですから拒否します。そこで両者の論戦がはじまります。沼田領の所有権を決める論争をはじめるわけです。

 北条からは板部岡江雪斎、真田の真田信繁が出て論戦をし、真田がほぼ勝利をつかみかけるのですが、そこに石田三成が裏から手を出して、わざと負けよという。沼田をあきらめて北条に渡してほしいと言います。理由は「戦争になるから」という理由です。

 いやいやそれは違うでしょう。
 戦争したくないのは秀吉の方であって、
 石田三成は、そこまで先を見てない。

 まぁその辺はどうでもいいとしても、昌幸は沼田城のそばにある名胡桃だけは真田家の先祖代々の墓があるから真田に残してほしいとウソの申し出をしたことになっています。これもちょっと困ったもんです。これは群馬県側からの視点ですが、名胡桃には本当に先祖代々の墓があったかもしれないんです。

 と言うか、私はあったと思っています。
 真田昌幸のおじいちゃんのお墓があったはずなんです。
 つまり、海野棟綱の墓です。

 海野棟綱の子供が真田幸隆(幸綱)。
 その子供が真田昌幸なんですよ。

 ではなぜ、幸隆(幸綱)は、海野氏ではなくて真田氏を名乗ったかと言うと、幸隆(幸綱)は、真田の婿養子になって真田一族を乗っ取っているからです。これは珍しいことではなくて、当時、盛んに行われたことなんです。例えば嬬恋村の鎌原氏は、真田氏から婿養子をもらって、真田一族になって真田家の家老になっているんです。つまり鎌原氏というのは真田氏とイコールなんです。

 これと同じことで、武田信玄も、地方の名族を滅ぼすと、その一族に自分の息子を婿養子にやります。具体的に言うと、海野氏を滅ぼした時に、自分の息子(次男)を海野氏の養子にしてしまいました。これが、海野信親です。武田信親ではなく、海野信親になっています。同じように諏訪氏を滅ぼした信玄は、息子を諏訪氏の養子にして諏訪勝頼(武田勝頼)にしています。

 つまり海野氏と諏訪氏を武田信玄が乗っ取っている。

 その後に真田幸隆が、武田信玄に仕えたわけですが、もう海野氏の跡取りに海野信親(武田信親)がいましたので、海野氏を名乗るわけにはいかないわけです。仕方なく真田氏を名乗り続けたわけですが、後に真田氏の方がビックネームになってしまったわけです。

 ではどうして、名胡桃城に海野棟綱の墓があったかもしれないかと言うと、この辺は上杉氏(山内上杉家)の領地というか勢力範囲だったんです。そこに海野棟綱が配置された可能性が高いんですね。どうしてそこに配置されたかというと、真田は、村上氏に滅ぼされた後も、鳥居峠から沼田に向かう街道を支配していたわけです。そこでの関所の収入が無視できないほどあったわけで、その収入で自分の軍団を養っていたわけです。だから上杉氏(山内上杉家)も一目置いていたわけです。

(逆にいうと、それに目をつけてヘッドハンティングしたのが武田信玄だったりする)

 確かに村上氏は、戦争には強かったたわけですが、街道を支配していたのは海野一族である真田の方なんですよね。しかも真田氏は、村上氏に奪われたはずの真田郷から完全に撤退してなかったのです。真田郷の人は、支配者の村上氏と、街道をおさえていた真田氏に税金を二重に支払っていた。

 海野棟綱は、志半ばで死んでしまったわけですが、その墓が名胡桃にあったとしても、不思議はないんですよ。だからこそ真田昌幸は、名胡桃だけは譲れなかったんだと思います。そもそも名胡桃よりも西側は、つまり吾妻の土地は、海野1族の土地なんです。北条に渡すわけにはいかないんですよ。

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 ここでちょっと解説がいるかもしれません。
 海野一族についての解説です。

 海野氏というのは、当時の教養ある武士たちにとっては、スーパースターなんです。鎌倉幕府の公式的な歴史書である吾妻鑑に出てくるスーパースターの1人が海野氏。ここは分からないと、なぜ真田昌幸が名胡桃にこだわったかがわかりません。

 室町時代の武士たちにとっての歴史本というのは、平家物語や吾妻鑑です。特に吾妻鑑はよく読まれました。吾妻鏡というのは、鎌倉時代に成立した日本の歴史書で、鎌倉幕府の初代将軍・源頼朝から第六代将軍・宗尊親王まで六代の将軍記という構成で鎌倉幕府についての歴史書なんです。

 その吾妻鏡に海野小太郎幸というスーパースターが、たびたび出てきます。鎌倉で一番の弓の名人であり、わずか十一歳の時に、主人である木曽の義仲の息子の命を守るために体を張ったことで有名な人間です。海野氏は、吾妻鑑にたびたび登場してきます。つまり、海野氏は、当時の武士団にとって憧れの存在だったわけです。

 その海野氏は蒙古襲来の時も大活躍していますし、足利尊氏が鎌倉幕府を滅ぼしたときも海野氏は、北条氏残党をかくまい、足利直義を敗走させ鎌倉を一時的に回復したこともあります。南北朝内乱時代のときも主要メンバーとなって大活躍しています。つまり武士たちのあこがれの存在でした。

 おまけに海野氏の家系も良かった。
 具体的に言うと、

 清和天皇の第二皇子の孫が滋野氏(海野氏)。
 清和天皇の第六皇子の息子が源氏(源経基)。
 海野氏は、源氏より血筋が良いのです。

 そのうえ滋野氏初代は、平家の三代目と親友で、共同で平将門と戦っています。平将門は、平家二代目を殺した犯人で、その敵討ちで勝利したのが三代目平家の平貞盛。その親友である滋野初代であり、源氏の元祖となる源経基。

 さらに海野氏六代目は
 前九年の役(1051年から1062年)
 後三年の役(1083年から1087年)
 二つの大戦でも活躍しています。

 ただし、この戦乱では、多くの人たちが死に、国土が荒廃しています。
 その結果、戦争はこりごりだと思った人が二人います。

 一人は藤原清衡です。
 藤原清衡は、荒廃した国土を復興しこの世の浄土「理想郷」を創ろうとしました。
 それが奥州平泉です。

 そして、もう一人が海野氏。
 修験者となって嬬恋村に開拓に行きた海野氏で、
 後に下屋将監と改名します。

参考サイト http://ss-rekishi.seesaa.net/article/190055128.html

 この子孫が、鎌原氏をはじめとする吾妻郡の武士団です。

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 それはともかく、海野氏八代目は、保元の乱(1156年)で大活躍して、吾妻、佐久、松本市まで領地が拡大します。

 海野氏の領地は、皇室の牧場(牧)がいくつもあったところです。そこの民謡の信濃追分節は、モンゴル民謡と同じなので有名です。古代韃靼人が牧場の管理をしていた名残だと言われています。それを使っていたのが海野氏なので、信濃の騎馬武者といえば海野氏と言われていました。なので木曽義仲が旗挙げしたときに、真っ先に家臣として召し抱えたのも海野氏です。

 義仲は海野氏の騎馬軍団を従え父の故郷・群馬県吉井町を制圧しますが、平家が攻めてきたので信濃への退却して破ります。また源頼朝と和睦して、義仲は嫡子義高を頼朝の長女大姫と結婚させ、人質として鎌倉に送ります。そのお供に海野氏十代が付き添います。

 結局、義仲は義経軍に滅ぼされるわけですが、人質となった義仲の嫡子義高を海野十代目が、十一歳という若さで身代わりになって逃がすわけです。その忠義を頼朝に感心されて、十代目は頼朝に仕えるようになりますが、この十代目が、吾妻鏡によくでてくるスターなんですね。つまり海野氏は、当時の武士団にとってビックネームだったわけです。

 ここが重要なんです。

 これが分からないと、真田昌幸が名胡桃より西にある吾妻郡にこだわる理由がわからないと思います。もし、ここを真田が手放したら、海野一族同士が戦うことになる。それは避けたいし、街道の権益も守りたい。名胡桃までの領地を確保できれば街道の権益が守れるからです。当然のことながら祖父の墓も守れます。もちろん祖父の墓があることは、本当のことだから裁定者の秀吉にも大義名分として通じたはずです。ここに嘘はないはずです。私がシナリオライターだったら、そこを重点的に書きます。

しかし真田丸では、名胡桃の重要性を放置して、沼田城にこだわっているんですよね。あれでは、視聴者に説得力がないし、真田昌幸が単に腹黒い男という単純な視点で終わってしまいますから、ここに群馬県側から見た私の私見を書いておきます。

つづく。

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posted by マネージャー at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 真田丸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月18日

夏のU25 限定キャンペーン

今、全国のユースホステルで『夏のU25 限定キャンペーン』というのが行われています。
うちの宿も参加しようかと思っています。


<<キャンペーン内容>>

ジュース・地ビール(またはジュース3本)・手作りジャム・ピクルスのどれか。
ただし未成年には、地ビールは提供できません。ジュース(3本)になります。


<<キャンペーン利用詳細>>

実施期間:8月15日〜9月16日
キャンペーン特典ご利用の際は、このページをスマートフォンやモバイル端末の画面に表示させて該当ホステル受け付けにてご提示下さい。

※25歳以下の方が対象となります。
※他の割引との併用はできません。
※該当施設の公式サイトまたはお電話からご予約のみ対象となります。

北軽井沢ブルーベリーYGH公式サイト
http://www.kaze3.cc/

フェイスブック
https://www.facebook.com/kitakaruyh




つづく。

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posted by マネージャー at 08:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月20日

天丸山

 今日は北軽井沢マラソンでした。もちろん、うちの宿もマラソンのお客様で満室です。夜は皆さん全員で、温泉ツアーに出かけて、星空を堪能しました。当日は、素晴らしい天気に恵まれて、皆さん好タイムが出たようです。その上、今年は嬉しいことに、お客様の中から入賞者が出たんですよね。すごいことだと思います。次のキャベツマラソンも、いい天気だといいですね。

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 ちなみに私のほうは、皆さんがマラソンに出かけている間に、
 息子を連れて浅間牧場を散策しました。
 浅間牧場といっても、牧場の遥か奥にある天丸山です。

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 この山は、非常に面白い由緒のある山で、第二次世界大戦中に旧日本軍が世界初の地対空ミサイルを作ったわけですが、その実験のための発射基地が、この天丸山なんですよね。そのミサイルは奮龍四型といいまして、液体燃料ロケットで、ビームライディング(レーダーの反射によって誘導する)で誘導してB29を撃墜するようになっていました。終戦になったために、ミサイルは、この山のどこかに埋められたらしいんですが、今となってはほりかえすことも難しいかもしれません。

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 ところでこの天丸山には、熊がよく出ますので、途中何箇所かに、カラの一斗缶と棍棒がつるしてあります。これをガンガン叩くことによって、熊に警戒音を知らせるようになっています。熊用の鈴は、あまり意味がないからです。意味がないどころか、かえって危ないですよね。

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 軽井沢あたりでは、ちょっと熊が出るからといって、大騒ぎしてますが、北軽井沢の住人に言わせてみたら、はっきり言って騒ぎすぎです。もともとクマの住んでるところに別荘地を作ったわけですから、騒ぐ方がおかしいんですよ。ちなみに、軽井沢では23頭の野生の熊に発信機をつけているらしいんですが、要するにそれだけの数の熊を捕獲したということなんです。そして、捕獲したら北軽井沢の方に車で移動して放獣します。北軽井沢側の人間にしてみたら、いい迷惑なはずなんですが、それに怒っている人は、聞いたことがありません。ほぼいないのではないでしょうか? 北軽井沢の人間は、熊に対しておおらかなんですよね。

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 何年か前に、毎日のように熊が浅間牧場に現れては、観光客を驚かせていましたが、別にそれで浅間牧場に立入禁止になったと言うわけではありません。役場の人間が監視はしていましたが、それほど大事にはなりませんでした。熊たちも、監視員たちの先に気がついたのか、そのうち現れなくなりました。今は対策がとられて、観光客が入るところの樹木の伐採が進んで、熊たちにとっていづらくなるようにしてあります。だから最近は出てきませんが、そもそも浅間牧場あたりに熊がいて当たり前なんですよ。もちろんイノシシもいます。いろんな動物がいます。それが自然が豊かだということなんですよね。


つづく。

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ラベル:天丸山
posted by マネージャー at 00:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 北軽−浅間牧場 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月22日

花の百名山 根子岳と四阿山

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クリンソウ

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レンゲツツジ

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イワカガミ

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クロマメノキ

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ツマトリソウ

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ミヤマキンバイ

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ミツバオウレン

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マイヅルソウ

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イワカガミ

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コケモモ

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ベニバナイチヤクソウ

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ハクサンチドリ

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ヤナギラン

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ズミ

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アヤメ

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アズマギク

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 朝8時に牧場管理事務所から出発。
 のんびり登って10時に根子岳頂上に到着。

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 ここで、食料を買い忘れていたことに気づき、猛ダッシュで四阿山に縦走し、11時に四阿山頂上。

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 これなら14時に閉店する鹿沢のけんちゃんラーメンに間に合うなと思ったので、急いで下山。そして13時に下山を終えて、そのまま鹿沢のけんちゃん食堂に向かいました。あそこは、14時に閉店するので急いで駆け込んで、13時50分。

 まにあった!

 塩ラーメン美味しかったです。山に登ると汗をかいて塩分が不足するんで、塩ラーメンが異常にうまいんですよね。


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つづく。

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posted by マネージャー at 06:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然−植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月24日

いつか家族で音楽会をやりたい

 息子が保育園に入園してから、 2か月以上経ちましたけれど、 6月は特に保育園の行事が目白押しでした。家庭訪問に、父兄参観に、給食参観に、保育園の清掃から、保育園の草刈。また地域の子供会の集まりで、公民館の清掃作業や、避難訓練。もちろん予防接種や健康診断もあります。とにかくいろんなことが、続けざまに行われて、 6月は目が回るほどの忙しさで、嫁さんは驚いていました。幸いなことに、うちは自営業なので何とか都合がつくんですけれど、もし奥さんが会社勤めだったら、本当に困ってしまうのではないでしょうか?

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 それはともかくとして、このようにたびたび保育園に嫁さんが呼び出されて、息子の姿を観察する機会を得てしまうと、うちの嫁さんは息子に対して不安を感じるようになってきます。同級生よりも、ワンテンポ遅いというのです。つまりちょっと、鈍いと言うんですね。

「3月生まれなんだから仕方ないよ」
「でも、動きが遅いんだよね。先生が指示を出しても、すぐには動けないのよ。みんなはすぐに、次の行動に釣れるんだけれど、息子は、周りが動いてからようやく自分が動くんだよね」
「それは空気を読んでる証拠」
「・・・・」
「心配いらないって」

 と、こんな風に説得して、嫁さんのやつを安心させているんですが、嫁さんのやつは、やはりどっかに不安に思っているようです。いつだったかこんな事を私に言ってきたことがあります。

「2歳児の女の子のなかには、自分自身が選んだ洋服でないと着ない子もいるんだよ。女の子はすごく成長が早いんだよね。うちの子は、成長がゆっくりしてるんだなーって」
「ありがたいじゃないか、うちの息子は、 3歳になっても、どんな服を着ようが無頓着だから。そっちの方が絶対いいって」
「・・・・・」

 まぁ嫁さんのやつも、人間にはいろいろ個性というものがあって、成長の速度を気にしてはいけない事は分かっているようです。しかし、ちょっと不安に思っているところもあるようです。機会があるごとに、息子の動作が、他の子供たちでもワンテンポ遅れているという話を、私にしてきます。その都度、心配ないと私は断言してるわけですが、これには根拠があります。

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 脳科学の本を何冊か読むと、成長は早いということが、必ずしも良いことでは無いと書いてあるからです。もちろん悪いことと言うわけでもありません。要するに個性なんですよね。成長が早ければ早いなりに長所も欠点もあるし、その逆もあるわけです。まあそんな事は、建前としては誰もが知っていることなんでしょうけれど、実際に成長が遅いと、お母さんとしては焦ってくるみたいなんですよね。お母さんでなくても、教育熱心なお父さんも焦りを感じる人もいるらしく、子供の成長の遅さを嘆いているお客さんも何人かおられました。

 もちろん、子供の成長が早い場合、知能指数としてIQが高くなります。
 当然のことです。
 精神年齢を肉体年齢で割った数がIQの数値として出る訳ですから。

 2歳児が 3歳児並の精神年齢を持っていたらIQが150になるわけですが、それが子供にとって良いことなのかというと非常に微妙なんですよね。成長が早いと好き嫌いが確定してきます。自分の意思が確立してくるということですから。つまり自分自身が選んだ洋服でないと着ないようになってしまいます。そうなると、とても育てにくいんですよね。ハイキングに連れて行こうとしても、ハイキングは嫌いと言われてしまうかもしれない。漢字を覚えさそうとしても、漢字は嫌いと言われてしまうかもしれない。自分の意思というのが確立してしまって、親の染めたい色にそめられなくなるんですよ。

 うちの息子は、そういう意味では安心なので、ハイキングに連れて行っても嫌がらないし、数字でも漢字でも喜んで覚えてくれます。親が教えなくても勝手に覚えてくれる。成長が遅いからこそ、勝手に覚えてくれるんです。

 やり方は簡単で、お風呂の中に数字や文字ののポスターを貼っておいて、親が勝手に文字を指さしながら読むだけでいい。それだけでいいんです。そうすれば勝手に真似をしますから、別に覚えさせる必要はありません。親がカタカナを指差して声を出して読めば、息子の方で勝手に真似してカタカナを指差して声を出して読みます。

 2歳児から3歳児ぐらいなら、子供は喜んで親の真似をしますから簡単になんでも覚えさすことができます。けれど成長の早い子供には、それが少し難しいかもしれません。自分の意思が確立してしまって、好き嫌いができてしまうからです。そうなってから文字を読むのは嫌いになっていたら、文字を覚えさそうとすると苦労するんです。だから成長は、多少遅くても私は構わないと思っています。

 まあそんな事はどうでもいいとして、保育園に通うようになってから、息子は歌を歌うようになってきました。きっと保育園で歌を歌ったりお遊戯をしたりしているんでしょう。これは非常にありがたいことで助かっています。というのも、そろそろ息子に何か音楽を教えようかと思っていたんですが、こんな田舎にはピアノ教室なんかあるわけがありませんので、保育園が歌を教えてくれるのには本当に助かっています。脳における言語を理解する部分と音楽を理解する部分は、ほぼ同じであると言われていますから音楽教育をしてくれる保育園というのは本当にありがたいですね。

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 ちなみにうちの嫁さんも、嫁さんの姉も、幼い頃からピアノをやっていました。嫁さんの実家に帰ると、応接間に大きなピアノが置いてあります。そのせいか、嫁さんは英語とかの外国語は大好きで、つい最近まで、嬬恋村の英会話教室で勉強していました。嫁さんの姉に至っては、大学で英語を学んでおり、スチュワーデスになろうとしていた時期もあったくらいです。そういえば、うちのスタッフの土井くんも子供の頃からピアノをやっていましたので、語学は苦手ではありません。彼はその昔、盛んに韓国旅行をしていた時期があって、趣味で少しばかりの韓国語をマスターしていました。ハングルを読めたんですよね。

 すごいなぁ・・・・

と当時は思ったものですが、この彼の能力と幼い頃からピアノを学んでいたことと、私には無関係に思えません。その土井くんは、韓国人と仲良くなって、韓国人の自宅に短期のホームステイをしたこともあるんです。私も、外国人とは仲良くなれるのですが、ホームステイに取り組むほどの言語能力がありません。とても韓国人の家にホームステイする勇気はありません。言語能力がないからです。

 ちなみに、私は土井くんと一緒に韓国旅行をしたことがあります。 2人で、ハングルの印鑑を作ってもらったこともありました。今から25年も前のことです。当時は今と違って、親日的な韓国人も多かったんですよね。特に戦前をしてるご老人たちは、親日的で、日本語もペラペラで旅行中に私たちに話しかけてくれました。昔のボロボロになった白黒写真を私に見せて
「子供の頃に習った日本人の先生だよ。素晴らしい先生だった」
と、懐かしそうに話してくれました。その後、デパートが崩れたり、橋が落っこちたりしたがために、韓国に行くのを避けるようになり、今ではすっかりご無沙汰しています。ご無沙汰しているうちに、いつの間に、また韓国に行こうという気が起きなくなってしまいました。

 実は土井くん以外にも、楽器ができて外国語のできる人を大勢知っています。それだけに、息子にも何か楽器を教えてあげたいんですけれど、嬬恋村に、北軽井沢にそんな教室があるわけがなく、かといって自分ができるわけでもないので、こうなったら、家族全員で一緒に音楽の勉強をやろうかなぁと思っています。親が楽しそうに楽器を演奏していれば、今なら息子も真似をするかもしれませんからね。

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つづく。

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posted by マネージャー at 06:41| Comment(7) | TrackBack(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする