つづきです。
どうやら徒歩旅行は、登山より足にダメージがくるらしい。
そういうことが、おぼろげながら分かった頃、
私は、実際に徒歩旅行をしてみました。
目標は、2000キロ。
一日平均40キロで50日間。どこまで行けるかの旅です。
北海道の宗谷岬からスタートしました。
徒歩における消費カロリーは、計算上は大したことはない。
登山による消費カロリーの三分の一くらいです。
だから、飯は、登山に比べて食べないですむかと思いきや、
とんでもない!
登山の時より大飯になるのです。
で、体重がガンガン減っていきます。
三杯飯たべても、どんどん痩せていく。
で、一日四食になってしまった。
理論どうりには、いかなかった。orz
しかも、足に関するダメージが半端ではない。
しかし、徒歩旅行を続けていると、宿で徒歩仲間に出会います。
徒歩仲間は、お互いに親近感があるらしく、こっちに話しかけてくる。
中には、カナダをマウンテンバイクで横断したという猛者もいました。
その猛者に「何が大変でしたか?」と聞くと
「体重が減ること」
と答えてきました。カナダは、夏でも寒いのでマウンテンバイクで
冷たい風を切っていくうちに、どんどんカロリーを奪われて
体が痩せていくのだそうです。
「今年の北海道も一緒だね。風が強いから、燃費がわるくなる(笑)」
なるほどねえ。
「あのう、質問していいですか?」
「なに?」
「歩き続けると、足にきません?」
「君、休んでないでしょ」
「はい」
「一週間に1日くらいリハビリしないとダメ。足が動かなくなるよ」
「どうしてですか?」
「足が細くなっていくんだよ。タコが自分の手足を食っているようなものだよ。気をつけた方がいいよ」
「えええええええええええええええええええ? それって、どういうことですか?」
「そのうち分かるよ」
「そんなこと言わないで教えてくださいよ」
「・・・」
つづく。
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