2015年10月11日

2歳児からの登山(幼児のための体験的登山論)

 息子も2歳6ヶ月になると急に体力がついてきました。最初は、池ノ平湿原の木道歩き。次に池ノ平湿原の山歩き。桟敷山林道、武具脱の池、万座温泉、渋峠に横手山、湯の丸山の鐘分岐、標高1999メートルの破風岳と、大人かおまけの山登りができるようになってきました。

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 最初は、もっぱら木道と階段ばかり歩かせました。そうしないと好奇心が強すぎて、枯葉や枯れ枝をさわって、トゲが刺さるなど大変なことになるからです。幼児の皮膚は柔らかいので、大人ならなんでもない枯れ枝でも、トゲとなってささってしまう。そのたびに毛抜きでトゲをとってあげるのですが、2歳6ヶ月だと必ずしも協力的とはかぎらないので、これが大変な苦労なんですね。

 関係ないけれど、幼児のお子さんに登山させるつもりがある御両親に言っておきますが、毛抜きと傷パットと日焼け止めは必修ですからね。予備の靴と靴下と着替えも必要です。不意をついて水たまりに飛び込んだり、水遊びしたりしますからね。もちろん甘い物やジュースも必要です。電池切れを防ぐためです。幼児は筋肉量や内臓が未発達でエネルギーを蓄えにくく、大人より早く低血糖を引き起こしますから、頻繁に栄養補給が必要です。

 また、うちの息子は、4時間くらい登山すると、その後に死んだように熟睡・爆睡します。2時間はたっぷり寝ます。そうしないと体力がもたないんでしょうね。はやく身体を回復させるためには、直後の睡眠が必要なんでしょうね。

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 前置きはこのくらいにして本題に入ります。2歳6ヶ月の息子を毎日のように山に連れて行って思ったことは、登山の上達が早いことです。日に日にバランスの取り方がうまくなります。もちろんうちの息子の場合、1歳6ヶ月くらいから毎日のように浅間牧場を歩いていたからかもしれませんが、それを1年間つづけるよりも、たった1週間の登山三昧の方が、圧倒的に逞しくなっています。何度も牧場を散策するより、数回の登山の方が圧倒的に体力がアップするんですね。

 というのも、1週間くらい登山させた後、息子を浅間牧場を歩かせてみたら、以前とは大違い。別人のように体力が付いていたからです。しかし、よく考えてみたら1週間くらいで体力がつくわけがない。なので、観察してみたら体力というよりコツをつかんでいたようなのです。反射神経がよくなって、無駄な動きが少なくなった結果、階段をスイスイと登ったり、坂道を楽々と登るようになったんですね。

 で、こうなると道草が少なくなってくる。以前は、石ころを拾ったり、草花をさわったりで、なかなか前に進まなかったのですが、すいすい歩くようになったとたんに、道草が減ってきて歩行速度が速くなるんですね。で、思ったのですが、二歳児が道草を行う理由の大半は、疲れた身体を休ましているのかもしれませんね。

 煩悩のかたまりである幼児は、嫌なことはやりたがりません。そこが大人と違っているところです。なので、歩きたくなくなったら石ころをさわるなどの道草をして休もうとする。私は「道草」は好奇心なのかな?と思って根気強く見守っていたのですが、あれは休憩だったのかもしれません。

 まあ、そんなことは、どうでもいいとして、登山が楽しくなると全て自分で歩きたがるようになります。これが親としての不安のタネです。おんぶもダッコも嫌がりますから、危険地帯にくるたびに冷や冷やします。もちろんフードや背中をしっかり握って離しはしませんが、それにしたって不安は不安。



 なので幼児用のハーネスを買うことを決意し、インターネットで検索してみたらびっくり。私の知っているハーネスと違うのです。そもそも登山用ハーネスというものは、足と腰をベルトで固定するのですが、インターネットで売られている幼児用ハーネスは、小さなリュックサックにヒモがついたもの。

「これ、ハーネスじゃないだろ?」

と思いつつ、よくよく考えてみたら便利かもしれない。登山用ハーネスは、前にヒモをつけるのですが、インターネットで売られている幼児用ハーネスは、うしろにヒモがついている。親としては、後ろから息子を見守りたいので、こっちの方が便利かも知れない。しかし、足ベルトが無い事やヒモの強度などに不安があるので、最低限の改造が必要でしょう。

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 最後に「どうやって2歳児を登山好きにさせたのか?」という質問を複数の方から頂いているので、簡単なコツみたいなのも述べておきます。このブログをずっと読み続けている方なら、もう察しがついていると思いますが、2歳児を登山好きにさせる方法は、しごく簡単です。

 山を歩かせなければいいのです。

 私は、息子が生後3ヶ月の頃から1歳6ヶ月くらいまで、息子に山歩きをさせず、ただ、ひたすら息子を背負って山登りや浅間牧場の散策をしていました。息子は、キャッキャとハイテンションで喜んでいましたが、ある日、突然、背負子から降ろして浅間牧場を歩かせたら、もう二度と背負子には乗ってくれなくなりました。肩車もダッコも拒否です。

 背負子から見るだけから、歩く楽しみを知ってしまった息子は、もう後戻りはできません。しかし、ここで苦しい山登りを体験させては駄目で、まずは芝生に覆われた浅間牧場。つぎに木道です。そしてなだらかな山。最後に、本格的な登山です。順序さえ間違わなければ、子供は山を嫌いになるわけがありません。

 文章が長くなったので今日は、これくらいで筆をおきますね。
 いつか、(体験的)幼児のための登山論を発表したいと思います。

つづく。

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2012年11月09日

なぜ浅間山に登るのか?

今日も浅間山に登ってきたのですが、
ここ数日の中では暖かく風が無くて登りやすかった。

 まあ、それは良いとして、私が毎回登っているコースは、峰の茶屋から上るコース。そうです。現在、入山禁止されているコースです。ここを、この一年間に100回以上登った。なぜ、入山禁止コースを上るのかというと、理由が2・3あります。カモシカの生態や高山植物の調査をするのも理由の一つですが、一番の理由は、ゴミが多いこと。
 それも普通のゴミではありません。コーラの瓶であったり、峠の釜飯の瀬戸物容器であったり、様々なガラスの破片であったりです。あきらかに登山者が捨てたものではありません。そんな重いものを持って登山するハイカーなど日本中どこにもいません。ちなみに、それらのゴミは登山道には、登山道に捨ててはありません。登山道から数十メートル離れたところに捨ててある。
 こういうことは、浅間山にかぎりません。知床半島しかり、白神山地しかり、ハイカーの入山禁止区域には、かならずゴミの山があり、自然を愛するハイカーに通報されないことをよいことに捨て放題になっている。
 浅間山の入山禁止地域ではコーラの瓶だけも、いったい何本拾ったことか。このコースは特に危険では無いのだから、安易な入山禁止はといてもらいたい。でないと、登山道いがいのところにゴミがどんどんたまっていく。

つづく。

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posted by マネージャー at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

アミューズトラベル 業務停止期間中に登山ツアー

アミューズトラベル 業務停止期間中に登山ツアー

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121106/k10013290401000.html

中国で、万里の長城などを歩く日本人のツアー参加者が遭難し、3人が死亡した事故で、このツアーを企画した東京の旅行会社が、業務停止期間中に国内で登山ツアーを実施し、去年、観光庁が厳重注意としていたことが分かりました。




今回の万里の長城の事故で、まずいなと思った点。

下見してない
予備日がない
ガイドの名前を知らない
不適切な装備を指導した
主催旅行なのに現地のガイドに丸投げ
担当者が入社1年目
前の遭難で死んだ人にパンフを送ってた
高齢者が5日間連続で千メートル級登山を100キロも歩く
事故現場は観光地で階段がある万里の長城じゃなく崩れて道がなくなってるような場所



それにしても、だらしない会社ですね。
参加者は、どうして、こういう会社を選んだのか?
もっと慎重にガイド会社を選んだ方が良いと思いますよ。
もしくは、会社の言うことを鵜呑みにせず、
自分自身で冬装備を持参するとか。
今後は、ガイド会社の言うことを盲信せずに、
自分の身は、自分で守った方が良いと思います。



つづく。

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2012年11月05日

万里の長城で大雪遭難 日本人の死者3人 主催はトムラウシ遭難事件のアミューズ

万里の長城付近で大雪遭難 日本人の死者3人に

http://www.sponichi.co.jp/society/news/2012/11/05/kiji/K20121105004489170.html

 中国河北省張家口市郊外の万里の長城近くで日本人の女性2人が死亡、男性1人が行方不明になった遭難事故で、北京の日本大使館は5日、不明の男性の死亡が確認されたと地元当局が連絡してきたと明らかにした。死亡したのは福岡県の柳井俊一郎さん(76)とみられる。これまでに判明していた日本人の死者は、東京都の小川陽子さん(62)、埼玉県の渡辺邦子さん(68)の2人。大使館は救助された富山県の渡辺美世施さん(59)が治療を受けた医療施設に職員を派遣する予定。現場周辺は3、4日に記録的な大雪に襲われ、捜索は難航した。北京から現場に向かう道路は通行止めとなっている。遭難したのはいずれも東京の旅行会社「アミューズトラベル」のツアー参加者だった。



お亡くなりになられた方の御冥福をいのります。

また、アミューズですか。
まだ、情報が確定してないので、断言は避けますが、
ニュースと会社の対応をみるかぎり、ちょっとなあ・・・・と思ってしまう。

まあ、他所様の心配するのは、余計な御世話なのだが、
まじめにやっている同業他社のじゃまはしないでほしいなあ。

アミューズの過去の事件は、こちらを御覧ください。
http://www48.tok2.com/home/yamabiko/yamabiko09/tomurausi.html


つづく。

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2012年07月19日

さすが野口健!

今日は、1日かけて鷹繋山の登山道の整備を行いました。
あまりにも笹藪が酷かったので、その刈取りと、
台風で倒れた倒木の除去などを行いました。

この日は、さすがの北軽井沢でも28度もありましたから、
汗びっしょりになりました。
携帯していたペットボトルの水も5本全部飲みきったくらいです。

ところで、立入禁止の那智の滝を無断で登って逮捕された
プロのクライマー(佐藤裕介)がいましたね。
そのクライマーに、あの野口健が痛烈な批判をしました。

http://news.livedoor.com/article/detail/6771766/


「素人ならまだしも、日本を代表するプロクライマー。個人的なスキャンダルならまだしも、プロのクライマーがその活動の中で逮捕された。逮捕された以上、プロには説明責任があると私は考える。本人の口から事件について語る必要があるだろう。謝れば済む話でもないだろうが、謝罪や説明は早ければ早い方がいい32歳とまだ比較的に若い。まだまだ可能性を秘めているだけに一日も早く誠意を見せてほしい」

 さすが野口健。まさに彼は登山界の良心ですね。この人が、ますます好きになりました。まだ若いのに立派なお考えです。というか、もっと早く、こういう世論がわきあがってもよかったのに、おきなかったのが不思議でした。というのも、このような行為が容認されると、クライマーのイメージが悪くなる一方だから。




 あと、THE NORTH FACE に一言言いたい。
 よくやった!
 今度から、THE NORTH FACEのウエアを買うことにします。
 それでこそ、一流ブランドだ。

つづく。

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2011年11月18日

登山用のザックの話2

登山用のザックの話2

 今回は、ちょっとオタク向けの話をします。

 実は、ザックの原点は、ランドセルでした。
 当時は、背嚢と言ってました。

 江戸幕府が、洋式軍隊を作ったときに装備として背嚢(ランドセル)も導入しています。
 もちろんオランダ語です。
 オランダ語のランセル(ransel)がなまってランドセルになっています。
 幕末の教練書である『歩操新式』の元治元年(1864年)版ラントセルのルビがあります。
 では、どういう構造になっていたかと言いますと、今で言うフレームザックに似てました。
 ただし、木製の箱形フレームに布張りをして、
 そのまわりをランドセルのように革で覆い被さっていました。
 革を使っていた理由は、防水と関係あると思われます。
 米は濡れたらおいしまいでしたから。





 しかし、それでは高価になってしまうので、一般の兵士たちは、ランドセルを総キャンバス布にして、フレームの無いものにしてしまいました。そして、その布製ランドセルに、タコ足のように何十本もの紐をつけ、いろんなものを縛り付けるようにしたんです。昭和4年に登場するキスリングは、あきらかに、その影響があると思われます。

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 インターネットなどで調べると、キスリングは、「昭和4年(1929年)、2代目・片桐盛之助のもとに、槙有恒氏と松方三郎氏が、スイスのヨハネス ヒューク キスリング氏の考案・製作したザックを持ち帰り、それをもとに、盛之助は、日本で初めて、キスリング型リュックサックを製造した」なんて、書いてありますが、私は「本当かよ?」と疑っています。

http://katagiri1914.com/index.php?%E7%89%87%E6%A1%90%E3%81%AE%E6%AD%B4%E5%8F%B2

 全部うそとは言いませんが、日本陸軍の背嚢の影響を無視しているところが、ちょっと怪しい。ただ、キスリングと背嚢では、決定的に違うところがあります。キスリングは、全ての荷物をザックの中に入れてしまうのが基本なのですが、陸軍の背嚢は、ある程度、ザックの外にくくり付けておくのが基本であるということです。

 兵士たちは、常に弾薬を消費します。そのつど、パッキングを変えていたら仕事にならない。だから消費しやすいものは、ザックの外にくくり付けた方が良い。あと、よく使う道具(組み立てスコップ)なども、ザックにくくり付けた方がよい。いちいち、ザックの中から取りだして、パッキングを直してたら時間がいくらあっても足りないからです。

 しかし、登山家たちは、そうではない。パッキングを変えるのは、日没と早朝だけですから、全部ザックに入れておいて完璧なパッキングを行っていた方が便利だった。で、どうしたかというと、100リットルから150リットルの大型ザックを作って、鍋やら米やらテントやら寝袋やらを全部ザックの中に詰め込むようにした。そして、その綿製大型ザックに防水コーティングをして、新品の野球グローブのようなガチガチの布地にして水をはじいたんです。これがキスリングの始まりだと私はにらんでいます。ですから背嚢にくらべてキスリングは大きいです。

 じゃあ、このキスリングとやらは、現代のザックと、どこが違っているかと言うと、横幅があるんです。現在のザックが縦に細長いのに対して、キスリングは横幅がある。どうしてかというと、フレームがないから、縦長にできないんです。饅頭のような形・巾着のような形にしかできない。で、両サイドに大きなポケットを作った。そのほうが、安定するからです。

 しかし、これは非常に担ぎにくかった。
 全部の重量が、肩に食い込むからです。
 だから昔の山岳会では、腕を組んで猫背になって山を登るように指導していた。

 ちなみに、このキスリングは、私が中学生だった1970年代の半ばまで、日本の登山家たちは、みんな担いでいました。1975年頃から日本にも現在のようなフレームザックがでてきます。では、どのようにして、現在のザックが登場したのでしょうか? 実は、ザックに革命をもたらした犯人がいます。ドイツ軍です。

 ユースホステル運動・ワンダーフォーゲル運動の盛んなドイツでは、ザックの性能が著しく進化しました。その結果、ドイツ軍は、ランドセルを肩ではなく腰で担ぐようにしたんです。具体的に言うと、ザックとは別に大きなベルトをしたんです。念のために言っておきますが、ズボンのベルトではないですよ。ザックのベルトでもないです。しいて言えば、ウエストバックみたいなものです。ここに拳銃とか手榴弾をぶらさげたんです。当然のことながら、そのベルトは重くなります。しかし、その重くなったベルトをサスペンダーで吊り上げて、そのサスペンダーにザックを乗せたんです。この方法によって、ザックを肩と腰で担ぐようにした。よーするに、リュックサックにストラップをつけて、それを前から腰ベルトに装着し、天秤棒のようにバランスをとりつつ、腰でもザックの重さを負担するようにしたんですね。

http://gerhard03.blog61.fc2.com/blog-entry-17.html

 さらに「Y型サスペンダー」を開発し、Dリングというものまで作ってしまった。これだと体が左右に傾いても、片方の肩だけに過重がかかることはなくなった。どんなに傾いても、両肩に等しく荷重がかかるようにしたんです。よくナチスドイツ軍の映画なんかみると、やたらとベルトがでてきますよね。あれです。あれは非常に便利だったんです。だから第二次大戦後の米軍なんかもナチススタイルを取り入れたりした。ここからウエストベルトが発展し出すのですね。

 1952年。一つの革命が起きます。
 アメリカのアウトドアメーカーであるケルティ(Kelty)の登場です。

 ケルティは、背負子タイプのフレームにザックをくくりつけたものを開発しました。これが全世界に大流行します。流行させたのは、ユースホステルのホステラーたちです。全世界のユースホステルのホステラーたちが、ケルティのフレームザックでバックパック旅行をしだしたのです。このフレームザックには、ウエストベルトもついていたし、ショルダーストラップもついていました。あきらかにドイツ軍の軍装の影響をうけています。

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 当時、海外のユースホステルで、ケルティを見かけない日は無かった。
 バックパックといえば、ケルティ。
 ケルティといえば、バックパックだった。
 一時期のケルティは、世界のホステラーの標準装備だった。
 ケルティを知らずしてバックパックを語るなというくらいの勢いだった。
 けれど、これは日本では、全くもって流行らなかった。日本では
「ケルティって何? それ美味しいの?」
 てな具合だった。


 実は、私もケルティの赤いフレームザック持ってまして、

http://blogs.yahoo.co.jp/tksh4714/11270282.html (←こいつです/売ってたら欲しい)

 これで世界中を放浪しています。
 北海道で土井君や、今の嫁さんと出会ったときも、
 こいつをもって旅していました。

 買ったのが、1980年で、廃棄したのが2000年ですから20年間使い続けてびくともしなかった。登山用ザックは、どんどん駄目になったんですが、ケルティのフレームザックは頑丈で劣化しにくかったです。しかし、こいつは、どういう訳か日本ではメジャーにならなかった。海外では、どのユースホステルでも見かけたんですが、日本のユースホステルでケルティのフレームザックを持ってるのは、私一人でした。どういうわけか日本では、キスリングが主流だったんです。キスリングからケルティのアウターフレームザックにうつらず、インナーフレームザックに移ったんです。

 ケルティのフレームザックは、背負子にナイロンザックを装着したタイプです。
 それに対して、ザックの中にフレームの入ったものが登場した。
 これがインナーフレームザックです。

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 よーするにキスリングを細長くして、その中に骨組みとなるアルミフレームを入れたのが、インナーフレームザックです。これだと、大きなザックでパッキングしてもフニャフニャしない。おまけに、サイズを調節する場所が、ベルトと肩の2ヶ所しかない。これがケルティのフレームザックだと、何カ所も調節しなければない。おまけに背負子のようなフレームが、木の枝に引っかかってしまう。

 しかし、ケルティのフレームザックは、平地歩きにはすごいパワーを発揮します。平地なら、こっちのほうが担ぎやすい。フレームだけにして背負子としても使えますし、いろんなものをフレームに縛り付けることもできる。椅子にもなるし、徒歩旅行には便利だったんです。しかし、山には不便だった。フレームが邪魔するからです。

「じゃ、海外では邪魔しないのか?」

 と思うでしょ?
 邪魔どころか、海外の山には木がなかったりするんですよ。
 嘘だと思うなら、スイスの山に出かけてみてください。
 トルコの山にでかけてみてください。
 どこに木があるのか?てなぐあいです。
 仮に木があったとしても、枝がフレームにひっかかるというほどの藪ではないし。


つづく。

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posted by マネージャー at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月17日

登山用のザックの話

登山用のザックの話

 今回は、登山用のザックの話です。
 今回は、初心者というより、ちょっとベテラン向けの話をします。

 ザックには、2つの方向性があります。
 なるべく軽く作られたザックと、
 なるべく便利に作られたザック。

 ポケットが多かったり、2気室だったりすると重くなります。
 だけど便利なんです。

 逆に何もついてないと軽くなります。
 けれど不便なんです。

 長期縦走や探検するときは、軽いものがいいです。
 しかし、楽しい登山をするなら便利な方が良いです。
 というわけで、歳をとってからの私は便利派です。
 しかし、便利派といっても軽いことにこしたことはない。

 そこで、ザックを買ったら、それを改良する人もいる。
 ピッケルホルダやディジーチェーンを取り外す人もいる。
 余計なベルト部分を短く切断する人もいる。

 あと、最近の傾向として、ザックの底部分に、ザックカバーが縫い込んであるケースがありますね。これだと、ザックカバーを買わなくて良いので、結果として値段が安くなるし、重量軽減にもなる。そのうえ強風がきてもザックカバーがとばされることはないですね。なによりザックカバーを忘れなくなった。

 でも、一番素晴らしいのは、同じ50リットルザックであっても、ザックカバーの分の容積がいらなくなっていることです。つまり、実質、55リットルザックになっているということです。

 あと、ポケットの多いザックは、なんといっても便利です。
 私のザックは、両サイドのポケットにペットボトルが入ります。
 だから喉が渇いたらすぐに水分が補給できます。

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 ウエストベルトには、デジカメの入るポケットがあります。シャッターチャンスを逃しません。もちろん小銭も入りますから、山小屋で何か買うときに、ザックの中から財布を取り出すために、ごそごそしなくていい。とても便利です。でも、何より便利なのが、コンパスや高度計が入ることですね。

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 よく、ザックにコンパス・高度計・マグカップ・カラビナなんかをピッケルホルダやディジーチェーンをぶらさげている人がいますけど、あれは危ないですね。何らかの事件で落ちたらどうするんですかね? マグカップにしても不潔ですよ。昔ならともかく、今は、いろんな寄生虫が進出しているので、あまり褒められたことではないです。だからザックにぶら下げるというのは、あまり感心しません。そもそもマグカップが必要なのかどうかも疑問です。自炊しないのなら必要ない。歯磨きはペットボトルで用が足ります。

 あと、フラップ。ファスナーでとめないポケットのことですが、これは便利なフラップと、じゃまなフラップがありますね。フラップは、どんなザックにも必ずついているものですが、体温調節で服を一時的に脱いで差し込む時に使うと便利です。稜線で強風にあおられたらすぐに着られるからです。でも、まあ、普通のハイキングならフラップは、使いませんね。

 あと、ザックの両サイドにメッシュのポケットがありますね。あれは、地図を入れるのに便利です。地図なら落ちても危険はないし、もっとも地図を落としては、命に関わるので落ちない工夫をすべきでしょうけど。ペットボトルは、どうかなあ? ハイキングならいいけれど、渋滞した★★★クラスの岩場だと危険な気がする。

 さて、最新式のザックの話です。

 実は、私のお気に入りのザックは、背中がメッシュになっています。しかも、かなりフレームが湾曲していて、拳が1つ入るくらいに空間が空いています。そのために非常に通気性に優れていて、夏でも背中の蒸れません。背中とザックの間に風が入るからです。メーカーは、ドイターのフューチュラ32です。たった32リットルのザックです。実は、このたった32リットルザックで、一昨年は、上高地−涸沢−北穂高−大キレット−槍ヶ岳−涸沢という2泊3日の縦走コースを歩いています。

http://www.iwatani-primus.co.jp/products/deuter/005.html

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 まあ、ポケットに4リットルはいるので、実質的には36リットルなのですが、劇的な登山ギアの進化で、この小ささで万が一のビバークにも充分な装備を背負えるようになっています。理由は、最近の雨具がかさばらなくなっていること。ユニクロのダウンが、ものすごく小さくなっていて、しかも防寒性に優れていること。エアマットも350グラムと軽く小さくなっており、50センチのビバーク用の座布団タイプなら、たったの100グラムしかなく驚くほど小さくなっている。ツェルトにしても、最新のものは200グラムしかないのに、撥水性能がとても良くなっている。おまけにアミノバイタルプロを利用すれば、携行食糧が信じられないくらいに少なくてすむ。

 つまり、山小屋を利用する限り、この32リットルザックで何の不自由もしないんですよね。私は、このザックに、3日分の荷物に加えて、ペットボトルを6本。アミノバイタルプロのゼリータイプを18個に、スニッカーズやチョコレートを嫁さんの分を含めて4日分。これにブドウ糖やビタミン剤を加えて、デジカメを2台もって登っています。もちろん軽いダウンなんかは、嫁さんに持たせています。

 これだけ携行物資が小さくなると、コースタイムが短くなります。
 若い頃よりも早く山小屋に到着してしまう。
 体力は低下しているのにどうしてだろう?

 と思うんですが、若い頃は、それだけ重いものを担いでいた。北アルプス縦走ならロウアルパインの100リットルザックを使っていたし、「ザ・合宿」という120リットルザックを使うことさえありました。防寒着もフリースだったからかさばったし、風に弱いフリースの弱点を補うために雨具も使わざるをえなかった。それがめんどくさいので、ウインドウストッパーつきGORE-TEXフリース3万円で買ったんですが、これがまたかさばったんですよね。カメラも、今のような小さくて高性能なデジカメが無かったので、EOS10といった、重たくてかさばる一眼レフに、これまた重たいフィルムを10本くらい持って行ったけれど、今じゃ、小さなデジカメに、小さな32ギガのsdカードで、何千枚も撮れるし、バッテリーも小さくて長持ちします。昔からしたら夢のような時代になりました。



つづく。

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posted by マネージャー at 10:07| Comment(7) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月15日

加水分解の話2

工作員さん

>八ヶ岳(赤岳)でザックのウエストベルトのバックルが壊れたことがありました!

>年数のたった山道具で山の奥深くへ入り込むのは考え物ですね。

 全く同感です。
 団体登山の時ならイザ知らず。
 個人登山の場合は、5年をめどに装備を変えた方が良いですね。

 ちなみに「風のたより」で使っていたロウアルパインの100リットルザックが、5個ほど北軽井沢ブルーベリーYGHで保管していたのですが、3年くらい前に全て廃棄しました。全部、加水分解でやられました。ロウアルパインのザックが加水分解すると最低です。黒い生地がボロボロとなって床が真っ黒になり、洗っても洗ってもとれない。さいわい、ワックスが厚かったので、ワックスを剥離することでなんとかなりましたが、もう最低でした。

 で、心に誓いました。
「古い登山道具は、絶対に家に入れない」
と。

 あと、ロウアルパインの100リットルザックですが、12年から15年目に加水分解がおきています。つまり、ザックといえども、ある日突然、加水分解がおきても不思議はないということですね。麻などの天然の布地なら、絶対に、こういう事はおきてないのですが。特に酷いのは、腰ベルトのスポンジ部分。ある日とつぜんボロボロと崩れてくる。これは加水分解と言うより、経年劣化と言うべきなのかなあ?

 だから仲間内で、10年間、同じザックを担いでいる人をみると心配になってくる。忠告はするのですが、まともには聞いてくれませんね。私は、ザックは10年で廃棄するようにしています。そもそも、ザックの進化も新幹線並みです。今のザックは凄いレベルです。汗が背中につかないようになってるし、シェラフカバーもザックについている。軽量化もすすんでいるし、バックルの進化も著しいですね。最近のザックを背負ったら昔のザックは背負えないですよ。

つづく。

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2011年11月10日

ついでに加水分解の話

ついでに加水分解の話

>式場で突然、靴のウレタンソールがボロボロと崩れ始め

 実は、これ、靴に限ったはなしではなくて、ザックのバックル・スノーシュー・プラスチックブーツ(登山用&スキー用)でも加水分解がおきるんですよね。うちにも5年モノのスノーシューのバックル部分が、次々と加水分解をおこしています。そういう製品を御客さんに貸すわけにはいかないので、去年も30台ほど新品を買いました。

 北アルプスなんかにいくとザックを変なスタイルで担いでいる人がいたんで、声をかけてみたらバックルが加水分解で粉々になったらしい。その人は、本当に困った顔をしてて、下山すると言ってました。下手したら命にかかわりますからね。幸い、私と同じタイプのザックだったので、予備のバックルをあげたら大喜びしていましたね。



>山でソールの接着剤がはがれてしまった人がいたので、
>テーピングテープを巻いて応急処置した事がありました。


 関係ないですが、今年の北アルプスで、怪我人のいるパーティーに出会いました。右足が動かないのが一目で分かった。男衆が怪我した人の荷物をお腹にかかえていたんです。場所は、涸沢近くなので上高地まで6時間もある。捻挫なら3時間で足が動かなくなると思ったので、薬と包帯とテープを持っている私が声をかけたのですが、「関わらないで」という感じだったので関わらずに置いていきました。
 しかしね、けが人を引き連れた連中は、どうみても素人だったんですよね。下山にもかかわらず、みんなヨロヨロ歩いていた。あれは見た目にも危なかった。それでいて怪我してるにもかかわらずテーピングも無しにびっこをひいていたんだから、薬をもってたんだろうか? と気になってしまう。

 こういうこともありました。

 槍ガ岳で大渋滞がおきていた。
 オフシーズンに変だな?と思ってたら、岩で苦戦している人が渋滞を作っている。
 あんまり酷いので、何人かで助けに行った。
 すると、「いいです! ほっといてください」と逆ギレされた。
 仕方ないので、そのまま追い越して、頂上に行って写真を撮って下山してみたら、さっきの渋滞の犯人が、ほとんど前進できないでいる。かといって、槍ヶ岳は一方通行なので降りるに降りられないでいる。仕方ないので助けに行った。で、また
「いいです! ほっといてください」
と逆ギレ。

 すると、今度は渋滞犯人の後ろにいる人が怒りだした。
 そりゃ怒りますよね。
 30分間も、ぜんぜん進まないんだもの。
 登山計画が狂ってしまう。
 しかし、登れない人に怒っても危険なだけ。
 もう問答無用で、数人で無理矢理に救助して、頂上に連れて行きました。

 山での個人主義は、どうかと思います。


つづく。

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2011年11月08日

登山靴の話6

つづきです。

 実は、もっと重要なポイントがあります。こっちの方が大切なんです。それは、

9.どんな山に登るのか?
10.どの季節に登るのか?
11.どういうスタイルで登るのか?
12.誰と登るのか?
13.何日登るのか? 日帰りなのか?

 という点です。

 私は、さんざん「スニーカーは駄目だ」と言ってきましたが、この条件によっては、スニーカーでも良いケースがある。いや、むしろスニーカーの方が好ましいケースがある。例えば、晴天のアスファルトを歩くようなケースです。高尾山の1号路なんか、そうですね。北軽井沢だと浅間牧場なんかがそうです。軽井沢だとアプトの道なんかもそうです。どうしてかというと、足が軽くなるからなんですね。

 実は私は高校時代にフルコンタクト系の空手をやっていたことがあり、毎日筋力トレーニングをしていました。で、3キロもある重りを両足につけて日常生活をおくっていたんです。もちろん体育の時にも足に重りをつけてマラソンなんかしていた。で、どうなったかというとヒザ関節炎になってしまった。これには驚いた。というのも、そのまえに、1年間ほど8キロのパワーベスト着ていたのになんともなかったからです。それなのに3キロのパワーアンクルを足に装着したら関節炎になってしまった。足にかかる負荷は、8キロのパワーベストの方が大きいはずなのに、そっちの方はなんともなく、むしろパワーアンクルり方が間接に悪かったことになる。つまりザックが重いことよりも、靴が重い方が、足に負担が大きいということになる。で、登山をするようになると、その仮説は確信にかわりました。やはり足は軽いにこしたことはない。

 しかし、逆に、すごく重い登山靴の方が良いケースもある。雪渓をキックステップで歩くようなときです。小浅間山のような砂地を下るときも、重い方が靴が砂にめり込んで下りやすい。

 こんな失敗談もある。7月末に谷川岳に登ったことがあった。ものすごく暑い時に登ったので、涼しげな布地の超軽い登山靴で登ったんです。で、仲間の一人が重登山靴だった。私は、さんざん仲間の重登山靴を馬鹿にしたんですが、ところが谷川岳の肩の小屋に到着してみれば、ものすごい残雪があった。大雪渓を急坂で降りる羽目になったとき、死にそうな思いでいる私を尻目に、重登山靴の仲間は、ストックも持たずにスイスイと降りていった。こういう笑えない失敗もあった。

 こういう失敗談もある。

 私は、1990年頃に北海道にはまっていた。北海道中の山という山を登りまくっていたのです。もちろん、登山靴で旅を続けていたのですが、なんと3ヶ月で靴底がツルンツルンになってしまった。原因は、登山と一緒に徒歩旅行もしていたからなんですが、1日に50qほどあるくものだから、10日に500q歩くことになる。登山靴は、アスファルトに弱いに気がつかなかった。で、仕方なく、札幌で登山靴を買い直す羽目になってしまった。登山靴で道路を歩くべきではなかったんです。で、登山靴・スニーカー・サンダルの三点セットをもって旅をするようになったんです。

 そうそう、深田さんと一緒に酒を飲んだという猛者(70歳以上の人)なんかは、登山靴の他に草鞋(わらじ)をザックにしのばせてますね。イザという時には沢で使うことも想定しているとのこと。私が
「草鞋だけでは冷たくて駄目でしょう」
というと
「足袋を履けばなんともないよ」
という。昭和一桁には、こういう化け物も多いですね。私は、とても真似ができませんので、沢に行くときは沢靴を履いていきます。

 話がそれましたが、何が言いたいかというと、ケースに応じて靴を変えていく柔軟性が必要だと言うことです。



つづく。

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2011年11月07日

登山靴の話5

また、よいコメントがあったので脱線を

>狂牛病以降、牛がたくさん処分されて皮革が手に入らなくなってしまった

これは貴重な情報ですね。
ありがとうございました。

まあ、革のGORE-TEXの場合は、革は一生モノですが、
GORE-TEXの寿命が5年ですから、
GORE-TEXを修理してくれるメーカーかどうかが問題ですね。
有名メーカーは、修理してくれるみたいですが。



>15年くらい履いてたドイツのハンワグというメーカーのお気に入りの登山靴

LOWA(ドイツ)と並んで最強の登山靴ですね。
誰もが金があれば買いたいと思ってるのでは?
北アルプス縦走なんかでは、持って行きたいやつです。
私は一度も履いたことがないのでわかりませんが。
ドイツの靴メーカーは、登山靴にかぎらず評判がいいみたいですね。
貧乏で買えなかったけれど、LOWAもハンワグも、あこがれの靴でした。
今は無き池袋の秀山荘で毎日、指をくわえてみていたなあ。
(ちなみに私は、池袋の秀山荘の近所に住んでいた)



>やはり長持ちさせるにはかわりばんこに履きたいので。

1泊・または日帰りくらいなら布地でじゅうぶんかと。
私が注目している靴は、これです。
足が合わなかったら意味がないんだけれど。





>ハンワグの靴はいつもソール貼り替えにだすと、
>ドイツ本国に送られるそうなのですが、
>ちょっとした糸のほつれなんかもビシッと直って帰ってきます。

 これは友人の体験談なのですが、安かったので登山ショップではなくて、普通の靴修理屋にソールの貼り替えをお願いしたら、はがれが早くなったそうです。仕方ないので、登山ショップにみてもらったら、ひどい貼り替え方だったらしく、ソールを剥がしたら糸まで切られていたらしいので、怒っていました。普通の靴修理屋に出すときは、店を選ぶべきでしょうね。





では、つづきです。

6.通気性と防水性

 登山靴の進化が激しいところです。
 どの登山靴も、GORE-TEX仕様になってしまいました。
 つまり、GORE-TEXによって通気性と防水性が大幅に向上したのです。
 逆に言うと、すべての登山靴の寿命が5年に縮んだともいえます。
 GORE-TEXは、5年くらいしかもたないからです。
 ただし、総革の登山靴は別です。
 こいつは一生モノです。

 気をつける点があるとしたら、完全防水タイプのGORE-TEXかどうかです。靴の中全体がGORE-TEXに覆われているかどうかです。上だけGORE-TEXで底は、GORE-TEXの無い靴もありますので、登山ショップで確認して買った方が良いですね。ただし、私は気にしていません。というのも、私は雨が降ったら山に行かない主義なので。でも、これは山に住んでいて、毎日、気が向いたら山に登る人間だからできる技です。一般のサラリーマンの方は、雨天対策のために防水力のある靴を買うべきでしょうね、



 


7.衝撃吸収力

 最近の登山靴は、これが信じられないくらいに向上している。
 そのために歳をとってヒザが悪くなったりすると、
 軽くて衝撃吸収力のある靴が欲しくなってくる。
 これは靴に限らず中敷き(インソール)の進化も著しい。
 カカトのゆがみを補正して疲れをとる機能のあるものがたくさん販売されている。
 これは、かなり重要です。

 ただし、良い中敷き(インソール)は、五千円くらいします。靴が一足買えてしまう。つまり、
「安い靴+中敷き(インソール)」
にするくらいなら、最初から良い靴にして、中敷き(インソール)を買わない方が良いともいえます。もちろん千円の中敷き(インソール)もあるんですが、5回くらいの登山で潰れて、ぺっちゃんこになってくる。厚さが無くなってくる。ですから安物は、かえってコストが高くなってしまう。



 私は宿屋なので、夏は、1日に12時間、たちっぱなしのことがある。昔は、体力でカバーしていたのですが、最近は靴でカバーするようになった。よーするにナースサンダルを履くようになった。ナースサンダルは、高額なのですが、立ち仕事による疲労を防ぐために工夫されている。スリッパだと、8時間の立ち仕事でクタクタになるにもかかわらず、ナースサンダルだと、12時間たっても疲れない。もっとも、私は男なので、ナースサンダルもどきを履いているのですけれど。発泡ポリウレタンを使った衝撃吸収サンダルを使っています。これだと全く疲れない。

 これは、登山にもいえることで、良い靴は、8時間歩いても疲れないのに、安い靴は3時間で足の裏が痛くなる。つまり、靴の性能で登山による披露を防ぐことができるんです。衝撃吸収力のある登山靴は、本当に疲れない。




8.足の矯正力

 これについては、長くなるので、今回は説明をはぶきます。
 動画で我慢してください。




 以上、簡単に説明しましたが、ここまでの説明は、数学でいえば、公式のようなもので、これだけ知っていても意味がありません。実は、もっと重要なポイントがあります。こっちの方が大切なんです。それは、

9.どんな山に登るのか?
10.どの季節に登るのか?
11.どういうスタイルで登るのか?
12.誰と登るのか?
13.何日登るのか? 日帰りなのか?

 という点です。



つづく。

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ラベル:登山靴の話
posted by マネージャー at 08:57| Comment(4) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月06日

登山靴の話4

よいコメントがあったので脱線を!


>ポリウレタンのソールはたとえ使用せずとも経年劣化して加水分解し、
>ある日パックリと剥がれるようなことがあるみたいですね。
>山の中で剥がれたりするとそれこそ命に関わります。


 本当は、あとで書こうと思ったのですが、
 せっかくですからポリウレタンのソールについても。
 このソールは、軽くて衝撃に強く、おまけに滑りにくいので
 スニーカーのソールとして大活躍しています。

 しかし、5年くらいで加水分解がおこります。あまり履いてなかったら3年で加水分解が起きます。靴箱に入れっぱなしのものほど加水分解が起こりやすく、頻繁に履いているものの方が加水分解が起こりにくいようです。ですから頻繁に履いた方が長持ちするとのこと。つまり、登山靴としては不適なんですね。しかし、現実には、この素材を使った登山靴が多いことも確か。私が7足の登山靴を持っているのは、そのためです。もちろん北アルプス縦走といった大がかりの山行には、古い登山靴を履いていきません。1年目または2年目の登山靴を使います。

 ここで、登山靴を長持ちさせるコツを。
 毎日、同じく靴を履かないことです。
 ローテーションを組むんです。

 実は私は、1ヶ月以上40キロ装備で、知床山脈を縦走したことがあるのですが、靴の劣化の早いのに愕然としたことがあります。特に靴紐は何度も切れました。靴は湿気に弱いんですね。とはいうものの、普通の人は、毎日登山なんかしませんよね。そういう人は、逆に登山靴を使ってやらないと駄目です。湿気に弱いですから長い間、下駄箱に入れておいたらすぐに駄目になります。これは登山靴にかぎらず、スニーカーにもいえます。

 あと、ポリウレタンのソールをビブラムソールを貼り替えるという方法もあります。しかし、登山靴の進化の激しさを考えると、微妙なところですね。5年で買い換えた方がいい気もする。つまり1年に3000円の出費ということになります。これで健康とダイエットが手にはいるのなら安いものです。変な薬や、怪しい器具を買うより、よほど安いと思いますよ。1年に10回登山すれば、300円の出費なんですから。ちなみに私は、1年に100回以上の登山をしていますから30円の出費です。

 あ、そうそう。
 一つ言い忘れていました。
 ポリウレタンのの加水分解は、突然おきます。
 5年たったら、ある日、突然おきます。
 ゴムのソールにしたって同じです。5年で劣化します。
 ソールの接着剤も劣化するし、縫い目の糸も劣化します。
 だから登山靴は、消耗品なんですね。






>未だに旧石器時代の革の登山靴を、何度かソールを張り替えて使っています。

 ユースホステルを創設したリヒャルト・シルマンも、旧石器時代の革の登山靴を、何度かソールを張り替えて死ぬまでの60年間使い続けています。革の登山靴の短所は、重くて堅くて痛いところにありますが、1年も使い続けていると、革が馴染んできて足にフィットするんですね。5年も使い続けていると逆にすごく歩きやすくなる。重いという短所も、雪渓で行うキックステップでは最強の靴になってしまう。堅いという短所も怪我防止になってしまう。しかし、これはベテラン登山家にとっての長所ですね。初心者には辛いでしょう。

 初心者には、もっと安くて履きやすい布地のものがよいでしょう。1万円もだせば、そこそこのものが買えます。もっと安いバッタモノでもスニーカーを履くよりはましです。私は、バッタモノを買うのは、おすすめできないんですが、どうしても金がないのであれば、ソールの溝が大きくてゴツゴツしたもので、つま先が硬くなっているのを選ぶという選択もある。しかし、そのバッタモノで行ける山は、高尾山・小浅間山・湯ノ丸山ていどです。間違えても北アルプスなんかに行っては駄目です。

 一番良いのは、登山ショップで教えてもらって納得して自分に合った靴を買うことです。今日も凄く忙しいので、続きは、また今度。



つづく。

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ラベル:登山靴の話
posted by マネージャー at 00:49| Comment(5) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月05日

登山靴の話3

登山靴の話3

 本題に入る前にみわぼーさんのコメントに質問がありましたので、それに答えておきます。

>先日、ダンナのトレッキングシューズが高尾山登山中に
>靴底がパックリ剥がれたのをみて、
>あとで自分のトレッキングシューズみたら、爪先が剥がれかかってて…。
>1999年購入したものだから、靴底の素材が劣化したのかも。

 登山靴の寿命は、よく使う人で3年。
 あまり使わない人で5年くらいです。
 1999年購入のものであるならヤバイです。

 しかし、ご主人のケースは、別の原因もありえます。登山知識がある人で、登山靴にこだわりのある人だと、靴底がパックリ剥がれることがあるんです。理由は、ソール(靴の裏)にビラム底を使っているからです。ビラム底は、登山靴としては最強のソールなのですが、こいつは貼り替えを前提にしてるのでメンテが悪かったり、長く使いすぎていると、ぱっくり剥がれることが多いんです。ベテラン登山家にとって靴は5年に一度、ソールを貼り替えるか、新しく買い換えるものなんですね。

 あと、登山靴は、登山道具の中でも最も進化がはげしいものです。1999年と、2011年では、石器時代と現代とは言いませんが、室町時代と現代くらいの差があります。2000年にはいってから劇的に進化し、重さも歩きやすさも驚愕するほど変わっています。買い換えるべきでしょうね。

 私が登山を始めた頃は、皮の重登山靴と軽登山靴しかありませんでした。で、靴は、一生モノと言われていて、そのつもりで買ったんですが、その一生モノは履いていません。いくつかはゴミ箱に捨ててしまいました。皮クリームも捨てました。理由は疲れるからです。もったいないと思いますが、楽しい登山を第一にするなら石器時代の靴は捨てて良いと思います。もう総皮の重登山靴を履いてるひとは、どの山でも見かけません。あの靴は、沢なんかでは滑るし、重いし、メンテが面倒なんで売店にも無くなってしまいました。今の登山靴は、進化が激しいので消耗品として使う人がおおくなっています。


 では、「どんな靴を買うべきか?」にいきたいと思います。
 ポイントは、8点くらいあります。

1.靴の裏(ソール)
2.靴の高さ(ハイカット)
3.つま先の堅さ
4.足との相性
5.爪の保護
6.通気性と防水性
7.衝撃吸収力
8.足の矯正力

 これに加えて、もっと重要なことがあります。

9.どんな山に登るのか?
10.どの季節に登るのか?
11.どういうスタイルで登るのか?
12.誰と登るのか?
13.何日登るのか? 日帰りなのか?

 という点です。


1.靴の裏(ソール)

 靴の裏にギザギザの溝(ブロック)があるかと思いますが、これが大きく深いモノがよいです。深くないと砂地や土で滑るんです。スニーカーが滑りやすいのは、そのせいです。「私は、よく倒れます」という人の多くは、運動神経のせいではなく、靴のせいです。そういう人は、靴の裏をみてください。絶対に溝がすり減っています。もしくは、平地歩き用の靴で、もともと溝が浅い靴です。ちなみに溝は、いくらあっても細かいモノでは駄目です。大きくて深いモノでないと滑ります。笑っちゃうくらいに深くて大きいモノが良く、土踏まずも深いモノがいいですね。

 ちなみに「私は都会を歩いていても滑ります」という人は、合い鍵屋さんに行って「滑らないソールに変えてください」と頼むとビラム底に貼り替えてくれて全く滑らなくなります。



2.靴の高さ(ハイカット)

 靴には、ハイカットとローカットがあります。
 くるぶしを靴の外に出すか、それを靴の中にいれるかの違いです。
 実は、いまの流行はローカットです。
 しかし、これに手をだすべきではありません。
 怪我するからです。
 良い靴は、人間を怪我から守ります。
 ここは、文章でかくよりも、動画を見た方がわかりやすいので、ちょっとみてください。



 動画での説明にもあるように、ハイカットの靴は、人間を怪我からも守ります。
 そのさいに気をつけることは、芯(シャンク)のあるなしです。
 芯(シャンク)の無い靴は、いわゆる偽物で、量販店で安く売っている中国製に多いです。
 私はキャラバンのバッタモノをみたことがあります。
 ただ、気をつけた方がよいのは、この動画で紹介している靴は、高級登山靴です。
 初心者が、最初に買う靴は、もう少し廉価なものになるので、そのさいのポイントも解説しておきます。



3.つま先の堅さ

 バッタモノの登山靴は、つま先が柔らかいです。そういう靴は買っては駄目です。登山靴に見える平地歩き用の靴だからです。登山で保護したいのは、つまさきの足の爪ですから、これの堅いモノでないとだめです。なぜつま先が大切かというと、下山の時につま先を岩にぶつけたりするからです。そのたびにもんどり打っていたら爪が死んでしまいます。だからつま先の防御が重要になります。



4.足との相性

 これが一番重要です。
 人間の足は千差万別です。
 だから履いてみるまでわからない。
 履いてみて、どこか痛かったら駄目。
 痛くなる場所は、人によってばらばらです。
 くるぶしが痛かったり、足の甲が痛かったり。
 高級な靴になればなるほど痛い場所が多くなる。
 理由は、靴が怪我を防止するために、堅めになっているからです。

 だから登山用品店では、必ず試し履きを必ずさせてくれます。めんどうでしょうけれど最低10足くらい試すべきです。そのさい登山用ソックスを借ります。それを履いて、山に見立てたデコボコ斜面を歩かせてもらいます。登山ショップは登山学校でもありますから、納得いくまで質問しても絶対に嫌がられません。



5.爪の保護

 これが通勤用の革靴なら自分の靴幅に合わせて買えば良いだけです。
 ところが、登山靴の場合は、そうはいかない。
 幅広だと、下山時に爪が靴先に当たって痛い。
 平地だと、そういうことはないのに。
 となると、つま先に1センチ余裕をもたせて、少しだけ幅の狭い靴を選ぶことになる。そして、足の爪がが靴先にあたらないように紐をしっかり結びます。足首できちんと結んでいれば、下山時に、つま先の爪が靴の先に当たることはない。

 しかし、この方法にも難点がある。
 それは体の柔軟性と関係がある。
 靴紐の結び方によっては、この方法が使えないケースがある。
 文章では説明しにくいので、下の動画をみてください。



 あと、靴によっては、足踏まずのところをあげて、爪が靴先にあたらないように工夫しているものもある。メーカーによっては、いろんな工夫がある。今日は忙しいので、続きは、また今度。



つづく。

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posted by マネージャー at 10:26| Comment(3) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月04日

登山靴の話2

登山靴の話2

今回は、ハイキングツアー参加者に、それも初心者にアドバイスです。
登山靴が、どれだけ重要であるかは、前回書きました。
で、今回は、具体的にどんな靴を買うべきかを述べたいと思います。
まず

「どんな靴を買うべきか?」

という話をする前に、

「どんな靴を買っては駄目か?」

を述べてみましょう。
もっと具体的にいうと、どんな靴を履いて山に登ったら死ぬのか?という話です。

「死ぬ? 大げさな」

と思ってるあなた、これは決して大げさな話ではありません。山には崖がつきものです。1歩間違えたら死ぬような場所は、いっぱいあります。これはビルの屋上でも一緒です。ある靴を履いていたらビルの屋上から落っこちて死ぬことだってあるのです。例えばローラースケートで屋上を歩けば死ぬ確率が高くなります。だから鳶職の人は、地下足袋を履いて仕事をします。ガラス清掃業者は、ゴム長靴を履いてブランコにのって仕事をします。ちなみに私の前職は、ガラス清掃業者でした。そのガラス清掃業者が、高所作業で絶対に履かない靴がデッキシューズです。

 これは、登山でも一緒です。デッキシューズで山に登るということは、死を意味します。バスケットシューズでも一緒です。この2つの靴は、ワックスがかかったツルツルの平らな床でしか、正常に機能しません。持っている人は、靴の裏(ソール)をみてください。真っ平らです。つるんつるんです。こういう靴は、塗れた岩場で滑りますから、そのまま滑落して死に至ります。実は、スニーカーと言われる靴も、そういう系統の靴です。

 スニーカーの語源は、英語のSneak(忍び寄る)からきています。これは50歳以上の人にとっての常識です。というのも、このスニーカーが登場したのが40年前で、登場した時に「音をたてず静かに忍び寄ることができる」とのが、キャッチフレーズだったからです。それ以前は、革靴に鋲がうってあって、歩くとコツコツ音がしていたからです。昔のドラマや映画をみたらコツコツ音をたてて歩いてるのがわかるかと思います。その音を消すために、土踏まずを無くして底をぺったんこにしたんです。つまり、デッキシューズのようにしてしまった。

 こういう靴は、体育館やアスファルトには強いんですが、砂地の坂なんかを上がり下がりすると、滑って転びます。面白いように転がってしまいます。浮き石に弱いんです。もし、転がった先に絶壁があったら死にます。だからベテラン登山家は絶対に履きません。テニスシューズもしかりです。あれはスニーカーそのものですから、山歩きに使ったら生死をかけるのと一緒です。

 じゃ、ランニングシューズは、どうかと言いますと、これも駄目と言いたいところですが、最近は、トレイルランニングというものが普及していて、トレイルランニングシューズが流行している。しかし、この靴も初心者は切り捨ててよいと思います。山を走って登りたいなら別ですが、そういった初心者なんかいるわけがないですから。ただし、トレイルランニング シューズで山を登るとコースタイムがめちゃくちゃ速くなります。だから一部の猛者たちは、それを履いて山を飛び歩く人たちが多いのですが、ローカットの靴なので、いかにも危ないです。とてもじゃないけれど、初心者にはお勧めできない。私も持ってはいるけれど、最近は使ってない。


 では、「どんな靴を買うべきか?」にいきたいと思います。
 ポイントは、8点くらいあります。

1.靴の裏(ソール)
2.靴の高さ(ハイカット)
3.つま先の堅さ
4.足との相性
5.爪の保護
6.通気性と防水性
7.衝撃吸収力
8.足の矯正力

 これに加えて、もっと重要なことがあります。

9.どんな山に登るのか?
10.どの季節に登るのか?
11.どういうスタイルで登るのか?
12.誰と登るのか?
13.何日登るのか? 日帰りなのか?

 という点です。

 と、書くとなにやら難しそうですが、初心者の選択肢は、案外せまいです。難しい山に登ろうとしなければ、◆◆で決まりということが多いです。だから専門家にアドバイスしてもらえば一発でわかります。ですから最初から難しく考えなくてよいのですが、なぜ、こういう細かいことを書いたかと言いますと、登山靴を量販店で買ってもらいたくなかったからです。

 量販店には、見かけ倒しの偽物もおおいし、細かい知識がないと、買ってはいけない靴を買ってしまうからです。高くても登山ショップで買うべきなんです。登山ショップは、店と言うより「学校」だと思った方が良いです。品物を買うのではなく、情報を買うんだと思っていくところなんです。

 でも、まあ、登山ショップに行く前に予備知識があった方がいいでしょうから、
 次回は、「どんな靴を買うべきか?」の細かいポイントについて解説します。


つづく。

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posted by マネージャー at 21:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月03日

登山靴の話1

今回は、ハイキングツアー参加者に、それも初心者にアドバイスです。

山が初めて。
体力がない。
心配だ。

という人は、ある道具を揃えた方が良いです。
ある道具とは、

1.登山靴(ハイカットのハイキングシューズ)
2.ストック
3.手袋

です。

わー、3つもあるのか!と思ったのなら、
登山靴(ハイカットのハイキングシューズ)だけでもいいです。
これを用意してください。


実は、山屋(ベテランハイカー)は、登山靴にとてもこだわりがあります。
私にしても、7足以上持っています。
理由は、怪我をしにくくなるからです。
登山が楽になるからです。
しかし、初心者になればなるほど、

「登山靴? 高いからスニーカーでいいや」

と靴を軽視します。
しかし、これは真逆なんですよ。
本当なら初心者になればなるほど、登山靴にこだわるべきなんです。
しかし、現実には、初心者になればなるほど靴を軽視する。

これを車の運転に例えてみましょう。
ブレーキのききが悪い車があったとします。
そんな車をペーパードライバーの初心者が安心して運転できるでしょうか?

スニーカーで登山するということは、そういうことなんです。
ブレーキのきかない車で運転するくらいに危険なのですね。
登山靴は、滑りにくいんです。
靴によっては、吸盤のように岩にはり付く靴さえあります。
雨でも全くぬれない靴とか、
雨でも全く滑らない靴とか、
砂地でも滑らない靴とか、
岩場でも楽に登れる靴とかがあります。

あと、登山靴には、衝撃を吸収してヒザを守ったり、
土踏まずをおしあげて、爪を痛めないようにしたり、
蒸れを排出して快適な状態に保ったりする機能があるんです。
とくにハイカットのモノは、靱帯などの怪我を防止してくれます。
滑って倒れても、捻挫がおきにくくなっています。
登山靴は、とても奥が深いんです。

この話は、重要なので、シリーズで、何回かにわけて解説したいと思います。
案外、登山靴の話は、山の本やネットには、書いてなかったりしますから。


つづく。

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ラベル:登山靴の話
posted by マネージャー at 18:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月04日

富士山なめていた…軽装登山の大学生ら4人救助

富士山なめていた…軽装登山の大学生ら4人救助

 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110903-OYT1T00581.htm?from=main4

 3日午前4時頃、富士山に登山中だった広島市内の男子大学生(22)ら4人から「風雨が強くて身動きがとれない」と110番があった。

 静岡県警富士宮署の山岳遭難救助隊員らが約5時間後、8合目(標高約3250メートル)付近で4人を救助した。けがはなかったが、午前4時の富士山頂付近の気温は約8度。4人は、台風12号の接近は知っていたが、いずれもフリースにひざ丈のスパッツ、スニーカーなどの軽装で、「富士山をなめていた。申し訳ない」と話しているという。

 同署の発表によると、4人は高校時代の同級生で、「富士山のご来光を見よう」と、広島市内から乗用車で5合目に到着。3日午前1時半頃から登り始めたが、風雨が強まり、携帯電話で救助を要請した。

(2011年9月3日19時39分 読売新聞)






これは私の独断ですが、日本で一番つらい山が富士山。
(難しいという意味では無いですよ)
(登るのに辛いという意味です)

だから私は、富士山が大嫌い。
なのに過去に20回くらい登っている。
大嫌いなのに20回登っている理由は、
「富士山に連れてって!」
という登山の初心者が多いからです。

「つまんないよ、やめようよ。山小屋は狭いし、登りにくいし、空気は薄いし・・・・・・・」
「でも、富士山に憧れてるんです」
「それより槍ヶ岳の方が、面白いよ」
「富士山じゃ無いと駄目なんです。一生に一度で良いから日本で一番高いところに登りたいんです」
「・・・・・」

というわけで、嫌々ながら何度も富士山に20回も登ってしまった。






富士山で遭難か。よくあるんですよね。
で、富士山遭難をバッシングする人が大勢現れる。
しかし、このバッシングには、注意が必要です。
勘違いが多いからです。



>いずれもフリースにひざ丈のスパッツ、スニーカーなどの軽装で

これね、誤解されやすいんですが、
条件さえととのえば決して軽装というわけではないんです。
あと富士山は、登ろうと思えばスニーカーでも登れるんですよ。

(もちろんスニーカーでは怪我する可能性が高いのでやめた方が良い)

このへんが勘違いされやすいんですが、
条件が良ければ、富士山登山は軽装の方が良い。

理由は、山小屋が完備していることと、
下山道が、しっかりしていることです。
で、富士山を知ってる人は、

「何で山小屋に退避しなかった?」

と問うわけですが、大半の山小屋は、8月末に閉鎖します。
富士山の山頂は、9月初めが初雪だからです。
9月なら、たいていの山小屋が無人になっている。
だから、退避できなかった可能性があります。

だいたい富士山の山小屋は「登山家」が作ったモノでは無く
宗教関係者が作ったモノです。
他の山小屋と違うんですよね。
そのへんがわかってないと大きなミスを犯します。

富士山に登るには、山開きの7月1日から8月25日のくらいの間でないといけないんです。
この期間で無いと、山小屋が開いてない。
それに8月20日以降は、雪が降る可能性もある。



さて、山小屋の有る無しは、富士山登山にとって大きな意味をもちます。
補給とトイレと緊急避難に使えるからです。
つまり、軽装で登れるんですね。
ここが重要です!
富士山登山は、空気が薄いので軽装の方が有利だからです。

軽装なら4時間から6時間で頂上にたどりつける。
下山は、2時間もあればいいですから、日帰りも可能です。
しかし、重装備なら1泊2日になります。
山小屋泊となるので、高度障害になる可能性が高い。


よーするに、今回遭難した彼らの失敗は、

1.登山時期を間違えたことと、
2.ゴアテックスの雨具を持ってなかった
3.台風の時期に登ったことです。

実は、私も台風の時に登ったことがあります。
山小屋に2泊して写真を撮っているうちに台風が来てしまった。
そうなると、もう危険なんてものじゃありません。
生死をかける状態になる。
前進どころか、岩に張り付くので精一杯。

あと、ただでさえ空気が薄い富士山で
低気圧のために、もっと空気が薄くなる。
身体が、ますます動かなくなる。
こういう場合は、下山が特効薬。


というわけで危険を察知した私は、下山したわけですが、
途中、落石の危険にあっている。

しかし、下山は、アッという間に終わっています。
8合目から5合目まで2時間くらいです。
富士山の下山は、無茶苦茶はやいのです。

では、遭難した4人は、どうして下山せずに助けを呼んだのでしょうか?

1.下山道の位置が分からなかった。
2.低体温症になっていた。

ということなのでしょう。


あと、静岡県警富士宮署が、保護したことから見て
静岡口から登ったのも失敗の元ですね。
静岡口だと、頂上で無いと御来光は見えない。
距離も長いうえに、登山道も上りにくい。
山小屋も少ない。
そのうえ、台風の影響を受けやすい。
どうして、山梨側から登らなかったのか?

無知から生じた事故ですね。


つづく

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posted by マネージャー at 15:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月06日

日清食品は反省した方が良いですね

さすがに、まずいなあと思ったので掲載しておきます。
夏の槍で、こんなことされたら、登山者のスケジュールが狂ってしまう。
生死がかかわる問題ですよね。
時間との戦いの登山者にとっては死活問題。


日清食品は反省した方が良いですね。


http://www.death-note.biz/up/l/6082.jpg
http://fuwafuwa-boy.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2010/08/21/100802_yariho19.jpg


槍ケ岳山頂 撮影で私物化?
無職 鈴木英雄(兵庫県太子町 67)

この夏、北アルプス・槍ケ岳に登りました。頂上直下の山荘に着いたころは快晴で、山頂の絶景を期待しながら、あと一息での頂上をめざしていました。ところが、頂上への鉄ばしごの手前で、男性に登頂を阻止されました。山頂にいて下りるよう指示された登山者もいました。「撮影のためヘリが飛んでくるので危険」というのが理由でした。

半時間ほど待たされ、私はしびれを切らしてはしごを登りました。狭い山頂では、ちゃぶ台を置いて男性タレントがラーメンを食べる所作をしていて、付近をヘリが飛んでいました。どうやら食品会社のテレビコマーシャル用の撮影のようでした。

待たされている間に雲が広がり、楽しみにしていたのとは違った景観になりました。しかも行動時間が短縮され、それ以降の予定を変更せざるをえませんでした。シーズン中だったので、多くの登山者が私と同様、迷惑したはずです。山頂で撮影が行われることは、事前に誰からも登山者に説明や協力要請はありませんでした。山頂の私物化に憤りを覚えました。


posted by マネージャー at 23:28| Comment(4) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月18日

日高山系で遭難の東京理大生か、3遺体収容

日高山系で遭難の東京理大生か、3遺体収容

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100818-OYT1T00158.htm

 北海道大樹(たいき)町の日高山脈・中ノ岳(1519メートル)近くの沢で野営中の東京理科大ワンダーフォーゲル部員4人が流され、3人が行方不明になった事故で、道警は18日早朝、ヘリコプターで歴舟(れきふね)中の川上流の現場付近を捜索し、3人の遺体を発見、収容した。

 道警によると死因はいずれも水死だった。道警広尾署で身元の確認を急いでいる。3人は千葉県市川市の工学部3年宮城島久紀さん(20)、埼玉県上尾市の基礎工学部2年荒木悠児さん(21)、千葉県柏市の理学部1年神野(かんの)博司さん(18)とみられる。

 道警によると、3人は、4人のテントが流された地点から約2キロ下流で1人、約400〜500メートル下流で2人が見つかった。体には流された際にできたとみられる傷が複数あった。

 4人は同部の夏合宿中で、今月9〜18日、日高山脈を縦走する計画だったが、台風などの影響で日程は2日遅れだったとみられる。自力下山した千葉県印西市の理工学部4年小池真紀夫さん(23)は、「4人でテントの中にいたら、テントごと流され、岩か何かにぶつかり、テントが破れ4人とも外に放り出された。自分は岩につかまり、3人はあっという間に流された」と話している。また、小池さんを救助した男性によると、小池さんは「山の上にテントを張る場所がなく、河原に張った」とも語っていたという。

(2010年8月18日13時25分 読売新聞)


hoka014.jpg


なんで河原にテントはったのかなあ?
ワンゲルなら、雨降ったときの上高地の河童橋が、
どうなってるくらいは知っていただろうに。
初歩の初歩だよなあ。
テントなんか、最初からあきらめて
沢からはなれて、ロープで身体を縛って、寝るしかないのに。

あと、日高山系の鉄砲水の凄さも知らなかったわけがないと思うんだが。
知床岳縦走や西穂高を縦走した私も、日高山系だけは、苦戦したなあ。

つづく。

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posted by マネージャー at 19:40| Comment(2) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月03日

コメントより

コメントより

滝壺に落ちて,発見場所まで流されたようです。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100802/dst1008021921006-n1.htm

ダンナ曰く…しょせんはトップ屋┐(´д`)┌

前後見境なく,努力と根性でなんとかしようとしたんでしょうね。
(日本人の悪いクセです)
「自然は怖いもの」ってことを忘れてるんやないかと
怖いってことわかったうえで,挑むのが山やないかと思うんですが
間違ってるでしょうか?

Posted by bobcat at 2010年08月02日 23:46


bobcatさん、情報ありがとうございました。
リンク先の情報によると2人とも水死ですね。

これで装備が問題だったことがはっきりしました。

鉄砲水でもでたのか、滑落で2人とも水死か。
ちなみに水温は何度だったのか?
18度以下ならウエットスーツがないとキツイ。

それはともかく、奥秩父の沢は、素人が行けるところじゃない。
よく、そんなところに取材に行こうと思ったなあ。
あそこを知ってる人なら、誰もが尻込みすると思うのだけれど。
ましてや、前日、豪雨がふっていたなら。


あと気になる点が一つ。

http://mainichi.jp/area/saitama/news/20100802ddlk11040167000c.html

日テレの人は、ガイドの首を切ってるんですよね。
なぜ、首を切ったのか?
せっかくガイドが同行を申し出たのに、
どうして辞退されたのか謎ですね?


それにしても、あそこから現場に向かうのは、
素人なら死にに行くようなものだよなあ


つづく

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ラベル:コメントより
posted by マネージャー at 22:01| Comment(8) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月02日

山岳ガイドが会見「薄着なので引き返した」(08/01 20:55)の会見動画を見て

山岳ガイドが会見「薄着なので引き返した」(08/01 20:55)

http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/200801026.html

 同行したガイド:
「服装が薄着だったので、寒さを感じたので、そこで『やめましょう』と」「雲行きも怪しかったので2人に『ここまでにさせて下さい』と言って、同じルートを上がって帰ってきました」




山岳ガイド「薄着なので引き返した」(08/01 20:55)の会見動画を見て、
いい時代になったなあと思いましたね。

こんな事を言うと、叱られそうですが、トムラウシ遭難事故以来、
私たちは、ガイドがしやすくなっています。
無茶苦茶言ってくる御客様に
『トムラウシ遭難事故のようになりますよ』
と言うと無茶を引っ込めてくれるからです。

トムラウシ遭難事故の犠牲者には申し訳ありませんが、
あの事故は、無茶をやめさせるための説得力になりますね。

トムラウシ遭難事故が無かったら動画のガイドさんも
「引き返す」
と言えたかどうか?

 私も年に何件かの山岳団体様のガイドを引き受けることがありますが、そのさいに困ることは、雨でも風でも雷でも登頂したがる人が、大勢の中に一人くらいいることなんです。しかし、参加者全員、体力がちがう。遅い人もいる。当然のことながら一番遅い人の足に合わせることになる。つまり登山パーティーの能力は、最弱者の能力と一緒と言うことになる。なのに、
「それに合わせるのは嫌だ、あそこまで登りたい」
と言ってくるひとがいる。しかし、そこで無理をしたら事故ですよ。だから昔は、説得に苦労したのですが、今は簡単です。
「トムラウシのような事故に発展するかもしれませんよ」
というと、たいていの人は、大人しくなってくれる。

 話しは変わりますが、私の友人が42歳にしてガイド会社に入って、登山・ラフティングなどのガイド資格をとっていますが、トムラウシ遭難事故いらい、試験がものすごく難しくなっているみたいですね。テキストを見せてもらいましたが、分厚い上に、なかなか高度なので驚きました。これもトムラウシ効果なのでしょうか?

 もっとも私自身は、そういう資格試験には懐疑的な気持ちはあるのですが、一生懸命勉強しないといけない体制ができることは、良いことだと思っています。ただし、勉強だけでは駄目な事も確か。それは必要条件であって、十分条件ではありません。大切なことは、それを生かして、事前調査をし、経験をつむことです。いくら世界中の山を登っている人だって、秩父市大滝の山は、はじめてだったら無茶をすると死に至りますよ。


つづく

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posted by マネージャー at 21:59| Comment(4) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日テレ取材班遭難「ちょっと撮ってくる…」 軽装を心配するガイドに言い残し、2人だけで入山



【日テレ取材班遭難】「ちょっと撮ってくる…」 軽装を心配するガイドに言い残し、2人だけで入山
2010.8.1 11:50

 埼玉県秩父市大滝の山中で発生した県防災ヘリコプターの墜落事故現場を取材中の日本テレビ取材班の遭難事故で、心肺停止状態で1日に発見された日本テレビ報道局記者、北優路さん(30)=さいたま市浦和区=と、カメラマンの川上順さん(43)=東京都江東区=の2人が、一度下山した後、再び入山していたことがわかった。

 埼玉県警秩父署などによると、北さんら2人は7月31日午前6地半ごろ、県防災ヘリ墜落事故現場を取材するために、日本山岳ガイド協会の男性ガイド(33)とともに入山。現場付近まで向かったが、ガイドが2人の軽装を心配し、一度下山した。

 しかし、2人はその後、ガイドに「ちょっと黒岩尾根の写真を撮ってくる」と言い残し、2人だけで再び入山。2人は沢登り用の靴を履き、業務用無線を所持していたものの、服装はTシャツにジャージー姿の軽装だったという。

 墜落事故現場は険しい山岳地帯のため、県警は墜落事故発生後、報道機関に対し、「3次災害を防ぐため、極力山には入らないでほしい」と求めていた。

 ガイドは2人に「午後2時ごろまでに戻ってきた方がいい」と伝えていたが、2人は下山予定の午後6時を過ぎても戻らなかったため、日本テレビが午後11時ごろ、県警秩父署に救助を要請、1日早朝から県警ヘリや山岳救助隊が捜索していた。





心配ですねえ
大丈夫なんでしょうか?
と思ったら死亡していました。





でも、なんでガイドの言うことを無視したのかなあ
日テレ側は軽装ではないと言ってたけれど、
軽装だよなあ。
あきらかに。
だいたい、どうして警察の言うことを無視したのか?

警察の山岳部隊は、すごいプロなんですよ。
地元ガイドなんかより、もっと凄い。

ガイドは、人の行けないところは、あまりいかないけれど
警察は、行けないところに詳しい。


だからガイドは警察に一目置いてるんだが、
それを知らない取材記者ではなかったと思うんだけれどなあ。


とにかく死因の究明が大切ですね。
死因は何であったのか?


ニュースをみるかぎり装備が問題ぽいが?
はたして?


つづく

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posted by マネージャー at 08:54| Comment(4) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月24日

トムラウシ山遭難事故について、その後2

トムラウシ山遭難事故について、その後2


トムラウシ山遭難事故の日に、現場にいた御客様が、偶然、うちに泊まったこともあって、ちょっと書いておかなければと思ったことパート2です。遭難事故の日に、現場にいた御客様とこんな話になりました。

「ヤマケイにあんなに大宣伝している某ツアー会社が事故をおこすなんて」
「いや、大宣伝してる会社だからこそ事故の可能性があるんです」

 これは、ペンションやユースホステルにも言えることなんですが、オープンしたばかりの宿には、御客様がいませんから、金をかけて宣伝するしかありません。実際、私の宿も、初年度には、250万くらいの宣伝費を使いましたが、客の入りは、初年度が一番悪かった。今は、宣伝費ゼロに近い数字だけれど、御客様は大勢きてくれます。

 これはガイド会社にしたって、他の商売にしたって同じですよ。特に優秀なガイド団体は、1年先まで予約でいっぱいです。知床の某団体は、ツアーが終わった時に、御客様が来年の予約をしていきますから、宣伝費はゼロです。というか御客様を断るのに忙しいから、ホームページでの告知も控えめです。

 つまり、宣伝広告をあてにしてはダメです。
宣伝をジャンジャンやってるということは、
 裏に何かあるくらいに思って割り引いて読むことですね。

55-5-9.jpg

 うちのような無名のところだって
 年末年始のスノーシューガイドを50件くらい断っています。
 ましてや人気ガイドは、引っ張りだこで、
 宣伝なんか無用なんですからね。


つづく

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posted by マネージャー at 19:09| Comment(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月23日

トムラウシ山遭難事故について、その後

トムラウシ山遭難事故について、その後

もう、この話題はいいんじゃないかと思ってましたら
トムラウシ山遭難事故の日に、現場にいた御客様が、
偶然にも、うちに泊まったこともあって、
いろいろ情報を教えていただいたので、
ちょっと書いておきたいと筆をとりました。

まず、
これはまずいだろう
という点を書いておきます。
ちょっと怒りモードです。

まず、個人客は避難小屋を使用できないということです。
理由は、ツアー会社が占拠してて、個人の人は使えない。

前々から、そういう情報は知っていましたが、
実際に、現役の山屋の人から聞いてみたら、
現状は、そうとう酷い状態ですね。

営利で避難小屋を
独占することは勘弁して欲しい。



つづく

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posted by マネージャー at 19:23| Comment(4) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月21日

山岳遭難 1〜8月32件

http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20090920/CK2009092002000090.html

まず、ニュースから。

山岳遭難 1〜8月32件 最悪ペース 無謀計画、遭難呼ぶ
2009年9月20日

 今年一〜八月に起きた県内の山岳遭難は三十二件、遭難者は三十九人で、過去最悪だった昨年を上回るペースであることが、県警のまとめで分かった。シルバーウイークの連休で山へ行く人は増える見込みで、県警は「散歩やハイキング気分で登るのは非常に危険」と警告している。

 県警によると、三十九人のうち死者・行方不明は二人、重傷者は十一人。ほぼ九割に当たる三十五人が四十代以上の中高年だった。二十一人が登山経験は五年未満で、常識では考えられない軽装備や無謀なルート選びが目立つという。過去最悪だった昨年の遭難件数は四十一、遭難者は五十二人だった。担当者は「登山には十分な装備と体力が必要」と訴えている。

◆水や食料持たず、ネット情報過信… 

 「高齢者大学」の仲良しグループの六十〜七十代男性十一人が、武甲山へ。一人が疲労で歩けなくなって救助要請。一行は水も食料も持たず、うち一人が「学生のころ行ったことがある」のが登山動機だった−。県警によると、近年はこのような無謀・無計画な登山による遭難が相次いでいるという。

 ジーパンにTシャツ姿で着替えだけを持って両神山を目指したが道に迷い、携帯電話で助けを求めた二十代男性。伊豆が岳への単独登山で下山中に迷い、「この山は私の庭のようなもの。まっすぐ行けば下りられるはずだ」と、地図も非常食も持たずに山岳救助隊員に言った六十代女性。秩父槍ケ岳で、疲労で歩けなくなって助けられた四十代夫婦は、地図には「危険、絶対入るな。命の保証はできない」と書いてあったのに、インターネットのブログに「立ち入り禁止でも下山できた」とあった情報を信じて遭難した。

 七月にあった北海道・大雪山系トムラウシ山の大量遭難事故は、登山ツアーの在り方が問題になった。県内でも三年前、山の知識のない七十歳ガイドに率いられた十五人の雲取山ツアーで、一人が滑落・負傷しても登山を強行。防災ヘリが出動する騒ぎとなり、県警は東京の大手旅行会社に始末書を出させた。

***************************************************************
以上、ニース終わり

普通、武甲山で救助要請するか?
嘘だろう?と想いましたよ。
武甲山で救助要請だなんて、はずかしすぎる。


あと、両神山で迷うかなあ?
いったい、どのルートで迷ったのだろう?
地図とコンパスがあったら、迷いたくてもまよえんぞ。
でも、まあ、両神なら、ありえんこともない。


伊豆が岳で迷う?

どうやったら迷えるのだろうか?
不思議だ。
男坂と女坂を間違えたのかなあ。

あと、この記事。

>三年前、山の知識のない七十歳ガイドに率いられた
>十五人の雲取山ツアーで、一人が滑落・負傷しても
>登山を強行。防災ヘリが出動する騒ぎとなり、県警
>は東京の大手旅行会社に始末書を出させた。


私は、似たような団体さんと、湯の丸山などで出会っています。
靱帯損傷している人がいたのに、動けるから登ろうとしていた
団体さんのリーダーに、
「2時間後に足が動かなくなりますよ」
と言ったにもかかわらず、湯の丸山に登ろうとした。
あの人たちの、その後は、どうなったのだろうか?


つづく。

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posted by マネージャー at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月21日

トムラウシ山遭難事故レス総合3

トムラウシ山遭難事故レス総合3
Yさん

>どちらかといえば、霧雨男だったからで、
>出来るだけ好条件の時にという事と、
>一人で静寂の中で山の風を感じるのが好きだったという事もありました。

ああ、これ分かりますね。
山は、晴れてる時に登るのが一番です。
もう楽しさが違います。
あとね、山の特色として、一人で登っても全く寂しくない。
山では、仲間とおしゃべりするより、自然を感じるほうが楽しいですね。
あと、じっくり写真を撮るには、少人数だったり一人の方が便利。


>そういった意味(無茶がてんこ盛り)でも
>今回の遭難できるだけありのままを明らかにして欲しいですね。

 そうなんです。実際に私の友人たちの中には、トムラウシ山遭難事故のガイドみたいな無茶苦茶なやつがいて、何度注意しても聞く耳をもたないやつがいるんです。だから正直言って、トムラウシ山遭難事故は、人ごとのように思えないんです。知り合いでなくても、近場の山で、かなりヤバソウな団体様をみかけています。

だから他人事ではないと思いました。
トムラウシ山遭難事故は、
条件さえあえば、私の身近でもおこりうる!


というのが偽らざる感想です。もちろん自分自身への戒めも含めています。まあ、それにしてもトムラウシ山遭難事故は、ちょっと御粗末すぎましたけれどね。でも、その御粗末の中に教訓がいっぱいあったような気がします。

 私から口で言われても馬の耳に念仏というか、単なる小言にすぎなかったでしょうが、こういう実例を見たら『ああ、なるほど』と今更ながら分かったことでしょう。私に烈火のごとく怒鳴られても、事の重大性が分からず反発する者もいました。そういう私も、若い頃に日没近くの18時頃に山小屋に入り怒鳴られてシュンとしたことがありましたが。

(昔はテント持ってても怒鳴られたもんです)


>登る能力と、まとめる能力は、
>ある意味まったく逆方向のもの。


そうです!
まさに、そのとうり!



 だから、本格的な山屋さんの立場で事件を眺めると、ちょっと別の意見が出てくる。

 例えば家庭教師が、麻布高校の生徒を教えるのと、偏差値40の人を教えるのでは、教え方が根本的に違っていますよね。同じ家庭教師の仕事でも、仕事内容がまるで違いますよね。もう別次元の仕事になる。それを一緒くたにしてはダメだと思います。

 だから、今回の事件に、いろいろコメントする人がいますが、プロの登山家のコメントも良いですが、もっと日常的に寄せ集めの大人数で登山ガイトしている人間のコメントを聞いておいた方が良いと思いますよ。

 でもね、そういう人たちは、どういう訳か沈黙しているのです。
 下手なことを言って明日はわが身になりかねませんから。
 私だって同じです。
 そういうリスクを背負って、ここに書き込んでいる。

 それとですね、トムラウシ山遭難事故は、山屋の立場からの見方と、ガイド屋の立場にたった見方では、ちょっと違ってくるんですよね。

 ガイド屋の立場にたったら『山に入ったら自己責任』ではすまされない。金をとってガイドするなら船長と一緒で、全員の命を預かっているも同然。舵取りに全神経を使うわけです。お湯を沸かすとか、場所取りをするとかは、本来の意味では、ガイドの仕事じゃありません。そういうのは各自でやってもらって、もっと別次元の仕事をすべきですね。天気に関するあらゆる情報を集める。場合によっては、偵察に行く。体調の悪い人を介護する。これがガイドの仕事ですよ。これは、ネパールでもスイスでも一緒ですよ。

 しかし、山屋の立場にたつと、ちょっと違ってくる。『山に入ったら自己責任』なんですよ。つまり御客様は、山屋の立場に自分を置き、ガイドは、ガイド屋の立場にたつ。これが一番理想的なパーティーなのかなと思います。

つづく

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posted by マネージャー at 01:11| Comment(8) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月19日

トムラウシ山遭難事故レス総合2

トムラウシ山遭難事故レス総合2
Yさん

>もしも記事通り(携帯の14日の天気予報頼り)なら結果的に特攻隊であった事が悲しいです。
>(もしテントがなければ、致死率80%近かったことになります。)

そうですね。記事が本当なら、とんでもないことです。
となると、ガイド会社も必死に防衛してくるでしょうから、
あえて、刑事事件としては免責にして、
本当のことを全部語ってもらって欲しいですね。

いったい、何が彼らをそうさせたのか?

を知りたいです。


話は変わりますが私は、昔、年間70日以上の山行を15年間にわたって行い、
そのうち30日以上は、20名以上を率いて縦走しています。
(涸沢のような山小屋が完備してても、その9割がテント泊です)
その中には、還暦をすぎた初心者や障害者も含まれています。
そして、メンバーの大半が寄せ集めでした。
東京・大阪・博多・サッポロと、全国各地から集まった寄せ集め部隊です。
条件は、トムラウシ山遭難メンバーより悪かったはずです。
その寄せ集め部隊は、夜行で到着するものだから初日から高度障害がでる。

それは、本人の自覚前に分かることです。
3時間歩いて唇と爪をみせてもらえばわかる。
ガイドなら、毎度のことなので、「ははーん」となり、
高度障害の可能性を御客さまに予告しておきます。
そして、数時間後にドンピシャリとなって、御客さまを驚かせることになる。

しかし、ドンピシャリでは、ガイド失格でしょう。
高度障害をおこさないように、ゆっくり歩く。
高度障害の可能性のある人を、
その可能性を消してしまう。
それでこそ、プロというものでしょう。

3班に分けていれば、高度障害になりそうな人を再弱部隊に編入する。


>また、「南沼にテントがある」事を本当に偶然に知ったのだろうか?
>という事に、何だか疑問を感じています。
>本当に偶然であれば、「みつからなければどうしたの?」と思いますが、
>ブルーシートなど何らかの記憶があって行ってみたのかなと…。
>単にビバークしている人のところに居候する気だったのかもしれませんが…

これは、私も思ってました。
あまりにも、できすぎていると。
どっちにしろ、非難小屋前提のツアー&偶然のテント発見は、
あまりにも他力本願すぎますね。
御客さまから金を取ってやることではない。


>1.からだの痛みや体調の変化はありがたい。
>(略)
>あれだけの人数がいれば、(関節)天気予報高齢者が誰か
>いらっしゃったとも思うのでした。YGHの宿泊客でもそういう方いらっしゃいませんか?

 中にはおられると思います。天気ですが、地元に住んでいると、山を見ることによって、天気予報よりも天気を当てることができるようになりました。但し、6時間以内の天気のみです。それ以上は難しい。しかし、日帰りなら、それで問題ありません。最近は便利な物で、ネットの天気図をプリントアウトし、それを持っていきます。それと高度計があれば、気圧の変化と風向きで、ある程度予測がつきますね。でも、最終的には直感です。これが一番あたる。


>3.南沼などに、ビバーク用のテントと、衛星電話、
>番号鍵(使用時には衛星電話で連絡の上、番号を聞いてビバーク)の設置で、
>今後遭難者数が減らせるかもしれません!
>山小屋の設置はお金がかかりますが、テントと衛星電話のセットで
>あれば、わりとすぐにすぐに手を打てるかなと。

これは、素晴らしいアイデアですね!
これで、良いのではないですか?
ただし、おっしゃるとうり登山者のモラルが気になりますので、
入山者に負担金を出してもらうなど、何らかの制限を設けるとか。



>準備も判断も水準以下であったからこそ、色々な「問題点がほぼすべて露出」し、
>「見事にほとんど間違えた」「貴重なケース」であるとも思います。

ゴアテックスなどの素晴らしいギアが普及した今となっては、これだけの悲惨な例は、もう出てこないでしょうから刑罰よりも真実の究明をしていただきたいものです。遺族の方は納得しないかもしれませんが、免責のうえ真実を語ってもらえない物か。難しいかなあ。

つづく

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posted by マネージャー at 15:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トムラウシ山遭難事故レス総合1

トムラウシ山遭難事故レス総合

fogさん

>2日目まではネパール人シェルパ(エベレストにも登った元シェルパ頭)
>が荷物持ちしてたって情報もチラホラ出てますね。
>この人を呼べなかったんですかねぇ。

だから、そもそも無線を持ってないガイド
というのが信じられないんです。
決して高いものではないですよ。
3万くらいからあります。
免許だって1日勉強すればとれます。

にもかかわらず、持ってないというのは、モグリと一緒です。
無免許でもいいから緊急用に買ってザックの底に入れとくべきなんです。
私は、ガイドの資格制は反対ですが、
無線は必携にすべきだと思います。

無線でなくても、トランシーバーでもいいです。
トランシーバーがあれば、応援を呼べたんです。
他にも、いろいろな手が打てたんです。


私自身、20人くらい率いていろんな山を縦走しましたが、
いろんなトラブルがありました。
その時に、トランシーバーがあると無いとでは、天地ほど違いました。
これは、団体登山をやっていれば、誰でも知っていることです。
もし知らないなら、モグリですよ。




bobcatさん

>初日からゲーゲーやってたらしいけど
>そのハナシをしたら,勤め先の同僚が
>「高山病や!」と言い切ってましたよ。
>そんな人を悪天候の中連れ回したあげく…

ええ、間違いなく高度障害ですね。
(正確に言うと高山病とは違います、高度障害です)

2000メートルの山で、低気圧に包まれると、
標高2500メートルと一緒の空気の薄さになります。
こういうケースで高度障害がおきると、内蔵に酸素が不足して
最終的には、「肺水腫」にまで発展するおそれがあります。
そうなると、きわめて危険な状況です。
高度を下げるしか治療方法はない。

つまり、ヘリを呼ぶしかないんですよ!

これはガイドなら知ってなければいけない知識というより、
山屋の常識です。山やってる人間なら誰でも知っている。

>初日からゲーゲーやってたらしい

ということは、常識的に一人だけが高度障害にかかっていたとは
考えにくい。死んだ人の大半が、低体温症にかかるまえに
高度障害にかかっていたと考えるべきでしょう。
この場合の治療方法は、

1.酒を飲まない
2.胃に負担をかけない
3.水分を大量に摂取する(できればバームウォーター)
4.イブを飲ませ、早期に頭痛をとりのぞき行動を控える
5.体調が戻るまで数時間動かない。

で、9割の確立で治ります。

ちなみに、2000メートルで高度障害がおきた場合、症状は軽いです。
3000メートルまでぴんぴんしてて、
3100メートルで高度障害がおきた場合、症状は重くなります。
はやめに高度障害がおきた場合のほうが、症状は軽いのですね。
つまり、初日に適切な処置をしていれば、何の問題も無かった。
全員助かったかもしれない。

これは常識の問題です!

だからね、今回、三人とも本物のガイドであったかどうか、
私は疑わしいと睨んでいます。

誰一人無線をもってないし、
トランシーバーさえ使ってないし、
高度障害の知識もないし、
(未確認情報ですが)
天気図さえ書けないし、
天気は2日前の携帯の天気予報のみ。


これはガイドやっていいレベルではありませんね。


つづく

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2009年08月16日

トムラウシ山遭難事故と百名山7+α

クリフハンガーさん
貴重な情報ありがとうございました。

さて、みなさん、驚愕のニュースです。
恐るべき事が判明したようです・
まず下記の読売新聞ニュースを読んでください。

>大雪山系遭難1か月、ガイドらテント持たず野営
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20090816-567-OYT1T00077.html


山頂付近でビバークしたガイドは、
テントを持ってなかったらしい。

このニュースソースは、本当なのか?
ちょっと信じがたい。
あまりにも常識はずれなので、悪いですけれど、
ニュースソースを疑ってしまっている自分がいます。

> 一行のうち低体温症で動けなくなったツアー客らの一部が山頂付近でビバーク。
>しかし、簡易テントを持参していたガイドが下山したため、0度近い風雨の中で
>救助を待っていたという。


これが本当なら、テントなしで、どうしてビバークを決断したのか?
自殺行為でしょう。
いや、その前に、なぜテント無しで出発したのか?

??????

下山したガイドが持ってた?
そんな馬鹿な?
それを信じろというのですか?
持っててもツェルトでしょ?

だいたいテント無いのにどうして山頂に2時間停滞したのか?
何をやってたんだ?
無駄時間使う間に、どうして背負って小屋に引き返さない?

もし簡易テントを持ってたなら
なぜ簡易テントを出さない?
簡易テントで休息場所をつくらない?
いったい何があったのだろう?


>その後、登山道整備業者が非常時用に残していた大型テントと毛布、
>ガスコンロなどの装備品を、付き添っていたガイドが偶然発見。
>テントに入った5人中3人は湯を沸かして体を温め、無事救助されたが、2人が死亡。
>テントから数百メートル離れた場所にいたガイドとツアー客の2人も凍死しているのが見つかった。


テレビに映っていた、あのキャンプ用テントは、
登山道整備業者が
置いていったもの
だったのか.....orz。

それを偶然見つけたのか.....orz。

もし、偶然見つけてなかったら全員死んでいた!
なんという間抜けな、
なんという馬鹿な、
いや、ちょっと、このニュースソース、
本当に事実なんでしょうか

事実なら、とんでもないことだが、
そんなことあるのかなあ。
そんなレベルの人間が山屋やってるとは、にわかには信じがたい。



> また、ガイドは16日に天候が回復すると判断していたが、
>2日前の14日に携帯電話の天気予報サイトの情報を確認しただけ。
>捜査幹部によると、出発後に強風がやむと判断していたことも
>正確な情報に基づいていない可能性が高いという。


おいおい、ちょっと待ってくれ。
それ、本当ですか?
マジですか?

一度も気象通報聞いてないんですか?
ひょっとして天気図書けないんですか?
書けないなら、どうして札幌支社に電話して天気を聞いてない?
どうして支社に指示を仰がない?


>2日前の14日に携帯電話の天気予報サイトの情報を確認しただけ。

これ、本当に本当?
マジですか?

三人もガイドがいて、どうして、こんなことになっているのか?
いや、ガイドなんて、最初から一人もいなかったのか?
みんな会社から言われたとうり動くロボットだったのか?

いや、ガイドを責めまい。
なんで、会社は、この人選をしたのか?


一つだけ分かったことがあります。
なんで彼らが、あの重いキャンプ用テントを使ってビバークしていたかが。
登山道整備業者が、非常用に置いていったものなら理解できる。
逆に、このガイド会社は、登山道整備業者以下のレベルだったんだなあ。


追伸
http://www.asahi.com/national/update/0814/TKY200908140145.html
偶然見つけたテント、命つないだ トムラウシ山遭難

> その後の調べで、北沼から下山方向に約30分歩いた南沼
>キャンプ指定地に業者が保管していたものと判明した。
>業者によると、テントはブルーシートに包まれ、毛布、
>携帯ガスコンロなどと一緒にあった。全部で3張りあったという。

> テントの保管場所の前後では、男性客1人と女性客3人が死亡
>した。業者は「偶然にもテントが人の命を救うことに役立って
>良かった。全部使って、全員助かってほしかった」と話している。

救助連絡が、もっと早くに伝われば、ひよっとしたら
整備業者の通報で、このテント3つを使って全員が
助かった可能性もありましたね。惜しい。


つづく。

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2009年08月14日

トムラウシ山遭難事故と百名山7

トムラウシ山遭難事故と百名山7
つづきを書く前に
一言、言っておかねばと思いました。

トムラウシ山遭難事故で、宿泊キャンセルが相次いだらしいですが、
これには私にも責任があると思いますので、一言言っておきます。

トムラウシ山は、無理さえしなければ、
そんなに危険ではありません。


剣や槍や妙義のような岩場はないし、
富士山みたいに空気が薄いわけではない。

私自身、小学生と一緒に登っているし、
初めて登山する人達を数名率いて縦走したこともありました。
天候が良く、装備が完璧で、日程にゆとりがあれば、
たいして難しい山ではありません。


■食料について

食料は、ジフィーズだけに頼っては、だめです。カップ麺やナッツなどの塩けのあるものと、バーム・アミノバイタル・蜂蜜などのアミノサプリと、ブドウ糖・チョコレートなどのエネルギー源が必要です。(賛否がありますが私は小量の酒を持っていくことをすすめます。私は100ccくらいを持って行ってます)


■装備について

テントは、エアライズを使えば、たったの1.3キロです。これがあれば、たいていの所で停滞できます。ツエルトは、0.5キロ近くあるので、ツエルトを持っていくくらいならエアライズの方がいいと思います。

防寒は、フリースが良いです。思い切ってシェラフを廃止して、フリースの上下を持っていく手も考えてもいいでしょう。ただし、3レイヤーのシェラフカバーは必携です。他に登山用のシャツとしてウール素材のものもいいですね。スボンは、私はストレッチジーンズを履いていますが、やばそうな時は、ウールのパンツをはいていきます。ウールのパンツは、ぬれても冷たさをかんじません。あと雨具も防寒着になります。雨が降らなくても防寒着として活躍します。ポケットが無いと軽くて安くて浸水しにくい雨具になります。もちろんゴアテックスです。

下着は、綿は絶対にダメ。ポリエステルなどの速乾性のあるもので、できれば、ブレスサーモとマイクロファイバーというぐあいに性能の違うものを持っていくとよいです。私は、登山中はクロロファイバーをよく使いますが、寝るときは、ブレスサーモで寝ます。そしてクロロファイバーを夜のうちに乾かします。オーロン・ダクロンは、臭くなりやすいので私は使っていませんが、汗をかきにくい高齢者には、ブレスサーモよりいいかもしれません。

これは、どういうことかと言いますと、行動中は、速乾性を重視し、就寝中は、保温性を重視するということです。ただし、下着の性能は、各人の状態によって個人差があります。ブレスサーモが、ダメという人もいますし、マイクロファイバーが、ダメという人もいます。皮膚がやられたり、汗をかかないために保温効果がでなかったりするので、山に行く前に実際に着てみて本人が確認してみないとダメです。

ザックは、最新型のものは、本当に良い物が多いです。軽いザックが良い人は、よけいな物がついてないものなら、軽いザックになります。ポケットや何やらが付いていると、重くなります。但し、今はザックカバー付のザックがありますので、この場合は、多少重くてもザックカバーの携帯が不要なので総体的に軽くなっていますし、ザックの容量もそれだけ広く使えます。

靴も軽くて良い物がでてきました。靴だけは、一般論ではかたずかないので登山ショップでアドバイスしてもらってください。最近はゴアテックスの靴も多くなりました。しかし、ゴアの靴は、一度ぬれると、とてもやっかいです。ゴアのスパッツで濡れないようにしてください。そして靴下は、金をかけるべきところで、ウールの良い物を履くと、足が濡れても全く気になりません。また、乾きもよいです。そして疲れにくい。最近は、衝撃吸収剤を使ったソールがあり、それだと膝が痛まないので下山が楽になります。


■登り方について

 トムラウシ山は、コースタイムが長いですから、早朝の出発が良いでしょう。日の出の前くらいに宿を出るのがベスト。私なら薄暗い頃に出ます。そして出発前には、かならずバーム・アミノバイタルを飲む。そして食事とは別に、4時間おきにバーム・アミノバイタルを飲む。最初の30分が一番きついですから、最初は、ゆっくりめに出発すると良いでしょう。そのうちペースがつかめます。登りは、大食いを避け、小まめに食事と水をとります。水のかわりにバームウォーターを飲むと、かなり楽に上れますよ。休憩中は、地図とコンパスで位置を確認すること。そして等高線を見ながら次の作戦を考える。頭を使うことも体を疲労させないコツです。


■最後に、
トムラウシ山は、決して難しい山ではありません。
天気さえよければ、ファミリー登山も可能な山です。
悪天候を無理して登るから事故になる。

あと、登山で楽しいのは
計画と準備ですよ!


いろいろ作戦をねるのが楽しいのです。
自分で調べて登山ショップでアドバイスをもらい
ギアを買いそろえつつも本番前に
いろいろ実験する楽しみくらい愉快なものはありません。
こんなに楽しいことを人まかせにしてはなりません。
汗かきの人と、汗をかかない人では下着の選び方が違いますから。


つづく。

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posted by マネージャー at 17:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月12日

トムラウシ山遭難事故と百名山6

トムラウシ山遭難事故と百名山6
つづきです。

私は、実際に徒歩旅行をしてみました。
目標は、2000キロ。
一日平均40キロで50日間。どこまで行けるかの旅です。
最初は、調子に乗って毎日50キロ以上歩きました。
ところが、ガンガン体重が落ちてくる。
70キロあった体重が60キロまで減った。
(ちなみに身長180センチ)

3杯飯食べても、痩せてくる。
痩せると深刻な問題がおきました。
国道を走るダンプに吸い込まれそうになるのです。
とくに4号線。ダンプがやたらと多い。
ダンプの風圧に、すいこまれそうになる。
「こりゃいかん」
と思いましたね。
で、一日四食食べて、なんとか体重を維持しましたが、
そうなると深刻な問題が出てくる。
食費がかかりすぎるのです。

「燃費悪い−!」

そうなんですよ、徒歩旅行は決して経済的ではないのです。
食べますから。
電車移動の方が安く付く。

で、思いついたことは、できるだけ
ユースホステルに泊まることでした。
ユースホステルなら御飯を何杯でもお代わりできる。
場所によっては、自炊もできる。

意外にダメだったのがキャンプ場。
足がないとダメだし、燃料代も高い。

で、野宿をやめて屋根付きのユースホステルに泊まると
今度は体重が増え出したのですね。
野宿をやめただけで体重が増えはじめた。

これは、新鮮な驚きでした。

どうやら野宿は、エネルギーを使うらしい。
屋根付きの家で寝るだけで、
かなりエネルギー消費率が違うらしい。

私は、一日四食を、三食に戻しました。

つづく。

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