トムラウシ山遭難事故レス総合2
Yさん
>もしも記事通り(携帯の14日の天気予報頼り)なら結果的に特攻隊であった事が悲しいです。
>(もしテントがなければ、致死率80%近かったことになります。)
そうですね。記事が本当なら、とんでもないことです。
となると、ガイド会社も必死に防衛してくるでしょうから、
あえて、刑事事件としては免責にして、
本当のことを全部語ってもらって欲しいですね。
いったい、何が彼らをそうさせたのか?
を知りたいです。
話は変わりますが私は、昔、年間70日以上の山行を15年間にわたって行い、
そのうち30日以上は、20名以上を率いて縦走しています。
(涸沢のような山小屋が完備してても、その9割がテント泊です)
その中には、還暦をすぎた初心者や障害者も含まれています。
そして、メンバーの大半が寄せ集めでした。
東京・大阪・博多・サッポロと、全国各地から集まった寄せ集め部隊です。
条件は、トムラウシ山遭難メンバーより悪かったはずです。
その寄せ集め部隊は、夜行で到着するものだから初日から高度障害がでる。
それは、本人の自覚前に分かることです。
3時間歩いて唇と爪をみせてもらえばわかる。
ガイドなら、毎度のことなので、「ははーん」となり、
高度障害の可能性を御客さまに予告しておきます。
そして、数時間後にドンピシャリとなって、御客さまを驚かせることになる。
しかし、ドンピシャリでは、ガイド失格でしょう。
高度障害をおこさないように、ゆっくり歩く。
高度障害の可能性のある人を、
その可能性を消してしまう。
それでこそ、プロというものでしょう。
3班に分けていれば、高度障害になりそうな人を再弱部隊に編入する。
>また、「南沼にテントがある」事を本当に偶然に知ったのだろうか?
>という事に、何だか疑問を感じています。
>本当に偶然であれば、「みつからなければどうしたの?」と思いますが、
>ブルーシートなど何らかの記憶があって行ってみたのかなと…。
>単にビバークしている人のところに居候する気だったのかもしれませんが…
これは、私も思ってました。
あまりにも、できすぎていると。
どっちにしろ、非難小屋前提のツアー&偶然のテント発見は、
あまりにも他力本願すぎますね。
御客さまから金を取ってやることではない。
>1.からだの痛みや体調の変化はありがたい。
>(略)
>あれだけの人数がいれば、(関節)天気予報高齢者が誰か
>いらっしゃったとも思うのでした。YGHの宿泊客でもそういう方いらっしゃいませんか?
中にはおられると思います。天気ですが、地元に住んでいると、山を見ることによって、天気予報よりも天気を当てることができるようになりました。但し、6時間以内の天気のみです。それ以上は難しい。しかし、日帰りなら、それで問題ありません。最近は便利な物で、ネットの天気図をプリントアウトし、それを持っていきます。それと高度計があれば、気圧の変化と風向きで、ある程度予測がつきますね。でも、最終的には直感です。これが一番あたる。
>3.南沼などに、ビバーク用のテントと、衛星電話、
>番号鍵(使用時には衛星電話で連絡の上、番号を聞いてビバーク)の設置で、
>今後遭難者数が減らせるかもしれません!
>山小屋の設置はお金がかかりますが、テントと衛星電話のセットで
>あれば、わりとすぐにすぐに手を打てるかなと。
これは、素晴らしいアイデアですね!
これで、良いのではないですか?
ただし、おっしゃるとうり登山者のモラルが気になりますので、
入山者に負担金を出してもらうなど、何らかの制限を設けるとか。
>準備も判断も水準以下であったからこそ、色々な「問題点がほぼすべて露出」し、
>「見事にほとんど間違えた」「貴重なケース」であるとも思います。
ゴアテックスなどの素晴らしいギアが普及した今となっては、これだけの悲惨な例は、もう出てこないでしょうから刑罰よりも真実の究明をしていただきたいものです。遺族の方は納得しないかもしれませんが、免責のうえ真実を語ってもらえない物か。難しいかなあ。
つづく
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2009年08月19日
トムラウシ山遭難事故レス総合1
トムラウシ山遭難事故レス総合
fogさん
>2日目まではネパール人シェルパ(エベレストにも登った元シェルパ頭)
>が荷物持ちしてたって情報もチラホラ出てますね。
>この人を呼べなかったんですかねぇ。
だから、そもそも無線を持ってないガイド
というのが信じられないんです。
決して高いものではないですよ。
3万くらいからあります。
免許だって1日勉強すればとれます。
にもかかわらず、持ってないというのは、モグリと一緒です。
無免許でもいいから緊急用に買ってザックの底に入れとくべきなんです。
私は、ガイドの資格制は反対ですが、
無線は必携にすべきだと思います。
無線でなくても、トランシーバーでもいいです。
トランシーバーがあれば、応援を呼べたんです。
他にも、いろいろな手が打てたんです。
私自身、20人くらい率いていろんな山を縦走しましたが、
いろんなトラブルがありました。
その時に、トランシーバーがあると無いとでは、天地ほど違いました。
これは、団体登山をやっていれば、誰でも知っていることです。
もし知らないなら、モグリですよ。
bobcatさん
>初日からゲーゲーやってたらしいけど
>そのハナシをしたら,勤め先の同僚が
>「高山病や!」と言い切ってましたよ。
>そんな人を悪天候の中連れ回したあげく…
ええ、間違いなく高度障害ですね。
(正確に言うと高山病とは違います、高度障害です)
2000メートルの山で、低気圧に包まれると、
標高2500メートルと一緒の空気の薄さになります。
こういうケースで高度障害がおきると、内蔵に酸素が不足して
最終的には、「肺水腫」にまで発展するおそれがあります。
そうなると、きわめて危険な状況です。
高度を下げるしか治療方法はない。
つまり、ヘリを呼ぶしかないんですよ!
これはガイドなら知ってなければいけない知識というより、
山屋の常識です。山やってる人間なら誰でも知っている。
>初日からゲーゲーやってたらしい
ということは、常識的に一人だけが高度障害にかかっていたとは
考えにくい。死んだ人の大半が、低体温症にかかるまえに
高度障害にかかっていたと考えるべきでしょう。
この場合の治療方法は、
1.酒を飲まない
2.胃に負担をかけない
3.水分を大量に摂取する(できればバームウォーター)
4.イブを飲ませ、早期に頭痛をとりのぞき行動を控える
5.体調が戻るまで数時間動かない。
で、9割の確立で治ります。
ちなみに、2000メートルで高度障害がおきた場合、症状は軽いです。
3000メートルまでぴんぴんしてて、
3100メートルで高度障害がおきた場合、症状は重くなります。
はやめに高度障害がおきた場合のほうが、症状は軽いのですね。
つまり、初日に適切な処置をしていれば、何の問題も無かった。
全員助かったかもしれない。
これは常識の問題です!
だからね、今回、三人とも本物のガイドであったかどうか、
私は疑わしいと睨んでいます。
誰一人無線をもってないし、
トランシーバーさえ使ってないし、
高度障害の知識もないし、
(未確認情報ですが)
天気図さえ書けないし、
天気は2日前の携帯の天気予報のみ。
これはガイドやっていいレベルではありませんね。
つづく
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fogさん
>2日目まではネパール人シェルパ(エベレストにも登った元シェルパ頭)
>が荷物持ちしてたって情報もチラホラ出てますね。
>この人を呼べなかったんですかねぇ。
だから、そもそも無線を持ってないガイド
というのが信じられないんです。
決して高いものではないですよ。
3万くらいからあります。
免許だって1日勉強すればとれます。
にもかかわらず、持ってないというのは、モグリと一緒です。
無免許でもいいから緊急用に買ってザックの底に入れとくべきなんです。
私は、ガイドの資格制は反対ですが、
無線は必携にすべきだと思います。
無線でなくても、トランシーバーでもいいです。
トランシーバーがあれば、応援を呼べたんです。
他にも、いろいろな手が打てたんです。
私自身、20人くらい率いていろんな山を縦走しましたが、
いろんなトラブルがありました。
その時に、トランシーバーがあると無いとでは、天地ほど違いました。
これは、団体登山をやっていれば、誰でも知っていることです。
もし知らないなら、モグリですよ。
bobcatさん
>初日からゲーゲーやってたらしいけど
>そのハナシをしたら,勤め先の同僚が
>「高山病や!」と言い切ってましたよ。
>そんな人を悪天候の中連れ回したあげく…
ええ、間違いなく高度障害ですね。
(正確に言うと高山病とは違います、高度障害です)
2000メートルの山で、低気圧に包まれると、
標高2500メートルと一緒の空気の薄さになります。
こういうケースで高度障害がおきると、内蔵に酸素が不足して
最終的には、「肺水腫」にまで発展するおそれがあります。
そうなると、きわめて危険な状況です。
高度を下げるしか治療方法はない。
つまり、ヘリを呼ぶしかないんですよ!
これはガイドなら知ってなければいけない知識というより、
山屋の常識です。山やってる人間なら誰でも知っている。
>初日からゲーゲーやってたらしい
ということは、常識的に一人だけが高度障害にかかっていたとは
考えにくい。死んだ人の大半が、低体温症にかかるまえに
高度障害にかかっていたと考えるべきでしょう。
この場合の治療方法は、
1.酒を飲まない
2.胃に負担をかけない
3.水分を大量に摂取する(できればバームウォーター)
4.イブを飲ませ、早期に頭痛をとりのぞき行動を控える
5.体調が戻るまで数時間動かない。
で、9割の確立で治ります。
ちなみに、2000メートルで高度障害がおきた場合、症状は軽いです。
3000メートルまでぴんぴんしてて、
3100メートルで高度障害がおきた場合、症状は重くなります。
はやめに高度障害がおきた場合のほうが、症状は軽いのですね。
つまり、初日に適切な処置をしていれば、何の問題も無かった。
全員助かったかもしれない。
これは常識の問題です!
だからね、今回、三人とも本物のガイドであったかどうか、
私は疑わしいと睨んでいます。
誰一人無線をもってないし、
トランシーバーさえ使ってないし、
高度障害の知識もないし、
(未確認情報ですが)
天気図さえ書けないし、
天気は2日前の携帯の天気予報のみ。
これはガイドやっていいレベルではありませんね。
つづく
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