sola なにを隠そう私は、怪奇ミステリー好きです。子どもの頃は、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズに夢中になり、角川映画とともに横溝正史シリーズを読みふけり、NHKの少年ドラマシリーズに熱中し、SFの早川文庫を読みあさったものですが、最近は軽井沢のセンセイが出現してくる浅見恒彦シリーズに夢中になっています。
怪奇ミステリーのどこが、良いかといいますと、その非日常性にあります。そういう意味では、SFも大好きですし、特撮映画も大好きです。もちろんSFアニメも子どもの頃から大好きでした。また、NHKの少年ドラマシリーズは、死ぬほど熱中しました。
熱中した理由は、自分と同じくらいの歳の少年が主役で、しかも事件に巻き込まれて、大人と対等にわたりあっていくからでした。これが青春ドラマと違うところで、青春ドラマの場合は、「大人はわかってくれない」という幼児的なテーマにはしりがちであるのに対して、少年ドラマシリーズは、その逆で、「大人をおしのけて大人と対等に事件を解決していく」というパターンであったところが、子供時代の私をドキドキさせたものでした。
少年が背伸びして大人の仲間入りするドラマ。
普通ならありえません。
でも、怪奇ミステリーやSFとなるとアリです。
これは大人でも一緒で、平凡な大人が大活躍できる設定は、
怪奇ミステリーやSFです。
そういう意味で『フック』なんかよかったですね。
ところで、
sola(空)という怪奇ミステリーアニメを見たのですが、面白かったですね。「真月譚・月姫」に似た怪奇ミステリードラマです。このアニメも、例にたがわず残酷さが鼻につくのですが、「真月譚・月姫」よりも、爽やかなドラマです。
この作品のおもしろさは、
1.悪役がいない
全員が善人なのに互いに戦わざるえない
スーパーヒーローがいない
2.空を撮影することが大好きな主人公であり
それが重要な伏線となっている
3.空をみることができないヒロインがいる
空をみると死んでしまう
だから必死になって空を見せたがる主人公がいる
ところです。完全に勧善懲悪パターンから抜け出ているところが面白かったですね。このへんは『ひぐらしの鳴く頃に』に似ていますが、結末は、いがいな方向に。
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posted by マネージャー at 07:43|
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