自分には何かが足りないと感じてはいましたが、
その足りないものを発見するきっかけを作ったのが
塩野七生の『ローマ人の物語』および、
彼女が書いた膨大な著作集でした。
これを読むまで、ローマの将軍も、ナポレオンも、
どうやって兵士を動かしていったのか、
何も分かってなかったんだなあと思いました。
また、王政・共和制・帝政の違いもわかってなかったし
言葉がいかに大切なのか、
どうして彼らが発音にこだわったのか
わかってなかった。
逆にいうと、彼ら(西欧人)も、
東洋を漢文化圏を理解できてない可能性があるかなと。
そんなことを、パンツで浴槽に入ってくる
外国人をみながら考えていました。
そして、パンツのまま風呂に入る外人に言ってやったのです。
「おまえらは、どうしてパンツのまま風呂に入るのだ? どうしてスッポンポンになれないのだ?」
「だって恥ずかしいじゃないか」
「ローマ人を知っているか?」
「うん」
「おまえらの文化の原点だよな」
「うん」
「そのローマ人たちは、日本人以上に風呂好きだったが、パンツのまま風呂に入らなかったぞ」
「オーケー、パンツを脱ぐことにするよ。しかし、おれの質問に答えてくれ、日本人は、なぜ、すっぽんぽんで平気でいられるのだ?」
この後に、言語と文化の戦いが待っていた。
私は、この苦しみを2時間も味わった後、
もう二度と彼らに日本文化を説明する気にはなれなかった。
こんなにエネルギーの消耗することはないのだから。
結論、自分は国際人にはなれない。
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