≫>おそらく各省庁の事務次官会議にお委せした方が、10倍の6兆円くらい削れた可能性が高かった。
≫これ本当ですか?本当なら大変なことだけれど。
≫Posted by なつ at 2009年12月15日 09:34
≫そのようです。
≫Posted by 進之助 at 2009年12月15日 15:41
超有名大学の経済学部出身で、自営業で成功もされたことのある進之助さんも、言ってますが、これは本当です。
「政治主導」のもとに各省庁の事務次官会議を廃止し、
各省庁の調整ができなかったことに、
95兆円の巨大予算の原因があります。
そして、そのために各省庁で、各種の予算が重複しているのです。その重複部分を削れば問題ないのですが、削るのは専門家でない限り不可能。普通の政治家には無理です。最低でも経理が分からないと無理。経理が分かったって、法律と、官庁用語がわからないと無理。行政刷新会議で、役人をやり込めるテレビシーンに喝采しても、6900億円しか削れなかった。
しかし、123年間続いた、各省庁の事務次官会議を廃止しせずに、去年どうりの調整をしていれば、昨年度並みの予算、つまり88.5兆円の予算範囲に収まっていた可能性があった。やりかたによっては、2007年度の82兆円まで抑えることも可能だったはずです。というのは麻生政権は、景気を煽る政策だったので、それを緊縮財政にもどすのなら、うまくやれば、82兆円までもどれた。つまり、最大13兆円も節約することができた。
あえて、それをせずに、事業仕分けというパフォーマンスを行った民主党政権の政策には、私は、かなり疑問を感じています。こいつら本気で無駄を削る気があるのか?と。どうして最大13兆円も節約することができたのに、あえて6900億円しか削らなかったのか?と。そんなに人気が欲しいのかよ?と。
もう一つ言うと、民主党政権は「政治主導」を勘違いしている。
政治家は、細かいことを言ってはダメなんですよ。
そういう細かいことは官僚(専門家)にまかせればいい。
そのための官僚(専門家)なんだから。
政治家は、大きな目標を提示するのが仕事。本気で
「無駄をはぶく」
つもりなら、中曽根内閣がやったゼロシーリングをやればいい。
これが無駄に対する処方箋です。
民主政権の連中が知らないとは言わせない。
彼らは、元自民党なんだから。
絶対にゼロシーリングの効果を知っているはず。
なのに、やりたくないというのなら、
本気で無駄を削るのが嫌なんだろうと勘ぐってしまう。
最初から無駄を削る気なんか無い。だからゼロシーリングをやろうとせずに、事業仕分けというパフォーマンスで誤魔化して、大きな無駄を造って増税しようとしているなと勘ぐってしまう。
念のためにゼロシーリングを知らない人に解説しておきますと、
毎年、前年度の予算と同じにする。
つまり、どんなことがあっても予算アップを認めない。
よーするに、定額おこずかい制ですね。
そうなると、各省庁は、予算をやりくりするために、
自分の所の無駄を削るしかないのです。
そして、気がついたら赤字国債ゼロになっている制度です。
(もちろん弊害もあります)
ここで思い切ったことを言いますと、各省庁の埋蔵金を認める。つまり、へそくりを認める。そのかわりにゼロシーリングにする。または、マイナスシーリングにする。そして無駄金を廃止するのは、各省庁にまかせる。こうすれば、10年くらいで無駄が減り、埋蔵金(へそくり)が膨れあがっていくはずです。そして増加した埋蔵金(へそくり)で、思い切った行政が可能になるはずです。
そういう意味では、埋蔵金(へそくり)は、決して悪いものではないのです。実は、昔は、日本ユースホステル協会にも、埋蔵金(へそくり)があったのです。今は無いですけれどね。
いいかげんに、誰かを悪玉にして、それを叩いて喝采するような下品なことは、やめてもらいたい。
埋蔵金(へそくり)も、官僚も、決して悪玉ではありません。
悪いのは使い方。
包丁と一緒ですよ。
使い方によっては、美味しい料理を造ることも、人を殺すこともできるのです。
つづく
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