2014年05月26日

テレビ番組で料理のアップが写ると手をあわせて「いただきます」をする息子

はやいもので、今日で息子が生後14ヶ月になる。

 どのお子さんでも一緒だと思うが、生後14ヶ月ともなると、非常に知能が高くなる。かしこくなる。具体的に言うと、親の言葉を理解するようになる。食事前になると、手を合わせて「いただきます」を言うし、食後は「ごちそうさまでした」を言う。

 それだけでなくて、テレビ番組で美味しい料理のアップが写ると手をあわせて「いただきます」をする。これだけ聞けば、ははーん、テレビの料理を食べたいのかな? それで手をあわせて「いただきます」をしているのかな?と、『ほほえましい一光景』で終わるエピソードに思えるかもしれないが、そうは問屋がおろさない。

 息子は、フレンチや中華など、本人が全く食べたことも見たことも無い料理に対しても手をあわせて「いただきます」をするからだ。どんなに見たことの無い料理でも手をあわせて「いただきます」をする。つまり、生後14ヶ月の赤ちゃんには、料理という概念が理解できているということである。体験して無くても、初めて見る料理でも、それが

『料理である』

と判別できる能力があるということなのだ。これは、恐るべき知能である。赤ちゃんは、私たち大人が思っているより、かなり高度な能力をもっている証拠でもある。

 ここまでが前置き。
 ここから本題に入る。

 今日は、ママ友ならぬ、孫友が尋ねてきた。
 親しくしている貸別荘オーナーの奥さんである。

 私の世代(52歳)だと、子供は大人になり、そろそろ孫が生まれてくる。なので1歳の孫をもつ友人がいっぱいいる。そういう人たちの集まりは、ママ友ではなくて、孫友という。孫だから直接子育てはしない。たのまれたら面倒をみるくらいである。あくまでも子育ての主役は、息子のお嫁さんだったりする。なので、あまり口出しはできない。そういう立場の人と、私は気が合う。育児に関して気が合う。

「自分が子供を産んだときは、いっぱいいっぱいで、分からなかったんだけれど、この年になって孫を客観的に見るようになったら、まるで違うんだよね。赤ちゃんというのは、本当に賢いんだよね」
「そうですよね。私もそう思います」
「赤ちゃんは、頭が良いんですよ。そのうち親をためしますよ」
「ああ、そうそう。うちの息子も私を試し始めています」
「わざと、困らせて親に怒られる」
「うんうん」
「親の顔色をみて物事の判断をつけるようになるんですよ。これはしてよい。これはダメと。それをね、最近は怒らない親がおおいから・・・・大人になってから大変でしょう」
「そうそう」

 こういう話でもりあがった。実は、このことは最新の発達心理学でよく言われていることなのだ。赤ちゃんの脳は、優秀な科学者の脳と同じであることが、発達心理学で常識となっている。赤ちゃんは、毎日さまざまな実験をしているというのだ。それも主として親を対象にして。メルツォフ博士は

「赤ちゃんは、何が良くて、何が悪いか? それを解明すべく、さまざま実験をしている。特に親を相手に」

と言っている。他の発達心理学の先生たちも、この理論を裏付ける実験結果をだしている。

 しかしね、そんなもの実験しなくても日本では昔から言われていたことですよ。赤ちゃんは、親を試すって。今日、尋ねてきた孫友の人だって自然に見破っていますよ。赤ちゃんは、大人を試すんです。わざとコップを放り投げたりする。それを叱ってあげることで、赤ちゃんに善悪の分別がつく。

 これは、もう、わざわざ研究する余地の無い常識だと思っていたが、そうではないらしい。こういうことも、発達心理学の学者が研究してデーターを残しておかないと「叱らないしつけ」という不思議な理論が世間にはびこってしまう。どうして蔓延るか?という話題になったのだが、若いお母さんは、赤ちゃんの能力を過小評価しずぎるのではないか?という話になった。

 孫友の一人は、「私も若いときは赤ちゃんを過小評価していた。けれど、孫をみていると、ものすごい能力をもっているのに気がついた。客観的に冷静に孫をみると、本当にすごい」と言った。しかし、お嫁さんは、それに気がついているかどうかは分からない。おそらく気がついてないのではないか?

 しかし、それは無理も無いのである。
 若い人は、いっぱいいっぱいなのだ。
 何が何だか分からない中で、無我夢中なのだ。
 ずーっと肩に力が入ったまま子育てしているんだと思う。

 よく「うちの子は成長が遅くて」という話をきくが、実際に赤ちゃんを拝見すると、すごい能力を発揮していることが即座にわかる。お母さんと、同じ発音で何か言語を発しているからだ。

「この子、お母さんの言葉を復唱していますよ」
「え?」

 発達が遅いどころか、うちの息子より早いくらいに見える。しかし、それに気がついてない。こういう例は多いと思う。過小評価しすぎている人は、おおいのではないだろうか? 逆に言うと、過大評価する人も多いかもしれない。赤ちゃんを客観的に観察できる人は、赤ちゃんのあまりの天才ぶりに、
「うちの子は天才なのでは?」
と思っている人もいるかもしれない。しかし、もともと赤ちゃんは、天才科学者のような脳をもっているわけだから、それも一種の幻想でしょうね。けれど「うちの子は天才なのでは?」と思い込むのは、それだけ赤ちゃんをよく観察している証拠でもありますから、きっと良いお母さんになるだろうなあ。


つづく。

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posted by マネージャー at 22:00| Comment(4) | TrackBack(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
核家族化・少子化のため、初めて触れる小さい子が我が子という人が増えている、と言われてますね。マネージャーさんのように、子どもの頃、弟を見ていたとかいう経験が全くないから、接し方が分からない。
でも、これも、10年前にはすでに当然のように言われていたことだから、もうずいぶん経ちますね。

最新の発達心理学…!?
子どもが大人の反応を見ていることなんて、子どもに関わったことがある人なら誰でも知ってると思うけどな。インドの人も、フランスの人も、多分どこの国の人でも分かっていることでしたよ。小さい妹がいる学生さんだって、勉強したわけじゃなくてもそう接していましたよ。
あ、でも、東アジアの人は別かも…文化的な何かがあるんでしょうか。

善悪の区別もそこで培っていくけれども、分かっている善悪でも、この人とはどこまでOKなのかを見てますよね。ちゃんと知らせていかないと、遠い将来その子が困るし、近い将来その大人も大変になる。
Posted by まる at 2014年05月27日 00:51
>近い将来その大人も大変になる。

まさに、それですよ。

まあ、それはともかくドイツで列車の1等に乗ると面白いのは、ドイツ人の子供は絶対に騒がないけれど、トルコ人の子供は、昔の日本人の子供と同じくらいに騒ぎますね。あれで何人かすぐわかって面白かった。

どんな人種だって生まれた子供に差はないだろうから、この明確な違いは、大人の反応によって生じた差だと思われます。

Posted by マネージャー at 2014年05月28日 23:25
あはは、なるほど。面白いですね!

7年前だからの話かもしれませんが、騒がしい団体客がいるなーと思うと韓国の人であることが多いのと似てますね(笑)
Posted by まる at 2014年05月31日 17:29
人間の脳は、出生後に完成するわけですから、遺伝より環境ということですね
Posted by マネージャー at 2014年06月04日 22:41
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