2014年08月29日

5匹のイワナ

リピーターが7割をしめる北軽井沢ブルーベリーYGHだが、
今年の夏は、新規の御客様が多かった。
以前は3割しかいなかった新規の御客様が、9割まで増えた。
で、年齢層がぐんと下がった。
そして、いろんな出会いがあった。
今日は、その中から、ちょっといい話を。

高校生の一人旅がやってきた。
2泊の予定である。
高校生だから、金があるわけではない。
当然のことながら素泊まりである。
そして、コンビニ弁当なんか食べている。

それをみた御客様の一人が、翌日の朝食を高校生におごってあげていた。
一人旅の高校生の朝食分の料金を払って上げたのだ。
ここまでは、どこのユースホステルにもある、ありがちな、ちょっと良い話しである。
しかし、この物語は、ここれで終わりでは無い。
つづきがある。

高校生は、北軽井沢ブルーベリーYGHの無料自転車を借りて、人間牧場に行ってイワナ釣りをした。そして5匹釣って持ち帰った。
人間牧場のイワナ釣りは、決して安い娯楽では無い。

http://fishing.nifty.com/cs/catalog/fishing_kanritsuriba/catalog_11032_1.htm
入場料1000円
魚のお持ち帰り代金
山女 400円
岩魚 400円
虹鱒 300円

なのにイワナとヤマメを5匹も持ち帰ったわけだから、最低でも3000円は払っている勘定だろう。
高校生には大きな出費に違いない。

これを私に持ってきて、
「お茶会で出してください」
と言ってきた。朝食を奢ってくれた、見ず知らずの御客様へのお礼だったのかもしれない。
(ちなみに高校生が泊まった初日には、一人旅が5人いた)
しかし、奢ってくれた御客様は、その日は、旅だってしまって、泊まっていなかった。
お茶会には、別の御客様ばかりがいた。
それも、全員がファミリーで4家族。
みんな小さな子連れの御客様だった。
一人旅は一人も居ない。
「アチャー」
と思ったが、どうにもならない。

幼児連れのファミリーの御客様は、早く寝る。
お茶会には降りてこないのが普通である。
私は、ハラハラしながら、お茶会の時間を迎えた。
もし、誰も降りてこなくて、5匹のイワナが冷めてしまうことは避けたいが、こればかりは、どうにもならない。
どうか誰か降りてきてくれと、浅間山に祈った。
そして、奇跡が起きた。

ファミリー4家族が全員降りてきたのだ。
どの家族も一歳児を連れておりてきたのだ。
5匹のイワナは、4家族と高校生が仲良く食べることになった。
そのうちの若いお父さん(二十代くらい?)は、高校生と仲良く会話をしていた。
私は、息子と、他の一歳児のお子さんと、遊びながら、そのようすを見てホッとしていた。



つづく。

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posted by マネージャー at 15:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 2013以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
一人の旅人の親切が、少年の心を、さらに豊かなものとして、次の旅人たちに、少年の親切が、温かい人の和を作るなんて。
なんと素敵な出来事でしょう!
五匹のイワナに込められた感謝が、4組のファミリーに返されて、また、そこから、親切と感謝が広がっていくんでしょうね。
そして、少年に朝食を奢ってくれた、粋な旅人の方も、きっと、どこかで受けた親切を少年に返したのでしょうね。
そういう経験がなければ、一人旅の少年の助けになることが分からないでしょうから。
その少年がまた、また旅の空の下で、または、日常に戻っている生活で、誰かに優しくできますように。
Posted by みわぼー at 2014年09月02日 08:19
こうやって善意の輪が広がっていくといいですね。
かくなる私も、その輪によって影響をうけて
ご恩返しとしてユースホステルをはじめた人間です。
そういう人は、多いと思いますよ。
Posted by マネージャー at 2014年09月03日 00:51
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