2009年07月25日

黒斑山ハイキング4

黒斑山ハイキング4(最終回)

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ここには、天然カラマツがたくさんあります。
天然カラマツは、浅間山系・白根山系にしかない
貴重なものです。
あとは、全部、植林です。

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キスゲも花をつけましたね。

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みなさん、お疲れ様でした。

ところで、今回、黒斑山に登ったのには理由があります。
鹿児島の離島で遭難してしまった
アーノルドさんに、
浅間山を見せるためなのです。

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トムラウシ遭難事故は、痛ましかったですが、アーノルドさんも、鹿児島の火山で遭難してしまった。火山オタクだったアーノルドさんは、生前、しきりと浅間山に登りたがっていましたが、噴火中だったので私たちが
「死ぬぞ!」
と脅して、絶対に登らせなかった。


で、あきらめたアーノルドさんは、単独で三宅島にいったり、
鹿児島の火山にでかけ、鹿児島で遭難してしまった。

http://kaze3.seesaa.net/article/119648594.html
http://kaze3.seesaa.net/article/119827141.html

で、今回は、お亡くなりになったアーノルドさんが、生前、あんなに見たかった浅間山を見せてあげるためにアーノルドさんの写真をもってみんなで、黒斑山に登るツアーだったのです。

これは、その時の様子!

rrr-2681.JPG

拡大すると

IMG_2681.JPG

真ん中の女性が、ノートを持ってますよね。
そのノートの下の方に、
アーノルドさんの写真があります。
わかります?

IMG_2680.JPG

拡大すると、この写真がみえるはず。

rrr-2682.JPG

今回のツアーは、このアーノルドさんの写真に、
浅間山を見せてあげることだったのです。

アーノルドさん、あれが浅間だよ!
見えているかい?


IMG_7987.JPG



追伸
このノートは、北軽井沢ブルーベリーYGHの受付に置いてあります。
誰でも読めますから、興味のある方は、どうぞ。

合掌。

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posted by マネージャー at 02:15| Comment(6) | TrackBack(0) | 浅間山・黒斑山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

トムラウシ山遭難事故に思う7

トムラウシ山遭難事故に思う7
続きです。

55-5-9.jpg


今回の事故から何が学べるか?

1.事前にガイドの経歴を聞く
2.事前にガイドの装備を聞く

これにつきるのでは、ないでしょうか?


1.事前にガイドの経歴を聞くについて

 今回の事故を思うと、トムラウシ山を経験したことのあるガイドが、たった一人だった。それも5回しか経験がなかった。そのうえ凍死についても、低体温症についても分かってなかった。だから川の中を渡渉してしまった。こういう悲劇を繰り返さないためには、最低でも10回以上、トムラウシ山を経験したことのあるガイドが、2人以上いないツアーには参加しないことですね。

 あと、ガイド会社によっては、ガイドの指名ができるんです。
 これはと思う人を指名するのも手かと。

 それに、そういう会社なら、競争原理が働いて
 変なガイドは少ないと思います。




2.事前にを聞くについて

 これは逆だろう? 参加者の装備だろう?と思うかもしれませんが、ガイドの装備についても、参加者は把握しないとダメだなというのが、私の感想です。トムラウシ山遭難事故に思う3にも書きましたが、いくらなんでも

あのテントは、ないだろう!

と。どうみても、山用テントじゃないでしょう。
少なくとも台風の山に持って行くテントではない。
あれでは、風速25メートルのふきっさらしで
ビバークなんて無理ですよ。

だから、ガイドたちの選択肢が狭まった。

そして一人死なせた。

しかし、その後の判断を間違えなければ、
死者は、たった一人だけだったもしれない。
残念です。


あと、アマチュア無線を持ってるかどうか?
(ここ、重要です! すごく重要です)
(無線を持ってなかったらモグリです)
(ガイド会社の姿勢を疑って良いです)


最低でも防水の携帯電話を持ってないとダメ。
別にGPSがついてなくてもいいですから。
出発前にガイドに提示をさせ、
緊急時の連絡方法を確認すべきですね。

連絡が早ければ、自治体が動いて、
自衛隊の出動命令が出しやすくなります。
(自衛隊は、自治体の要請なしに動けない)



あと、某掲示板に、週刊文春 (7月30日号)の記事が載ってました。
引用して紹介します。以下、引用。

************************************************************

>一行は、天候が悪かったため30分遅れで出発した。他の客からは
>「やめたほうがいいのでは」との声も上がったという。だがメインガイド(多田)は、
>「昼から天候は回復する」と話し、決行が決まった。

>一行は、ヒサゴ沼から稜線に出ると、強風に煽られ、転ぶ人が続出した。風が強くて
>立っていられないんです。先頭のガイドの声が聞こえなくて。それをサブガイド(松本)が
>『風が強く吹いたら、とにかくしゃがんで』と繰り返していました」(真鍋さん)

>通常なら三時間程度で到着するはずの北沼まで、六時間近くかかった。
>「北沼付近で女性一人が寒さで歩けなくなってしまい、みんなで一時間半ほど待っていました。
>吉川ガイドに『どうするんですか』と聞いたら『様子を見る』と。私が大声で
>『遭難しているんだから救助を要請しないといけない。どうするか決めなあかん』と言いました。
>するとメインガイド(多田)が『歩ける人だけで先行します』と決めた」(戸田さん)

>一行は正午ごろ、動けなくなった女性と、付き添いの吉川ガイドを残して再出発。
>先頭に立ったサブガイド(松本)が「ついてこいよー。間をあけないで。早くこいよー」
>と声をかけた。しかし歩みの鈍る客が増えていく一方だった。

>北沼の南側あたりで動けなくなる客が続出。メインガイド(多田)は結局、
>サブガイド(松本)と10人の客を先行させることに。「メインガイドがサブガイドに、
>『十人を責任を持って下山させてくれ』と言うと、サブガイドは『一番体力があるのは
>あなたのほうだよ』と答えていました。サブガイドは川で水に浸かってしまったようで、
>少し元気がなかったのです」(戸田さん)

>この後、女性客は先を急ぐサブガイドに追いつけなくなっていた。
>「サブガイドは怒りながら『早くついて来なきゃダメだ』と言うのですが、
>遅れた人を待とうとせず、間隔は開くばかりでした。しかたなく私が最後尾に
>回った時、すでに8人しか確認できなかった」(戸田さん)

>約三週間前、ツアー客の一人は、このサブガイドと別のツアーで一緒になっている。
>その時もサブガイドは客のペースに合わせず先行し、遅れたツアー客が違うルートに
>入ってしまったという。

>「それでも彼は『前回は遅れて最終列車に間に合うか問題になったが、今回は予定より
>一時間早く下山した』と自慢していた」(ツアー客のひとり)

***********************************************************

あと週刊新潮 (7月30日号)の引用

>戸田さんはガイドに、遭難を認めた上で救助要請をすることを求めたが、
>「携帯電話を持っているかと尋ねたら、持っていないとウソをつかれました。
>通話の圏外だったのでしょうが、ガイドは最後の最後まで救助要請の連絡を
>したがらない。自分の評価が下がるからでしょうが、馬鹿げた話ですよ」

************************************************************

なんか、悲しい。
携帯電話はともかく、
アマチュア無線を持ってないという段階で
モグリと言っているようなものですから。


つづく。

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posted by マネージャー at 01:51| Comment(6) | TrackBack(0) | 登山関係の話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする