2017年03月04日

2歳児に漢字を覚えさせる方法

 息子が生まれて以来、このブログにいろいろなことを書いたせいか、小さい子連れのお客さんがうちの宿にたくさんお泊まりになるようにになりました。しかも、いろいろな質問をいただくようになっています。しかし、忙しいピークシーズンでは、 1人1人のお客さんに対応できるわけでもなく、わざわざ泊まりにいらしても、十分に質問にお答えすることができなかったりしました。そのせいか、わざわざオフシーズンの平日に、有休を取ってうちの宿に泊まって、質問してくるお客さんも少なからずいました。それではあまりにも申し訳ないので、このブログで、よくある質問について、解説してみたいと思います。

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まず、私はたびたび書いている脳科学の種本についてですが、私の読んでいる本は、久保田競先生・そのお弟子さんである沢口先生を始めとする数人の先生の本です。久保田先生と沢口先生の本はほぼ全部読んでいます。そもそも私は脳科学の本に興味を持ったのが、今から15年前に出た集英社インターナショナルの『痛快シリーズ 』を全部読んだことにあります。痛快シリーズとは、心理学・憲法学・脳科学・医学・歌舞伎学・ローマ学といった、あらゆる学問を漫画を交えて分かりやすく解説した本です。そのシリーズで脳科学を書いたのが、明石家さんまの『ほんまでっか』に出ている沢口先生です。この先生は、脳科学について解説する前に、自分がADHD(注意欠陥・多動性障害)であることを告白しています。

 明石家さんまの『ほんまでっか』では、芸人ぽいバカな学者のように扱われていますが、彼はADHD(注意欠陥・多動性障害)であるので、このような風変わりな行動をとってしまいます。それに悩んだ結果、何故だろうか?と苦しみながら自問自答して、哲学の道に進みましたが、全く解決できませんでした。で、京都大学の久保田先生の弟子になり脳科学の道に進んで、やっと回答をえられるようになっています。

 それゆえに、この沢口先生の本は、ユニークで面白い本が多いですし、その師匠である久保田先生のほうも非常に面白い本が多いです。また、『0歳児の「脳力」はここまで伸びる』のアリソン・ゴプニックやアンドルー・N・メルツォフの本もおもしろいし、瀧靖之先生・黒田恭史先生の本などもおもしろくてやみつきになります。

 しかし、これらの本を読めば、育児に役立つかというと疑問です。乳幼児の学習能力の伸ばし方を知りたいと思って読むと肩すかしになると思います。いわゆる科学の本で、育児哲学・教育哲学にはふれてない。乳幼児の学習能力の伸ばし方を具体的に書いてあるわけではないからです。しかし、これらの基本的な概念をしっておかないと、応用が利かなくなる。

 ただ脳科学の本は、あくまでも科学本なので、これにプラスして動物学や心理学や教育学の入門書と一緒に読むといいかもしれません。野生動物のドキュメンタリー番組の方も参考になります。理論とセットにしてみると良いです。BSプレミアムの『ワイルドライフ』とか、 NHKの『ダーウィンが来た』とか、スカイパーフェクトTVの『アニマルプラネット』『カリスマドックトレーナー』などを熱心にみると何かがつかめてくると思います。あと自然ガイドから野生動物たちの解説を聞くのもいいかもしれません。人間も動物なので得るものが大きいと思います。

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 前置きはこのくらいに留めといて、本題に入ります。

 よくお父さんから、『どうやって2歳0ヶ月の子供にひらがなカタカナを覚えさせたのか?』という質問をいただきます。このブログに何度も書きましたが、覚えさせてはいません。私は息子に全く勉強をさせていません。

 何度も言いますが、 2歳児が勉強するわけがありません。
 もちろん3歳児でも4歳児でも一緒です。
(下手したら小学生だって勉強しないかもしれない)
 彼らは煩悩の塊なので、絶対に勉強しません。
 遊ぶことしか頭にありません。

 だから、ひらがなカタカナを覚えさせる前にお父さんが子供と遊ばなければなりません。これは野生動物を見れば一目瞭然で、ライオンでも狼でも、子供たちは遊ぶことしか能がありません。だからお父さんが近づくと、
「あ、遊んでくれる人がやってきた」
と思わせなければダメなんです。怖い顔でお父さんが近づいても、子供は緊張して遊ぼうとしません。ましてや勉強なんかする訳がありません。

 とにかく2歳児に

『お父さん = 一緒に遊んでくれる人』
『お父さん = 一緒にいて楽しい人』
『お父さん = ウキウキする時間が始まる』

というイメージを植え付けなければ、いけないのです。

 ライオンの子供だって、遊びの中から狩りを覚えるんです。だからライオンたちは、子どもたちが遊んでいるのを絶対に怒ったりしません。だからまずお父さんがやる事は、息子と遊ぶことなんです。そして、お父さんは一緒に遊んでくれる人だと思わせちゃうんです。ただし、長い時間遊んではダメです。盛り上がってきたら5分でやめる。そしてさっと消える。これを何度も繰り返すんです。遊び疲れるまで一緒に遊ぶんではなくて、もうちょっと遊びたいなーと思ってるところで止める。これがコツです。

 遊び方も工夫して毎回違う遊びをします。そして、盛り上がってきたら5分でやめる。そして、ひらがなやカタカナが書いてある積み木を使って遊ぶのです。これも5分でやめる。次は、ひらがなやカタカナが書いてあるカードで遊ぶ。これも5分でやめます。そして一緒にお風呂に入ったら文字のポスターが貼ってある。それを使って遊びます。

 もちろん、どんなに盛り上がっても5分でやめてしまう。もちろん相手は欲求不満になります。これが狙いです。 2歳児は、欲求不満になりますから、文字の書いてある積み木や文字の書いてあるカードをこっそり持ち出して自分ひとりで遊び始めます。その結果、 2週間ぐらいでひらがなやカタカナを覚えてしまいます。うちの息子は、 2歳0ヶ月前後でひらがなカタカナアルファベット数字をすべて覚えてしまいました。

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 では3歳児ではどうかというと、2歳児に比べて明らかに覚えが悪くなってきます。 2歳児の頃は2週間で、ひらがな50文字を全部マスターしましたが、 3歳児の場合は、小学1年生の漢字(80文字)をマスターするのに2ヶ月かかっています。では、記憶力が落ちたのかというとそういうわけでは無いみたいです。 2歳児の頃よりも、 3歳児の頃の方が、周りの世界の知識を大量に理解し始めているからです。文字以外の情報を大量に吸収しているんですよね。つまり、文字だけに関わっていられないのが3歳児なんです。

 ところでうちの息子は、 2歳0ヶ月からいろいろな文字を覚えましたが、周りの世界を理解するのは他の同級生に比べて遅かったです。これは文字を覚えるのに集中したためかもしれません。もし私が文字を覚えさせなければ、もっと別の情報を割りの世界から吸収していたのかもしれません。

 つまり早く文字を覚えようが、後から覚えようが、吸収する情報量は一定である可能性が高いかもしれません。早くに文字を覚えたからといって、それが頭が良い証拠かというと、甚だ疑問です。脳科学的に言うと、むしろ逆である可能性が高いようです。瀧靖之先生に言わせると、成長が早い子は好き嫌いが早く訪れるので、自分の好きなものしか覚えようとしないらしいのです。

 そういう意味では、うちの息子は3歳6ヶ月ぐらいまでは、小学校3年生ぐらいまでの漢字をマスターする勢いがあったのですが、 3歳6ヶ月を過ぎると、それがピタリと終わってしまいました。好き嫌いが明確になってきて、漢字を覚えると言うゲームに飽きてしまったようです。

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 そうそう、『どうやって漢字を覚えさせたんですか? 』という質問もたくさんありました。『ひらがなカタカナを覚えさすことができても、 3歳児に漢字を覚えさすのはさすがに難しい』と言うお父さんお母さんの、質問をいただくことも多かったです。

 実はこれも簡単で、種を明かすと『なーんだ』ということになるんですが、要するに3歳児になると、やたらと親の真似をしたがる傾向が出てきますが、それを逆用をすれば漢字を覚えさせるのも非常に簡単です。例えば、私はこうやってパソコンに向かってブログを書いていたとします。すると息子は、私の膝に乗ってパソコンのマウスやキーボードをいじりたがります。それを利用するのです。息子がやってきたら、即座にパソコンの画面を漢字ゲームの画面に変更します。試しに下記サイトをクリックしてみてください。

http://www.kids-study.net/

いろんな漢字ゲームが出てくると思います。他にもいろんなゲームがインターネット上にはありますから、その画面に変更します。そして漢字ゲームを5分だけやります。 5分たったらやめます。どんなにせがんでもやめてしまう。公文の漢字カードもいいです。3集全て買って、それを分解し、果物の漢字・天気の漢字というふうに分けるといいです。そして分けたカードをお父さんが読む。
「蜜柑」なら
「みかん」と読んでみせ、
できたら蜜柑の実物を食べてみせる。
そして蜜柑カードで色々遊んでみる。
もちろん5分たったら終了。
決して、暗記を強制しない。
というか暗記は絶対にさせない。
あくまでも蜜柑カードで遊ぶだけにする。
5分だけ遊んで、もっと遊びたいなあと思っているところで止める。これがポイントなんです。寸止めで止めるから一日に何度も「漢字やりたい」とねだってくるようになります。ねだられたら、必ず一緒に漢字ゲームをしますけれど、すぐにやめちゃう。絶対に5分以上やらない。だから何度も、おねだりしてきます。

 逆にいうと、スパルタ式は駄目です。
 絶対にやってはだめ。
 勉強も駄目です。
 一瞬で嫌いになってしまう。
 あくまでも遊びで無いと続かない。
 そのためには「怖いお父さん」ではだめです。

 といっても優しいお父さんでも駄目で、優しいだけでは、親子関係がぎくしゃくします。1ヶ月に1回くらいはキツく怒らないと、親子関係が悪くなってしまう。しかし、毎日のように怒るのは駄目。「怖いお父さん」ではだめです。

 そういえば「九九は、どうやって覚えさせたんですか? さすがに3歳に九九は無理ですよね?」というお父さんもいました。しかし、九九が一番簡単に覚えさせられます。信じがたいくらいに簡単に覚えちゃう。といっても息子は足し算ができないので、九九を理解しているわけではありません。単に暗記しているだけです。この九九の暗記が一番簡単で楽。一番手がかからない。これについては、次回解説します。


つづく。

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posted by マネージャー at 01:55| Comment(0) | TrackBack(0) | テーマ別雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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