2005年09月11日

ゴジラ編2

なつかしい色の空/ゴジラ編2

−東映まんが祭りVS東宝チャンピオン祭り−

 子供の頃の楽しみといったら、春休み・夏休み・冬休みに上映される『東映まんが祭り』と『東宝チャンピオン祭り』です。しかし、両方とも見れる裕福な子供などいません。 そうなるとゴジラファンの私は、ゴジラ映画が上映される『東宝チャンピオン祭り』に行きたいと親にねだるのですが、親は絶対に許してくれません。仕方なく『東映まんが祭り』の方を見るはめになります。

 『東映まんが祭り』では、「家なき子」とか「長靴を履いた猫」といった文部省推薦のアニメをやっていましたから、街を破壊するゴジラ映画より、親としては、名作アニメを公開する東映まんが祭りの方を見せたかったのでしょうね。

 ちなみに、どうして『東宝チャンピオン祭り』なのかと言いますと、男子アニメのチャンピオンである「巨人の星」と女子アニメのチャンピオンである「アタックナンバーワン」と怪獣映画のチャンピオンであるゴジラを一挙に上映するからチャンピオン祭りなんだそうです。しかし、巨人の星・アタックナンバーワン・ゴジラを同列に並べるという発想がすごいですね。

 そうなると『東映まんが祭り』の方は、対抗して「デビルマン対マジンガーZ」といった作品を発表しました。それを聞いた子供たちは喜んだのなんの。学校では

「デビルマンとマジンガーZ、どちらが勝つのだろう?」

という噂でもちきりになり、予想屋が現われたり、賭けの対象になったりしました。

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けれど、公開されたアニメを見てみると、デビルマンとマジンガーZは、戦わず、2人で協力して悪をやつけるというものでした。終ったあとの劇場では、

「金返せ!」

の罵声がとびかいました。中には、

「俺は、金を払ってないけれど、金返せ!」

と怒鳴る奴もいました。トイレや裏口から泥棒のように忍び込んできて無料で映画をみている奴らの声です。


 ちなみに東宝チャンピオン祭りでも、東映まんが祭りでも、オープニングソングや、エンデングソングが流れると、映画館にいる子供たちは一斉に歌いだしたものです。思えば昔の子供たちは、恐ろしいことをしていました。これにくらべれば、現代のチビッコたちの方が、数段行儀がよいです。

「最近の若い者は・・・・」

という愚痴を聞きますけれど、映画館のマナーに関しては、最近のチビッコたちの方が行儀がいいです。私が子供の頃は、映画館の中で、歌は歌うは、鬼ごっこはするは、かくれんぼはするは・・・・で、よく知らないおじさんに尻を叩かれたものです。


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2005年09月10日

ゴジラ編1

なつかしい色の空/ゴジラ編1

 まずは問題です。

「ゴジラとガメラが戦いました。どちらが勝つでしょうか?」
「え〜と、ガメラ?」
「ブー!」
「じゃあゴジラ?」
「正解です」
「どうして、ゴジラなの?」
「ガメラは、手も足も出ないのです」
「・・・・・・」

 続いて第2問です。

「モスラとギャオスが戦いました。そして、ギャオスが勝ちました。そして、ゴジラとウルトラマンが戦いました。勝ったのは誰でしょう?」
「どっちかなあ・・・・・。やっぱりゴジラかな?」
「ブー!」
「じゃあウルトラマン?」
「ブー!」
「ゴジラでもウルトラマンでもないとすると、引分?」
「ブー!。正解は、ギャオスです」

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 答えがが解らない人は、置いていきますね。

 ところで東宝の特撮映画の中で、一番迫力のある特撮映画といえば、なんといっても昭和29年に封切られた『ゴジラ』でしょう。

 数ある日本の特撮映画のなかで『ゴジラ』以上の映画はないです。その迫力は、スターウオーズや、ジュラシックパークが逆立ちしたってかないません。しかも、反核をテーマにしています。第1作目のゴジラは、世界最初の反核映画なのです。

 しかし、この『ゴジラ』も、パート2以降から、徐々に面白くなくなっていきます。迫力も、特撮技術も、シナリオも年々低下していきます。酷いのになると、ゴジラが漫画「おそ松君」のシェーをやってみたり、戦ってる時に加山雄三のものまねをしたりするから、呆れます。

 それにしても、シェーやものまねをするということは、ゴジラの奴もテレビを見るんでしょうかね? もし見たとしたら、あの巨体ですから、そうとう大きなテレビが必要です。現代なら東京ドームのオーロラビジョンを見るとか、スタジオアルタのモニターを見るという手段がありますが、当時の日本にそういうテレビモニターがあったのでしょうかね?

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 ゴジラシリーズが、年々堕落していった原因はわかっています。大映が作ったガメラシリーズのせいです。ガメラシリーズが、あまりにも人気がでたので、それに対抗してしまったためにゴジラシリーズが堕落していったのです。では、ガメラシリーズとは、どういう作品だったのでしようか?

 ゴジラ映画は、基本的に反核がテーマで、リアルで重厚な映画でしたが、ガメラ映画はファンタジック映画でした。

 ゴジラは、狂暴で人間を殺戮しますが、ガメラは子供の味方で、危なく死にそうな子供を助けたりします。それにしても街でビルを破壊するガメラが、子供が大好きという設定は何故なんでしょう?

 また、ガメラはいびきをかいて昼寝します。子供の頃の私は、
「カメがいびきをかくんだろうか?」
と不思議に思ったものですが、ガメラ映画では、そんなこと関係なく進行し、自衛隊員たちは、

「相手は、カメなんだから、ひっくり返せばいいのではないか?」
「そうだ、その手があった」
「それでいこう!」

と言いだしました。さすがは自衛隊。頭がいいなあ〜と思ったものですが、よく考えてみると、これで映画が終ったら最低の怪獣映画ですね。カメをひっくり返しておしまいの結末なんて、アホらしくて見てられないです。

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 じゃあ、どういう結末になったかと言いますと、自衛隊がガメラをひっくりかえすと、ガメラは手足を引っ込めました。そして、そこから火を噴射し、カメのこうらを回転させ、大空に飛んで逃げていくではないですか。

 スクリーンには、口をあんぐりと開けてボーゼンとしている自衛隊員が映っていましたが、子供の頃の私も、口をあんぐりと開けてボーゼンとしたものです。

 結局、自衛隊は、ガメラを伊豆大島におびよせ、巨大なロケットにガメラを誘い込み、なんと火星に打ち上げてしまいます。そしてガメラは火星で平和に暮して、めでたし、めでたし・・・・・・というハッピエンドで終わります。ゴジラが酸素破壊剤という最終兵器で殺されるのとはえらい違いです。やっぱりファンタジック映画なんですね。

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 ガメラは空を飛ぶ。
 ガメラは海に潜る。
 ガメラは地上を歩く。

 3作目の『ガメラ対ギャオス』の時は、ガメラとギャオスが、陸戦・海戦・空戦の3大決戦をやるという宣伝文句がテレビCMが流れたりして「そごいなあ〜。見たいなあ」と、当時の子供たちは、みんなガメラ映画に恋をしました。

 ゴジラ映画が堕落しはじめたのはこの頃です。この頃のゴジラ映画は、空飛ぶガメラの人気に対抗して、ゴジラも空を飛びだしました。
「いくらなんでもゴジラが空を飛ぶのには無理があるぞ」
と思っていると、狂暴だったはずのゴジラが、ガメラのように子供の味方になってしまいました。そのうえ他の怪獣と会話するようになった時は、

「ゴジラは言語をもつのか!」

と驚いたものです。会話の内容は、漫画のような字幕で解説されました。そしてシェーもするし、加山雄三のものまねはするし、子供は産むし・・・・・・。

 そういえば、子供を産むということは、ゴジラには雄と雌の両方がいるということになりますけど、どうして映画には1匹しかでてこないんでしょうかね?

 つがいのゴジラがでてくるシーンとか、交尾しているゴジラのシーンなんか、どうして映像にならないんですかね? ゴジラの交尾シーンなんかがでてくれば、みんな大喜びだと思いますけど。


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2005年08月04日

日米のSF映画対決

日米のSF映画対決

侮れないのが戦争中に作った『桃太郎と海鷲』ではないでしょうか? これは日本初のフルアニメーション映画であり、しかもミュージカルアニメです。

 桃太郎が犬・猿・キジといった軍人を乗せた航空母艦を引き連れ、鬼畜米英をパクった鬼が島の青鬼艦隊を、犬の戦闘機部隊・猿の急降下爆撃機隊・キジの雷撃機隊で攻撃するという大爆笑ものの作品です。 鬼が島に向かう途中、猿は迷子になった鷲の子供を助けますが、その子鷲をあやすためにキビダンゴの袋からゼロ戦を取り出して子供をあやしてたりしますから大笑いです。

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もちろん、映画の本場であるアメリカも負けてはいません。ハリウッド映画『宇宙戦争』も、かなりあなどれません。この映画では、火星人が宇宙船に乗ってやってくるところから始まります。そして、火星人の宇宙船に、3人のアメリカ人が近づいていくわけですが、火星人に敵意がないことを知らせようと白旗を掲げるのですよ。そして

「お前、白旗が宇宙人にわかるか」
「それはもう白旗は万国共通だ」
「最初にお前なんという」
「カリフォルニアヘようこそ」

と間抜けなことを言っているうちに宇宙人に焼き殺されてしまうのです。もう大爆笑ものですね。

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最後に日本映画『海底軍艦』を紹介して終わりにします。『海底軍艦』は、昭和37年の作品ですが、原作は明治33年に発表されています。著者は押川春浪です。

 この作品は、いわば日本初のSF小説なのですが、夏目漱石や芥川竜之介が出現するはるか前に、日本初のSF作家が生まれているのには驚かざるをえません。

ストーリーは、日本を脱出した元日本軍人が、南の無人島で、きたるべき世界大戦にそなえて海底軍艦を建造していたのですが、ムー大陸の子孫ともいえる、海底王国ムー帝国が地上を侵略し始めたために、白人の侵略にそなえて建造した海底軍艦をムー帝国との戦いに使って大活躍するという話しです。

 そういえば、この映画もミュージカル仕立てで出来ていましたが、なかなか侮れない作品でした。ちなみに作者の押川春浪氏は、大正3年に38歳で死んでいますから、もっと長生きしていれば、どんなすごいSFを書いていたと思うと残念でなりません。

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