2016年12月16日

浅間高原ウィンターフェスティバル2017が開催されることになりました。

今日観光協会の理事会がありました。
第10回ウィンターフェスティバル2017を開催することになりました。
そして日程は以下の通りです。

2017年2月3日(金) 16時〜20時
2017年2月4日(土) 11時〜20時

 本当は去年で、終わる予定だったんですが、せめて10回はやろうじゃないかという話になって、第10回ウィンターフェスティバル2017を開催することになったのです。正直言って、来年も続けられるかどうかは微妙なのですが、とりあえず今回は頑張ろうということになりました。

 ちなみに嬬恋村役場の方でも、このイベントをバックアップしてくれることになっています。各ホテルやペンションから会場までの送迎バスを村が出してくれることになりそうです。もちろん万座鹿沢口駅からも送迎バスが出るようです。

 ちなみに今回は爆風スランプ(サンプラザ中野)のドラム担当したファンキー末吉さんが、手弁当でドラマーとして出演してくれることになっています。

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つづく。

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2016年12月17日

International Rally of Tsumagoi 2017 が、行われることになりました。

国際規格の公式ラリーである
International Rally of Tsumagoi 2017
が、行われることになりました。
、第10回ウィンターフェスティバル2017と同じ日程です。

http://www.n-mosco.com/biccrally/index.html

2017年2月2日(金)〜2月5日(日)の4日間にかけて開催されます。本ラリーは、今年から新たにスタートする「日本スーパーラリーシリーズ」の第1戦として、また、2017年JAF全日本ラリー選手権第1戦(予定)として、そして2017年JAF東日本ラリー選手権、BICC CUP(オープンクラス)の4カテゴリーで賑やかな開催となります。

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 Rally of Tsumagoi のは今回で11回目の開催となる四輪自動車によるスピードラリー競技です。どのような気象条件でも開催されるのがラリーの特徴ですが、雪と氷の路面を走行するウィンターラリーは日本国内では数少ないものとなっています。

 嬬恋村には、冬季間多くの閉鎖された雪上路があります。これらを有効利用し、冬季にラリーを開催することにより、多くの来村者を迎え地域の活性化に取組むと同時に、より多くの地元住民の方々にモータースポーツを理解していただきたいと考え、当ラリーは2007年に「BICC Snow & Ice Rally 2007」として初開催されました。

 2008年からは、名称を「BICC Rally of Tsumagoi」に変更。2012年からは「JAF東日本ラリー選手権」の一戦も併催されるようになり、2016年には「FIA International Rally of Tsumagoi」へと国内でも数少ない国際格式のイベントへと成長を続けています。長年の開催継続の要因として、大きな労力が必要とされるSSコースの除雪作業など嬬恋村の全面協力があったことは言うまでもありません。

 そして2017年の開催は昨年に引続き国際格式での開催となると同時に2017年全日本ラリー選手権の第1戦として申請中で、2017年東日本ラリー選手権第2戦、さらに2017年より新設される「日本スーパーラリーシリーズ」の開幕戦としてタイトルを狙う多くの選手を集めて開催されます。

 2月3日、金曜日の晩には昨年同様ライトに照らされた雪上の幻想的なギャラリーステージを用意。スペシャルステージ5本を走行後、ラリー本部の置かれるホテルグリーンプラザ軽井沢にてサービスを行いパルクフェルメに車輌を保管。2月4日、土曜日は9本、5日の日曜日は8本のスペシャルステージが用意され、両日とも新たな観戦ステージが予定されています。




 また、2月4日土曜日には「浅間高原ウインターフェスティバル」も同時開催され、会場内でも観戦ステージが実施されますので、ご家族を連れての参加もお勧めできます。



つづく。

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2016年12月18日

家族で恵シャレー軽井沢のイルミネーションを楽しんできました

家族で恵シャレー軽井沢のイルミネーションを楽しんできました。
ここのケーキとココアは最高に美味しい。
なのにケーキがたったの300円。
美味しいのに軽井沢で一番安い。

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さらにココアには、マシュマロが入ってて、これが生クリームのような口当たり。
特にモンブランが美味しかった。
もちろんピーチタルトも最高でした。

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http://www.megumichalet.org/index.html

◆イルミネーション点灯日時
11月26日(土)〜12月25日(日)
16:30〜21:00

◆ウッドシェッド(喫茶)
16:30〜21:00(L.O.20:40)
営業日…12月2日(金)・3日(土)・4日(日)/9日(金)・10日(土)・11日(日)/ 16日(金)・17日(土)〜25日(日)

◆クリスマスイヴ礼拝
12月23日19時半〜 於・ウッドシェッド

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つづく。

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2016年12月19日

北軽井沢ブルーベリーYGHの看板が新しくなりました。

北軽井沢ブルーベリーYGHの看板が新しくなりました。
いつもと違う看板なので、間違えて通り過ぎないでくださいね。

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これは、道路沿いの看板

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そして玄関先の看板。


つづく。

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2016年12月20日

3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 1

3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 1

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 今から3年前。私は、生後9ヶ月の息子を背負って愛犬コロと毎日のように小浅間山に登っていました。冬の小浅間山はマイナス10度。私は息子に聞かせるように歌いながら登っていました。雪が降りマイナス5度以上になると、うちの嫁さんは一緒に山にいかないので私と息子二人だけです。二人だけで冬山を独占しているので、誰にも遠慮無く歌声を張り上げました。

 せつないことがあったなら♪
 大きく叫んで雲を呼べ♪
 それでも雲で覆えぬほどの♪
 男は大きな宇宙(そら)になれ♪

 嬉しい時は腹から笑え
 笑えば嬉しい花が咲く
 心を花でうすめてみせろ
 女は優しい風になれ♪

 苦しい時こそ意地をはれ
 目をそらさずに雨を見ろ
 泣かずに雨を集めてそして
 男は大きな河になれ♪

 寂しいのは一人だけじゃない
 歩けば転ぶ怪我もする
 そこで捨てたなら負けになる
 男は大きな夢になれ♪



 この歌は、映画化された下村湖人の「次郎物語」の主題歌です。
 意味は分からないとは思いましたが、何度も息子に歌ってきかせました。

 生まれたばかりの息子は、ほっぺは真っ赤、
 強風や雪にもかかわらず、キャッキャと大はしゃぎ。
 その小さな体が日増しにたくましくなってきています。
 新生児を、生後3ヶ月頃から毎日のように山に連れて行ってる親は、
 日本中で私だけかもしれません。
 それもマイナス10度の冬山に。

 山に登ると免疫力がアップすることはよく知られていますが、それは厚生労働省のホームページにも書かれてあります。2泊3日の森林滞在者は、2泊3日の都市部旅行者よりも56パーセントのNK細胞活性を再現しており、30日後もNK細胞活性が一定レベルで継続していることが判明。また、犬などのペットも赤ちゃんの免疫力を高めることは、よくしられています。犬をペットにしている家庭で家庭で育った赤ちゃんは、咳をしにくく、耳の感染症にもかかりにくいそうです。

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 息子が生まれたのは、2013年の3月26日。
 あれから3年たっていますが、
 今年は、3つの百名山を3歳の息子と一緒に登りました。

 四阿山・浅間山・八ヶ岳。他に湯の丸山・烏帽子岳・根子岳・黒斑山・駕篭ノ登山・水ノ塔山・浅間隠山・鼻曲山・破風岳・離山・小浅間山にも登っています。もちろん親の手は借りずに自力で登っています。

 と書くと、どうせ親が背負って登ったんだろうとか、半分ぐらいは親が手伝ったんではないか?と信じない人が多い。しかし私の仕事は宿屋で行事として登山ツアーをしています。3歳の息子もお客さんと一緒に駕篭ノ登山・浅間隠山・鼻曲山・黒斑山など自力で登ってお客さんを驚かせています。

 八ヶ岳(赤岳)に登ったときは、山屋さんたちに「3歳児が自力で赤岳に登っているらしい」と言う情報が流れて、わざわざ別ルートから私たち親子を見学しにくる人たちもいました。

 四阿山でも地元の知り合いとばったり出会って驚かれましたし、黒斑山・烏帽子岳・水ノ塔山でも森林パトロールに出会って驚かれています。根子岳では、驚いた中高年の団体が距離をとりつつも、ずっと一緒についてきました。

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 宿をやっている関係上、私が息子を連れて山に登るのは平日ですからリタイヤした65歳以上の高齢者の登山家たちが登っています。で、うちの息子が自分の力だけで山に登っている姿を見て非常に驚かれます。

 山に登り続ける高齢登山者たちも、若い頃には生まれたばかりの息子を背負って山に登っている。生後6ヶ月ぐらいの赤ちゃんを背負って北アルプスに登っている。それは山登りが好きな人にしてみたら珍しいことではないらしい。

 しかし、その背負われてる3歳児が、実際自分の足で歩くかというと、そうではないらしい。10歳ぐらいになれば、山に登ることあるけれど、3歳児が山に登ることはなかったというのです。

 いろいろ工夫してみて、自分の息子や娘に、山歩きをさせようとしても嫌がって登らなかったらしい。すぐおんぶしたりダッコしたりで、ついに自力で登ることはなかったらしい。そういう話を私は何度も高齢登山家たちから聞かされました。

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 で、どうやって3歳児が自分の力だけで四阿山や八ヶ岳の頂上に連れて行くことができたんだ?と、言う質問をたくさんいただくようになったんですが、質問する人の多くは、スパルタ式で山に連れて行ったんだと勘違いしていました。

 子育てに苦労してるお母さんなら分かるかと思いますが、
 3歳児をスパルタ式で山に連れて行くなんて不可能です。

 スパルタ式では絶対に自分の力だけで山には登りません。
 3歳児は煩悩の塊。
 どんなに怒っても尻をたたいても、
 山どころか50メートルの高さの丘も登りません。

 スパルタ式では無理なんですよ。
 せいぜい10メートルぐらいの丘なら泣きべそかきながら登るかもしれませんが、
 標高三千メートル級の高山に登れるわけがない。

 幼児は、嫌いなことは絶対にやらない。
 殴って怒鳴っても20分と長続きしません。
 浅間山・四阿山・八ヶ岳といった百名山は、
 8時間以上歩く必要がありますから、スパルタ式で登れるわけがない。
 本人が楽しくなかったら絶対に登りません。それが幼児なんです。

 ではどうすればいいか?
 そのヒントは脳科学者の本に載っています。

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 脳科学を応用して子育てをすると、ほぼ百パーセントその通りの結果になってしまう。これが教育学者のいう通りやったところで、教育学者の言うような子供にはならない。

 しかし脳科学者が行った実験は、そのまま私の息子にも当てはまる。恐ろしいほどピシャリと当てはまってしまう。生後45日目に、嫁さんの実家から息子が我が家にやってきた時、アンドルー・メルツォフ博士の実験をしてみました。その実験方法は、新生児の前で舌を出す。これを何回か繰り返すだけです。実験では赤ちゃんがすぐに真似をすることになっています。

 で、私もやってみたら10分ぐらいで真似をした。他にも、いろんな脳科学者たちの実験をやってみましたが全て当てはまってしまう。しかし教育学者の言うことは、必ずしも当てはまらない。もし当てはまっていたら、日本の学校教育はもっと良くなっているはずですが、そのようになってない。


つづく。

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2016年12月22日

3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 2

 最近は脳科学の本が大量に出回っています。トンデモ本もあるし、専門書もあります。育児関係の脳科学本もあります。それらの脳科学の本を読むと、今まで言われてきた教育学者の通説と全く逆の報告が出てきて驚かされることが多い。

 例えば昔から教育者たちは、子供に対して物で釣るのは良くないと言ってきました。子供のやる気を菓子などを使って引き出して、コントロールをするのは良くないと言われてきてます。ところが日本脳科学のトップ・京大の久保田競先生(テレビ番組『ほんまでっか』の澤口先生の師匠にあたります)は、そうではないという。報酬を与えることによって、脳が成長するので脳科学的には物で釣るのはよいといいます。

 最初私はこの理論に対して半信半疑だったんですが、息子に対して実験してみたら信じられない能力を発揮しました。百名山を簡単に登っちゃう。庭掃除や食事つくりの手伝いもする。脳科学者のいうとおりの結果がでるのです。しかも、そのうちモノで釣らなくなっても、問題なくできるようになっている。

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 16万人の脳画像を見てきた瀧靖之先生は、幼児は大人の真似をすると言う単純なことを脳科学的にいろいろ説明しているんですが、それを参考に私は、2歳児になったばかりの息子に、平仮名カタカナアルファベットを教えました。3歳になってからは、小学1年生小学2年生の漢字を覚えるようになりました。最近は九九の一部も暗記しています。四十七都道府県名も漢字で覚えています。それを見て、宿のお客さんたちが驚きますが、これも種を明かせば
「なーんだ」
とあっけにとられると思います。何も知らない人からしてみたら、うちの息子が天才に見えてしまうかもしれませんが実は逆。成長が遅いから覚えたんです。息子のIQは低めなんです。息子は、3歳をすぎても会話がスムーズでない。

 知能指数が高いと自立が早くて好き嫌いが出てきます。逆に低いと自立は遅く好き嫌いも出てきませんし、親の真似ばかりします。それを逆手に取って、平仮名・カタカナ・アルファベット・漢字・九九を覚えさせましたが、その方法は驚くほどシンプルです。

 まず、風呂に漢字やアルファベットのポスターを貼って息子と一緒に風呂に入ります。そして私が、ポスターを見ながら漢字やアルファベットや平仮名カタカナを読みます。すると息子を真似をします。私がアルファベットを読めば息子も読む。漢字を読めば漢字を読む。それを繰り返すと、これが息子のルールになる。

 2歳児は、手探りで世の中の法則やルールを探そうとしますから、いったん2歳児の息子にルール化されてしまうと、風呂に入るたびに行う行事となってしまいます。これを私は「幼児のマイルール化現象」と呼んで、しばしば私のブログに偉そうに公表していたんですが、実は脳科学者たちが、その現象を解明していました。

http://kaze3.seesaa.net/article/423723311.html

 幼児は必ず大人の真似をします。真似をすることがあらかじめ脳に組み込まれています。それがミラーニューロン。ミラーニューロンというのは、真似をする脳細胞のことで、ものまね細胞と言われてますが、これがあるために赤ちゃんは親の真似をするんです。親の笑い方とか泣き方とか怒り方を真似をする。だから子供は親が育てたようにしか育たないと言われるわけです。

 それを利用して2歳児や3歳児に平仮名・カタカナ・アルファベット・漢字を覚えさすのは誰にも簡単にできます。簡単な上に息子の成長が遅かった。親を真似する期間が長かった。もし息子のIQが高くて成長がはやかったとしたら、3歳にして漢字覚えることはなかったと思います。平仮名・カタカナを覚えた頃に、好き嫌いが発生して親の真似もしなくなったでしょう。

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 幸か不幸か、うちの息子は発達が人よりも遅れて、いつまでも赤ちゃんぽいままで、言葉もよくしゃべれませんでした。賢そうな感じは全くなくて、そのかわりに人様からかわいがられ、いつまでも親の真似をし続けたのです。そして、幼稚園の先生からは面談で暗に「(要約すると)落ちこぼれている」と言われてしまっている。で、落ちこぼれの息子のために専門の先生を紹介してもらうことになっています。

 けれど、そんな息子は、平仮名・カタカナ・アルファベット・漢字を覚え、九九の一部も暗記し、百ピースもあるパズルを次々と完成させ、日本地図で遊び、47都道府県を全て漢字で読めるのです。そのうえ三千メートル級の岩山まで親の助けなしに自力で登っている。

 しかし幼稚園では落ちこぼれている。
 賢さは全くない。
 赤ちゃんぽさが抜けきらず、
 大人たちからかわいがられる毎日。

 これはチンパンジーとニホンザルの関係に似ています。ニホンザルは、チンパンジーよりはやくものを覚えますが、成長が止まるのがはやいために、最終的に学習期間が長くて成長の遅いチンパンジーの方が知能は高くなる。これと同じです。息子は、成長が遅かったので親の真似をする期間が長かった。それを利用して文字を覚えさせた。もちろん息子には勉強した感覚はない。ただ単に遊んでいただけ。

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 動物学をかじった人なら分かると思いますが、野生動物も遊びながら学習させます。ライオンだってスパルタ式に狩りを教えません。

 幼児に行うスパルタ式は、脳に深刻なダメージを与えることがわかっています。人間の脳は、ストレスを与え続けると萎縮するようにできています。ベトナム戦争に行った軍人たちは、度重なるストレスのために脳が萎縮して記憶障害を起こしたことでも証明されています。嫌な記憶は忘れようとする。そのために脳が萎縮してしまうというのです。

 では「叱らないしつけ」をするべきかというと、これも多くの学者によって否定されている。スポック博士も間違えていたことを認めているし、最近のアメリカでは「子供には叱られる権利がある」と言う風潮にさえなってきているらしい。進化適応の考えからも否定されている。野生動物で、親が子を叱らないでいたら、アッという間に天敵に殺されてしまうから「叱る」という行為は、進化適応にかなった行為であるといえる。

 そこで息子が産まれてから、どのように叱ると効果があるのか? それを確かめる実験をしていました。 1分。 3分。 5分。 10分。このように大雑把に4つの時間で叱ることによって、効果を確かめてみたのです。もちろん1週間おきに時間帯を変えています。

 結論から先に言うと、生後12ヶ月ぐらいまでは、効果における差異はなく、あまり強く叱りすぎると、相手が驚いて、こちらとの接触を拒否し出すことが多々あった。生後12ヶ月までは、強く叱ってはいけないのではないかと思いました。

 生後13ヶ月頃から24ヶ月頃までは、叱ることによって、効果が出始めるようになるのですが、いちばん効果的なのが1分でした。それ以上超えると、むしろ強情な面が出て反発します。けれど1分で叱るのを止めると、父親の懐に飛び込んできて抱きつくのです。その姿が、父親のダメ出しに抗議するというよりも、もっと優しくしてほしいと言う欲求のように思えてなりませんでした。どうも息子は無限の愛情を求めているような表情が見え隠れしたわけです。

 そこで叱り方を少しばかり変えてみました。叱る時間を、 1分とか、 5分とかに区別するのではなくて、叱った後に、5分、 15分、 30分、 1時間。というように遊ぶ時間をプラスしてみたわけです。叱った後のフォローの時間を変えてみたわけです。

 私は自然ガイドをやっている関係上、動物の生態は多少勉強しています。だから野生動物の子供たちは、遊びを通して子供を1人前の大人に育てていくこともよく知っています。なので、叱ることと遊ぶことをセットすれば、非常に効果的ではないかと思ったわけです。で、試しに叱ると遊ぶをセットものすごく聞き分けが良くなった。1分ぐらいきつく叱った後に、30分ぐらい濃密に仲良く遊ぶと、聞き分けが良くなるんです。親に嫌われないように、気をつけるようになるんです。



 では叱らずに濃密に仲良く遊ぶだけだと 1週間ぐらいでわがままが増長し始めます。近寄るだけでそっぽを向きます。例えば、朝食事中に顔を近づけると頭突きをしてきます。それを繰り返すと、足で顔を蹴飛ばしたりするようになります。しかし、ものすごい形相で1分しかった後に、 30分ぐらい仲良く遊ぶと、信じられないくらいガラッと変わります。向こうから親と遊ぼうとしてくるんです。

 どうやら、短時間きつく叱り、その後に遊ぶことによって、親子の関係はより密接になるようです。叱る時間は短時間で激しい方が効果的で、その後に徹底的に仲良く遊ぶことによって、息子がすごく素直に親の言うことを聞いてくれるようになり、親に対して気遣いをするようになる。それが他の人たちに対しても行われるようになる。もちろん他の子供たちに通用するとは限りませんけれど、うちの息子に限って言えば、非常に効果的でした。

 では、きつく叱るだけで遊ばなかったらどうなったかというと、私が近寄るだけで、手に持っていたおもちゃを放り投げたりする。何だかわからないけれど、叱られるかもしれないという恐怖が、その行動を取らせているようです。つまり叱った直後にすぐフォローを入れないと父親を怖がるだけで教育効果がない。しかも息子が怒りっぽくなって、母親に反抗的になってくる。公園の子供たちに対しても、無礼になり社会的にマイナスな態度をとるようになる。百害あって一利なしです。

 以上考えてみると叱ると言う行為は、遊びの延長線上でないと効き目がない。少なくとも私の息子に対しては、効果的ではありませんでした。遊んでいるうちに叱る。強く叱るけれど1分で止めて、その後最低30分は楽しく遊ぶ。こういうことを繰り返すと、教育的な効果が高い。できれば叱るのは週に1回以下にする方が良い・・・・。それ以上増やすと脳にダメージが増える可能性がある。脳は、辛いことを忘れようとしますから、あまり叱りすぎると脳が萎縮してしまう。せっかく覚えた平仮名も一緒に忘れてしまう可能性がある。


つづく。

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2016年12月23日

3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 3

 話は変わりますが私は、長年にわたって『風のたより』という団体で、山に登ったことのないような初心者を、知床連山のような秘境や、妙義山や西穂高縦走に連れていくようなことをやってきました。

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 『風のたより』の登山ツアーに参加した人は分かるかと思いますが、『風のたより』の登山ほどスパルタ式から遠いものはありません。「みんなが楽しいから自分が楽しい」という部分を一番にしています。仲間内から一人でも辛そうに登ってる姿を見つけたら、その登山は失敗だったと思うのが『風のたより』の登山スタイルです。だから一番体力のない人に合わせた登山をします。

 と書くと、高尾山にも登れない軟弱登山サークルのように思われるかもしれませんが、そういう軟弱登山サークルになってもおかしくない団体が、全くの初心者を連れて、秘境中の秘境である知床連山を縦走している。歴史ある山岳会でも行けないような西穂高縦走、妙義山縦走もしている。

 では、スパルタ式では初心者を連れての知床連山の縦走・西穂高縦走・妙義山縦走ができたかというと無理だと思う。あれは楽しいからできた。みんなで楽しみながら、しかも初心者が喜んでくれる姿を見て、リーダーたちが喜んでいる。そういう団体だからできたんです。

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 それは、生まれたばかりの息子や娘が、やっとのことでハイハイし、一生懸命歩き出す1歳児の姿を見て心から楽しんでるお父さんお母さんの姿と一緒です。何一つ違いはありません。初心者の人たちを連れて難しい山に登る。そして自分には登れそうもないと思っていた初心者が、楽しそうに山に登って感動している。絶対に登れなかったと思っていた山に登ることができて喜んでいる。それを見て喜んでるリーダーの姿と、子供の成長を喜んでる親御さんの姿はイコールです。

 なのに『風のたより』の登山ツアーに参加したことがある古い仲間たちから、私のブログやFacebookをみて
「佐藤さんがこんなに親バカになるとは思わなかった」
と言ってきます。息子に対して親バカかどうかはともかくとして、私は『風のたより』のツアーリーダーとして、参加者に対しては、かなりの親バカだったはずです。

 それをすっかり忘れて「佐藤さんがこんなに親バカになるとは思わなかった」と言われては、苦笑するしかない。みんな自分のことを忘れてている。登山ツアーでツアーリーダーから親バカ丸出しの至れり尽くせりのサポートを受けていたのをすっかり忘れてしまって、私の子育てに対して
「親バカだなあ」
と言ってくる。みんな『風のたより』の登山と私の子育てがイコールだとは夢にも思ってない。というか、別物だと思っている。というか、昔も気づいてなかった可能性が高い。でも、それはそれで私の勲章なんですよね。

 1歳児・2歳児・3歳児の幼児たちが、親の苦労を知らないで遊んでいるのと一緒で、楽しく遊んでいるうちに成長しているのが子供というものです。これと一緒で過去の『風のたより』の登山ツアー参加者たちも、ツアーリーダーたちの意図なんか全く感じないで楽しんでくれたんだと思います。「意図なんか全く感じないで」ということは、『次郎物語』を書いた下村湖人のめざした『干渉しない教育』を『風のたより』でも行っていたんだということかもしれません。

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 これは育児でも一緒で、子供が遊んでるつもりでも、その遊びのなかには、親たちの計算された「教育」が入っているかもしれない。それに気がつかずに子供たちは遊んでいると勘違いする。そういう教育が『干渉しない教育』です。しかしそれはわかりにくい。スパルタ式に対してわかりにくい。だから3歳児を八ヶ岳につれていくと、スパルタ式で連れて行ったと勘違いする向きの人が多い。けれどスパルタ式で難度の高い登山をさせるのは無理です。同じように教育だってスパルタ式で結果をだすのは効率的ではない。

 そもそも3歳の子供に漢字のお勉強をさせることは不可能です。3歳児に勉強させようというのが無理。けれど幼児の脳の仕組みを利用して、平仮名・カタカナ・アルファベット・漢字を覚えさすことは簡単にできる。ただし成長してしまうと、自分の意思というものが出てきて親の真似をしなくなります。現に、うちの息子も、3歳6ヶ月頃になると親の真似をしなくなり漢字も覚えなくなってきました。うちの息子の学力は、ここでストップです。ある種の臨界期がきたのです。

 脳科学の研究成果を利用すると子育てが非常に楽になります。育児本や教育学者の書いた本よりも即効性がある。これは登山においても同じです。うちの息子は三千メートル級の山さえ一人で登るようになりました。おんぶもダッコも肩車もなしです。仮に親が背負おうとしても、それをさせてくれません。
「自分で登るの」
と、親の手を振り払います。滑落が心配なので、息子に気づかれないように息子のリュックサックの一部をもったりするのですが、すぐ気がつかれて息子は激怒します。もちろんハーネスも嫌います。他人に引っ張られるということが嫌いなんです。そういうマイルールが3歳の息子にできてしまっている。

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 前にも言いましたが、2歳児・3歳児は、手探りで世の中の法則やルールを探そうとしますから、いったん3歳児の息子にルール化されてしまうと、山に登るときは親の手を借りないというルールが、息子に確定します。私が、ブログで何度も紹介している「幼児のマイルール化現象」です。

http://kaze3.seesaa.net/article/423723311.html

 こういうことは育児本や教育関係図書にはあまり書かれていません。しかし、脳科学の本には、それらしいヒントは書かれてあります。ただし、あくまでも科学であるので「子供をこのように教育すべきだ」とは書いてありません。実験結果が書かれてあるだけで「どうするべきだ」という哲学の問題には触れていません。

 私たちは無味乾燥な研究結果をヒントにして子育てに応用するしかない。これを一般のお母さんが、行うのは少し難しいと思いますから、余計なお世話と思いつつも、私がこのような文章を書いているわけです。

 話は、変わりますが、私が子育てにおいて最も信頼している教科書があります。下村湖人の『次郎物語』と、永杉喜輔の『親と教師のための次郎物語』です。『次郎物語』は、児童文学と思われがちですが作者は大人を読者に想定して書いています。そもそもこの作品が発表されたのが『青年』という大人むけ雑誌で、作者の下村湖人は、お父さんお母さんに、次郎という人間をとおして教育論を述べています。

 例えば、次郎の父親は「教育しすぎないことだね」と母親に語っていますが、この「教育しすぎない」というのが、『次郎物語』の大きなテーマで、作者の思想の中心部でもあります。下村湖人は、怒れば生徒を殴ったり怒鳴ったりするので、外見的には保守的・厳格・スパルタに見えるのですが、それは的外れもいいところで「教育しすぎない」典型的な先生でした。

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 高等学校の校長を辞職し、青年団講習所で青年たちを教育するときなどは、何一つ教えなかった。何も教えないことによって、何かを教える。それが下村湖人のやり方でした。それは次郎物語の次郎の父のやり方とよく似ています。

 人間というものは、教えすぎると覚えなくなる。私は築地でマグロ屋の丁稚をやっていたことがあるから分かるのですが、魚市場では仕事を教えません。仕事は目で覚えろと言われます。先輩のやってることを盗めと言う。だから最初のうちは仕事ができなくても何も言われません。目で見ていろというわけです。

 これを能率的でないと思った私は、部下に教える立場になったときに、マニュアル化して細かく仕事を教えたんですが失敗しました。確かに仕事を覚えるのは早いのですが、マニュアル通りの仕事しかできなくなる。修行しなくなる。何も教わってない人の方が、最終的には良い職人になるんです。そして良い職人が一人いるだけで店が大繁盛する。一人の有能な職人が十人の給料を稼ぐ。そういう職人を一人育てるためにわざと築地の魚河岸では遠回りしている。

 話を戻します。

 下村湖人は、「教育しすぎない」先生であり、全く教えない先生でも有名でした。それでいて厳格な先生で、叱るときは容赦なくゲンコツを出しました。「教育しすぎない」先生といっても、今はやりの叱らない躾をしてるわけではなく、叱るときは叱る。時には殴る先生なんです。教育をしすぎないことと、叱ることは矛盾しないんですね。

 それは築地でも一緒です。叱るときは叱って、時には殴ったり蹴ったりする。でも、なるべく上から教え込まず、本人の発見を引き出す。あるいは才能を引き出してやる。あくまでも本人が自分自身で考えて自分自身で伸びていくことを第1とする。そういう教え方をする。これが干渉しない教育です。 叱らない教育と勘違いしないでください。あくまでも干渉しない教育。そして叱るときは叱る教育。



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2016年12月26日

3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 4

 専門家の先生に「絵本の読み聞かせをしなさい」と言われて、うちの嫁さんは慌てて、絵本の読み聞かせをしたりするのですが、むりに絵本の読み聞かせを行うことを自体が『干渉する教育』です。子供は大人しく絵本の前に座ってくれるとは限りませんから。

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 うちの息子ときたら素直に絵本の前でじっとしてくれません。絵本にかみついたり、足で踏みつけたり、破こうとしたりします。それをむりやり押さえつけて読み聞かせをすることもできなくはないですが、それこそ「干渉する教育」です。下村湖人や、次郎物語の次郎のお父さんにしてみれば「教育しすぎる」ということになるでしょう。

 だから私は、絵本は諦めて、息子の前で大声でポースターか何かの簡単な文字を読んで見せました。当然のことながら2歳児の息子も親の真似をします。2歳児は何でも親の真似をします。

 というか、たとえ悪いことでも親の真似をしたら褒めました
 だからますます真似るようになる。
 で、私が看板やポスターにある平仮名を読む。
 息子も真似して読む。
 そして息子に真似をさせることによって、
 ある程度、文字が読めるようになったら、
 今度は絵本の文字を読む。
 もちろん息子も真似して読みます。
 そのうち息子は、中身を暗記してきます。
 そしたら「お父さんに絵本を読んでちょうだい」と頼む。
 すると読んでくれます。

 これが『干渉しない教育』で、親ではなく息子の方が親に絵本を読んで聞かせるのが、我が家の読み聞かせです。3歳の息子が、知らず知らずの間に親に絵本を読んで聞かせるようになる。これっぽっちも強制されていない。だから息子にしてみたら父親と遊んでいるつもりで楽しそうにしている。下村湖人は、こういう教育を行って青年を育てていました。

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 この下村湖人の教師としての態度は、不思議と脳科学者の先生が言っていることと似ています。幼児は大人の真似をする癖があるので、真似をさせることが大切だという脳科学者(瀧靖之先生)が言ってることと似てるんです。

 下村湖人は『心窓去来』という短編集に「子供は大人の真似をする。このことを大人が忘れさえしなければ、子供の教育は、さほど困難なことでは無い。しかるに世の大人たちは、御苦労にも子供たちに自分の真似をさせまいとして、いつも苦労し俺それを教育だと思い違いしてるかのようである」と書いています。脳科学者(瀧先生)と同じようなこと言ってます。ついでに言うと戦前の教育学者たちも同じようなことを言ってました。

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 戦前では、子供に余計な教育をしてはいけないと言う考え方がありました。当時は子供が多かったからです。十人ぐらいの子供も珍しくなかった。そのような時代では、兄弟姉妹に対する不平等が子供の心に深刻な影響を与えることが問題になっていました。子供が多いと、平等なつもりでも、どうしても穴がでて、不平等な躾をしてしまいがちになる。それを題材に多くの児童文学が生まれましたが、次郎物語やニンジンなどがその代表作です。

 なので当時の教育雑誌等には、子供の教育は親の背中でしろという考え方がありました。親の働く背中を見せることによって、子供たちは自然と大人になっていく。それで良いとされていました。きっと当時は、サラリーマンなどは少なくて、ほとんどが農家や自営業でしたから、親の背中を見せやすかった。

 子供は勉強しろと言われても勉強しませんが、親の後ろ姿を見てその真似はする。そういう意味では、子供は親の鏡とも言えます。だから子供を勉強部屋に追いやって、自分はテレビのお笑い番組をみていても、子供が勉強するわけがないです。

 子供の個性は、親の後ろ姿や兄弟の後ろ姿を見ることによって少しずつ育っていきます。ところが、子供部屋があるとそういうチャンスは本当に少なくなります。社会化の勉強をする機会を失っているわけです。だから、むしろ貧しかった時代の子供たちの方が個性が育つのです。ようするにスポック博士の言っていたことは、全て逆だったというわけです。これが聖書の次に売れた本で、しかも母子手帳にまで影響があったというから戦後の育児教育のインチキ臭さに個人的に驚しています。

 話を戻します。
 ここから本題に入ります。

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 どのような方法で3歳児の息子を自力で(親の手を全く借りずに)三千メートル級山に登るように育てたか?と言うのが今回のテーマです。

 結論から言うと、「自分から登りたい」と思わせることです。そうしないと絶対に登りません。幼児は、煩悩の塊で嫌なことは絶対にしません。スパルタは通用しません。スパルタが通用するのは、小学生の高学年か、中学生になってからだと思います。年齢が低いほどスパルタは逆効果な気がします。

 これは息子が1歳3ヶ月の頃、ちょうどヨチヨチ歩きで歩けるようになった頃に分かりました。歩くのが楽しくて楽しくてたまらないという息子を、毎日近所の牧場に散歩に連れて行ったんです。最初は喜んで歩くんですが、帰ろうとすると激怒しました。最初は、帰りたくないのかなぁと思っていましたが、どうもそうではないらしい。かといってわがままを言ってると言うわけでもない。

 車で別の場所に移動して、全く別の道路を散歩させてるときも、同じようなことがおきました。ある一方方向にしか歩きたがらないのです。具体的に言うと北軽井沢で散歩させると北側のほうにしか歩こうとしない。しかしどういうわけか軽井沢で散歩させると南側にしか歩こうとしません。まるで浅間山から遠ざかろうとしているんです。

 変だなぁと思ったので工具箱から水平儀を持ってきて散歩コースを測ってみたら、息子が行きたがる方向は必ず下り坂だった。大人には全く気づかないぐらいの微妙な下り坂だった。その微妙な下り坂を1歳の息子は喜んで歩くけれど、ちょっとでも登り坂になるとすごく嫌がる。大人にはまったくわからないのですが、2歳の息子には、どんなに微妙な坂もわかっていた。そのくらい疲れることを嫌がっていた。

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 これは3歳になっても同じで、うちの息子は大人でも息を切らして登る四阿山・浅間山・八ヶ岳で息を切らしたことがありません。息を切らしてまで登ろうとはしないのです。そういう苦行を基本的に受け付けないのが幼児。小学生ならともかくとして、幼児という生き物は、楽しくなかったら絶対に登らない。

 道路には下り坂もあれば、必ず登り坂もあります。下りっぱなしで散歩から帰るなんて不可能です。そこで散歩コースを変えることにしました。牧場ではなくて登り坂ですが迷路のようになっている別荘地を散歩することにしました。

 別荘地のなかには、様々な草花や置物が飾ってあったりして、息子の好奇心を満たしやすい。何より別荘地に行くには坂を登る必要がある。はたして登ってくれるだろうかと思ったのですが、やはり登ってくれません。

 5メートル歩いては道端の石ころをいじったり、10メートル歩いては野草をいじったりして、なかなか前進しない。最初は百メートル歩くのに1時間もかかりました。しかし脳科学の先生は非常に良いことだと言っていたので根気強く我慢しながら息子の好奇心につきあいながら、少しずつ散歩コースを伸ばしてきました。そして少しずつ少しずつ体力をつけていくと、10メートル、20メートルになり、それが30メートル、40メートルになりました。

 そうやって体力がついてくると、あれほど帰るのを嫌がっていた牧場コースも難なく帰れるようになってくる。丘陵地帯である浅間牧場に連れて行っても、喜んで歩くようになります。

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 浅間牧場は、アップダウンの激しいところで、大人でも運動不足の人は息を切らします。幼児は息を切らしてまで歩きませんから、うちの息子もタダでは登ってくれません。何らかの好奇心を満たさないと駄々をこねて登りません。だから毎日、いろんなもので釣りました。

 あるときは、枯れ枝を振り回してみたり、あるときは枯葉を大空に舞い上げてみたり、タンポポの綿毛を飛ばしてみたり、野の花を摘んで差し出してみたり、いろんなものを息子に見せて、坂道を上らせたのです。

 幼児は、好奇心の塊なので坂道を上るという苦行よりも好奇心の方が勝ってしまう。ときには駄々をこね、ときには全く前進しないことも多かったのですが、根気強く毎日出来る限り浅間牧場の散歩を続けました。途中何度も倒れては傷だらけになりましたが芝生なのでたいした怪我しません。

 そうやって1歳をすぎ2歳となった頃には、自分の体の半分もあるのかという階段をスイスイと上れるまでになりました。ちょうと2歳6ヶ月くらいに登山できるレベルの体力がついてきました。

 けれど浅間牧場は、見渡す限りの芝生なので、倒れても大して怪我をしませんが、登山道では死につながります。登山道で倒れるわけにはいかない。つまり子供の手を握って山に登ることになります。つまり山に登るためには腕の筋力と肩が脱臼しない頑丈さが必要です。

 なので公園で盛んに鉄棒をやり、アスレチックで遊ばせました。毎日寝る前には、マット運動・でんぐり返し・綱引き・逆立ちもどきを行って、腕と肩と握力と骨を鍛えました。バク転は無理にしても、親の手を持って空中回転するぐらいの身のこなしをマスターさせました。

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 もちろん遊びながらです。息子は毎晩寝る前にキャッキャと笑いながら布団の上マット運動・でんぐり返し・綱引き・逆立ちもどきで遊んだ後に眠ったのです。危険な岩場・鉄ハシゴ・鎖場などがつきものの百名山に3歳児が登るわけですから、少々のことでは脱臼しない体に改造しなければなりません。こうやって丈夫な体に鍛え上げたのです。


つづく。

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年末年始に大型キャンセルでました。まだ予定の無い方は御検討ください。

年末年始に大型キャンセルでました。
まだ予定の無い方は御検討ください。

12月30日4名
12月31日5名
1月1日3名
1月2日4名

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 最近、スノーシューツアーの問い合わせが多いのですが、ほとんどお断りしている状況でした。しかし、自家用車などの交通手段のない方には、スノーシューイベントがないと山に登れないという深刻な相談・訴えが多く、たしかにごもっともなので、急遽、スノーシューハイキングイベントを行うことにしました。

1月15日 スノーシュー体験
1月22日 スノーシュー体験
1月29日 スノーシュー体験

2月5日 スノーシュー体験
2月19日 スノーシュー体験
2月26日 スノーシュー体験

 いずれも2名以上の参加者がいることが条件です。もし1名しか参加者が居ない場合は、近郊の案内に変更します。料金は、スノーシューツアーで2500円(近郊)から3000円(遠方)。雨天・吹雪の場合は中止。なのでイベント参加目的の方は、直前まで天候を見極めつつ、直前に予約をいれるようにしてください。でないと雨天でキャンセルした場合は、キャンセル料が発生することになります。ちなみに昨年は、暖冬で雪がなくてスノーシューができないケースも多かったですので、スノーシュー目的の方は、予約の前に問い合わせてみてください。

つづく。

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posted by マネージャー at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年12月27日

3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 5

 私の目標は、3歳になった息子を槍ヶ岳の頂上に連れていくことです。『風のたより』でさんざんやってきたことなので、決してできないことではないと思っていました。

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 ただし、相手は3歳児なので、大人と違って駄々をこねる可能性があります。大人ならアミノバイタルを飲んでくださいといえば飲んでくれます。しかし3歳児は飲んでくれない可能性がある。これをクリアするためには、アミノバイタル・クエン酸・ローヤルゼリー・ブドウ糖・ビタミン剤といったサプリメントを飲んでくれないといけません。

 そのためにはゼリーを大好きになってもらわないといけないし、野菜ジュースや野菜ジュースタイプのスムージーも好きになってもらわないと。なにしろ3歳児ですから電池切れがはやい。

 そこで、他のおやつは一切控えさせて甘いものに対して飢餓状態に陥った頃に、最高級のゼリーを少しずつ息子に食べさました。息子は千疋屋のゼリーにイチコロだったみたいで、何かあるたびに
「ゼリー食べたい」
と言ってきました。私は
「じゃあ山で食べようか」
と言って、小浅間山に連れて行って、少し歩いて息子の喉の渇きを待って、チューブタイプのゼリーを食べさせました。

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 もちろん最初はアミノバイタルではなくて美味しいゼリーです。息子はそのチューブタイプのゼリーをいたく気に入って、
「美味しいねぇ」
「また食べようね」
と気に入ってくれました。こうなればしめたもんで山に行くたびに、散歩に行くたびに、様々なタイプのゼリーを水筒がわりに食べさせます。ビタミン剤タイプのゼリー・アミノ酸系のゼリー・カロリー補給タイプのゼリー・野菜ジュース・野菜のスムージー。それらを喉が渇いた頃に見計らって飲ませるのです。

 もちろん少しずつです。毎回同じものを大量に飲ませれば飽きます。そうならないように、少しずつ飲ませて、もうちょっと飲みたいぐらいの頃合いを見てストップさせます。「もっと飲みたい」と思うくらいのところでストップがコツです。

 これは「平仮名カタカナ」を覚えさせる時でも一緒です。息子がどんなに平仮名に夢中になったとしても5分で止める。盛り上がったところで止める。それによって息子は2週間で文字を覚えてしまう。カタカナも2週間で覚えました。

 では 30分ぐらい勉強させたらどうなるんだろうか?と、漢字を使って実験したら見事に失敗。漢字を見るのも嫌になりました。なので漢字の勉強は1年間中断。1年後に漢字の勉強再スタートさせています。

 もちろん5分以上の勉強はさせていません。本人が、どんなにやりたがっても 5分でやめます。これコツで、どんなに息子がやりたがっても中止。漢字カードをしまう。けれど親が漢字カードを隠していても、どこからか息子は見つけ出して、一人で息子は漢字の勉強している。5分でやめれば、それほど中毒になる。

 5分でやめると脳に快感をもつ。快感に感じることによって脳が成長する。これはテレビでもゲームでも食事でも一緒らしくて快感に感じることによって脳が成長する仕組みになっている。しかし、満腹させてはいけない。お菓子でも漢字でも満腹させたら見向きもしなくなる。だから登山でお菓子を与えるときも、少しずつでないといけない。

 ところで、息子が登山デビューしたのは、言葉も話せなく、やっと立てるようになった1歳3ヶ月ぐらいの頃です。場所は浅間牧場で、その様子はYouTubeにアップされてます。

https://www.youtube.com/watch?v=CwUJBYpyLp4


 1歳3ヶ月ですから千鳥足でフラフラ歩いています。
 動画を見ると分かると思いますが、赤ちゃん煎餅をエサにしています。
 これがないと歩いてくれません。
 しかし、煎餅があると、笑いながら急坂も登ります。



 十メートルほど私が先を歩いて、息子に煎餅を見せる。
 息子はその煎餅をめがけて突進してきます。
 これを少しずつ繰り返して体力をつけさせます。



 体力がなければ、楽しんで山に登れませんから、煎餅をエサにして少しずつ歩く距離を伸ばして、3ヶ月後の1歳6ヶ月頃には、浅間牧場を2キロ歩けるくらいになりました。

 それからは、小浅間山に登るようにしたのですが、自分の力だけで登っていません。息子が嫌がれば必ず背負うか肩車しています。本格的に登山をさせるのは、イヤイヤ期(マイルール期)の始まる2歳になってからです。

  1歳児の間は、好奇心が強すぎて、なかなか前進しないからです。坂道になると、石や花をいじったりします。こういう時は無理に歩かせないで、好奇心まま放置した方が良い。時間が押してきたら肩車したり背負ったりすればいい。ここで無理したら山嫌いになるからです。

 というわけで、息子が自分の力だけで登山を開始させたのは、2歳6ヶ月からです。2歳6ヶ月になると急に体力がついてきます。それ以前は、もっぱら浅間牧場を気ままに歩かせ、小浅間山には背負って連れて行くだけでした。

 息子にとって生まれて初めての自力登山は、2015年10月6日。池ノ平湿原の木道歩きと雲上の丘です。ここは木道と階段ばかり。こういう山なら好奇心に負けて藪に入るようなことはありません。普通の山だと好奇心で枯葉や枯れ枝をさわって、トゲが刺さるなど大変なことになるからです。

 幼児の皮膚は柔らかいので、大人ならなんでもない枯れ枝でも、トゲとなってささってしまう。そのたびに毛抜きでトゲをとってあげるのですが、2歳6ヶ月だと必ずしも協力的とはかぎらないので大変な苦労をします。

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 ここで2歳児に登山させるコツを述べます。

(1)飽きさせない

 つまり同じ歩き方をさせない。草むらに入れたり、岩を登らせたり、ジャンプさせたり工夫して飽きさせない。当然のことながら同じ登山道を使わない。寄り道もつきあってあげる。

 2歳児は恐ろしいほど工夫します。歩き方を変えます。例えば疲れると坂道でタコ踊りのような姿で歩きます。両腕を前後に大きく振り回すと楽に坂を登れることに気がついたのです。また後ろ向きに歩こうとします。後ろ向きに歩けば使う筋肉が違うから疲労度を軽減できる。もっと疲れると道端の石ころを触ってみたり草花や枯れ枝を触ることによって休憩しようとします。そういうことを含めて辛抱強く見守ると長続きします。

 また飽きさせない工夫として階段などで数字を数えるのも効果があります。前方にタンポポを見つけたら、それを摘み取って差し出すのも良いでしょう。もしタンポポに興味を持ったら、 3メートルくらい先に行ってタンポポを差し出す。すると嬉しそうに受け取りにきます。

(2)自分の力だけで登ったと錯覚させる

 例えば階段を上るときに、父親と母親の二人が2歳児の両手を握って引き上げます。宙ぶらりんにするのはまずいですが、そうとは気づかないレベルで引き上げてあげると本人は「なんだ楽勝じゃないか」と勘違いして自信をもちます。登れたら褒めちぎります。本人が気がつかないように楽をさせてあげるのです。

 ハーネスを使うのも有効です。リュックサックを背酔わせて、それを背後から気づかれないように持ち上げて重力を軽減するのもいい。ただし2歳児は、こちらが思っている以上に賢いですから下手な小細工は、すぐばれてしまいます。そのうち
「自分で歩くの」
と怒るようになりますから、ばれないように巧妙にやらなければならない。そこが難しいところです。バレると激怒して自分だけで登りたがりますが、それが早すぎると、体力負けして登るのを嫌うようになりますから要注意です。

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(3)褒めまくる

 2歳児にも大人なみのプライドがあるようです。しかも傷つきやすい。なのでプライドを上手にくすぐるとうまくいきます。そのさい「自分でできる」ということが大きなポイントになります。ここを徹底的にくすぐってあげると、自分で山に登ろうと言う気になってきます。けれど 2歳児は、自分でやれないことが多い。やれないことを「やれたんだ」と錯覚を起こさせることで、自尊心をくすぐるのです。

(4)報酬を与える

 プライドをくすぐるだけでは、気まぐれな2歳児は自分から登ってくれません。やはり報酬は必要です。物で子供を釣るのは良くないと言われていましたが、脳科学の久保田先生は、むしろ報酬を与えることによって脳が発達すると言っています。快感が与えられると脳が成長するらしいのです。

 体動かして疲れて喉が渇いているときに、甘いゼリーを与えられたら2歳児なら大喜びです。自分で登山道を歩けば、大好きな甘いものが食べられる。そういうことを繰り返せば、いつの間にか登山道歩くことが、おやつをもらえることとイコールになり、登山が大好きになります。

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(5)装備を調える

 これは何気に重要です。装備の良し悪しで、登山が楽になったりきつくなったりするからです。特に2歳児の靴の多くはデッキシューズに毛の生えたような貧弱なものが多く滑りやすく脱げやすいために登山道で苦労します。

 かといって2歳児用の登山靴は存在しませんから、それに類する厚底で滑りにくく岩に張り付くようなゴム底の靴を代用します。それから子供の成長がはやいので、ついつい大きめの靴を買いたくなりますが、あまり意味ありません。十回ぐらい山に登ると靴を履き潰してしまうからです。

 ハーネスもあった方が良いでしょう。岩から落っこちないようにハーネスを命綱にします。と言っても登山用ハーネスではありません。あれはかえって危険なので使えません。幼児用ハーネスを使います。それは、ベストの後ろにヒモがついたようなものです。

 登山用ハーネスは、ズボンのように装着し、前にヒモをつけるのですが、幼児用ハーネスは、ベストのように装着し、うしろにヒモがついている。ただし、足ベルトが無いことやヒモの強度などに不安があるので、最低限の改造が必要でしょう。

 もちろん毛抜きと傷パワーパットと日焼け止めは必修。予備の靴と靴下と着替えも必要です。不意をついて水たまりに飛び込んだり、水遊びしたりしますから。もちろん甘い物やジュースも必要。電池切れを防ぐためです。幼児は筋肉量や内臓が未発達でエネルギーを蓄えにくく、大人よりはやく低血糖を引き起こします。

 あと睡眠が重要です。うちの息子の例ですが、息子が2歳6ヶ月の頃は、4時間くらい登山すると、その後に死んだように熟睡・爆睡します。2時間はたっぷり寝ます。そうしないと体力がもたないのでしょう。はやく身体を回復させるためには、直後の睡眠が必要なんでしょうね。なので登山の後に睡眠する時間も必要です。車の中で寝られるようにベビーシートと毛布をセットしておくといいです。

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(6)山を歩かせない

 それから「究極のコツ」を書いておきます。2歳児を登山好きにさせる方法は、最初から山を歩かせないことです。私は、息子が生後3ヶ月の頃から1歳6ヶ月くらいまで、息子に山歩きをさせず、ただ、ひたすら息子を背負って山登りしたり、浅間牧場の散策をしていました。息子は、キャッキャとハイテンションで喜んでいましたが、ある日、突然、背負子(しょいこ)から降ろして浅間牧場を歩かせたら、もう二度と背負子には乗ってくれなくなりました。肩車もダッコも拒否です。

 背負子に背負われて外を見るだけから、歩く楽しみを知ってしまった息子は、もう後戻りはできません。幼児には「歩きたい」という欲求があるからです。かといって、この時点で苦しい山登りを体験させては駄目で疲れさせないことが大切です。うちの息子の場合は、まずは芝生に覆われた浅間牧場を少しだけ歩かせ、つぎに木道を歩かせました。そしてなだらかな山チャレンジ。最後に、本格的な登山です。順序さえ間違わなければ、子供は山を嫌いにならないはずです。

(7)音楽の手を借りる。

 岩登りがある登山では、空間的知能が大切ですが、モーツアルトの「2台のクラヴィーアのためのソナタ」を聞かせるだけで空間的知能があがることがわかっています。猿やラットに聞かせても同じ効果があるといいます。これを利用しない手はありません。空間的知能が高いと、瞬時に登るべき道が分かるし、一度通った道は忘れないので迷子にもなりにくくなります。また地形図を見て山を立体的に想像できるようになるので、登山家には絶対に欠かせない能力です。なので「2台のクラヴィーアのためのソナタ」を聞かせて損はないです。

 それからこれは2歳児には効き目が無く3歳以降に有効なのが歌です。歌の力を借りると登山がはかどります。歌うことによって登山に集中します。例えば「となりのトトロ」の「さんぽ」なんかは、テンポも良くて夢中になって歌ってくれますから、歩くという行為に対して集中力を切らしません。なので道草がなくなり、時間を忘れて歩いてくれるので距離を稼げます。

 特に3歳後半になると歌の威力が実感できます。もちろん歌を聞かせるのも効き目があります。それも単調で単純で歌いやすい歌ほどいいです。私の経験だと、合いの手の入るような民謡。例えば『ハイサおじさん』のような単純でテンポの良い曲が、わかりやすくて喜ばれます。

 以上、7つのコツを述べてみました。



つづく。

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2016年12月28日

3歳児が、親の手を借りずに三千メートルの山に一人で登れるようになる方法 6

(1)飽きさせない
(2)自分の力だけで登ったと錯覚させる
(3)褒めまくる
(4)報酬を与える
(5)装備を調える
(6)山を歩かせない
(7)音楽の手を借りる。

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 これらの7つのコツを使って息子を山好きにさせていきました。そして、池ノ平湿原の木道歩き。桟敷山林道、武具脱の池、万座温泉、渋峠に横手山、湯の丸山、標高1999メートルの破風岳、軽井沢の離山、榛名山と、少しずつ山登りの難易度をあげていきました。すると、驚いたことに急にバランスの取り方がうまくなっていきます。


1.池ノ平湿原の木道歩き

 2歳児にとって初めての本格的登山は、木道と階段しかない池ノ平湿原が良いと思っていました。一番の理由はトゲです。幼児の皮膚は柔らかいので、大人ならなんでもない枯れ枝でも、トゲとなってささってしまうのです。これがやっかいで、そのたびに毛抜きでトゲをとってあげるのですが、2歳7ヶ月だと必ずしも協力的とはかぎらないので大変な苦労をします。ですから藪のない木道と階段が理想的なのです。階段は、大人にとっては苦しい登りですが、幼児にとっては必ずしもそうではないんです。

 なので息子にとって生まれて初めての自力登山は、2015年10月6日。池ノ平湿原の木道歩きと雲上の丘です。ここは木道と階段ばかり。こういう山なら好奇心に負けて藪に入るようなことはありません。普通の山だと好奇心で枯葉や枯れ枝をさわって、トゲが刺さるなど大変なことになるからです。

 また、野生動物のウンチにも気を付けなければいけません。岩場には、たくさんのウンチがいます。しかし、そのウンチは、雨に打たれて綺麗な赤い木の実の姿をしているんです。好奇心の強い幼児は、これに触りたがるんです。しかし、階段や木道を歩かせると、赤い木の実のウンチなんか目もくれずに前進しようとします。日本のまっすぐな道や階段があると、どういうわけか2歳児は、まっすぐに前進したくなるんですね。それを浅間牧場などで経験済みだったので、池ノ平湿原を歩かせたわけです。


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2.桟敷山林道

 ここも両端が笹藪なために木道と同じような効果があります。あと笹藪地には野生動物のウンチがないために安心して歩かせられます。気をつけるべきはダニですが、10月すぎれば安心して良いでしょう。

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3.武具脱の池
4.万座温泉
5.渋峠に横手山

 この3つも木道があって幼児を歩かせるには安心できるので良いですね。

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6.湯の丸山、

 芝生があるために怪我無く歩けます。藪も無いです。ただし、牛のウンチと野いちごのトゲが怖いので、そこだけ要注意です。

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6.破風岳

 標高1999メートルですが、幼児にとっては比較的登りやすい山ですね。
 この山では、最初から最後まで自力で登っていました。
 これ以降は、オンブもダッコも無くなっています。

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 動画もあります。
 2歳7ヶ月の幼児が強風の中を登っている姿が見られます。





これは頂上での様子。




7.軽井沢の離山

 安心して登れる山の一つですね。
 なだらかで、途中に木道のルートがあります。
 そして最後は階段なので幼児に優しいルートです。

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8.榛名山、

 安全に登れる山がたくさんあります。
 それと木道のルートがあって、2歳の幼児に優しい場所です。

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 池ノ平湿原の木道歩き。桟敷山林道、武具脱の池、万座温泉、渋峠に横手山、湯の丸山、破風岳、軽井沢の離山、榛名山と、少しずつ山登りの難易度をあげていきました。すると、驚いたことに急にバランスの取り方がうまくなっていきます。うちの息子は、1歳6ヶ月くらいから毎日のように浅間牧場を歩いていましたが、それを1年間つづけるよりも、数回の登山の方が上達がはやい。何十回も牧場を散策するより、数回の登山の方が劇的に運動神経がアップしているのです。ヨチヨチ歩きが消えて大人のようにスタスタ歩けるようになる。登山で何かコツをつかんだみたいで、反射神経がよくなって、無駄な動きが少なくなって、階段をスイスイと上ったり、坂道を楽々と登るようになっていました。

 こうなると道草が少なくなってくる。以前は、牧場を散策しても、草花をさわったりで前に進まなかったのですが、道草が減ってきて歩行速度がはやくなる。そして歩くのが楽しそうになる。おやつなどの報酬をあたえなくても歩きたがるようになる。槍ヶ岳に登ることも可能になってくる。体力と運動神経で見通しがたってくる。

 問題は「相部屋の山小屋に行儀良く泊まれるかどうか?」です。
 これが一番の難題です。
 槍ヶ岳に登るには、山小屋に4泊しなければならない。
 3歳児が大人しく相部屋の山小屋に泊まれるのか?
 という問題がでてきます。

 で、高級ホテルに泊まって練習することにしました。もちろんコース料理つきのホテルです。ファミリー対象のホテルではありません。そういうところは、子供は騒ぎ立てるので、息子の勉強のためには有害です。

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 2歳児になると世の中のルールを理解しだします。と同時に、イヤイヤ期がはじまります。何か気に障ることがあると激怒するようになります。しかし彼らが激怒するときは、必ずと言っていいほど、彼のマイルールから外れた時です。

 例えば、スーパーに行った時に、まず最初に試食コーナーに行って試食を息子が食べたとします。それを三日間連続して行うと、スーパーに行ったらまず試食コーナーで食べるというルールが息子の中に出来上がります。そういうルールで世の中動いていると息子は勘違いする。2歳児のイヤイヤ期というものは、 2歳児のルールに対する中途半端な理解によって発生するのです。

 逆にいいますと、マイルールが無い場合は様子をみます。2歳児は静かになります。行儀がよくなります。だから「他所様の前では、行儀が良いのに、親の前では我がままになる」と言うお母さんたちの証言がでてくるのです。お客様の中には
「うちの子は、内弁慶なんです」
と証言するお母さんが何人もいましたが、内弁慶なのではなく、見知らぬ環境に驚いて、どう接して良いかわからない。自分の中にある原則=マイルールが確立してないので様子をみている。で、まわりの大人たちが静かに食事をしていると、それを見習うようになる。

 だから子供たちが大勢泊まっていて暴れ回って親が注意してないような宿に泊まったとしたら、息子は自分も暴れて良いと思ってしまう。まわりをみて学習して、それが自分のルールになってしまう。だから2歳児にルールを学ばせる場所が非常に重要になってきます。

 なので息子が2歳の時に宿を休館にし、マナーを要求される高級ホテルに何度も泊まりに行きました。「宿は静かに泊まるところ」という刷り込みを行うためです。最初が肝心ですから。

 で、高級ホテルに泊まると、案の定、レストランの一番奥のすみっこに席が用意されていました。そして予想通り隣のテーブルの人に嫌な顔をされます。で、ハラハラしながらコース料理をいただいたのですが、ホテルの雰囲気に圧倒されたのか、息子は最後まで静かに食べてくれます。そして周りが豹変(ひょうへん)します。ホテルの人には、
「素晴らしい」
「本物のジェントルマンですね」
と絶賛してきます。最初は舌打ちされたうえにジロジロみていた隣のテーブルの人たちも、わざわざ近づいてきて、お褒めの言葉をくれます。

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 親としてはホッとします。 もちろん息子がジェントルマンな訳がありません。泊まったホテルの格式が、息子にマナーを刷り込んでくれただけです。親の緊張が息子に伝わっただけです。こういうことを何回か繰り返すと、息子は宿に泊まるときは静かにするもんだと刷り込まれます。こうしてやっと、
「山小屋も大丈夫だ」
と確信できまるようになりました。後は簡単です。息子の体力だけが課題ですから。

 脳の発達にはいくつかの臨界期があると言われています。例えば視覚。誕生から数ヶ月間、全く光を知らないままでいますと、脳の視覚システムが構築できず一生涯失明したままになります。これが臨界期です。

 また、十歳までに人間社会の言語に触れることができなかった子供たちは、脳における言語システムそのものが構築できないために、 十歳以降にどんなに勉強しても文字を覚えることも言葉を話すこともできないと言われています。これが言語の臨界期です。

 そして脳の発達にはもう一つの臨界期があると言われています。それは脳の「眼窩前頭域」で、この部分の盛んな発達は生後36ヶ月ぐらいだと言われています。この「眼窩前頭域」の発達が脆弱だと自分の感情が抑えられないハイリスクの子(危険度の高い子)になり、共感能力や思いやりを欠く子や、無気力、無感動な子になりやすい言われています。

 躾をするには、この時期が重要なので、分不相応にも高級ホテルに泊まり、静かに行儀良くできるように訓練しました。こうして、息子が山小屋に泊まれる能力を磨きました。後は、本格的な百名山に次々とチャレンジするだけになりました。

 ところが誤算がありました。
 子供園(幼稚園)です。



つづく。

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posted by マネージャー at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | テーマ別雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする