うちの犬は、息子が生まれる半年前にペットショップで買っています。だから、息子と一緒に大きくなっているのですが、息子が歩けるようになって、コロの首輪を外せるようになると、勝手に首輪を外すようになり、その度に何度も脱走しました。
脱走すると言っても、そんなに遠くに行くわけでもなく、大抵の場合は、自宅の周りをうろうろする程度で、すぐに犬舎に戻ってきます。脱走せずに、犬小屋のところから動かずにいることもしょっちゅうです。だから、たいていの場合、すぐに見つけることができるのですが、例外もあります。
鎖をつけたまま、遠くに行ってしまった場合です。
5Mぐらいある鎖を引きずりながら脱走して散歩をしてしまうと、
どこかで引っかかってしまって帰れなくなるのです。
今日の脱走が、まさにそれでした。
昨日の夕方、散歩から帰ってきた愛犬コロを鎖に繋ごうとしたら、息子のやつがいつものように
「僕がつなぐ」
と言ってきたので繋がせました。
もちろん私は息子を信用してない。
だから本当に繋がれてるかどうか確認しています。
そして、2度ほど繋がれているのを玄関先から目視したので安心して家に入りました。
それがいけなかった。
確かに息子は鎖に繋いだのですが、柱に繋いである方の鎖のカラビナを外して、愛犬コロにつないでしまった。首輪にはめるべきカラビナではなく、柱につないであるカラビナをわざわざ外してしまって、それを首輪の方につないでしまった。だから鎖がつながれていても、その鎖自体が柱に繋がれてない。
その上、うちの犬は、野生動物でもやってこない限り脱走しませんので、おとなしく犬小屋の方で寝そべっていた。それを私が確認して、大丈夫だと安心した。タイミング悪いことに、お客さんも多かったので、忙しさにかまけて、そのまま放置してしまった。それでも、夜の11時頃には、犬小屋で寝ているのをもう一度確認して、パソコンで仕事していました。
で、深夜12時頃に、コロが吠えていたので「たぬきでも来たのかな?」と気にもしなかった。それがいけなかった。翌朝6時に起きてみたら、コロが鎖ごといなかった。鎖が残っていれば、焦らなかったのですが、鎖ごとになくなったとなれば、大問題です。北軽井沢の別荘地は、大半が無人なので、もし無人の別荘のどこかに引っかかってしまっていたら、一大事だからです。
お客さんのことは、嫁さんに任せて、4時間ぐらい別荘地内を探し回りましたが、全く見つかりませんでした。私が犬を探してるのを、ご近所さんにもバレバレだったみたいで、色々声をかけて頂きました。ありがとうございました。無事見つかりました。
見つけてくれたのは、やはり別荘地の方です。どうして、私が別荘地を探しても見つけられなかったかと言うと、夜中の2時頃に、保護してくれた人がいて、コロが外にいなかったのと、朝方に北軽井沢動物病院に、連れて行ってもらったりしたので、すれ違いが多かっただめだと思われます。
あと、保護してくれた方が、老齢だったということもありますし、毛の長い犬であることも問題であったということが分かりました。実は、コロには、迷子札が首輪についていたのですが、毛の長い犬種であるために、電話番号が書いてある迷子札が見えにくかったようです。その上、最悪なことに、迷子札の電話番号が、高齢者には見えづらかったみたいです。
うちの犬の迷子札は、金属プレートに、うっすらと傷をつけて電話番号を書いてあるわけですが、高齢者には、その電話番号が見えづらかったようです。つまり、迷子札なら何でもいいということではなかった。高齢者にも分かりやすいような、もっと派手目な迷子札にすればよかった。あと、毛の長さに隠れないような迷子札にすればよかった。
犬用のGPSも考えたんですが、これはあまり役に立たないようです。結局、分かりやすい位置に派手目な迷子札を装着するしかないようです。
問題は、我が家にいるトロイの木馬(息子)です。何度言って聞かせても、息子のやつは、うっかりコロをつなぐのを忘れるだろうし、お客さんのお子さんと盛り上がってしまうと、勝手に首輪を話してしまう可能性も大ですから、このトロイの木馬をなんとかしなければならないと、心底思いました。
ちなみにコロのやつは、どうやって見つかったかと言うと、私が何時間もかけて探した挙句、へとへとになって自宅に帰って、パソコンに向かってFacebookに「迷い犬探してます」という記事を書いて、今度は自動車で遠くまで探しに出かけ、嫁さんのやつが別荘地にコロを探しに出かけたら、紀州鉄道列車村の辺りで、コロの盛んな鳴き声がしたそうです。
よく見ると、保護してくれた人が、コロを連れて嫁さんの方に向かって来ていました。保護してくれた人たちは、北軽井沢動物病院に連れて行ったりしたのですが、動物病院でも飼い主が分からなかったので、最後の手段として自分で自宅に帰れるかもしれないと、歩かせて見たそうです。そして嫁さんと出会ったというわけです。つまり、保護してくれた方は、最後までコロの首輪にある迷子札の電話番号には気がつかなかったということになります。
迷子札があればいいというものではないわけです。おしゃれな迷子札なんか、何の意味もないということがよく分かりました。こっちがかっこいいと思っても、高齢者に見えづらい迷子札だったら意味がない。多少ダサくても、カラフルで目立ちやすい迷子札でなければ、迷子札の意味をなさない。また、毛の長い犬は、長い毛に隠れてしまうということも、十分考える必要性がある。保険として、首輪に電話番号を装着するとか、予備の迷子札をもう一つ付けておくとか、現在いろんな対策を検討中です。

我が家の迷子札・・・オシャレだが、これだと高齢者にはみえずらいし、毛に隠れてしまう。
今回はコロという字は確認できたみたいですが、
裏の電話番号は高齢者にはみえづらかったようです。
なので、下のような派手な迷子札を検討中です。

これは首輪に装着するタイプの迷子札。

ちなみにコロを保護してくれた方は、予想通り、犬を飼ってたことのある方で、深夜2時頃に、犬の鳴き声がひどいので、 外に出てみたら、 犬が吠えていたそうです。よく見ると鎖が何かに引っかかって身動きが取れない状態。それを救出して、車に毛布をかけたら、コロのやつはちょこんと乗っかって、すぐに熟睡してしまった。死んだように眠ってしまったそうです。翌朝の8時までは、ぐっすり寝ていたとのこと。良い人に保護されて本当に良かったと胸をなでおろしました。
つづく。
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