赤ちゃんは、生まれてすぐに他人と母親を区別する。
しかし、生後6ヶ月を過ぎるとなぜか人見知りになる。
じゃあ、なぜ6ヶ月もたって人見知りになるかというと、
怖いという感情は、生後6ヶ月以降に表れるためだと言われています。
一方、笑いといった感情は生後2ヶ月から3ヵ月に芽生えます。
だから人見知りは6ヶ月以降におきるんですね。
では、怖いから人見知りがおきるのだろうか?
最近の研究では、それも否定されている。
では、どうして人見知りがおきるのだろうか?
それを述べる前に面白い研究データーがあります。2013年6月5日にオンライン科学誌「PLOS ONE」に京都大学が、赤ちゃんの人見知りについての研究結果を発表していますが、その結果が非常に興味深いのです。
京都大学では、まず赤ちゃん57名のアンケートによる気質調査を行い、赤ちゃんの「人見知り」度合いと、相手への「接近」と「怖がり」という二つの気質の関係を調べました。結果は、「接近」と「怖がり」の両方の気質が強い赤ちゃんほど人見知りするというものです。よーするに、好奇心がつよいけれど、恐がりの赤ちゃんが人見知りするということです。
ここまでは、なんとなく理解できます。
問題は次の実験です。
視線反応計測を使った実験です。
お母さんと、他人(女性)の顔を見せて、どちらをどれだけの時間、見ているかという実験です。で、人見知りする赤ちゃんも、人見知りしない赤ちゃんも、お母さんを見つめる時間は一緒でした。つまり両者の差はないのです。
興味深いのは、人見知りする赤ちゃんは、人見知りしない赤ちゃんよりも、他人の顔を長時間みるという結果です。お母さんの顔より、長時間、他人の顔をみる。
面白い結果ですね。
自閉症児は、人見知りしません。
そもそも人間に興味がうすい。
しかし、人見知りする赤ちゃんは、他人への興味が強いという実験データーがでてきた。これは、本当に興味深い結果ですね。さらに面白い結果があります。他人の顔のどこをみているか?という実験データーです。
まず、人見知りしない赤ちゃんは、鼻とか口元をみている。
で、人見知りする赤ちゃんは、目をみている。
この実験結果をふまえると、人見知りする赤ちゃんの方が、アイコンタクトに敏感であることがわかる。
これらの実験結果から思い出すのが、両親が聴覚障害者のケースです。赤ちゃんが手話を使い始めるのは生後6ヶ月頃。はやければ4ヶ月頃らしいですね。つまり、その頃に他人を理解しはじめるということになる。これは、赤ちゃんが人見知りする時期とイコールである事も興味深い事実です。
ここから考えると素人の私でも、安易な結論がでてきます。つまり赤ちゃんが人見知りするという事と、他人を理解するという事に、重要な相関関係があるということです。
で、私ごとになるのですが、私は男3人兄弟です。私が長男。3つ年下に次男。10歳年下に3男です。幼少の頃に人見知りがはげしかったのは次男なんです。そして、この次男が、学生時代に人間関係が上手になっています。逆に幼少の頃に人見知りしなかった私(長男)は、学生時代に人間関係に苦労したり、早合点したり、空気が読めなかったりた。もちろんこれは限られた私の個人体験です。なので、お茶会にでてくる御客さんに、世間話をまじえながらアンケートをとってみました。で、その結果は.......?
つづく。
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誰でもというわけでもないらしい。人懐こい面白い顔してるからかなぁ。
たしかに恐そうな顔ではないのだが・・小さな子に見つめられて当惑するってことってあるのです。恐そうな人には大人でも人見知りしてしまいますが恐そうな顔の人が、案外可愛いものが好きだったり理解できると、面白いものです。人は存外みかけで勝手にイメージをつくりがちなので、会話が大事になってきますね。
まさに人見知りの子供の反応ですね。
彼らは好奇心のかたまりで、すごく興味がある。
そのくせに恐がりで、近づかれると泣いてしまう。
恐怖と好奇心の葛藤が、人見知りの症状らしいです。