2009年07月11日

業界裏話10 なぜ群馬県なのに北軽井沢?

なぜ群馬県なのに北軽井沢なのか?

実は、北軽井沢という地名は、大正時代からあるのです。
大昔から、北軽井沢は、北軽井沢という地名なのです。

沓掛が中軽井沢、
塩沢が南軽井沢、
発地を軽井沢発地、
軽井沢駅を新軽井沢と、

観光ブームのために街の名前を変えてしまったのとは、わけが違います。北軽井沢は、

大正8年の昔から北軽井沢なんですよ!

じゃあ、大正時代以前は、どういう地名だったかと言いますと、地名は無かったのですね。よーするに無人の原野だったわけです。名前もついてない土地だったんです。

 しかし、大正時代に草軽鉄道が開設され、無人の野に駅ができます。その駅名が、北軽井沢だったわけで、北軽井沢駅を中心に、日本中の富豪たちが、土地を買いあさったわけです。で、北軽井沢という地名ができたんですよ。そして、その土地の売却益で草軽鉄道の設置費用を出したのです。

 ですから、この広大な北軽井沢の土地は、最初は、すべて草軽鉄道の所有地だった。これは、私自身が、法務局に行って調べてきたので間違いないです。草軽鉄道という会社は、人間も住んでなく、何も価値のない土地に、草軽鉄道を設置し、土地を分譲したのです。

 ちなみに北軽井沢より前の駅には、栗平・二度上・国境平・長日向・小瀬温泉という駅名になっています。これらの土地には、人が住んでましたから、すでに地名があったわけですが、北軽井沢には、地名らしきものが無かった。そこで、そばを流れている地蔵川から名前をとって、大正7年6月に地蔵川駅として開業しましたが、翌年には北軽井沢駅と変更しています。

 そして、この北軽井沢駅の開設とともに、どんどん移住者がやってくるのですが、法政大学の学長、松室致先生が法政大学村を作り、教授たちに土地を分譲しはじめますと、岩波書店の岩波茂雄、安倍能成、宮本和吉、田辺元、三木清、津田左右吉、谷川徹三、岸田国士、市河三喜先生等が家を建てはじめました。そして、北軽井沢に山荘文化が生まれていくのですが、彼らが
「北軽井沢」
という土地をジャンジャン宣伝していくのです。

 やがて北軽井沢に北軽井沢小学校が生まれます。
 北軽井沢観光協会が誕生し、
 北軽井沢消防団、
 北軽井沢水道組合なども誕生します。

 しかし、長野原町は、この北軽井沢の土地の方を向いてなかった。そのために北軽井沢の住民たちは、何から何まで自分たちでやるしかなかったのです。開拓民たちや、別荘族たちは、自助の精神をもって、町から見捨てられた地を開拓していきます。そのために、住民の意識は、長野原町民というより、
北軽井沢の人間

という意識が濃厚にあるのです。

さらに複雑なことに、隣村の嬬恋村にも
捨てられた住民たちがいた。
北軽井沢に近いところに住んでいる
嬬恋村の住民たちだった。
こっちの方は、もっと複雑だった。


つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング


posted by マネージャー at 11:36| Comment(2) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月10日

業界裏話9

つづきです。

8.ツアーに参加する。

 北軽井沢ブルーベリーYGHに限らず、多くのユースホステルでは、ガイドツアーをやっています。といっても、旅行営業をしているわけではなく、なんとなく友達感覚で、とっておきの穴場を案内しているのが現状です。こういったユースホステルツアーに参加すると、けっこうコミュニケーションがとれるのです。で、楽しいんですよ。

 まず、車移動。
 移動時間中に、いろいろと面白い話が聞けたりしますし、
 運が良ければ、カモシカやウサギなどに出会えます。
 一人で道を探していたら、こうはいかない。
 道を探すのにアップアップで、どうにもなりません。

 あと、ハイキングの時など、いろんな人が気をつかってくれます。たとえば、荷物をもってくれる人がいたり、わざと「疲れた」と音をあげてくれる人がいたりする。誰かが「疲れた」と言ってくれると、周りが元気になることを知ってて言ってくれる。甘い物を出してくれるひともいるし、飲み物を出してくれる人もいる。でも、それよりも嬉しいのは、自然を解説してくれる人がいたときや、元気や笑いをくれる人がいたとき。

 そして温泉。
 ツアーが終わると、たいていみんなで温泉に行きます。
 これが気持ちよいのです。

 最後に北軽井沢ブルーベリーYGHの食堂へ!
 ツアー後に、ユースホステルで御茶を飲みます。
 そして一息ついてから帰路につきます。



9.相性の悪い人に出会ったときの対策

 最後にユースホステルで、もし、相性の悪い人に出会ったときの対策を教えておきます。一番良いのは、マネージャーに相談することです。はやめに相談すれば、マネージャーも何か手をうてるかもしれません。例えば、食事のテーブルを指定席にするなどです。マネージャーに言いにくい場合は、同室の人に相談するのもよいかもしれません。それでも不安なら、お金はかかりますが、個室プランを選ぶのが一番です。個室なら部屋に逃げ込めばいいわけですからね。

 しかし、そんな心配は無用かもしれません。私は、7年間、ペンションとユースホステルの二軒を営業してきましたが、ペンションとユースホステルを比較した場合、ユースホステルの方が、御客さまの御行儀が良いことを体験をもって知っています。あまり変な御客さまは、いないというのが真相です。

 また、そうならないように、あらかじめ、御客さまを断るケースも多々あります。例えば、幼児連れの御客さまは、全体の3割を越えないようにするとか、大勢の団体様が来られる時は、個人の御客さまに了解をえてから予約をうけるとか、イビキの大きい御客さまは、できるだけ離れた部屋割りにするとか、宿側も、いろいろな工夫をしています。ただ、混雑しているときは、そういう工夫が出来ないケースもありますね。

つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング




posted by マネージャー at 03:04| Comment(2) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

業界裏話8

つづきです。


7.できるだけ朝食をとる。

 理由は、夕食の時と一緒です。
 朝食も社交場なんです。

「うざいなあ」

と思ったら黙ってればよいし、隣の人が気に入らなければ席を変えれば良い。それも面倒なら時間を数分ずらせばよいでしょう。前日に宿のマネージャーに頼んでもいいです。快く手配してくれるはずです。

 逆に、いろんな人とコミュニケーションをとりたい方は、朝食はチャンスです。夕食よりもコミュニケーションがとりやすい。うちとけてきているだろうし、雰囲気も良くなっているはずです。なにより、朝というのがいい。朝は、

「おはようございます」

の挨拶をするのが、日本人の文化風習であり、礼儀ですから、いくら相手が「うざいなあ」と思っていても「おはようございます」くらいは返ってきます。

 その「おはようございます」が、
 どんなにコミュニケーションを
 円滑にすることか!


 逆に言いますと、早起きして、同じ早起きの人に
「おはようございます」
を連発するのもいい。

 私の経験からいうと、早起きの人は、「おはようございます」の挨拶が大好きです。きちんと挨拶がかわせれれば、うちとけるのが早くなり、一緒に野鳥を見たり散歩することだってありえます。それがユースホステルを利用する人の特色でもあります。


以下、つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング



posted by マネージャー at 16:04| Comment(6) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月06日

業界裏話7

6.お茶会に参加する。

 人気ユースホステルの大半には、お茶会(ミーティング)というものがあります。北軽井沢ブルーベリーYGHにも、21時30分から23時の間にあります。どうして、ユースホステルに、お茶会(ミーティング)があるかと言いますと、これにも、きちんとした理由があるのです。

 ユースホステルの御客さまの主力は、一人旅の御客さまです。定員20人の宿なら20回の電話がかかってきます。これがペンションだと、5人家族が4組で20人だったりするので4回しか電話がかかってきません。つまり、ペンションの場合は、4回の道案内と、4回の受付と、4回の観光案内だけで良いのです。駐車場も4台分あればいい。

 だけど、ユースホステルの場合は、20回の道案内と、20回の受付と、20回の観光案内が必要になるので、観光案内だけでも、まとめて1回だけで行いたいのです。で、考え出されたのが、お茶会(ミーティング)というシステムです。21時30分頃を、お茶の時間に設定し、御客さまの質問を受け付けたりするのです。

 しかし、このお茶会(ミーティング)というシステムをはじめてみると、見知らぬ人どうしのコミュニケーションの場になってしまいました。お茶会(ミーティング)が、いわゆる社交場になってしまったわけです。

 ユースホステルといっても、いきなり知らない人に、声をかけるのは、気が引けるものです。ところが、このお茶会(ミーティング)に参加すると、不思議に知らない人とコミュニケーションがとれるのです。どんな無口な人でも、どんな人見知りの方でも、非常に簡単にコミュニケーションがとれる。こっちが黙っていても相手から話しかけてくる。

「うざいなあ」

と思ったら部屋に戻ればいいだけだし、隣の人が気に入らなければ席を変えれば良い。よーするに自由な雰囲気なので、気安く参加できます。それでも不安な場合は、宿主(マネージャー)や、宿のスタッフの隣に座ることです。何かあったら宿のスタッフが、何かと対処してくれますから。

 で、ここで、御客さま自身の手によって、
 お茶会を円滑にする、極意を
 伝授しましょう。

 差し入れを出すのです。


 それも宿のマネージャーに出すのではなく、お茶会(ミーティング)の場で、他の御客さまに出すのです。ただ、気をつけなければ、いけないのは、宿によっては、持ち込み禁止の宿があるんです。だから、宿のマネージャーの了承を得てください。

 ブツは、大したものでなくていいですが、
 珍しいモノ
「限定版**」
「御当地名物」
 というものが、他の御客さまの感動をよびます。
 北軽井沢ブルーベリーYGHでは、
 それで盛り上がる例をよく目撃してます。

以下、つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング


posted by マネージャー at 14:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月05日

業界裏話6

つづきです。

5.できるだけ温泉ツアーにでる。

 夕食では、どうもコミュニケーションがとれなかったという方は、星空温泉ツアーに参加されると良いと思います。一緒に温泉に入ることによって裸のつきあいができますし、その後の星空観察会でも会話がはずむと思います。

 もちろん車があれば、自分たちだけで温泉に行くこともできます。その方が制約が無くて自由なのですが、ここは、あえてユースホステルの車の狭い空間に、ぎゅうぎゅう押し込んで行く不便さをとるのも良いかと思います。

 たった5分ですが、温泉までの間に、自然とコミュニケーションがとれるからです。そして、この5分という短さがいいのです。たった5分だけですが、車内の狭い空間の中で一つの共通した空気ができるからです。よくタクシーで、ちょっと移動するときに、タクシーの運転手と、何気ない会話をしますが、自然にコミュニケーションがとれますよね?

 アレです。

 また運転手は、北軽井沢ブルーベリーYGHのスタッフですから、迷惑そうでなければ、御客さまに何気ない話をしてきます。車内に温かいムードを作るような努力をしますから、それに乗っかるのも良い方法だと思います。

 あと、温泉ツアーの参加率ですが、リピーターさんの参加は比較的すくなく、初めての御客さまの参加率が高いです。つまり、参加されている皆さんが、始めてこられる方であるケースが多いく、お互いに北軽井沢が初めてということで仲良く意気投合するケースも多いですね。

 ちなみに料金は、温泉代のみです。

以下、つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング


posted by マネージャー at 16:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

業界裏話5

つづきです。

4.できるだけ夕食をとる。

 ユースホステルにおける食事というものは、一種のイベントなんです。夕食タイムは、一種の社交場になっているんです。

 もちろん、そういうのが煩わしいという人は、他人を無視して食べてもいいんですが、そうでない人は、社交場としての機能をもった夕食時間を有意義に使った方がいいですね。

 とは、いうものの知らない人と、会話するのには、勇気が入りますよね。ましてや、既に盛り上がっている団体さんの中に入っていくのは辛いです。

 そういう場合は、小さなテーブルをめざして座るのです。できれば、4人テーブルがいいですね。4人なら仲間はずれになるという事は、おこりにくいのです。これより人数が多いと、会話から、はみでる人が出てくるのですが、4人だと、そういうことは無いんです。

 あと、もう一つコツを!

 これは、北軽井沢ブルーベリーYGHに限っての話なのですが、「スタッフ席」の隣に座ることです。スタッフ席というのは、宿関係者の席で、まれにスタッフが御客さまと一緒に食べることがあるのですが、このスタッフの隣なら、スタッフが色々と気を遣って、みんなと馴染みやすく手配してくれるからです。

 ところで「夕食=社交場」説についてですが、どんな社交場かと言いますと、ユースホステルの伝統として、旅の情報交換の場所になっています。グルメ情報や、天気情報や、紅葉情報、桜前線なんかの情報交換をしたり、明日の旅の道連れを誘ったりする。具体的に言うと、車で来た人が、電車できた人に対して
「ガソリン代ワリカンで一緒に車でまわりませんか?」
と誘ったりする。または、リピーターさんたちが、
「庭に出て一緒に星をみませんか?」
と言ってきたりする。

 始めてユースホステルに泊まる人は、こういう申し出に、驚いて尻込みしがちですが、尻込みしない方がいいですね。庭先で星をみるくらいなら、たいして危険なことはないですから。

 リピーターさんというのは、
 その土地を、すごく気に入っている人が多いんです。
 だから、その土地の魅力を、
 初めてくる人に
 伝えたくて伝えたくてしかたない。
 そういう善意があふれている。
 だから、そういうお誘いがあるのです。


 ただし、中にはナンパ目当ての人もいますから、そういう臭いがしたら気をつける必要もありますが、まあ、あまり気にしなくてもよいでしょう。気になったら宿主に相談することです。宿主は、実に良くみていますから、的確なアドバイスをしてくれるでしょう。

 また、良心的な宿なら、御客さまを選んでいるはずです。どんなに、お金に困っても、問題をおこす御客さまのお泊まりを拒否していると思います。

 さらに、良心的な宿ならば、食事のテーブル配置に工夫がされているはずです。問題ないケースの場合は、
「どこでも、ご自由にお座りください」
とアナウンスされるでしょうし、問題あるケースの場合は、御客さまの席が、指定席になっていて、事故がおこりにくくなっているはずです。


 最後に、「夕食=社交場」説の立場から一言。

 グルメを追求するなら、コース料理を出すのが一番です。
 料理が冷めないからです。
 北軽井沢ブルーベリーYGHでも、味を追求するあまり、
 コース料理を出したことがあったのです。

 しかし、料理を下げ、料理をあげるたびに、盛り上がっている御客さまの会話を中断してしまう。前菜・スープ・メイン・デザートの皿の出し入れと8回も中断してしまう。会話の流れを切ってしまうんですね。

 会話というものには、流れがあります。その流れが、うまく滑り出すには、時間がかかる。最初は、し〜んと沈黙が流れ、それを誰かが打ち破って、ある程度盛り上がるためには、時間がかかる。その流れを皿の出し入れで切ってしまいかねない。だからコースメニューは出したくないんです。

 食事の美味しさは、味だけではなく、盛りつけとか、店の内装とか、雰囲気に影響されます。どれを重視するかは、宿の方針によって変わってきます。ただ、一般的に言ってユースホステルという宿は、どちらかというと雰囲気に重点を置いているんですね。「夕食=社交場」説になってしまうのです。もちろん、北軽井沢ブルーベリーYGHにおいても同じです。


以下、つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング



posted by マネージャー at 09:27| Comment(6) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

たまには業界裏話4

 ユースホステルで、知らない人と、うまくコミュニケーションがとれるだろうか?という御客さまがおられます。今回は、そんな心配性の御客さまに、知らない人と、上手なコミュニケーションをとるコツを、宿主の視点から伝授したいと思います。コツは、9つあります。

1.早くチェックインする
2.連休なら、できるだけ初日から泊まる
3.連休の移動は避ける。
4.できるだけ夕食をとる。
5.できるだけ温泉ツアーにでる。
6.お茶会に参加する。
7.できるだけ朝食をとる。
8.ツアーに参加する。
9.相性の悪い人に出会ったときの対策


以上です。

では、9つのコツを少しづつ解説してみましょう。


1.早くチェックインする

 最初は、誰でも初対面です。つまり、みんな平等なんです。ところが、時間が経つごとに差が出てくる。よーするに、時間の経過とともに、知らない御客さまどうしが、意気投合して友達同士になっていくわけですから、そうなると、後から入りずらくなってしまいます。だから、早くチェックインするにこしたことはないのです。

 それと、相部屋(ドミトリー)の場合は、先にチェックインして部屋にはいっていると、気持ちが落ち着いていて、コミュニケーションをとりやすくなるものです。後から入室してくる人は、ドキドキしながら
「こんにちわ」
と入ってきますから、笑顔で
「お先に入ってます」
と返すと、すぐに仲良くなれるものです。そこで、30分も楽しいおしゃべりをすれば、もう安心です。会話のコツは、旅の話題が無難なようですね。一般的には

「どこから来られたんですか?」
「・・・・です」
「どうでした?」
「・・・・でしたよ」
「そうですか、おすすめのところあります?」

という会話が多いですね。不思議なことに、こういう会話は、世界どこのユースホステルに行っても同じパーターンになるために、どんなに語学力が無くても、英語でもフランス語でもドイツ語でも、話せるようになってしまいます。

 あと、早くチェックインするメリットとして、宿主側にゆとりがあるので、宿主側が対策をたてやすいのと、宿主に、たのみごとをしやすいということもあります。受付の時に不安そうに
「ユースホステルは、はじめてなんです」
と言ってくれれば、
宿主は、
こっそり裏から手を回してくれる
可能性が高いのです。


 具体的にいうと、面倒見のよいリピーターさんと同室にするとか、口頭で「●●さんをお願いします」と、親切なリピーターさんに、受付の時に、こっそり頼んだりする。そういう芸当ができるのです。でも、チェックインが遅くなると、それが難しくなるんですね。

 早くチェックインして、早く申告する。
 それがコツです。


 そうすれば宿主にも、やりようがあります。
 なにせ、受付と、部屋割りを握っているのですから。




2.連休なら、できるだけ初日から泊まる

 これは、どういう事かと言いますと、連休初日に盛り上がってしまうケースが多いからです。そういう場合は、どうしても2日目からチェックインする人が、輪の中に入りにくくなります。

 北軽井沢ブルーベリーYGHでは、そういう人のために、2日目からチェックインする人を、できるだけ同室にするようにしています。そうすれば、仲間はずれになりにくくなる。初日からいた人と、2日目からいた人に別れて盛り上がることができるからです。しかし、運悪く、2日目からの人が、たったの一人のケースもありえます。そういう場合は、夕食の時がチャンスです。



3.連休の移動は避ける。

 連休は、移動しない方がいいです。2日目に別のユースホステルにチェックインすると、もう盛り上がってしまっている、初日からの御客さまの結束に愕然とすることが、あるからです。
 だからこそ、北軽井沢ブルーベリーYGHでは、2日目からチェックインする御客さまには、本当に気をつかいます。
「みんなと仲良くなれてるのかなあ」
と気が気ではありません。

 で、そういうケースの御客さまに、アドバイスしておきますと、できるだけ、はやめにチェックインしておくことですね。そして食事をとられることです。
 それも小さなテーブルをめがけて座ることです。4人がけのテーブルなんかベストですね。4人テーブルというのは、ちょうどコミュニケーションをとりやすい大きさなんです。その理由は、次回に述べることにしましょう。


以下、つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング


posted by マネージャー at 22:57| Comment(2) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

たまには業界裏話3

たまには業界裏話3

続いて、飲み物の持ち込み料金について。
なぜ、宿に飲み物を持ち込むと、お金をとられるシステムが、
日本の宿泊業界に定着したのでしょうか?
これも、複雑な理由があったみたいです。
その理由は、意外なところにあるのに驚いたことがあります。

理由は、ゴミにありました。
これは宿をやるまで、想像もつかなかったのですが、
業者は、役場のゴミ回収に捨てられないんですね。
ゴミ業者と専属契約をしなければならない。

もちろん市町村によって、ケースはバラバラなんですが、
たいていの市町村では、宿泊業者は、ゴミ業者と契約して
ゴミを引き取って貰うことになっている。

で、ゴミの中で一番、かさばるのが酒なんですよ。
ビールの瓶や缶なんか、かさばりますよね。

それが嫌だから宿泊業者は、地元の酒屋と提携して、
配達と回収を地元の酒屋にさせているわけですが、
酒を量販店なんかで買ってしまうと、そうもいかない。
困った宿泊業者は、持ち込みに制限をかけるのです。
制限をかけないと、ケースごと酒を持ち込む御客様がいて、
後は、ゴミだらけになってしまうのです。

ここで、宿泊業者の本音をいうと、
1本や2本の持ち込みなんか、
どうだっていいのです。
そんなことに目くじらたてる宿はいない。(と思う)

問題は、10本や20本の持ち込みで、そういう御客様が、5組いたら
50本から100本になり、それが10日続くと、
500本から1000本になり、
回収費用が跳ね上がって経営を圧迫するのです。

それを理解すれば、御客様の方でも、
持ち込みに対する対策が立てられるはずです。

もう一回くりかえしますが、宿泊業者の本音をいうと、
1本や2本の持ち込みなんか、どうだっていいのです。
そんなことに目くじらたてる宿はいない。

なぜなら、宿側は、すべての酒の種類を御客様に用意できないのです。
だから
「おれは八海山しか飲めない」
という御客様がいたら、
「御用意できないので、持ち込んでください。4合瓶1本くらいなら冷蔵庫で冷やしてあげますよ」
と、言う気持ちはある。(あるはず)
1本や2本ぐらいなら....。

しかし、5本10本となると話は違ってきます。

そのへんを察すれば、差し入れ大歓迎の宿であっても、大量持ち込みには難色を示す理由がわかると思います。


↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング


posted by マネージャー at 14:03| Comment(4) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

たまには業界裏話2

たまには業界裏話2

宿業をはじめる前に不満だったのは、酒の値段でした。
定価の2倍以上で売られている。
量販店で仕入れれば、かなり安く仕入れられるのに
どうして定価の2倍以上で売られているのだろうか?
と単純に疑問に思っていました。
で、いざ自分が宿業を始めてみて分かったことは、
そんなに単純な図式ではなかったということでした。

高い地元の酒屋から買わざるえない内情というものがあったのです!
その内情を知った私は、「なるほどなあ」と考え込んでしまいました。

その内情とは、酒屋や肉屋が、
ペンションやレストランに
積極的に投資しているんですよ。


どういう事かと言いますと、酒屋は、
業務用酒類冷蔵ショーケースを無料プレゼントしているんですね。

これをペンション側が買うとなると、最低でも30万くらいする。
とても金がでない。だから酒屋がプレゼントしている。
その代わりに、ペンション側は、酒屋から注文をとる。
こういうシステムになっているんです。

これは、肉屋でも一緒で、業務用フリーザーを
ペンションにプレゼントするんですが、
その代わりにペンション側は、肉屋から注文をとるシステムになっている。
肉屋は、肉だけでなく冷凍食品も扱ってますからね。

「なるほど、うまいことになってるなあ」
と感心しました。
と、同時にペンション側が、どうして量販店から
酒や肉を買えないのかも分かってしまった。

しかし、最初は、そういう契約で、お互いに取引するわけですが、
何年もたつと、この不況で参ってしまって、ついついペンション側は、
契約を履行せずに、量販店に足が向いてしまうわけですが、
そうなると怒るのが、酒屋と肉屋になります。

で、この酒屋と肉屋というのが、だいたい、どこの市町村でも
地元の有力者であるケースが多く、議員だったり区長だったりする。
で、ペンション側は、よそ者が多いので、力がない。
ケンカすると負けるのはペンション側になるわけです。

(まあ、ペンション側が悪いのですけれど)

じゃあ、そういう、しがらみを一切拒否して、独力で
業務用酒類冷蔵ショーケースを30万で買ったとします。
30万円を回収するためには、
100円の利益商品を3000本売らないといけない。
電気代を考えると、4500本売らないといけない。
けれど、4500本を売るには、10年かかります。

しかし、業務用酒類冷蔵ショーケースの償却は、6年なんです。
6年しかもたない。
赤字になっちゃう。
それでペンションや旅館の酒類が高いのです。

しかし、高くない店も存在する。
たとえば、うち(北軽井沢ブルーベリーYGH)のケースです。
ペンションを買った時に、前のオーナーが置いていったために
業務用酒類冷蔵ショーケースにコストがかかってないからです。

しかし、こいつが壊れたらどうなるのか?
今までのようには、いかなくなる可能性がでてきます。

みっともなくても、家庭用冷蔵庫で誤魔化すか、
コストがかかっても業務用酒類冷蔵ショーケースを新規導入するか、
悩みどころでもあります。

続いて、飲み物の持ち込み料金について。
なぜ、宿に飲み物を持ち込むと、お金をとられるシステムが、
日本の宿泊業界に定着したのでしょうか?
これも、複雑な理由があったみたいです。
その理由とは......?

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング



posted by マネージャー at 03:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月01日

たまには業界裏話1

たまには業界裏話1

皆さんは、宿業の何故なに?ってありませんか?
私は、ありました。で、宿業をはじめて、

「何だ、そうたでったのか!」

と気がついたことが多々あります。
そういう業界裏話を少しづつ暴露してみようと思います。
で、何から暴露しようかなと考えた末に
「酒の値段」
から暴露してみようかなと。
というのも、これを暴露すると、ある程度、業界の裏が見えてくるからです。
それを御客さまが知っておいても損はないかなと。


宿業をはじめる前に不満だったのは、酒の値段でした。
ペンションでも旅館でも酒の値段が高いですよね?
定価の2倍以上で売られている。
量販店で仕入れれば、かなり安く仕入れられるのに
どうして定価の2倍以上で売られているのだろうか?
と単純に疑問に思っていました。
で、いざ自分が宿業を始めてみて分かったことは、
そんなに単純な図式ではなかったということでした。

高い地元の酒屋から買わざるえない内情というものがあったのです!
その内情を知った私は、「なるほどなあ」と考え込んでしまいました。
その内情とは......?


つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング




posted by マネージャー at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

営業の仕方教えます

営業の仕方教えます

今日はね、業者の皆さんに注文です。
というのも、4月は、広告だの売り込みだの、
そういう電話がやたらと多いのですが、
はっきり言って、こっちが不快になる売り込みばかり。
おそらく、こんな売り込みじゃ
成約しないだろうなというものばかり。
もう、勘弁してもらいたい。


で、業者の皆さんに
コツを教えますね。


業界暴露的に営業の仕方教えます。



1.回りくどい売り込みはダメ。

 うちも含め、どの会社も忙しくて時間がないので単刀直入に切り出すこと。必要なければ断るし、必要あれば検討します。企画広告なら企画広告と言ってから売り込みなさいよ。雑誌に紹介したいと言って、実は企画広告だった場合は、100パーセント断ります。

嘘をついて商品を売ろうとしたと思われるのがオチです。

 逆に最初から企画広告と言ってくれれば、そのつもりで検討材料にします。そのさいに企画書を郵送、またはファックスで送る許可を求めること。電話だけでは、絶対に成約しません。紙の企画書をみて、はじめて検討材料になります。そして、企画書の内容が良かったら、こちらから電話します。企画が良ければ、考えます。そういうものです。



2.嘘をついてはダメ。

 いきなり知らない人から電話がかかってきて、相手を信じろと言われても絶対に信じません。ましてや、一つでも嘘があったら、もう相手にしません。これは常識です。だから売りたいものがあったら単刀直入に言うべきです。と言っても、
「いらん」
と断られるでしょう。そういう時は、企画書を郵送、またはファックスで送る許可を求めること。
 逆に許可無く送られてきた、ファックスやダイレクトメールは、ゴミ箱入りです。ましてや広告や金融商品なんか、絶対に電話でオーケーしません。紙の企画書なしに成約なんて絶対に無理です。むりに成約しようとして相手を怒らせるのがオチでしょう。自分勝手な売り込みが成功するほど甘い世界ではありませんよ。



3.相手のことを考える

 よくあるのが土曜の15時以降の売り込み。ペンションが一番忙しい時間に電話をかけてきたら、心証悪くするだけです。私は、これで何年もつきあいのあった広告代理店や酒販売会社を切りました。相手のことを考えられないしつこい売り込みは、非常識な会社と思われるのがオチですよ。だからこそ、相手の時間を縛らない、紙やメールでの売り込みが大切になります。
 あとね、相手の欲しがっているものを「御用聞き」したらどうでしょう。売るためには、売るための文句を相手に言うのではなく、「買いたいものないですか?」と聞いてみることです。
 それが、相手のことを考えるということです。
 ペンションは、仕入れの多い業種です。買いたいモノがいっぱいあるはずです。

 それから絶対にやっては、いかんのが催促。企画書を送って催促の電話をおくっても逆効果。相手を怒らせるだけ。そりゃ、こっちも客商売だから、穏やかに電話対応しますよ。でも、その穏やかさに、空気を読めない催促をすればするほど、逆効果。どうしても、催促したいなら、手紙かメールで別の企画書をおくること。電話して良いケースは、相手の許可のある場合にかぎられます。



4.約束を破ってはダメ

 データーベースを売りに来た業者さんがきたことがありました。たまたまデーターベースのよいものを探していたので、サンプルをもってきてくださいと言いました。サンプルをみて1週間ほど使ってみて良ければ採用します。そのさいは系列店が3店舗あるので同時採用ですと、言いました。相手は持ってきますと言い、お互いのスケジュールを調整して、待つことになった。この間のやりとりは、10分です。買うときは、買うのです。
 ところが約束の時になったら、別の人間がやってきて、サンプルは渡せないという。そのかわりに使い方の説明をすると言ってきた
「だったら最初から、そう言いなさいよ。系列店に迷惑がかかるじゃないですか!」
と、こちらは激怒。
 約束を破ってはダメですよ。
 というか、できない約束はするべきでない。
 結果として、嘘つきになってしまう。
 一度嘘つきになったらおしまいです。

 これには後日談があり、あちこちのペンションオーナーが、「■■社のデーターベースの売り込みがあったけれど、どうかな?」と聞いてきました。パソコンに詳しい私にアドバイスを聞きにきたのです。当然のことながら、私のところで起きた事件を私は話すことになります。こうなると、ますます売りにくくなるでしょうね。企画広告も、通販も、金融商品も、必ず同業者に相談します。だから嘘がばれやすいのが、この世界です。さて、最後に



5.口コミを無視してはダメですよ

 データーベースにしろ、企画広告にしろ、通販にしろ、車買い取りにしろ、あくどいことをしたら終わりです。うちも、よそも、買う前にペンション仲間やユースホステル仲間に、評判を聞きます。今は、メーリングリストなどのインターネットを使って評判を確かめる時代です。1軒で失敗したら100軒の市場を失うことになりかねません。そういう時代には、嘘をつくリスクが巨大になっているので、できるだけ単刀直入に正直な方が、結果として、利益につながります。

これは、私の経営している宿でも
同じ原則があてはまります。

現代は、嘘には、高いツケがまわってくる時代なのです。

では、業者さん、頑張ってください。
くれぐれも、うちに変な売り込みにこないように。
心当たりのある方は、泊まりにきたら
アドバイスしてあげます(←ジョークですからね)。


つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング




posted by マネージャー at 13:07| Comment(4) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする