と、書くとシルマン伝に続いて、また出したんかい?と訝しがる人もいるかもしれませんが、実は、このスノーシューの本は、シルマン伝とセットで作ったのです。
まあ簡単に経緯を言いますと、リヒャルト・シルマンという明治7年生まれの偉人は、「歩く」ということに拘った人なのですが、この「歩く」という行為を現代におきかえるのは、ちょっと難しいと感じたので、いまはやりのスノーシューの入門書も一緒に作って、「歩く」をテーマに旅論を語った本を出し、リヒャルト・シルマン伝とセットで出したいなと考えたしだいです。まあ、それはともかくとして、今回は、スノーシュー本の紹介だけしておきます。
本のタイトル
『スノーシューで雪遊びしよう』
単行本 四六判 160ページ
出版社 パレード
発売日 2006/12/20
著者 佐藤智・土井健次・
武馬利江・三苫かおり・
根来佐久子・佐藤智子
価格 1500円+消費税80円
ISBN 4-434-08704-5
内容
スノーシューを一言で言いますと新しいスタイルの「カンジキ」と考えると分かりやすいと思います。ただ、カンジキと違うところは、カンジキが、雪を踏みつけ、雪をかき分けながら歩くのに対し、スノーシューは、雪の上を浮くように歩く点です。つまり、カンジキは靴の付属品のようなものであり、スノーシューはスキー板のように、雪に対して浮力をたもてる器具となっています。
本書はスノーシューを使って気軽に旅をする人のために書かれてあります。いわゆる初心者向けに書かれていますが、章を追って読むと冬山登山のための高度な技術にも多少ふれています。
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