写真の少女は?
ひなちゃんでした。
これは、ひなちゃんのお父さん。
お父さんは、娘さんに日本的な名前をつけたくて
ひなちゃんという名前にしたそうです。
素敵ですね。
そういえば
「ひなちゃん」
と言えば、橋田壽賀子の長寿番組
「渡る世間」に出てくるのも「ひなちゃん」でした。
今日は、脚本家の橋田壽賀子について、少しばかり語ってみましょう。まず、この方は、朝鮮半島のソウル生まれです。しかし、育ちは関西で、戦後に松竹に入社してシナリオライターになった方です。
そして、ここからが面白いのですが、一度、筆を折っているのです。原因は、結婚でした。
橋田さんの御主人は、TBSのプロデューサーで、作家を辞めるのを条件に橋田さんと結婚したのです。もちろん橋田さんも異存はありません。何故ならば、橋田さんの夢は専業主婦になることだったからです。
(でなければ家政婦になりたかったらしい!)
橋田さんは家事が大好きだったんですね。
それから旅も好きな橋田さんは、ユースホステルのマネージャーにもなりたかったらしく、ヘルパーさんと一緒にユースホステルの大掃除も喜んでやったようです。
ところが運命は、不思議です。
結婚した橋田さんには、子供が出来なかった。TBSのプロデューサーの御主人も、忙しすぎて中々家に帰ってこなかった。食事を作って待ってても御主人は帰ってこない。
暇を持て余した橋田さんは、御主人の前では絶対に原稿用紙を広げないという約束で、またシナリオを書き始めました。
と言っても、専業主婦でもあるし、
生活は安定しているので、自分の信念を曲げてまで
プロデューサーに迎合はしなかったそうです。
まあ、趣味で原稿を書き始めたんですね。
すると、
あらあら不思議、橋田さんの書くものが
次から次へと高視聴率をとってしました。
やがて御主人が定年退職となり、
今度は御主人が橋田さんのマネージャーになります。
しかし、その数年後に癌で御主人は無くなります。
財布は全て御主人が握っていたので、
橋田さんは、お金に困って葬式さえも出せなかったそうです。
「ひょっとしたら借金があるのか?」
とさえおもったそうです。
しかし、貸金庫のキーを見つけて、銀行に行ってみると
御主人は「橋田壽賀子財団」を作ろうとしていたらしく
3億ちかくの財産をため込んでいたらしい。
これに驚いた橋田さん、亡き御主人の遺志をとげようと、
「橋田壽賀子財団」を設立しようと奮闘するのですが、
どうしても1千万くらいの資金が足りなかった。
困った橋田さんに助け船を出したのが、TBSで、
TBSが、金を貸してくれることになったのです。
ただし、担保に
「1年間の連続ドラマを書くこと」
という条件付で。
その条件で書いたのが
「渡る世間は鬼ばかりシリーズ(1990年〜)」
でした。
つづく
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人気blogランキング江成君に似ているお父さんと、ひなちゃん。
posted by マネージャー at 03:31|
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