2009年07月06日

業界裏話7

6.お茶会に参加する。

 人気ユースホステルの大半には、お茶会(ミーティング)というものがあります。北軽井沢ブルーベリーYGHにも、21時30分から23時の間にあります。どうして、ユースホステルに、お茶会(ミーティング)があるかと言いますと、これにも、きちんとした理由があるのです。

 ユースホステルの御客さまの主力は、一人旅の御客さまです。定員20人の宿なら20回の電話がかかってきます。これがペンションだと、5人家族が4組で20人だったりするので4回しか電話がかかってきません。つまり、ペンションの場合は、4回の道案内と、4回の受付と、4回の観光案内だけで良いのです。駐車場も4台分あればいい。

 だけど、ユースホステルの場合は、20回の道案内と、20回の受付と、20回の観光案内が必要になるので、観光案内だけでも、まとめて1回だけで行いたいのです。で、考え出されたのが、お茶会(ミーティング)というシステムです。21時30分頃を、お茶の時間に設定し、御客さまの質問を受け付けたりするのです。

 しかし、このお茶会(ミーティング)というシステムをはじめてみると、見知らぬ人どうしのコミュニケーションの場になってしまいました。お茶会(ミーティング)が、いわゆる社交場になってしまったわけです。

 ユースホステルといっても、いきなり知らない人に、声をかけるのは、気が引けるものです。ところが、このお茶会(ミーティング)に参加すると、不思議に知らない人とコミュニケーションがとれるのです。どんな無口な人でも、どんな人見知りの方でも、非常に簡単にコミュニケーションがとれる。こっちが黙っていても相手から話しかけてくる。

「うざいなあ」

と思ったら部屋に戻ればいいだけだし、隣の人が気に入らなければ席を変えれば良い。よーするに自由な雰囲気なので、気安く参加できます。それでも不安な場合は、宿主(マネージャー)や、宿のスタッフの隣に座ることです。何かあったら宿のスタッフが、何かと対処してくれますから。

 で、ここで、御客さま自身の手によって、
 お茶会を円滑にする、極意を
 伝授しましょう。

 差し入れを出すのです。


 それも宿のマネージャーに出すのではなく、お茶会(ミーティング)の場で、他の御客さまに出すのです。ただ、気をつけなければ、いけないのは、宿によっては、持ち込み禁止の宿があるんです。だから、宿のマネージャーの了承を得てください。

 ブツは、大したものでなくていいですが、
 珍しいモノ
「限定版**」
「御当地名物」
 というものが、他の御客さまの感動をよびます。
 北軽井沢ブルーベリーYGHでは、
 それで盛り上がる例をよく目撃してます。

以下、つづく

↓ブログ更新を読みたい方は投票を

人気blogランキング


posted by マネージャー at 14:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする