2020年05月21日

ウイルス騒ぎで収入が途絶えた人たち 2

 私の生まれた所は、新潟県の佐渡島です。佐渡島には、小木という町があります。新潟県の直江津から佐渡に行く船が出ているんですが、その船が到着するのが小木という町です。

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 その昔、この屋根には、瓦がありませんでした。戦後間もない頃まで板葺きの屋根に、大きな石ころが、のっかっていました。そこに、とある大企業が訪れて、屋根に乗っかっている重しの石を一括で買い取り
「この街の屋根を全部、瓦屋根に葺き替えてあげましょう」
と言ってきた。町民たちは三菱様様と感謝して喜んだと言います。しかしこの話には裏があって、屋根に使われた重しの石は、昔相川銀山から掘り出した金銀の含有量の高い鉱石だったのです。それにしても、金のしゃちほこならぬ金の鉱石を屋根に乗っけて生活していたとは豪勢な話ですが、逆に言えば、猫に小判だったとも言ます。町民に地質に詳しい人が一人でもいれば、大金が稼げたのに、それを見逃していたわけですから、なんとも間抜けな話です。

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 このような話は、佐渡島にたくさん残っています。有名なのが西三河のわらじの話で、西三河と言う所を旅人が通ると、使い古したわらじを無料で交換してくれる所がありました。旅人は、なんと親切な人達なんだろうと感謝しましたが、この話にも裏がありました。使い古したわらじを焼くと、そこから砂金が採れることがあったのです。つまり親切に交換してあげたのではなくて、儲かるから交換してあげていたわけです。

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 この二つの話には、重要な教訓が入っています。
 情報が重要だという教訓です。
 しかし、その情報を手に入れるには、それなりの努力が必要ですが、
 日々の生活に追われて、そこまで手が回らない人たちがいる。

 前置きはこれぐらいにして、本題に入ります。前回、例のウイルス騒ぎで、収入の道を閉ざされた人たちの話をしました。一般的には飲食業や宿泊業の人たちが大変だったとされていますが、他にも大変な人たちが大勢います。大きなホテルが休業した場合、従業員は給料が保証されたりしますが、そうではない整体師や指圧鍼灸師・マッサージ師などの人たちは、ホテルが休業して仕事にあぶれてしまう。恐ろしいことに、彼らの中には身体障害者も多い。私の友人にも、週に三回透析を受けないと死んでしまう障害者がいますが、彼も、整体・指圧鍼灸師・マッサージの資格を持つ自営業者(店を出している)ですが、このウイルス騒ぎで完全無欠な無収入になってしまった。

 なので、就職活動の結果、なんとか就職することができ、その就職を祝って、ちょっとした祝杯をあげました。そして、今後必要となるエクセルなどのパソコンスキルを教えたりしたんですが、教えてる途中に重大なことに気がついてしまった。

 市町村から出る給付金や、県から出る補助金、国から出る持続化給付金に関する手続きを一切してないと言うのです。個人事業主である彼は、もう何ヶ月も無収入なので、色々な行政に給付金を申請すれば、150万円以上は、必ずもらえるはずなんですが、何一つ手続きをしていないと言うのです。パソコン音痴だからいいやとか、デジカメがないから手続きができないと言っていましたが、数時間辛抱して書類を作れば、100万円以上の給付金がもらえるわけだから頑張るべきだと、なんとか説得して資料を持たせたんですが、IT弱者にとっては、申請書類の製作が憂鬱で憂鬱で仕方がないみたいです。

 もちろん制作の代行会社なんかもあるんですが、高額なマージンを取られるようですし、マイナンバーカードという機密情報にも関わってくるので、あまりお勧めできない方法です。そうなると、いくら国から100万円の持続化給付金がもらえると言っても、書類を作れる能力のある人ばかりとは言ないので、もらえるはずのものがもらえない人達も出てくるはずです。例えば視覚障害者の人たちは、書類が作れるのでしょうか?パソコンなんかいじったこともない人たちにとっては、その壁はあまりにも高すぎるような気がします。

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 恐ろしい話、その友人が、うちに泊まりに来てなければ、給付金を知らないでいた。インターネットで、そういうものがあるらしいということは知っていたようなんですが、どうすればいいのかわかっていなかった。たまたま私が自営業者だったからアドバイスできたんですが、そういう人たちが友達にいなかったら、給付金という制度があっても、それを活用しないまま生きていたかもしれない。

 それこそ佐渡島の小木町の屋根の重しに使われていた金鉱石と一緒。いや、それ以下の存在だった。持続化給付金という制度も、利用しなかったら、利用できなかったら屋根の重しにも使えない。情報弱者は、ますます困窮する時代になった。で、困ったことに社会的な弱者ほど情報弱者だったりする。で、
「めんどくさいから、いいよ」
と、あきらめが早かったりする。

 だけど、あきらめさせてはダメなんだよね。そういう意味で、私たち周りの人が、積極的に手伝わないとダメだと思う。こういうときは、親切の押し売りをしてもいいと思う。なので、このブログを読んでる人で、まわりに、そういう人がいたら、ぜひ手伝ってあげてほしい。


つづく。

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posted by マネージャー at 03:06| Comment(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする