2009年10月16日

トムラウシ山遭難事故から 上高地−北アルプスの現状1

上高地−北アルプスの現状1

 先日、上高地と北アルプスの現状を視察してきました。

 実は、毎年、10月の連休後に上高地−北アルプスの現状を視察に行ってます。理由は、紅葉がピークになるという個人的な理由の他に、1年間の上高地と北アルプスの現状の総括を、タクシーの運転者や山小屋の人から聞き出すことができるからです。だからタクシーを使って上高地に泊まり、一番繁盛している山小屋に泊まっています。

 また、上高地−涸沢といった代表的なルートを歩くことに寄って、登山層の確認や、登山客の登山スタイル、ツアー会社の状況、また、そのガイドのレベルの確認。そして各山岳会の1年間の状況を確認できるからです。

 というのも、ほとんどの山小屋は、10月末から11月3日の間に営業を終了するからです。実際、10月連休が終わると涸沢ヒュッテの売店は終了します。そして11月4日を最後に上高地のホテルさえも営業を終了します。最長でも、帝国ホテルの11月8日までです。

 だから10月15日頃になると、どの山小屋も、店じまいをはじめていますから、上高地を中心とした北アルプスの1年間の状況を確認できるのですね。

 あと、この時期は、山小屋の人が、暇になっているために各小屋から涸沢(それも涸沢ヒュッテ)に遊びに来ている人が多いことも魅力です。労せず北アルプス各地の情報を収集できるからです。彼らは、涸沢ヒュツテの食堂や談話室で、いろんな山の話題で盛り上がります。ここで情報収集するのも、ガイドツアーをやっている宿マネージャーにとっては、重要な仕事です。


 もちろん自分の体力低下・能力低下も把握できます。
 というのは、毎年、同じルートを歩くことによって、
 体力・健康状態・登山能力をチェックできるからです。

 あと、この機会に、いろんなサプリメントや
 縦走用登山道具の使い勝手も調べられます。
 なにせ、宿では、日帰り登山しかやってませんからね。


 ところで、今年は、トムラウシ山遭難事故がおきたこともあって、上高地−涸沢から、できることなら穂高まで行く予定をたてました。そして、この目で最新情報を掴みにいったのですが、昨年に比べて著しい違いは、何であったかと言いますと、
ガイドツアー客の増加
です。

 私は、てっきりトムラウシ山遭難事故の影響でガイドツアー客は減っているかと思っていましたが、でしたね。かえって増えていました。トムラウシ山遭難事故で、ますます不安になった御客様は、ますます慎重になりガイドツアーに参加するようになったとしか思えません。

 しかし、みてて、あぶなかしかったですねえ。
 30人の団体にガイド2人。
 これじゃ、あきらかに参加者の疲労が大きくなります。
 いや、それ以前に、何かあっても、ガイドには何もできません。
 参加者の自己責任が原則となりますが、
 参加者たちは、分かっているのかなあ?
 山小屋にも団体客が、いっぱい泊まっていましたね。

つづく。

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posted by マネージャー at 23:59| Comment(2) | 上高地・北アルプス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする