伊香保温泉は、今が紅葉のピーク!
各地の紅葉が不作の中、頑張っています。
これは温泉が飲める場所。
そして温泉。
湯上がりは気分爽快。
万葉集に残されているくらい古い温泉でした。
ちょっと紹介してみましょう。
伊香保風 吹く日吹かぬ日 ありといへど
吾が恋のみし 時無かりけり
伊香保風、
吹く日もあれば、
吹かぬ日もあります。
でも私の恋する気持ちは、
絶えることはありません
上毛野 伊香保の嶺ろに 降ろ雪の
行き過ぎかてぬ 妹が家のあたり
榛名山に降っている雪が、
嶺にさえぎられて降り続いているように
私も、あの人の家の近くは通り過ぎられないのです。
伊香保には、こんな恋歌が多いのですが、実は、フォークソングには、これらの歌を本歌取りしたような歌詞がけっこうありますね。例えば、サボテンの花。
たえまなく降りそそぐ この雪のように
君を愛せば良かった
窓に降りそそぐ この雪のように
二人の愛は流れた
(作詞 財津和夫)
私が思うに財津和夫さんは、万葉集を読んでいると思いますよ。
最後に、この歌を!
万葉集の巻14東歌上野の国-3435
伊香保ろの
岨の榛原
わが衣に
着き寄らしもよ
ひたへと思えば
伊香保の山奥のハンノキよ。
染め物の染料に使うハンノキよ。
私の衣服に、良く染まります。
一重の衣に、ひとえに染まります。
さて、どういう意味でしょうか?
この意味が何となく分かるなら、
恋する人の気持ちが分かる人です。
そんな人なら、銀婚式も迎えられるでしょう。
つづく。
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