伝説のフードファイター
世界には、科学ではわりきれない不思議な事件がいっぱいあります。
今日は、伝説のフードファイターのことを紹介します。
「ライダーさんは、大食いです」
と書くと、かならずライダーさんから反論されます。
「ライダーは、体力を使わないから大食いではない」
「ライダーは、むしろ小食である」
しかし、どんな反論も宿屋を前にしては
空しいだけですよ。
なぜなら、ライダーさんがいる時は、
ライダーさん一人あたり一合以上を炊かないと
間に合わないからです。
いっておきますが、一合というのは
お米のことですからね。
仮面ライダー1号の1号
のことではないからね。
お米1合のことです。
ちなみに、
女性客なら0.5合
男性客なら0.7合
子供さんなら0.3合
で、御飯が余るのが普通です。
しかし、ライダーさんが10人いたら
10合、つまり1升炊くようになります。
まあ、それは良いとして、
世の中には例外というものがあります。
ライダーさんでも小食な方もおられますし、
逆に大食いのライダーさんもおられます。
今日、お話しするのは、
伝説のフードファイターという
都市伝説のお話です。
都市伝説とは、口伝や伝承の一種で、
特に近年に生まれたものをいいます。
一種の現代版民話ですが、
パターンとしては、
「友達の友達」
などの身近な人に起こった真実として語られ
事実に即した生き生きとしたものになっていますね。
「もしかしたら本当に起こったのかもしれない」
と思わせるのが都市伝説です。
どうでも良いことですが、
田舎の伝説であっても
都市伝説と呼ばれるのは何故でしょうね?
それは、ともかくとして、宿業の中にも
いくつもの都市伝説があります。
その中で、まことしやかに伝えられるのが
伝説のフードファイターのお話でした。それは、
1.痩せた若い絶世の美女である
2.一人で3合以上食べる
3.場合によっては、5合食べることもある
4.ライダーさんである
というもので、その人が泊まると、
全員の御飯が足りなくなり、
厨房が大パニックになる
という都市伝説です。
最初、この話を聞いたとき、
「そんな奴、いねーよ」と全く信じませんでした。
痩せた若い絶世の美女が、
マンガ日本昔話盛りで
5杯もおかわりするわけねーだろう!
そんな奴、この世にいねえよ!
だいたい、うちは、スタッフのまかないも
一緒に炊いてているから、
足りなくなることはないんだよ!
と、たかをくくっていました。
すると、食堂から、こんな声がしたのです。
「すいませーん、御飯なくなったんですが」
「あ、炊飯器が3つあるので、他の炊飯器でおかわりしてください」
「3つとも空なんですが・・・・」
「え?」
その日の御客様は、15人。
ほぼ全員がライダーさんだったので
炊いた御飯が18合。
絶対に足りないわけがないのです。
そこに、スタッフからトドメの声が
「佐藤さん、まだ、到着してない
ライダーさんが、6人いるんですが」
「
え?」
「つまり、9人で18合を空にしたっていうのか?」
「今から米を研ぎ直しますか? また6人が到着してませんので」「・・・・」
「どうしたんですか?」
「伝説は、本当だったんだ」
「はあ?」
「今日の御客様に痩せている美女ライダーがいなかったか?」
「え? ええ・・・・」
「やっぱり」
その後、到着してない6人のライダーさんのぶん、
9合の米を炊きましたが、
それさえアッという間に売り切れました。
まだまだ世界には、科学ではわりきれない
不思議な事件がいっぱいあります。
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人気blogランキング追伸結局、炊いた総計は27合。
御客様は15人いたので
御客様一人あたり約2合の計算。
しかし、全員が2合食べたとは思えない。
一人で、1升くらい食べた奴が絶対にいるはず。
名乗りでれば、
ブログで紹介しますよ!
posted by マネージャー at 20:00|
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