2005年05月28日

ニホンカモシカの謎1

ニホンカモシカの謎1  ニホンカモシカは、特別天然記念物です。パンダに負けないくらい珍しい動物なんです。中国では、友好の印にパンダをプレゼントしたりしますが、日本では、ニホンカモシカをプレゼントします。北京、ベルリン、サンディエゴなどの動物園に、友好記念に贈られています。 つまり、中国のパンダに匹敵しているのが、ニホンカモシカなんですね。それほど珍しい動物で、特別天然記念物にも指定されています。


 ところで、ニホンカモシカが動物園などの施設で、本格的に飼育・繁殖等を研究され始めたのは戦後になってからでした。戦前においては、繁殖も成功例はなく、動物園もサジをなげている状態でした。

 しかし、第二次大戦のために全国各地の動物園は、動物たちを失ってしまい、もう一度、動物を収集することになると、にわかにニホンカモシカが注目されてきたのです。  ニホンカモシカは欧米の動物園ではとても珍重される動物で、入手を希望する国が多いことから、ニホンカモシカの飼育繁殖に成功すれば、それと交換することによって、多くの貴重な動物を手に入れる可能性がでてきたから、ニホンカモシカの研究は大変重要なポイントをしめるようになりました。

 

 しかし、人間がカモシカを飼育するというのはとても難しいことでした。
 ストレスに弱い動物だったからです。

 捕獲して動物園までの輸送中に死んでしまうことが多く、動物園に着いても、人の与える餌に馴染もうとしません。若いニホンカモシカでなんとか餌付けに成功しても、人間の飼育下にあるというストレスから消化器系の故障をきたして死んでしまったり、こどもにしても環境の変化に対応できないストレスで抵抗力が衰えて肺炎をおこしやすく、すぐ死んでしまいます。

 昭和38年3月、文化財保護委員会、林野庁、全国の動物園や博物館の代表者が集まって「特別天然記念物カモシカの保護についての打ち合わせ会」(のちの「カモシカ会議」の発端)が催されます。この会議で、全国の動物園・博物館が協力して共同捕獲・共同飼育を行い増殖をはかることになり、

 三重県御在所岳の日本カモシカセンター
 大町山岳博物館、
 立山風土記が丘カモシカ園、
 京都市動物園、
 神戸市立王子動物園

の5ヶ所で飼育実験が実行されることになりました。

 そして、昭和40年にはじめてニホンカモシカの飼育下での繁殖は成功したのです。ただし、海外の動物園に輸出するまでにいたっていません。ストレスに弱いために、移動の困難からなかなか実現できないようです。  これは国際的にも珍しい事例ですが、外交の際の友好の証としてのみやりとりされ、日本国の代表として活躍する動物なんですね。つまり、ジャイアントパンダと同じくらいに貴重な動物なんです。いや、それ以上なんです。海外の動物園での希少価値は、パンダ以上であると言っても過言ではありません。


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2005年05月29日

ニホンカモシカの謎2

ニホンカモシカの謎2

 ニホンカモシカは、鹿ではありません。
 ニホンカモシカは、牛の仲間です。
 鹿ではなくて、牛なんです。

 ヤギなんかも牛の仲間ですが、ヤギ・牛・カモシカは、種としては、親戚同士なんですね。そして、ニホンカモシカは本家にあたりまして、まあ牛科動物の御先祖様にあたります。つまり、一番古い牛科動物なんですね。

 最初にカモシカが登場し、ヤギなんかがあらわれ、最後に牛たちに進化し、カモシカたちはしだいに姿を消していったわけです。それだけにカモシカには、古代から変化しない原始的な形質をそのままにしているという特徴があります。

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 例えば、反芻(はんすう)について。反芻(はんすう)とは、4つの胃袋を使って、エサを徹底的に分解消化する機能のことですが、牛やニホンカモシカたちは、第一胃袋にエサを入れ、それを口に戻して、もう一度かみ直し、また第一胃袋に戻すといったことをするわけです。

 こうやってエサを消化するわけですが、カモシカたちは一番古い牛科動物であめるために、牛やヤギに較べて4つの胃袋が小さいんです。

 だから、牛たちに較べると、どうしても不利なんです。そして、その小さい胃袋は、ちょっとしたストレスで、すぐに機能が停止してしまう。現代人みたいに神経質でストレスに弱いんですね。

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 だから北軽井沢付近の国立公園で、ニホンカモシカがよく出てくるところは、ペットの犬を制限しています。例えば、池ノ平湿原では、犬をつれて入ることを禁止されていますが、これはカモシカにストレスを与えないためです。

 カモシカにストレス?
 そんな過保護な・・・・。

 と思われるかもしれませんが、決して過保護ではありません。本当にストレスに弱いんです。ちょっとしたことで、すぐに下痢してしまう。そのために、長い間、カモシカの飼育は不可能だと、日本全国の動物園で言われてきたんです(カモシカの謎1を参照してください)。

 話は変わりますが、今日は、カモシカウオッチングのコツを伝授したいと思います。

 カモシカは、1日2回ほど反芻(はんすう)活動します。まず、朝起きると、第一胃袋がいっぱいになるまでエサを食べます。そして第一胃袋がいっぱいになると、どこかに隠れて胃袋からエサを口に戻してモグモグと反芻(はんすう)しますが、こうなるとカモシカを見つけにくいんです。ですから、エサを食べにでかけている早朝か、もしくは、2回目のお食事タイムのお昼過ぎにカモシカに出会える可能性が高いですね。

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 逆に、お昼頃(10時〜12時)に、見晴らしの良いところで、じっとしているカモシカを発見したら、反芻(はんすう)していると考えて良いですね。胃袋に入っているエサを口に戻してモグモグやっているんです。そのために休んでいるように見えるんです。

 となれば、次の日も、その次の日も、その場所で反芻している可能性が高いので、翌日は、高倍率の双眼鏡を準備して、風向きを考慮して、遠くからウオッチングしてもいいかもしれません。私は、8〜24倍の双眼鏡を使っています。

 あと、カモシカは、縄張り性動物ですから、一度、発見した場所であるなら、もう一度、同じところで発見できる可能性が高いんです。ですから、カモシカのマーキングを見つけたらチャンスですね。カメラの準備をしておきましょう。

 それからカモシカのマーキングですが、浅間山麓・志賀高原・嬬恋村・北軽井沢なら簡単にみつかります。足のモモくらいの太さの木で、1周ぐるりと樹皮がはがれ、細かいギザギザのような跡がついていたら、もうカモシカの生活範囲です。


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2005年05月30日

ニホンカモシカの謎3

ニホンカモシカの謎3

 ニホンカモシカは、氷河期時代から存在し、あまり進化せずに原始的な形質をとどめているというところから「生きた化石」と呼ばれてます。また、縄文弥生時代の遺跡の中から、ニホンカモシカの骨が出土してるところから食用されていたことがわかっています。ニホンカモシカと日本人のおつきあいは古いのです。

 そのために地方によって、さまざまなニホンカモシカの呼び名があり、64種類以上の呼び名があるとか。1種類の動物でこれだけの多くの地方名で呼ばれている動物というのは他にちょっとありません。あとえば、ある地方では、ニホンカモシカのことを、オドリジシとか、バカジシと、呼んでいます。

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 なぜかと言いますと、ニホンカモシカは、好奇心が強いために、人間が踊りながら近づいていくと凝視する癖があるんです。なにが上がってきたんだろうか、と、じーっと見ているんです。

 そのキャラを利用した猟がありまして、これは「遠山奇譚」にも図が載っておりますが、一人が手ぬぐいを持って踊りを踊っていて、残りの一人が、見ているカモシカの後ろに回って狩りをするんですね。そこから、バカシシ(馬鹿肉)。オドリを踊ってみせると、じっとしているので、オドリジシ。と言われているんですね。

 そこで思い出すのが、『もののけ姫』に出てくるシシガミですが、あれは間違いなくニホンカモシカですね。キャラが鹿ではありません。ニホンカモシカです。ニホンカモシカの性格にそっくりです。ニホンカモシカは、シシガミ様であり、人間たちと深く繋がっていたのです。

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 ところがニホンカモシカを飼育した最初の記録は明治9年。当時の山下町博物館動物飼育場(上野動物園の前身)で栃木県産のものが飼育されたという記録が1件あります。第2次世界大戦前には、この1件だけです。ニホンカモシカというのを飼育したという記録は、明治9年の記録があるだけで、他にゼロでした。にもかかわらす、密漁によってニホンカモシカは全滅の危機に陥り、昭和30年頃には、3000頭まで減ったと言われています。ニホンカモシカは、絶滅の危機を迎えました。

 ちなみに「カモシカのような足」という言葉がありますが、この言葉が流行したのは、戦後間もないころです。「カモシカのような足」と聞けば、すらりとしたバネのある足を思い出しますが、残念ながらニホンカモシカの足は、すらりとしていません。短足で太いです。

 なのに「カモシカのような足」と言う言葉がはやり、カモシカの足に女性はあこがれていた昭和30年代は、ニホンカモシカは全国で3千頭ぐらいしかいなく、絶滅寸前で実際のカモシカを、日本女性たちは、じっくり見たことがなかったのですね。だから日本女性は、カモシカの足に憧れたわけです。
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2005年06月14日

しし神現る

しし神現る!

 私達はしし神を見ました!!
 林の向こうに一頭。

 なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、
 ほんとなんですよ(笑)!

 手に汗にぎるしし神との出会い、
 我々はこの後生きて帰れるのでありましょうか?

と弁士の方が一緒にいてくれたら解説してくれたでしょう!

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 それはハイキングツアーでの出来事でした。

 私たちはバラキ山を目指していました。
 新緑が目にしみます。
 淡いグリーンに酸素まで染まっているような雰囲気が漂っています。

 頂上へ出ました。
「やったー!!」
弁当を平らげると、あたたかな日差しに誘われゴロゴロ。

 昼寝タイムとなりました。

 その帰り道。
 ごそごそ・・・・。
 林の向こうに怪しい影が動きます。
 最近は熊が多くなって、
 気をつけるようにと言われたばかり。

「あれ? 人じゃないぞ?」

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 それは全長1.5メートル位の日本カモシカ。距離にして15メートル弱。耳をピクピクさせてこっちを伺っているのです。北軽井沢辺りはまだまだ自然が残っているのですね。まさにしし神でした。

 本人は倒木に隠れてこっちを見ているつもりですが、
 隠れているのは顔の部分だけ。
 体は丸見えです(笑)。

「いや〜、よかった!」
「かわいかったね」

 皆さんも「しし神」に会ってみませんか?

あるスタッフ

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2005年08月03日

佐渡島のムツゴロウ王国

佐渡島のムツゴロウ王国

 私の実家では、家族全員が、ムツゴロウさんも顔負けなくらい動物好きでした。犬猫はもちろんのこと、兎、野兎、ニワトリ、チャボ、鳩、雀、うずら、小鳥、熱帯魚、金魚、鯉、ドジョウ、鮎、亀、ナマコ、スズムシ、コウロギ、カブトムシなどありとあらゆるものを飼っていました。

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 鳩なんかは百羽以上飼ってたこともあります。最初は二羽から飼い始めましたが、これがやたらと卵を生みました。鳩は一度に2個づつ卵を生むのですが、私が飼った鳩は、たて続けに2個生んで、計4個も卵を抱きかかえるほどでした。

 そうなると卵がはみだしてしまいます。それでは孵化しないので1個だけコタツで人工孵化をしたりしましたが、必ず家族の誰かが間違えてペチャンコにしてしまったものです。

 それから先に生んだ卵の雛が孵ると、後の卵が駄目になったりします。そういう場合は、先に生まれたを親鳥から隔離して、ヒナにミルクを与えます。そして鳩のヒナと一緒にベッドで寝起きしますが、ベッドは糞まみれになります。ちなみに鳩の糞は畑の肥料に最適で、これを堆肥にすると2倍の収穫が得られます。

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2008年12月23日

カモシカとの出会い

つづいてカモシカとの出会い。
これも、わんたろうさんの動画です。
よく撮れていますね。



日本の特別天然記念物。ウシ科。名前に「シカ」がついてますが、鹿ではありません。ちなみに冬眠はしません。オスメスともにツノがあります。

つづく

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2009年10月06日

イノシシ

秋になると庭に、栗の実がいっぱい落ちるので
リス・イノシシの子供が現れます。
今日は、イノシシがやってきました。

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ふつう、イノシシは神経質で警戒心の強い動物なのですが、北軽井沢では、子供のイノシシは、あまり警戒しません。春先は、団体様で道路を封鎖することがよくあります。

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昔は、豪雪地帯には、イノシシはいないと言われていましたが、今じゃどこにでもいます。私は、20年前に岩手県の花巻でも目撃しています。しかし、昔は、東北や新潟・群馬には、存在しないと言われていました。

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つづく。

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2010年01月27日

暖冬に目覚めた熊

暖冬に目覚めた熊

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つづきは、
http://snowshoeing.seesaa.net/article/139456609.html
を御覧ください。



つづく。

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2010年03月11日

朱鷺が野生動物に襲われ9羽も死んだ件

朱鷺が野生動物に襲われ9羽も死んだ件、本当に衝撃でした。
ニュースを知った日は、1日、仕事が手がつかなかったです。

すでに、おきたことは仕方ないとしても、
すぐにも対策をとっていただきたいものです。

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テンが原因らしいとのことですが、テンは、もともと佐渡にはいなかったですよね。それが20年前頃には、大佐渡山脈で頻繁にみられるようになりましたね。私は、数回くらい金北山付近で目撃していますが、その時に、驚いたのなんのって、本州のテンと、別の生き物か? と驚くぐらい警戒心が無かった。これは、私だけの体験ですかね? 大倉越えあたりでは、一度、目の前を横切る姿をみかけました。かなり大きく太ってました。普通、島の生物は、小型になる傾向はなかったですか?


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100311-00000443-yom-sci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100311-00000152-jij-soci

ケージの金網、62カ所で広がる=テンが侵入?
最大9×12センチ−環境省
3月11日19時43分配信 時事通信

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金網の写真みたんですが、強度は、どうだったのでしょう? 私は子供の頃、野ウサギを捕まえて金網の中に入れておいたら、野ウサギの奴、金網を食いちぎって、1晩で逃げてしまいました。子供心に野生動物の金網に対する突破力は凄いものだなあ−と感心したことがあります。で、ケージの金網の強度の検証はなされているのでしょうかね?

でもまあ、テンが犯人なら、本来テンは非常に警戒心が強い動物ですから、ケージの回りに、犬を数匹ほど移動できるように配置しておけば、なんら問題ないはず。軽井沢では、ベアドックが活躍していますが、レの訓練犬をつかって、野生の害獣を近づけないようにするのは、世界では、もっともポピュラーな方法です。佐渡トキ保護センターでは、やってなかったのでしょうか? もし、やってたとした場合、なぜ、効果がなかったのでしょうか?

私の近所(北軽井沢)では、牧場や畑で、猪や熊防御のために、電気線をおいてあります。たいして予算はかかりません。この対策を佐渡トキ保護センターでは、行っていたのでしょうか? 誰か教えていただけませんか? もし、やってなかったとしたら、やれない理由があったのでしょうか? 例えば、犬の案は、朱鷺の神経を逆なでするとか? レトリバーの訓練犬でもダメだったのかとか?


こちらでは、情報が無いために、何もわかりません。
どなたか教えていただければ、さいわいです。


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常駐職員が多く居るが、夜は無人。前日午後6時過ぎのケージ内映像に小動物が写っているのに、翌朝まで事件が発見出来ず。

24時間体制じゃなかったんですね。

今後は、24時間体制でみはってくださいな。



あと電気柵については、誤解を受けそうなので補則。電気柵は気休め程度です。気休め程度なのですが、電気柵があるととろより、電気柵が無いところの法が被害が少ない。有名な《ヒグマ避け電気柵実験》について書いておきます。

 登別クマ牧場では、ウシの放牧などに使う電気柵を作って、その中にリンゴとかクマの好きな食物を入れる実験をしました。成功すれば、電気柵でヒグマの害に対抗できると思ったからです。ポールを立て、電線は二本引きました。するとヒグマの奴は、次々と電線に鼻を押しつけては感電してひっくり返っちやう。
 成功したなと思ってますと、今度はクマが行列をつくって、グルグル、グルグル電気牧柵の囲いを回ります。そのうちに一頭のクマが、二本回してある電線と電線の、広いスキ間をくぐり抜けて中に入ってしまいました。そうしたら、あとのクマも全部、そこから入ってしまいます。

 そこで今度は電線を三本に増やしました。くぐり抜けるスキ間がないようにしたわけです。ところが今度は、クマが囲いの土を掘りはじめました。土に穴を掘って柵の中に入り、リンゴなどを食べてしまいました。

 こうなってはクマとの知恵くらべですから、今度は電気柵の囲いに深く基礎コンクリートをうってポールを立ててみました。これなら土を掘って侵入することは不可能というわけです。そうしましたら、クマはポールにツメをかけて、とうとう倒してしまいました。そうしたら、もうアースしちゃって、クマは平気で歩いて行きます。この事件に要した時間は、たったの1日。ヒグマの知能というのは、恐ろしく高いものです。
 
 登別クマ牧場の結論

 ヒグマ研究家の本などには、キャンプ場に電気柵を作ってヒグマの害を防ぐべきだとありますが、これは意味がない。それよりヒグマの好む臭いや食料を置いておかないことの方が大切ということでした。



 重傷の朱鷺の回復を祈ります!


つづく。

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2010年05月28日

カモシカを見た!

カモシカを見た!

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カモシカは、ウシの仲間です。鹿ではありません。
したがって、シカとは違い、角は枝分かれせず、生えかわりもありません。

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頭胴長70〜85cm、肩高70〜75cm、体重30〜45kg。
シカより小柄でずんぐりしており、四肢も首も太く短く、毛も長い。
ですから「カモシカのような脚」という形容は、正しくありません。

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 角は黒色で先がとがっており、15cmくらい。
 後ろ側にゆるやかに湾曲しています。

 目の下のよく目立つ眼下腺をもち、ここから分泌液を出してマーキングをします。縄張り性動物なので、このマーキングで縄張りを誇示します。

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 多くの偶蹄類はなわばりをもちますが、生息環境の違いによって防衛する対象が違い、大きく二つのタイプに分けることができます。一つは森林やブッシュでみられる資源防衛型であり、もう一つは草原のような開けた環境でみられる配偶者防衛型です。日本の特別天然記念物ニホンカモシカは資源防衛型の一つの典型です。


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 森林のような密な環境に生息する種は、単独で生活するものが多いですが、このような環境では捕食者から隠れるために、群れでいるよりも単独で生活するほうが都合がよいからです。また、森林は草食獣にとって食物がほぼ均一に分布し、非常に安定した環境です。このため、1頭がせまい範囲をなわばりとして防衛することで、一年を通して生活に必要な資源をすべて得ることが可能になります。したがって、森林では各個体が生活範囲すべてをなわばりとして守る資源防衛型が発達します。

 これに対して草原のような開けた環境では、より早く捕食者を発見するためには、複数の個体が集まって警戒するほうが有利です。このような環境では雄と雌が別々に群れをつくることが多く、強い雄が雌の群れを独占する配偶者防衛型が発達します。雄は交尾期に他の雄を追い払って雌の群れを独占するか、交尾のためのなわばりをもち、この中に雌の群れを囲い込み、一夫多妻を形成するものが多いです。日本鹿やエゾシカなどは、このような生態をとります。

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 ニホンカモシカは、森を主要な生息地にした典型的な単独生活をしています。母親が当歳子を連れる以外は、一時的に2〜4頭の小グループをつくる程度で、それ以上の群れになることはありません。

 ほとんどの小グループは家族によって構成されています。すなわち母親と0〜3歳の子ども、および母親の配偶者である成獣の雄がグループの単位となっています。ただし、母親の配偶者はときどき変わることがあるため、成獣雄は子どもにとって必ずしも実の父親であるとは限らない。

 子どもは春に生まれるとほぼ1年間は母親のあとをついて歩くので、母親と当歳子による2頭のグループがもっとも安定しています。1〜2歳の子どもも短期間ではあるが母親について歩き、2頭または当歳子とともに3頭のグループが形成されることもあります。

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 シカ科のシカ類はひづめがほっそりしていて、開けた場所を走るのに向いているのに対してニホンカモシカはひづめの先を広げて立つことができます。これは岩場など足場の悪い所での活動に向いています。指の間には蹄間腺があります。

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 ニホンカモシカはほとんど単独で生活しているにもかかわらず、異性間の行動圏の重なりをみますと、特定の雄と雌の結びつきを知ることができます。多くの場合は1頭の雄と1頭の雌の行動圏がほぼぴったりと一致して、基本的に一夫一妻を形成しています。なかには1頭の雄が2頭の雌の行動圏を占有して、一夫二妻を形成するものがいます。しかし、この雄は2頭分の雌の行動圏をなわばりとして防衛しなければならず、片方の雌を他の雄にとられることがあり、不安定で例数も少ないようです。

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 子どもは1歳になると母親から離れて単独で生活するようになりますが、性成熟に達する2〜3歳頃までは母親の行動圏に留まります。その後、雄の子ども(息子)はすべて2〜4歳で母親の行動圏を離れ、3〜5歳で一夫一妻の雄と入れ替わったり、一夫二妻の片方の雌を獲得して独自のなわばりを確立できるものもいます。

 これに対して雌(娘)は、性成熟を過ぎても母親のなわばりに居残るものがいます。この場合、3〜4歳で母親のなわばりの一部を譲り受けたり、母親が死亡するとそのままなわばりを継承したりします。結果的に父と娘の間で配偶関係が生じる可能性がありますが、雄の入れ替わりが頻繁ですので、近親婚は避けられることが多いですね。

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つづく。

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2011年07月12日

浅間山外輪山ツアーで、出会ったカモシカ

浅間山外輪山ツアーで、出会ったカモシカの写真です。

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ちなみに、角はオスにもメスにもあります。
牛と一緒です。
だから外観で雄雌を見分けるのは難しいんですよ。

皆さんが、カモシカに出会えた最大の理由は、3つあります。

1.ツアー人数
2.岩場などの場所
3.出発時間です。

出会える確率が高いのは、午前だと6時から10時。
午後だと、13時以降ですね。

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つづく

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2011年07月22日

今日は、ペンギンの話題

ここ数日、寒かったですね。
御客さんがストーブつけたくらいでした。
しかし、今日は温かかった。
明日からも、また暑くなりそうですね。

今日は、ペンギンの話題。
たまたま、こんなサイトを発見。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
http://labaq.com/archives/51679169.html より

ペンギンって人が見ている分にも微笑ましい動物ですが、彼らも彼らなりに楽しんでいるようです。
思わず一緒に混ぜてもらいたくなる、氷の上でたわむれるペンギンたちの様子をご覧ください。



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

ペンギンが、おしくら饅頭してたりして、
仲間を海に突き落としています。

ほほえましいので、たくさんのコメントがついています。
コメントなんかに
みんな、きゃー可愛い!
と喜んでいますね。


しかし、そこ、勘違いですから!


これはペンギンの闘争形態の一つです。
天敵がいるかどうかを確かめるために、
仲間を突き落としているのが彼らの流儀です。
けっこう酷いでしょ?


このように動物は、たくみにトラップをかけてきます。
野鳥なんか、そうですね。
さかんに美しい鳥が鳴いていたりしてたら、
そばに巣があって、そこから人間を遠ざけるために雄が、
姿を見せて、鳴いているケースが良くあります。

よく、動物は嘘をつかないと言いますけれど、実は、動物くらい嘘の上手な生き物はいません。
ペンギンたちも、あれでハッタリとトラップの毎日で生きています。


つづく

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2011年08月01日

カモが錦鯉に餌をやっている?

カモが錦鯉に餌をやっている?



子供の鴨が、せっせと池の鯉にエサをあげている。
不思議な光景もあるものです。

カルガモはアヒルとの交雑種がすすんでると言われていますが、そのために人間を恐れなくなり、こんなキャラクターの小ガモまであらわれたと思われます。
芳ヶ平湿原のカルガモも、こんなかんじでアヒルみたいなキャラですね。
全く人を恐れません。


つづく

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2011年10月21日

最近のカモシカときたら、警戒心なさすぎで困る

最近のカモシカときたら、警戒心なさすぎで困る。
こいつは、まだ子供なのでしょう。
どんなに近づいても逃げない。

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小浅間にも、今年の7月までは、そういうカモシカがいたんですが、
観光客がちょっかいだしたのか、人間を見と逃げるようになってしまった。


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こいつは、そうではありません。
逃げない。
場所は、ふせておきます。
観光客に悪戯されたくないので
(カモシカは縄張り動物なので同じところに必ず現れる)


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こいつを見と、本来、カモシカというのは、人間を恐れないんだなというのがわかります。




つづく。

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タグ:カモシカ
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2012年03月14日

庭にリスたちが

最近、庭にリスたちが、よくくるようになってきました。
大雪で、よほど餌が無いとみえます。
リスたちも大変です。

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リスが来る理由は、小鳥たちにあげているヒマワリのタネ。
樹からジャンプして小鳥たちの餌を食べに来ます。

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そして、悠々と帰って行きます。

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つづく。

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タグ:リス
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2012年05月04日

ツアー中のことです。
あれ? 何だろう?

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何かに気がついたようです。

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これは!

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一万円札。
いや、雄の雉ではないですか!

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雌だったら大変です。
卵を抱いていますから、絶対に逃げません。
雄は、違います。
人間の視線をそらそうとします。
ですから、近くにメスがいたかもしれませんね。

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ちなみに、日本キジは、絶滅寸前です。
コウライキジとの交雑が進んでいるからです。
ちなみに、写真のキジは、日本キジの純血種だと思われます。
コウライキジとの交雑種は、首の周りに白い模様があるからです。
また、コウライキジの羽も茶色いです。
ですから、この写真は、日本キジの純血種の可能性が高いですね。
それだけに非常に珍しい写真です。
この写真を撮った人たちは、かなりラッキーだったかもしれません。

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つづく。

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posted by マネージャー at 02:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 自然−動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月05日

野ウサギの子供

もう時効なので、公表しますが、
1ヶ月ほど前に、鷹繋山の奥の藪の中で野ウサギの子供を発見しました。
最初は、ネズミだと思ったのですが、よく見ると野ウサギの子供でした。
あんまり可愛いので、持って帰ろうかと思ったのですが、
よく考えてみたら、野ウサギは、子供の産み落としなんですよね。
で、子供は絶対に動かない。
ひたすら母親が戻ってくるのを待つんです。
で、母親は、時々、子供の所に戻ってきて乳を与えると聞いている。
と言うことは、持って帰ったら、とんでもないことになる。

しかし、これを理解しない人は、
「母親に捨てられたのでは?」
と勘違いして持ち帰る人が多いですね。
ホームページを検索すると、そいうい書き込みがたくさんでてくる。


なので、そのまま放置して帰ってしまいました。
それから、その道は通らないことにしたのです。

1週間前に、再びその道を訪れたときには、
当然のことながら何もいなかったですね。
無事に大人になれたんだろうか?

それにしても、野ウサギの子供たち。
人形のようにピクリともしませんでした。
そういえば、タヌキの子供を見つけた時も、全く動きませんでしたね。
小さな子供たちは、こうやって身を守っているのかもしれません。

ちなみに野ウサギというやつは、かなり凶暴です。
いぜん捕まえて飼ったことがあるんですが、
一晩で金網を食い破って逃げていきました。


つづく。

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posted by マネージャー at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然−動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年07月12日

野鳥とリスの戦い

北軽井沢ブルーベリーYGHでは、野鳥に餌(ヒマワリ)をあげています。
理由は、野鳥が害虫を駆除してくれるからです。
しかし、その餌を横取りする奴が居る。
こいつです!

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ちなみに、嫁さんはリスの味方。
私は、野鳥の味方です。


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それにしても、いったい、どうやって、こんな高いところに登ったのだろうか?


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つづく。

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posted by マネージャー at 00:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然−動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月27日

熊にバッタリあってしまった

峰の茶屋から、林道を使って石尊山に行こうとしたら、熊にばったり会ってしまった。過去に小浅間山で、2回くらい会っているのだが、石尊山へいく林道で会ったのははじめてだ。残念ながら写真は撮れなかったが、かなり大きかったように思う。

それにしても秋なんだなと感心した。

林道に熊が出るということは、冬眠前に山葡萄などの実を狙っている証拠だとも言える。
邪魔しては悪いので、素直に撤退して、浅間山に登ることにした。
といっても、峰の茶屋から浅間山にむかうルートも熊がよくでる場所なのである。
ここにも山葡萄がたっぷりあるし、いろんな実もなっている。

しかし、今年は、どういうわけか熊が出ない。目撃者もいない。足跡も見えない。熊糞もない。どうしてだろう?と思ったら、ブルドーザーみたいなのが現れた。火山学者たちである。彼らは、11月まで電磁波の調査をして火道の位置の特定をしているらしい。そのためにブルみたいなのが走り回っている。どうりで熊やカモシカが見えなくなったわけである。

ちなみに浅間山は、今が草紅葉のピーク。山肌が赤く萌えている。その美しさは、小浅間山からも、よくみえると思う。

つづく。

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posted by マネージャー at 23:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 自然−動物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月27日

カモシカ アプトの道にて

アプトの道にはカモシカが多いんですよね。
だいたい3回に1回の確立で会えますね。

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つづく。

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