アニメと言えば、ディズニー。ディズニーほど無数の名作アニメを作った会社を私は知りません。私が生れて初めて見たディズニーアニメは『白雪姫』でした。私は、このアニメが戦前(昭和12年)に完成していると知って驚いたことがあります。さすがアメリカです。文明の水準が違っています。ところが、これをいさぎよしとしなかった者がいました。戦争直前の日本軍です。日本軍は『白雪姫』に対抗して『桃太郎の海鷲』という作品を作りました。
どんな作品かと言いますと、桃太郎が航空母艦を指揮して、敵の鬼たちの軍艦をかたっぱしから沈めてしまうという作品でした。戦闘機を操縦する犬たち。爆撃機を操縦する猿たち。雷撃機を操縦するキジたち。彼らの活躍で敵艦隊を次々と撃沈していきます。おまけにディズニーも真っ青のミュージカル。
すごいですね。
あきれますね。
あれだけ物が不足している戦争中に、こんなアニメを製作してしまう日本軍に敬意を払いたいと思います。『桃太郎の海鷲』は、決して『白雪姫』に技術的に負けていません。ただ、残念なことにこのアニメは、『白雪姫』に比べるとまるっきり面白くなかったという致命的な弱点がありますが・・・・。
脱線しますが、第二次大戦中の日本軍の戦車は、世界一の高性能兵器だったらしいですね。エンジンは空冷ディーゼルエンジンで、各種の最新技術をもっていたそうです。ただし、残念なことに世界のどの戦車と戦っても負けるという致命的な欠陥があったそうですが・・・・・。
話を戻しましょう。
ディズニーは、第一作の『白雪姫』で完結してしまった。
それほど完璧なアニメーションを作ってしまった。
そのために『白雪姫』を越えるアニメを作れてない。
そんな感じがします。
歌あり。
笑いあり。
そしてハッピーエンド。
子供用アニメーションの王道を走っているのが『白雪姫』です。ちなみにディズニーは、『ピノキオ』『バンビ』『ダンボ』といった名作を発表していますが、これが全部、戦前(または戦争中)に公開されています。
どうでもいい事ですが、ディズニーランドが大好きという女の子の大半がディズニーアニメを見てなかったりしますね。これは、どういうことなんでしょうかね? 自慢じゃないですが、私はディズニーアニメを全部見ているのにディズニーランドに行ったことがないですよ。それから寅さん映画を全部見ているのに、松竹映画博物館にも行ったことがないです。時代劇が大好きだけれど、日光江戸村に行ったこともありません。 それはいいとして、私は派手なディズニーアニメより、地味なソ連アニメの方が好きですね。『雪の女王』や『せむしの子馬』なんかが好きです。まだ見てない人は、ぜひ見てください。泣けます。感動します。
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