2008年09月10日

幻の蝶を求めて2

幻の蝶を求めて2

浅間高原は、蝶の多いところです。最初は興味の無かった私も、その圧倒的な数の多さに、しだいに魅せられていく自分自身がいることに気づきます。

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 これは、蝶マニアの間で大人気のアサギマダラ。美しいですよね。

 でも、この美しさが曲者なのです。
 この美しさは、毒を持っていることを敵に知らせる警戒色なんですよね。

 アサギマダラは、ヒヨドリバナ、フジバカマといった、毒がある密ばかり吸うんです。そして全身を毒のかたまりとして、敵から身を守っているのですね。きれいな蝶には毒があるのです。

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トンボも多かったですね。
浅間高原のトンボは、なぜか逃げません。

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 とにかく蝶の多いこと、多いこと。アサギマダラも、けっこういました。アサギマダラは、春の北上、秋の南下を繰り返す「渡り蝶」なのですが、 2000年に台湾台北市でマークされた2個体が、鹿児島県と滋賀県でそれぞれ再捕獲されていますから、すごい移動範囲です。

 夏には標高1000m付近の高地帯をさまようことが最近の調査でわかってきています。ちなみに、この写真撮影地区は、標高1600メートルぐらいですから、かなりの山奥です。

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ここで熊の寝床を発見。
そのうえ藪が揺れているのまで発見。
熊の個体までは確認できていませんが、
熊に間違いないでしょう。

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これが熊道です。
道にそってラズベリーがはえています。

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というわけで、ここらで撤退し、登山ツアーに向かうことにしました。


つづく

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posted by マネージャー at 17:29| Comment(3) | TrackBack(0) | 自然−昆虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする