「そんな背伸びしちゃ駄目。手品なんかやめて、いつもやってる事をやればいいんだよ」
とアドバイスをしました。すると息子は聞いてきました。
「いつもやってることって?」
「たとえば山に登るってみるとか」
「幼稚園で山には登れないでしょ」
「それなら、いつも寝る前にやっているスクワットとか腹筋とか腕立て伏せをやればいいんだよ」
「あー、それはいいね」
「いつもやってることなら、特別に練習することもないし、緊張もしないでしょ」
「そうだね」
「スクワットを40回、腹筋を30回、腕立て伏せを20回、拳立て伏せを10回。それをみんなの前でやればいい。それなら毎日やってることだし練習することもない。余裕でできるでしょ?」
「そうだね」
すると嫁さんが横からいらない口を出してきました。
「一人当たりの制限時間があるんじゃない?もっと少なくすれば?」
「うーん」
「(また余計なことを言って・・・・)」
そして当日、つまり今日の夕方。息子の知能検査の結果を発達心理学の先生に聞きに行った帰りに、嫁さんと一緒に息子を子供に迎えに行ったんですが、私は駐車場で車で待機。嫁さんが息子を迎えに行ったのですが、中々帰ってこない。こども園から帰ってこない。どうしたんだろう?と車の中で待っていたら、保育園や幼稚園の先生に呼び止められていたとのこと。どうやら、特技を披露した息子の評判が良かったようで、年中組さん達からカッコよかったと言われたらしく、先生たちにいろいろ聞かれていたらしい。
なので息子に、どんな特技を披露したの?と聞いてみたら、スクワットを30回、腕立て伏せを10回、拳立て伏せを10回行ったらしい。それが評判良かったらしい。予定より数が減っていたのは、息子なりに時間制限を気にしたようです。やり慣れてないへたくそな手品をやらなくてよかったと、つくづく思いました。特技の紹介なんだから、毎日やってることをやるのが1番だったと思いました。
ちなみに、息子の話によると他のお子さん達は、縄跳びとか、コマ回しとか、ピアノ演奏を披露したようです。ピアノはともかくとして、縄跳びやコマ回しは、幼稚園の授業でやっている事なんですが、両方とも息子は苦手です。つまり幼稚園では落ちこぼれている。というか親の私が興味ないので家庭ではやらせてない。
でも登山とか、ウォーキングとか、空手・レスリングとか、スキー・スケートなら積極的に毎日やらせているので、息子の得意分野になっている。

自然のことや、野鳥や高山植物の知識も特技と言えば特技かもしれない。
そういう意味では、特技なんてものは、その人の日常生活そのものだと思いました。
日常生活と日々の生活習慣そのものが、その人の特技なんだと。
つづく。
↓ブログ更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング