夏の反省2 ある事情
続いて悪かった点です。
1.
(つづきです)
本当は、全館禁煙にしたいところですが、
ある事情があって、その決断がつきません。
その事情とは・・・・?
実は、北軽井沢ブルーベリーYGH は、
過去に全館禁煙にしたことがありました。
理由は、私がタバコアレルギーであるためです。
実は、私は、タバコの吸い殻を触れないくらいの酷い タバコアレルギーです。でも、仕事でタバコの吸い殻を始末しなければならないので、そういうときは、顔を背けて息を止めて始末しています。それでも時々、嘔吐します。ゲロをはいてしまいます。つまり私くらいタバコが嫌いでタバコを憎んでる人間はいないんじゃないかと思っています。だからオープンして間もない頃は、全館禁煙にしたことがありました。ホームページにも、それを堂々と書いたことがありました。
ところがです、2つの困った問題がおきました。
全館禁煙にすると、それを信じて、私のようなタバコを憎んでるタバコアレルギーの人間が泊まりに来るのです。そして、少しでもタバコのにおいがすると、強いクレームをだしてくるのです。
「約束が違うではないか」
と。もちろん、全館禁煙なので、館内でタバコを吸っている人はいません。皆さん、外で吸われています。ところが、いくら外で吸われていても、服や体にタバコ臭が残ります。それがタバコアレルギーの人間には我慢ならないのです。この気持ちは痛いほどわかります。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、タバコアレルギーの人間にとっては、タバコは、ほんとうに憎むべき存在なのです。
これがペンションやホテルなら問題ないでしょう。個室ですから。でも、ユースホステルは相部屋なのです。もし隣のベットにバコのにおいがする人間が、寝ていて服や体にタバコ臭をプンプンさせていたら、タバコアレルギーの人間にとっては最悪なのです。
だからこそ、彼らは、全館禁煙の宿を求めてさまようわけですが、全館禁煙の宿といっても、宿のマネージャーまでが、タバコアレルギーであるとはかぎりません。いや、むしろ喫煙者であるケースが多いのです。
ユースホステルのマネージャーの会議の後、飲み会に行くと、禁煙テーブルと喫煙テーブルに分かれますが、喫煙テーブルに陣取るマネージャーの数が多いのです。全館禁煙であっても、喫煙マネージャーがタバコ臭をプンプンさせていたらタバコアレルギーの人間は泊まりにいきません。だからタバコ嫌いの私の宿にタバコアレルギーが押し寄せてきて
「宿のマネージャーまでがタバコアレルギーである北軽井沢ブルーベリーYGHが全館禁煙であると知って泊まりに来たのにタバコの臭いがする。どうしてくれるんだ!」
というクレームをもらうはめになる。そして満室であっても
「部屋を変えろ」
「あの人間を遠ざけろ」
「ツアー中も禁煙にしろ」
と、お叱りをうけてしまうのです。
しかし、私としては、ルールとマナーを守っている人間を排除するわけにはいきません。だいたい、そんな事を聞いていたらルールとマナーを守っている人たちが激怒すると思います。そこで泣く泣く全館禁煙の看板を外さざるをえなくなりました。タバコ撲滅を完璧に要求されるために全館禁煙の看板を外したのです。しかし、全館禁煙の看板を外した理由は、それだけではありません。もっと困った問題に悩まされたからです。
その、もっと困った理由とは・・・・・・。