先日、上高地と北アルプスの現状を視察してきました。
つづきです。
上高地には、マイカーは入れません。なので、沢渡(さわんど)の駐車場に車を止め、バスかタクシーに乗って上高地に向かうしかないのですが、今回は、調査を兼ねているので、タクシーを使いました。タクシーの運転手は、情報をふんだんにもっているからです。今年の客層・今年の天候・今年の登山客の特徴・今年の紅葉などを聞き出します。そして、最後に、こんなビックリが。
「最近、驚いたことはありますか?」
「群馬に沢渡温泉(さわたりおんせん)というのがありますよね」
「はい、草津の近くにあります」
「そこから、こんな電話がありました。カーナビに沢渡(さわんど)を入力したら、群馬の沢渡温泉(さわたりおんせん)に着いちゃったというんです。だから予約した時間に、タクシー会社に来れないというんです」
「はあ?」
これ、ネタじゃないんです。
本当にあったことらしいんです。
上高地(長野県)の沢渡(さわんど)に行こうとして、
カーナビの指示とうりに行ったら、
群馬の沢渡温泉(さわたりおんせん)に着いたらしい。
信じがたいですが、本当に、そういう大ボケがいたらしい。
(つくってませんからね)
だいたい、上高地(長野県)の沢渡(さわんど)と
群馬の沢渡温泉(さわたりおんせん)じゃ、方角が違う。
県も違う。
使用道路も違う。
間違えようがないでしょう。
でも、間違えた人がいたんだな。
「そういう人が、いてもいいじゃないですか?」
「ええ、いいと思いますよ。笑えますから。でもね、そういう人が山に登るって....orz」
「・・・・・」
どうやら、事の本質に気がついたらしく、青ざめている。
もっとも、うちの嫁さんも、嫁さんの姉貴も、同じようなもので、学生時代に姉妹で小笠原諸島に行こうとして、瀬戸内海の真鍋島に着いたわけですから、似たようなものかもしれない。
何で小笠原諸島に行こうとして、
瀬戸内海の真鍋島に着くのか
さっぱし分からない。
結婚するまで分からなかった。
宿を始めるまで分からなかった。
だって、港も違えば、乗る電車も違う。
瀬戸内海と、小笠原は、間違えようがないでしょ。
しかし、結婚して、一緒に宿をはじめて真相が分かって、愕然としたわけです。世の中には、想像を絶する方向音痴がいる事実に。で、1ヶ月間、御客さまをとるのを控えて、ひたすらドライブさせました。適当なところに出かけ、自宅に戻る訓練からはじめたのです。でないと、御客さまに、宿のある場所を説明できないですからね。
おっと、そんなことは、どうでも、いいことでした。
上高地の話です。
つづく。
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群馬沢渡(さわたり)温泉
