トムラウシ山遭難事故に思う14+α+α
またもや Yさんが、素晴らしい考察をしてくれました。
コメント欄に埋もれてしまうのは、もったいないので
検索にひっかかりやすいように、ここに紹介します。
原文は、以下のサイトにあります。
http://kaze3.seesaa.net/article/124752705.html#comment以下、Yさんの考察ょり抜粋。
■1.戸田様のコメント
(以下、略)
■2.天気図の変化からの把握
(以下、略)
■3.気象衛星からの把握
(以下、略)
■4.アメダスからの検証
(以下、略)
■5.地形的な検証
(以下、略)
■6.総括
天気からは、小康期(この間に出発した)を経た後、
一時的な冬型気圧配置となり、寒気を含む
冷湿なオホーツク気団がトムラウシ連峰目掛けて、
真正面からぶつかったということで間違いないかと思います。
時期的にオホーツク高気圧及びオホーツク気団は、オホーツク海北部に居座って
いるはずです。それらが北風によって流れ込んだと思われます。
ところで、subeight様経由で、以下のブログに行きますと、
http://snowmania7.blog38.fc2.com/blog-entry-56.html旭川の天気予報は回復傾向、降水確率低下、でよくある天気だった、
との表記もありますが、少なくともトムラウシ登山の条件としてかなり
良くなかったのではないかと思うのです。(特に寒気、風向)
他の遭難者も出ているところを見ますと、
2つ玉低気圧発生時、大雪山系は特に
気をつけて行動する必要があると思います。また、類似気圧配置である、2002年7月12日を考え合わせると、
閉塞低気圧がオホーツク海で発達した場合、発達度合が
それ程ではなくとも、オホーツク海を低気圧が
抜けるまではトムラウシを中心とした大雪山系では、
絶対に動いてはいけないと言う仮説が立てられます。
より専門的な方に検証頂いて、もし本当にそうであれば、
「一人でも多くの登山者にどんな気圧配置が危ないかを分って頂ければ」
と思うのです。
これは地形的なものもあって、旭川−富良野の盆地に北西方向から
風が吹き降りた場合、十勝トムラウシに風が当たって、
「きわめて低い温度で凝結した雨交じりの嵐になる」からだと思われます。
(略)
以上が、Yさんの考察です。改行と強調は、私が行っています。
で、重要なことは、Yさんが述べる、以下の3行ですね。
>天気図を伝える手段がヒサゴ沼等に設置される事を望みます。
>天気予報に囚われ、天候が回復する見込を持ってしまったからこそ、
>今回の悲劇はより助長されてしまったようにも感じます。
やはり、天気図を伝える手段がヒサゴ沼にほしい。
これは、本当にそう思います。
北アルプスにあるような、ソーラー式の衛生携帯公衆電話を置けないものか?
あと、ガイド会社は、衛生携帯か無線を必携にするとか。
悪天候の中、ガイドさんが、どんなに御客様のために頑張っても、
最初に判断ミスがあったら全てが無駄になりますから
やはり、天気図を伝える手段がヒサゴ沼にほしいですね。
つづく。
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posted by マネージャー at 13:46|
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