2019年03月07日

自分の思い込みに猛省

 うちの息子は、3月26日生まれのためか、他のお子さんたちよりも成長が遅いように感じました。実際、幼稚園に入学してみると、それを指摘され、担任の先生から発達心理学の先生に診てもらうように何度も言われ、毎月一回、相談を受けるようになりました。この発達心理学の先生は、ただ相談にのるだけでなく、実際に幼稚園に行って、うちの息子を観察してみたり、いろいろ成長の具合をよく見てくれました。

 結論から言うと、問題なしということだったんですが、学年が上がるごとに担任の先生が変わり、新しくなった先生に再び発達心理学の先生に診てもらうように何度も言われました。3月26日生まれという事を割り引いたとしても、成長が遅すぎるというのです。今ひとつ集団行動ができない。会話能力も劣っている。コミュニケーション能力もパッとしない。運動神経もちょっと鈍いということで、また発達心理学の先生のところに通うはめになりました。

 実際、親である私たちにも心当たりがありました。同世代の子供たちに比べて、うちの息子の発達がどうしても遅れてるように見えたからです。発達心理学の先生は問題ないと言っていましたが、大ベテランの担任の先生の見解は違っていました。

 これには発達心理学の先生も参ったようで何が問題なのか本格的な検査(ウェクスラー式知能検査・WISC–IV)をすることになりました。知能指数など認知機能面の特徴を測定する検査をして問題点をえぐり出そうということになったのです。この検査は、 6歳の誕生日にできるだけ近づけることによって、正確な数字が出るので、 3月末に行われる予定でした。しかし、 3月は幼稚園の卒業に向けてイベントが目白押しになっているために、 2月に変更されました。本来ならば6歳で行う検査を5歳10ヶ月で行うことになったのです。

 ところが、検査の直前に息子がインフルエンザになり、一週間。つまり検査の前日まで寝込んでしまいました。

 一週間の間、いちども鉛筆を持つこともなく、一冊の本を読むこともなく、病み上がりの上に、5歳10ヶ月で検査を行うことになったために、どんな結果になったのだろうかと、親としては戦々恐々の思いでした。で、WISC-IV知能検査を行い、昨日、その結果を知らされたのですが、結果に愕然としました。予想された結果と大幅に違っていたからです。

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 具体的に言うと、非常に高い数値が出てしまった。息子は成長が遅いので、どれだけ低い数値が出るのだろうか?と、びくびくしていたんですが逆でした。成長が遅いのではなく、ある種の知能指数が高すぎるために、発達に凹凸ができてしまっていた。発達障害まではいかないが、その雰囲気に近い状態であるというのです。

 一見ぼーっとしてるように見えても、頭の中ではものすごく考えている。見えたことから情報を読み取る力が強すぎるために、見えたものに反応しすぎる可能性がある。そのために、行動が追いつかないし、会話のピンポンができなくて、ぼーっとしてるように見える。また、頭の反応に対して、体の反応がついていかなくて、混乱している可能性があるとのこと。

 昭和の昔ならば、子供の知能指数が高い事を喜んだかもしれませんが、脳科学・認知学が進んだ現在は、危険であるというのが常識です。一部の知能が突出することによって、その他の能力が追いつかず、そのために軽い発達障害のような症状をおこす可能性がでてくるからです。いわゆる「ギフテッド」になっている可能性がある。

 現在では、知能の高低よりも、各種の能力がバランス良く揃っている方が良いとされています。知能指数が低めでもバランスがとれていた方が良いということになっている。なので結果を聞いた私は青ざめました。なぜならば、私の甥っ子が「ギフテッド」ぽく、知能指数が高い代償に、友人ができなく、養護学校に入れられた事例を知っていたからです。ただ、うちの息子は、他人と瞬時に仲良くなる特技があり人に好かれやすい。空気も読めるし、仲の良いガールフレンドもそこそこいるのが救いです。まだ傷は浅いのでしょう。浅いから気がつかなかったのかもしれない。

 とは言うものの、今から考えてみると、思い当たることがたくさんいました。

 息子には完全主義の傾向があり、狂ったように、100点を取るまで何度も何度もタブレットのリセットを繰り返して最初からやり直します。上毛カルタ大会などに参加し、負け始めるとボロボロに泣き出して収拾がつかなくなる。これはゲームなんだから勝ったり負けたりするのが面白いんだよと一年間もの間、言い聞かせ続けても、まったく効果が無い。異常に勝ちにこだわりすぎて、負けたときに精神のバランスを崩すことがよくある。

 また息子には、メルヘンチックな言動(デタラメ言動)の癖がある。頭の中でいろいろなことをぐるぐるぐるぐると考えていて、それを語彙の少なさから言葉にできなくて、メルヘンチックな(嘘っぽい)発言をする。例えば、「浅間牧場にキリンがいた」と言った嘘を言う。どうしてそんな嘘を言うのか調べると、そのような文章を何冊も読んでいて、いろんな情報がごっちゃになっている。その膨大な情報を伝えようにも、自分の語彙が少なすぎて充分な説明ができず、結果としてデタラメ言動になる。つまり思考(情報)と自分の語彙との間にあるギャップに苦しんでいる。

 また、頭の中で考えるあまり、それを行動で示せないことで苛立っていたり、次々とアイデアが浮かぶあまりに考え込んでしまっているうちに、友人たちが別のアクションに写っていても気がつかないでいるために、いつもワンテンポ遅れてしまっている可能性もある。これも思いあたる。考えていることを上手く言葉にできなくてキレていることが時々あった。

 そのうえ周りに文字があると、それが頭に入ってしまう。で、気が散ってしまうらしい。知能テストをしなければならないのに、周りに文字があると、テストと関係なくても読んでしまう。で、気が散って実力が出ないと先生は言ってましたが、これも思いあたる。確かに好奇心が強すぎて優先順位を無視する癖がある。テストでも迷路の順路を定規で書いて無駄な時間をかけてみたりするが、定規に興味が無くなると、大人顔負けの短時間で迷路を終わらせたりする。好奇心が目の前の課題よりも優先してしまう。将棋・囲碁もゲームも、説明書を読んでるうちに、読むことに熱中してゲームをやらなかったりする。目的を忘れるのである。

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 それにしても息子の能力に凹凸があることに気がついてよかった。
 検査をしてよかった。
 小学校入学前に気がついて良かった。
 今後の課題は、この凹凸をいかにしてバランス良い状態にもって行くか。

 成長過程にある幼少期の脳内は、多重知能が互いに競争してあっている。その脳の一つだけを伸ばすのは、成人ならともかく、未就学児に行なうことは、かなりリスキーなことであることは知っていたし、このブログにもさんざん書いています(真っ青になって病院に駆け込んだ話 http://kaze3.seesaa.net/article/463967230.html)。

 知っていたのに、息子の能力の凹凸に気がつかなかった。単に「成長が遅れている」イコール「知能が低い」と思い込んでいた。実は真逆だったのに・・・・。その自分の思い込みに、今、猛省しています。今後は、欠点を補正しながら、各能力のバランスとっていくつもりですが、そのための作戦を真剣に練っています。子育ては、本当に難しい。生半可な知識だけでは、どうにもならない。もっと勉強しなければ・・・。


つづく。

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2019年03月06日

日常生活と日々の生活習慣そのものが、その人の特技?

 今日、幼稚園で、年中組のお子さんたちの招待によるお楽しみ会があったようです。実はこのお楽しみ会で、年長組は、年小組の子どもたちに自分の特技を披露することになっていたんですが、息子からその相談を受けて、うちの嫁さんが息子に手品を教えていました。不器用な息子に、そんなことができるわけがないと思った私は、

「そんな背伸びしちゃ駄目。手品なんかやめて、いつもやってる事をやればいいんだよ」

とアドバイスをしました。すると息子は聞いてきました。

「いつもやってることって?」
「たとえば山に登るってみるとか」
「幼稚園で山には登れないでしょ」
「それなら、いつも寝る前にやっているスクワットとか腹筋とか腕立て伏せをやればいいんだよ」
「あー、それはいいね」
「いつもやってることなら、特別に練習することもないし、緊張もしないでしょ」
「そうだね」
「スクワットを40回、腹筋を30回、腕立て伏せを20回、拳立て伏せを10回。それをみんなの前でやればいい。それなら毎日やってることだし練習することもない。余裕でできるでしょ?」 
「そうだね」

 すると嫁さんが横からいらない口を出してきました。

「一人当たりの制限時間があるんじゃない?もっと少なくすれば?」
「うーん」
「(また余計なことを言って・・・・)」

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 そして当日、つまり今日の夕方。息子の知能検査の結果を発達心理学の先生に聞きに行った帰りに、嫁さんと一緒に息子を子供に迎えに行ったんですが、私は駐車場で車で待機。嫁さんが息子を迎えに行ったのですが、中々帰ってこない。こども園から帰ってこない。どうしたんだろう?と車の中で待っていたら、保育園や幼稚園の先生に呼び止められていたとのこと。どうやら、特技を披露した息子の評判が良かったようで、年中組さん達からカッコよかったと言われたらしく、先生たちにいろいろ聞かれていたらしい。

 なので息子に、どんな特技を披露したの?と聞いてみたら、スクワットを30回、腕立て伏せを10回、拳立て伏せを10回行ったらしい。それが評判良かったらしい。予定より数が減っていたのは、息子なりに時間制限を気にしたようです。やり慣れてないへたくそな手品をやらなくてよかったと、つくづく思いました。特技の紹介なんだから、毎日やってることをやるのが1番だったと思いました。

 ちなみに、息子の話によると他のお子さん達は、縄跳びとか、コマ回しとか、ピアノ演奏を披露したようです。ピアノはともかくとして、縄跳びやコマ回しは、幼稚園の授業でやっている事なんですが、両方とも息子は苦手です。つまり幼稚園では落ちこぼれている。というか親の私が興味ないので家庭ではやらせてない。

 でも登山とか、ウォーキングとか、空手・レスリングとか、スキー・スケートなら積極的に毎日やらせているので、息子の得意分野になっている。

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 自然のことや、野鳥や高山植物の知識も特技と言えば特技かもしれない。
 そういう意味では、特技なんてものは、その人の日常生活そのものだと思いました。
 日常生活と日々の生活習慣そのものが、その人の特技なんだと。


つづく。

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posted by マネージャー at 21:41| Comment(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月05日

息子も、あと1ヶ月で小学生

 息子は5歳ですが、もうすぐ幼稚園の卒園式です。 3月26日生まれなので6歳にならないまま幼稚園を卒業です。明日は、卒園を目の前にした年長組に対して、年中組のお子さんたちが、お楽しみ会を開いてくれて、何やら出し物を見せてくれるらしいです。

 実は、息子は、年長組よりも、年中組のお子さん達と、仲が良かったようです。これは、こども園と言うシステムのおかげです。こども園は、午前中は幼稚園なんですが、後から保育園になります。そして、午後の保育園になると、年齢に関係なく、全員が一緒に遊ぶようになります。

 息子が、年小組の時は、年長組のお子さん達に、ずいぶん面倒をみてもらいました。逆に、息子が年長組になったときには、年中組のお子さんたちと、いろいろ遊んでもらったようです。幼稚園が夏休みになると、こども園は、 1日中保育園になります。そうなると、年小組から年長組まで、各年代のお子さん達と一緒に遊ぶようになります。 3月生まれの息子にとって、結果的に、これが非常に良かったようで、成長が同じくらいの年中組のお子さん達と一緒に遊べるのが楽しかったようです。

 何しろうちの息子は、人より成長が遅れていたので、年中組の子と遊ぶのがちょうど良かったようです。夏休みに、私が息子を連れて保育園になっているこども園向かうと、年中組の女の子が待っていて、息子と手をつなぎながら教室に入ってきました。なんとなく気になったので、送迎のたびに見ていたんですが、よくよく見ると年中組の女の子の方が、お姉さん風を吹かせていました。息子は黙って従うように一緒に遊んでいました。

 幼稚園の最後の遠足の時、その時は私が付き添いに同行したのですが、保育園で仲良くしていた年中組の女の子が、私に挨拶してきました。その時は女の子の成長の早さに驚いたものです。うちの息子は、仲良くしているお友達の親に、挨拶できるほど人間ができていません。

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 話は変わりますが、うちの息子も、あと1ヶ月で小学生になります。小学校に入ったら、今まで以上の苦労が待っています。小学校の先生は、幼稚園や保育園の先生のように、細かく面倒見てくれません。成長が遅れている息子にとっては、これから先が試練の時です。

 幸い知的好奇心が異常に高く、勉強だけはできるんですが、コミュニケーション能力や、瞬発力や、行動の遅さ、給食の遅さ、会話力が低い。逆に言うと、子供特有な下品な言葉を使わないので、それだけは助かっています。

 運動も、登山などの持久力はあるんですが、他の運動になるとちょっと鈍い。逆立ちもできなければ、バク転もできない。球技もサッカーとドッチボール以外は苦手。スキーとスケートはかろうじてできていますが、嬬恋村では、誰もが3歳ぐらいから滑っているので自慢にならない。水泳に至っては、まだカナヅチです。足も誰よりも遅い。

 まぁ、このような結果になったのは、全て親の責任です。この結果は、ある程度予測していました。何しろ、宿屋の息子ということで、息子を育てるにあたって、いろいろな制約がありましたから。

 ちょっとかわいそうだなぁ・・・と思うような事はたくさんいました。

 私は、ファミリーのお客さんのお子さん達が散らかした積み木なんかでも、うちの息子に片付けさせています。一緒に遊んでいるからです。もちろん、息子が全く遊んでなくても、おもちゃが散らかっていたら片付けさせています。息子は、それに対して納得してないようで、
「どうして僕が散らかしてないのに、片付けなくければいけないんだ」
と、毎回泣きながら、おもちゃを片付けているんですが、あえて片付けさせています。なぜならば、宿屋の息子だからです。お客さんをもてなす立場だからです。

 泣きながら玩具を片付けているのを見ると、さすがにかわいそうだなぁと思うんですが、立場の違いというものを理解ないと、おもちゃや絵本をめぐって、どうしてもトラブルも起きてしまう。なので心を鬼にして片付けさせている。

 そのかわり、時々 、軽井沢おもちゃ王国に連れて行って、
「ここでは片付けなくていいよ、君はお客さんだからね」
と言って、さんざんおもちゃを散らかして帰ってきたこともありました。

 しかし、それも最近はしていません。軽井沢おもちゃ王国に行っても、使ったおもちゃをきちんと片付けて帰ってきてます。息子は不満そうに「よその人は片付けてないよ」と言ってくるのですが、あえてきちんと片付けて帰るようにしています。それが結果として、息子のためになると思えば、そうせざるを得ない。

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 なので息子は、5歳児らしくなかったり、年齢相応の下品な言葉を使えなかったり、年齢相応の暴力的な行動や、わがままが言えなかったりする。そういう環境下(宿屋)にいたわけですから、親としては、みていて辛かった。かわいそうだと思った。しかし、これはこれで仕方がない。そういうところで生まれてしまったわけですから。そうしてくれないと宿の集客に影響が出てくる。申し訳ないと思った。けれど、これが息子の将来にとって、良い結果をもたらすはずです。そう信じています。現に多くの御客様のお子さんと仲良くなっている。これが将来の財産になるはずです。今は苦しくても・・・。

つづく。

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posted by マネージャー at 22:21| Comment(2) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月04日

北軽井沢は、ガンガン雪が降っています

 北軽井沢は、昨日の夕方から、ずっと雪が降り続いています。今日もガンガン降っています。このままだと、明日の朝までにかなりの雪が積もっていることでしょう。天気予報を見ても、ここ1週間は雪が降ったりやんだりの状態のようです。

 ここまで書けば、わかるかと思いますが、ノーマルタイヤで北軽井沢に来るのは非常に危険です。実は、ここ数週間、何人ものお客様が、予約を直前キャンセルする事態が起きています。理由は、ノーマルタイヤ。けれど直前にキャンセルすれば、キャンセル料もかかります。こういうことがないように、ノーマルタイヤのお客様は、事前に電話で雪の状態を聞いてください。例年通りなら、 3月いっぱいは、スタットレスタイヤでないと危険です。

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 もちろん、 3月になれば、溶けてしまってて路面に雪があることは珍しいです。今日降っている雪も、ちかいうちに全部溶けてしまうと思います。だから太陽があるうちに北軽井沢に来る分には問題ありませんが、深夜に到着するとなると危険です。山に降った雪が、日中の間に溶けて、道路に川のように流れていますが、それが夜になると凍結するからです。なので運転技術が未熟な方には、ノーマルタイヤの場合は危険です。だからノーマルタイヤの方は、明るいうちに北軽井沢に到着するか、それができないのであれば、予約を今一度考え直してみるべきです。

 ちなみに4月になれば、雪は降る事はほとんどありません。万が一、降ったとしても、気温が暖かいので、夜間に路面が凍結するということは滅多にありません。なので、ノーマルタイヤでもだいじょぶかと思います。もちろん天気には絶対と言うことがありませんので、天気予報の確認を十分にすることです。


つづく。

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2019年03月03日

豪華12大付録とか、豪華15大付録とかで、競っていた昔の児童雑誌

 私が子供の頃は、子供向けの雑誌がたくさんありました。小学館のベビーブックとか、めばえとか、幼稚園とかです。小学校に入ると小学1年生から6年生までの雑誌が各学年ごとにありました。ドラえもんは、私が小学3年生の時に、小学3年生という雑誌でデビューしたものです。当時は、その他にも月刊少年少女雑誌がいくつもあり、学校では、科学と学習と言う雑誌を取り扱っていました。そして、それらの雑誌には、大量の付録が付いていたのです。それはもう、各社が競うように付録が付いていて、本は限りなく分厚くなっていました。年末になると、豪華12大付録とか、豪華15大付録とか、付録の数を競うようになり、雑誌はてますます分厚くなっていったものです。

 もちろんそれらの雑誌すべてを買ってもらえる家などありませんが、そこは友達同士で見せ合いっこしていました。お父さんが出稼ぎに出ている農家の息子さん内では、お金に余裕があったようででいくらでも少年雑誌を買ってもらえてましたから、それを目当てに、よく遊びに行ったものです。

 昭和40年代は、出稼ぎ農家の方が、一般的なサラリーマンよりも裕福だった時代でもありました。お父さんが出稼ぎから帰ってくると、ものすごく高価なおもちゃを買ってもらっていました。そういう家庭のお子さんたちは、分厚い付録が大量に付いている、少年雑誌を片っ端から買ってもらえてた。それを恨めしそうに、サラリーマンの子供たちは眺めていた。

 付録といっても、当時は法律上の制限があって、紙以外のものを付録にすることができませんでしたから、付録はすべて紙製品です。紙を組み立てて貯金箱を作ったり、紙の東京タワーを作ったりしたものですが、紙でできているというのが、ミソなんですね。廃棄するのが非常に簡単なんです。

 実はうちの息子には、こういった幼児雑誌を買ってあげてなかった。うちの嫁さんは、物が増えるのを極端に嫌うので、息子が3歳くらいまで、一切買わなかった。私もまあいいかな・・・と、最初は思っていたんですが、何か心の中がもやもやする。そのモヤモヤが、最初のうちは、なんだかわからなかったんです。

 で、息子が4歳ぐらいになった頃、そのモヤモヤの原因がわかってきた。自分が小さい頃に、親から幼児雑誌を買ってもらった時に、すごく嬉しかったことを思い出してしまった。自分が子供の頃に、本当に嬉しかったことを、自分の息子に体験させてあげてない。それに気がついてしまったんです。

 で、息子に幼児雑誌を買ってあげて、その付録を親子で一緒に組み立ててみると、喜ぶこと喜ぶこと。 5歳ぐらいの子供だと、ものを作るという作業が大好きなんですね。それも、単なる紙から精巧なロボットが完成したりすることが衝撃的なようです。

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 その上、今は昔と違って、付録に紙以外のもの(例えばモーターなど)をつけることができるようになったために、とんでもない付録がついる。紙で出来た付録を組み立てて、それが回転寿司になったり、コインゲームになったり、エアーホッケーゲームになったり、クレーンゲームになったり、ボーリングゲームになったり、ガチャポンになったりする。これで夢中にならない幼稚園児がいるわけがありません。

 しかし、こんなに凄いのに、幼児雑誌が売れてる気配がないんですね。出ていれば、小学館の小学2年生から小学6年生まで廃刊になるわけがないからです。昔大量にあった、『冒険王』などの月刊少年雑誌もすべて廃刊になっていますから、やはり売れてる気配がない。

 逆に売れてるのは、進研ゼミの『こどもチャレンジ』のような通信教育。教育熱心な親が、子供に読ませたい通信教育。幼児の頭を良くすることに特化したような教材ばかりが売れています。そして既に完成された教育教材を幼児に渡すわけです。作るという作業のないもの。完成されたプラスチックの教育教材ばかり。

 どうやら紙で出来た付録で工作するという昔ながらのものは、時代遅れなんでしょうかね。


つづく。

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posted by マネージャー at 17:04| Comment(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月28日

かこさとし(加古里子) からすのパン屋さん

 息子のやつは、テレビは見ないのですが、幼児用の学習雑誌や絵本ばかり読んでいました。特に絵本作家・加古里子の作品にでてくるキャラクターが大好きみたいで、図書館で毎回のように加古里子の本ばかり買ってきます。中でも『からすのパン屋さん』と『どろぼうがっこう』が、 1番のお気に入りのようで、幼稚園で3回。図書館で20回ぐらい借りています。

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 実は息子を寝かせるのは、私の役目で、私は息子が寝る前に2冊から3冊の絵本を読み聞かせるんですが、絵本の大半が、加古里子であり、それも何度も同じものを読まなければいけないので、内容の大半を覚えてしまいました。で、息子にとって加古里子のどこが面白いのか、非常に不思議です。というのも加古里子の本は、非常に昭和っぽいからです。それも昭和30年代ぽい。とてもじゃないけれど、おしゃれなメルヘンチックな本では無い。平成のお母さんが、これを好んで子供に読み聞かせをするとも思えない。そんな本を息子はこよなく愛するのです。

 加古里子という絵本作家は、絵も文章も書きます。絵は非常に緻密に書かれてあるのですが、やぼったく古臭い絵です。どうしてだろうと調べてみたら、この人は元々作家志望の人ではなく、単なる子供好きのおじさんで、昭和30年ごろに子供会などで自作の紙芝居を次々と発表し続けていた、物好きなオッサンでした。

 昭和30年頃といえば、まだ家庭にはテレビもない時代で、子供たちは空き地にやってくる紙芝居おじさんに群がり、飴玉の1個も買っては、紙芝居に群がる時代でもありました。この時代はまだまだ貧しい時代だったので、飴玉の5個も買えない子供たちは、唯一の娯楽である紙芝居を見ることもできませんでした。

 それを不憫に思った加古里子は、教育的な紙芝居を作って、公園で無料で紙芝居を行うんですが、子供たちは見向きもしなかったそうです。たとえ有料でも、プロの紙芝居おじさんの方が人気だったようです。

 おまけに当時の子供たちときたら、トンボがくれば、トンボのほうに行っちゃう。なので、加古里子の紙芝居は、いつも子供がいなくてガラガラだったそうです。有料の紙芝居の場合は、お金がかかっていたら、トンボが来ても紙芝居を見終わるまで動かなかったそうです。

 そこで加古里子は、子供たちに逃げられないような紙芝居を一生懸命に研究して発表しているだそうです。そのせいか、加古里子の絵本は、常に子供目線です。そのために『どろぼうがっこう』のように、ちょっと下品なところもありますが、その辺が、長年にわたって子供たちに支持されてきているところなのかもしれません。

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 ちなみに加古里子くらい大量の絵本を出版してる人を私は知りません。その数は500冊とも600冊とも言われていますけれど、子供会で発表した紙芝居なんかを含めれば、1,000冊以上は書いているはずですから、それも凄い話ですね。惜しむらくは、去年の5月にお亡くなりになったことです。息子が大好きな『からすのパン屋さん』のシリーズをもっと出してくれるとよかったんですけれどね。


つづく。

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2019年02月27日

小学校に入学を楽しみに待っている息子

 どこの家の息子さんも同じだと思いますが、 5歳ぐらいになると、親に対して気遣いをするようになります。うちの息子もご多分に漏れず、バレンタインチョコのお裾分けをしてきました。こうなると、非常に感慨深くなります。4歳くらいまでは、煩悩の塊でしたから、成長したなぁと言う嬉しい気持ちが半分なのと、その成長がちょっと寂しいなと言う気分も出てきました。

 考えてみれば、幼稚園を卒業するのは1ヶ月後。
 4月になれば小学生。
 ちょっと寂しいですね。
 小学生になれば、ますます休みを取りづらくなります。

 息子が生まれ3歳になったとき、保育園に入れるつもりでした。といっても、ずっと保育園に預けるつもりは毛頭なくて、半分以上は休ませて、山に連れて行ったり、いろいろな体験をさせるつもりでした。ところが、少子化のあおりを受けて保育園と幼稚園が合併してこども園となり、午前中は幼稚園。午後から預かり保育というシステムになってしまいました。つまり保育園に預けたつもりが、こども園という名の幼稚園に入ってしまったわけです。

 この辺あたりから計画が狂ってしまいました。こども園といっても、午前中は幼稚園なので、子供を休ませることが難しい。幼稚園は学校教育なので教育指導要領に基づいた教育システムがあるために、子供を休ませると先生からクレームが出てきます。また、全員ないと出来ないお遊戯などをやるために、できるだけ出席してくださいと言われてしまう。

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 話は変わりますが、私はあまり学校というものを重視していません。本人は行きたくなければ、学校なんかいかなくてもいいと思っている人間です。もちろん勉強は重要だと思ってますから、教育にも力が入りますが、それは別に学校でなくても良いと思っている。

 その考えは、 30年ぐらい前から常日頃から言っていたことなので、うちの嫁さんもよく知っています。なので息子が生まれたときに、嫁さんが不安に思ったらしくて、
『まだ学校に行かなくていい思ってる?』
と不安げに聞いてきました。もちろんその考えに変わりはありません。ただし、学校に行かせないというわけではありません。行きたくなければ無理に必要は無いと思っているだけで、息子が行きたければ行けばいいと思ってる。と答えたら、嫁さんのやつはちょっと安心したようでした。

 で、息子を幼稚園にするか、保育園にするか。という点においては、迷うことなく保育園でした。保育園なら遠慮なくじゃんじゃん休めると思ったからです。ところが、保育園が廃止になってこども園になってしまった結果、息子は幼稚園に通うようになってしまったのです。そして、休むことが非常に難しくなってしまった。

 その上、息子のやつは、幼稚園をいたく気に入ってしまった。午後からの預かり保育も息子のお気に入りです。近所のみんなが、幼稚園に行きたくないと駄々をこねる中、息子がニコニコと幼稚園バスに乗ってきます。友達に恵まれたのか、先生に恵まれたのか、それとも好奇心が強いためか、幼稚園が大好きなんです。 3日ぐらい休ませて、北アルプス縦走に連れて行ったり、佐渡島に連れて行ったりすると、
「明日は幼稚園に行きたい」
と言い出します。こうなると私も、行くなとは言えないので、早めに切り上げて北アルプスの縦走路から下山する羽目になります。

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 話わかりますが、嫁さんのやつは、私が大量の絵本を買ったり、息子の幼児教育雑誌を買ったりする姿を見て、私が常日頃から『無理して学校なんかに行かなくてい』と言っていたこと、矛盾しているように思っていたようです。

(関係ないですけれど、最近の幼児教育雑誌は、すごくレベルが高いです。付録に実際に動く回転寿司のおもちゃなんかがついている。もちろん、全部紙で出来ているのは、昔の雑誌と同じですが、レベルが異状に高い。大人が一緒に作らないと完成しないし、不器用な大人だったら確実に苦戦するレベルのものが付録になっている。そういうものを買って息子と一緒に作るんだけれど、この付録が増えていくと、嫁さんが嫌がるのです。)

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 嫁さんは、学校というシステムが好きなようなんですね。私は、過去の自分の体験からして、あまり学校に対して過度の期待を持っていません。嫌なら無理して学校に行かなくて良いと思ってる。しかし勉強しなくていいとも思っていません。むしろ逆です。知育・徳育・体育はとても大切だと思っている。無理して学校に行かなくて良いけれど、勉強はとても大切だと思っているから、絵本や幼児教育雑誌に金を惜しむつもりは毛頭無い。

 そんなわけなので、もし息子が小学校に入ったら、夫婦の間の価値観の違いで、意見が対立することが出てくるかもしれません。ただし、その可能性も低そうです。なぜならば、うちの息子は、幼稚園も保育園も大好きだし、小学校に入学するのも楽しみに待っているみたいですから。



つづく。

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2019年02月26日

今年も、猛暑がくるのだろうか?

 もうすぐ2月も終わりですが、北軽井沢も暖かい日が続いています。そのために、毎日登っていた小浅間山に登れなくなってしまいました。登山道の雪が溶けて、水浸しになって、それが夜のうちに凍ってしまい、非常に登りにくくなったのです。仕方がないので、最近は、軽井沢まで出かけて離山を登っています。

 さすがに軽井沢の離山には、雪はありません。 5歳の息子と愛犬コロっと一緒に登っています。往復2時間のコースなんですが、息子の体力が著しく増加しているために、往復1時間で登って帰ってきます。この離山は、腐葉土が多いためか地面が柔らかく、膝にいいんですよね。頂上の眺めもよく、浅間山が丸見えです。その浅間山も軽井沢方面から見ると、雪がほとんど溶けてしまっています。温暖化現象のせいでしょうかね?

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 ところで、毎年どんどん温暖化現象が進んでいるような気がします。
 去年は、とんでもなく暑かったです。

 20年前に、宿がオープンした時に、宿にエアコンを設置しようとした時、地元の電気屋さんに
『この村にはエアコンが必要ない』
『北軽井沢でエアコンのある宿はブルーベリーYGHぐらいのものだ』
と散々 disられたもんですが、これだけ温暖化が進むと、さすがの寒冷地でもエアコンなしには考えられないようになってきています。

 うちの宿には、公共スペースに3台のエアコンが稼働していますが、去年の猛暑が、今年もやってくるとすると、もっと冷房機能を強化しなければならないなぁと考えています。そのために、なじみの電気屋さんにブレーカーの工事をやって貰いました。配電盤を交換して、ブレーカーの予備電源を10個ほど増やしました。

 これで、エアコンを10台ほど増強できるようになったんですが、設置するのはいいとして、問題は室外機です。室外機が外の壁につくとみっともないですよね。なんとかおしゃれな形で設置したいんですけれど、良い方法は無いものか?

 正直言って、北軽井沢が、ものすごく暑いのは、 1年のうちに、 15日ぐらいしかないんですよね。たった15日の猛暑のために、10台のエアコンを入れて、宿の外観を悪くするのは非常に気が引ける。コストパフォーマンスも悪い。けれど、たったの15日でも、その時に泊まりに来たお客さんにとっては、避暑地が暑かったら、それこそ詐欺だしなぁ。すごく迷うところです。



つづく。

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2019年02月21日

コストコの大型遊具を作ってみた

群馬県ユースホステル協会の援助のもとに、コストコの大型遊具を作ってみました。
夫婦二人がかりで、まる二日間かかりました。
全くの素人には無理だと思います。

まず、電動工具が必要です。
無いと作れません。
多少の英語の知識が必要です。
そして、これが一番大切なのですが、
図面を見ながら正確に作る癖のない人にはつくれないしろものです。
図面との格闘に一番エネルギーを使いました。

1.商材が届く

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2.部品の確認に3時間くらいかかる。

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3.部品番号の印刷が分かりにくくて一苦労

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4.図面と格闘しながら組み立て。
  組み立てそのものは、難しくない。
  図面との格闘と数千点の部品探しがめんどくさい。

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5.そのうち慣れてくると、組み立てが面白くなる。
  しかし、慣れるまで、まる一日かかってしまった。
  けれど、息子のテンションはあがりまくり!

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6.二日目。部品が少なくなってきて、作業効率があがってくる。

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7.一番難しかったのが、この回転滑り台の設置。うまいようにハマらなくて苦戦。

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8.ブランコを取り付けるが、これも難しかった。

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9.二日目の夕方に、なんとか完成!
  息子は大喜び!
  その顔をみただけで、苦労が報われた気がしました。
  お客さんのお子さんも、大喜び!

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作るだけなら二日がかりでしたが、この他に、片付けや、ペンキ塗りがありますから、もう二日、よぶんにかかっています。
これを作ろうと思ってる人に一言。
この遊具は、日曜大工のレベルをこえてますね。
大人一人では絶対に無理です。
二人いないと難しいと思う。

でも、まあ、子供さんは喜ぶでしょうけれど。



つづく。

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posted by マネージャー at 22:00| Comment(0) | 日記 2013以降 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月20日

茶臼山動物園 その2

 シマウマは、馬ではなくロバです。

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 カモシカは鹿ではありません。牛の仲間です。
 コンドルは、ワシ・タカの仲間ではなくコウノトリの仲間。
 さらに言うと蜘蛛は、昆虫ではなくて動物です。
 だから動物園にいても不思議はないんですが、どこの動物園にもいません。

 そんなことは、どうでもいいとして、シマウマは、ヌーたちと一緒に暮らし青い草を求めて移動します。見かけとちがって凶暴で、ライオンを蹴り殺すこともあります。もちろん人間にも慣れず、ペットや家畜にもなりません。子どもの頃から大切に育てても、年をとるにつれて気性が荒くなり、手がつけられなくなってしまい、まったくもって言うことを聞かない。 この動物園では、おとなしそうに草を食べていますが、全く大人しくない。絶対に人間の言うことを聞かないので有名な動物です。人間の指示など絶対にきかない。



 むしろロディオに向いている。
 そのくせ、本気を出したら足が速く時速60kmで走る。
 競馬馬なみに早い。地上最速のロバです。

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 上の写真は、シロオリックスです。野生では絶滅した動物です。まあ、朱鷺みたいなものです。オリックスバファローズという球団がありますが、あれはオリックスとバッファローという意味ではなくて、オリックスという会社が、近鉄バファローズという球団を買い取ってできたので、この動物とは何の関係もありません。あくまでもバファローズです。そもそもオリックスという会社の社名の由来も、その動物とは何の関係もありません。

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 これは、カモシカの行動展示。単なる崖にネットを貼って、カモシカを放し飼いにしているだけなんですが、これは良いアイデア。カモシカに檻は必要ありません。それより建物が建たないような崖に放し飼いする方が、カモシカにとって住みやすいからです。空き地の有効利用ですね。

 ちなみにニホンカモシカは、特別天然記念物。パンダに負けないくらい珍しい動物でしたが、戦前においては、繁殖も成功例はなく、動物園もサジをなげている状態でした。しかし、第二次大戦のために全国各地の動物園は、動物たちを失ってしまい、もう一度、動物を収集することになると、にわかにニホンカモシカが注目されました。ニホンカモシカは欧米の動物園ではとても珍重される動物で、入手を希望する国が多いことから、多くの貴重な動物を手に入れる可能性がでてきたからです。そういう意味でカモシカは、日本の動物園を救ってくれた救世主みたいなものです。


 これはタンチョウ鶴。

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 江戸時代の日本人は、野鳥を日常的に食べていたんですが、その中でも最も高価だったのがタンチョウヅルの味噌漬けです。これが1番高くて、かなりの大金持ちでないと食べられなかったそうです。逆に1番安かったのが朱鷺だったようで、肉が真っ赤なためにだれも食べるものがいなくて、どうしても食べるときは夜中でないと、食べられなかったそうです。私は子供の頃は、朱鷺の肉を食べたことがある老人が、まだ佐渡島にも生きていました。

 それはともかくとして、このタンチョウ鶴を捕まえるのにはかなり苦労したはずです。
 というのも、タンチョウ鶴は強いんです。
 オジロワシと戦えば圧倒的にタンチョウヅルの方が強い。
 オジロワシが殺されてしまう。

 釧路の鶴おばさんから聞いた話では、タンチョウヅルとどたかった人が何人か釧路にいるんですが、みんな肋骨を5〜6本折られているとのこと。鶴がパニックになって、人間に対して攻撃してきたら、死を恐れなければいけないらしいのです。

 そう考えると、鶴の恩返しの話は、妥当性があります。もし鶴を捕まえようとするならば、罠でなければ捕まりませんよね。逆に言うと、罠にはまった鶴を助けるのも命がけだったかもしれません。


 これはオランウータン。

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 腕力の強いことで有名で、チンパンジーやゴリラのように群れを作りません。
 逆に言えば、喧嘩をしない猿でもあります。

 昔、猿の惑星という映画があって、その映画ではゴリラが1番野蛮で暴力的に描かれており、オランウータンが知的な学者風に描かれており、チンパンジーが心優しく平和主義的にはイメージで描かれていましたが、実は1番凶暴なのがチンパンジー。仲間同士殺しあったりもするし、狩りもするので、ほぼ猛獣と言っていいです。人間の遺伝子と最も近いのが、このチンパンジー。 1番凶暴な類人猿が、いちばん人間に近い。

 猿の惑星の原作者は、1943年に日本軍の捕虜となる。翌1944年に捕虜収容所を脱走し、イギリス軍の水上機で脱出。その時の体験をヒントに、猿の惑星を描いたらしい。それを前提にあの映画を見ると、彼ら(差別的な白人)の感情がよくわかります。



 第二次大戦前までは、彼らは私たちを猿だと思ってたわけです。で、そんな彼らはチンパンジーにシンパシーを感じている。ゴリラを野蛮。オランウータンをずる賢いと思っている。もういちどリメイク版でない『猿の惑星』を見ると、彼らの差別意識がみえてきます。


アフリカタテガミヤマアラシ。
アニメ『けものフレンズ』で大人気となりましたね。

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アニメ『けものフレンズ』で、どこの動物園でも大人気の動物ですが、
動物園によっては擬人化を嫌う人たちがいます。
ピッキオなどの自然ガイド団体などは、擬人化を非常に嫌う。

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私は擬人化はありだと思っています。
いくら理想論を言ってみたところで、まず動物に子供たちが
「ふれあいたい」
という気持ちが起きない限り、始まらないからです。
だからアニメ『けものフレンズ』は大歓迎です。
しかし茶臼山動物園では、擬人化を否定的に捉えているようで、
ここには『けものフレンズ』がありませんでした。

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この動物園の最大の見物は、このレッサーパンダ。行動展示が素晴らしくて、目の前をちょろちょろとレッサーパンダたちが歩いています。このように至近距離で写真が撮れるのが嬉しいですね。これぞ行動展示の見本と言う感じです。

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 ここレッサーパンダはイタチの仲間で、ジャイアントパンダと同じようにタケを食べます。もちろん小鳥などの小動物も食べることがあります。このレッサーパンダは、全世界で飼育されているレッサーパンダの約1/3が日本にいます。つまりカモシカと同じように、日本の動物にとって有力な武器となり得る動物です。息子が1番喜んでいたのが、このレッサーパンダの行動展示でした。

 1時間という短い時間でしたが、息子による解説してあげたら、どうやら動物に興味を持ったらしく、図書館に行ったら動物図鑑ばかり借りてくるようになりました。それまでは、すぐに終わるような絵本の読み聞かせを寝る前にしてあげてなのですが、動物図鑑では、簡単に読み聞かせは終わらないために、しばらくのあいだ間は大変でした。毎晩動物ネタを語らなければいけなかったからです。


つづく。

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posted by マネージャー at 16:04| Comment(0) | 長野県&長野市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする