なぜ赤字財政になってしまったか?+α+α+α
まるさん
≫こども手当て。本当、バカバカしい。保育園は人が足りないですよ。
結局、こども手当てというのは親手当なんですよ。
子供のためじゃない。
親の子育て代金を、子供たちにおしつける詐欺です。
で、思い出すのは、グリーンツーリズムの座談会のことです。グリーンツーリズムをやってる宿主が3軒ほど集まって、(財) 都市農山漁村交流活性化機構で座談会をやった時のことです。ユースホステル代表が私。それに民宿代表。農家民宿代表の3人が集まってグリーンツーリズムについて語ったんですよ。
その時に農家民宿代表のおばちゃんがいて、子供の御客様をガンガン叱り飛ばしていると言ってました。ユースホステルでは、そんなことは出来ないと私が言いますと、農家民宿代表のおばちゃんは、「子供が悪いこととしたら叱らなきゃダメでしょう」と今度は私が、ビシバシ叱られました。そして、対談の後の懇親会。農家民宿代表のおばちゃんは、さかんに携帯を気にしている。
「どうしたんですか?」
と聞くと、
「娘と息子たちが大勢連絡してきた」
「はあ?」
「うちに泊まりにきた子供たちが私の上京を機会に集まってきとるんです」
「・・・・」
農家民宿代表のおばちゃんのところは、年間300人も御客様が泊まっていません。北軽井沢ブルーベリーYGHの1ヶ月分の集客であるにもかかわらず、「娘と息子たちが大勢連絡してきた」のですね。そして、懇親会の後に会おうとワンサカ待ち構えている。一方、私には、そういう人は一人もいない。10倍の集客をしていても一人もいない。
「この差はなんだろう?」と。
まあ、私の人徳がないのは仕方がないとして、どこに違いがあるのだろう?と考えてみました。そして出た結論が、農家民宿代表のおばちゃんは、泊まり客を御客様と思ってないんですよ。娘であり息子だと思っている。だから「娘と息子たちが大勢連絡してきた」と言っていたんです。
これって、昔のユースホステルそのものです。
昔は、ユースホステルのマネージャーのことをペアレント(親)と言ってました。そして御客様は、娘であり息子だと思っていた。今じゃ信じられないですけれど。そして、そのお株を、農家民宿代表のおばちゃんたちに、すっかり奪われてしまった。まさにカリスマ宿主です。
でも、この農家民宿代表のおばちゃんたちは、昔は、どこにでもいたんですよ。それがいなくなってから子育てが難しくなり、保育士たちの負担が大きくなったんだと思えてなりません。
昔は、今より貧乏だった。
でも、今より明るかった。
佐賀のがばいばあちゃんという映画があります。
レンタルビデオやってますので、ぜひ見てください。ロケ地は、佐賀県鹿島市です。鹿島藩鍋島直彬のいたところがロケ地です。この映画をみると「子育てに必要なモノは何なのか?」という疑問が出てきます。そして本当に必要なのは、金ではなくマンパワーであり、子供たちの環境であるということです。
軽井沢には、パチンコも風俗もありません。23時以降に空いている店もありません。セブンイレブンも23時で閉店です。条例できまっているからです。これは、どの町だってやればできるはずです。
本当に子供たちのことを思ってるなら、
そういうところから始めなさいよと言いたい!
金で誤魔化すなといいたい!
風俗やパチンコ屋を追放する条例を
つくってみろと言いたい。
話はそれからだ。
つづく。
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2009年12月17日
なぜ赤字財政になってしまったか?+α+α
なぜ赤字財政になってしまったか?+α+α
なつさん、みわぼーさん
≫パフォーマンスばかりで、実績うやむやにしている最近の政治には、疑問を感じずにはおれません…。
そうですね、私も同感です。無駄を無くすことを公約にして当選した政権が、史上最大の無駄だらけの政治をするなんて、夢にも思ってませんでした。
こうなった原因に政治家たちが経理を知らなかったことにあるんじゃないかと私は思ってるんです。自営業者などの経営者が知ってても、一般のサラリーマンに馴染みの薄いものがあります。複式簿記の考え方です。
ここに、給料が同じであるAさんとBさんの二人がいたとします。
Aさん=1万円の預金
Bさん=50万円の預金
の場合、どっちが裕福でしょうか?
単式簿記では、Bさんになります。
しかし、実際に、二人のお金の使い道を調べてみたところ、Bさんの支出のほとんどが食費やガ−ルフレンドなどに宛てられていたのに対して、Aさんの方は食費などを徹底的に切り詰めていることが分かりました。そこでAさんに話を開いてみますと、じつは彼は、200万の土地を買っていました。
預金はたった1万円でも、200万円分の土地をもっているAさんと、全財産は預金50万円だけで、あとは全部使ってしまったBさんとでは、どちらの経済力が上と言えるでしょう? 答えはわかりますね。しかし、単式簿記では、この実体がわかりません。そこで複式簿記の登場となります。複式簿記の考えでは、こうなります。
Aさん・・・・給料(300万)−預金(50万)=1年の生活費(?)
Bさん・・・・給料(300万)−預金(1万)=1年の生活費(?)+土地所有(200万)
企業にしても個人にしても、その経済活動はすべてお金なくしては始まらないわけですが、しかし現金だけで経済力をすべて表せるわけではありません。土地や機械などといったものを買えば、その分の現金はモノに変化します。逆に、倉庫の中に積まれている製品を売れば、それはお金に変わります。モノとカネとは、いわば兄弟のようなものであると言えるでしょう。
例えば、ある企業が100万円の現金で、原材料を買ったとします。
●単式簿記の場合、
「支出100万円」として書かれるだけで終わるのですが、
●複式簿記では
「現金が100万円減った」と同時に「原材料が100万円分増えた」という事実が記録されます。
このように、複式簿記では、どのような事実でも、必ず対になる2つの数字が書かれます。モノを買えば、現金が減り、資産が増えます。逆にモノが売れれば、資産が減り、現金が増える。このように、1つの物事を2つの側面から記録することから「複式簿記」という名前が生まれました。
ところが日本国政府は、この複式簿記を使ってないのです。
ここに重要な落とし穴があります。
単式簿記だと
政府役人「財政赤字だから金をくれ」
政治家「それは大変なので増税しましょう」
これしか発想がでてきません。
だから無駄がでてくるのですね。
しかし、複式簿記なら、
「現金が不足しているので、あの土地を売って現金化してしまおう」
という発想が出てきます。ここを削って、ここを増やそうという発想が出てくるのです。金だけが資産ではないことが分かっているからです。そして減価償却という考えが出てきます。
減価償却とは、資産の使用可能な寿命を計算する方法です。例えば、200万円で高速道路を造ったとします。その高速道路の寿命が20年なら、毎年10万円の経費を計上しなければならない。減価償却という考えです。こういう考えがあれば、高速道路を無料化なんかできません。というのも高速道路を無料化したばあい、将来、2つの恐ろしいことが待っているからです。
一つは借金。
高速道路を造った時の借金です。
もう一つは、高速道路にも寿命があるということです。
民間企業なら、減価償却という考えががあるので、これこれの施設は、何年で耐用年数が終わるので、そのための準備をしておきますが、単式簿記の国や自治体には、そういう考えはありません。
つまり、高速道路に寿命がきたときに、高速道路を造った時の借金と、新しく作り直すための借金の2つが必要になります。つまり、高速道路を無料化は、将来の子供たちへ2倍の借金を支払わせる制度なわけです。私たちが楽をするために子供たちに負担させる悪魔のささやきです。こんなものに騙されてはダメだと思いますね。
つづく。
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なつさん、みわぼーさん
≫パフォーマンスばかりで、実績うやむやにしている最近の政治には、疑問を感じずにはおれません…。
そうですね、私も同感です。無駄を無くすことを公約にして当選した政権が、史上最大の無駄だらけの政治をするなんて、夢にも思ってませんでした。
こうなった原因に政治家たちが経理を知らなかったことにあるんじゃないかと私は思ってるんです。自営業者などの経営者が知ってても、一般のサラリーマンに馴染みの薄いものがあります。複式簿記の考え方です。
ここに、給料が同じであるAさんとBさんの二人がいたとします。
Aさん=1万円の預金
Bさん=50万円の預金
の場合、どっちが裕福でしょうか?
単式簿記では、Bさんになります。
しかし、実際に、二人のお金の使い道を調べてみたところ、Bさんの支出のほとんどが食費やガ−ルフレンドなどに宛てられていたのに対して、Aさんの方は食費などを徹底的に切り詰めていることが分かりました。そこでAさんに話を開いてみますと、じつは彼は、200万の土地を買っていました。
預金はたった1万円でも、200万円分の土地をもっているAさんと、全財産は預金50万円だけで、あとは全部使ってしまったBさんとでは、どちらの経済力が上と言えるでしょう? 答えはわかりますね。しかし、単式簿記では、この実体がわかりません。そこで複式簿記の登場となります。複式簿記の考えでは、こうなります。
Aさん・・・・給料(300万)−預金(50万)=1年の生活費(?)
Bさん・・・・給料(300万)−預金(1万)=1年の生活費(?)+土地所有(200万)
企業にしても個人にしても、その経済活動はすべてお金なくしては始まらないわけですが、しかし現金だけで経済力をすべて表せるわけではありません。土地や機械などといったものを買えば、その分の現金はモノに変化します。逆に、倉庫の中に積まれている製品を売れば、それはお金に変わります。モノとカネとは、いわば兄弟のようなものであると言えるでしょう。
例えば、ある企業が100万円の現金で、原材料を買ったとします。
●単式簿記の場合、
「支出100万円」として書かれるだけで終わるのですが、
●複式簿記では
「現金が100万円減った」と同時に「原材料が100万円分増えた」という事実が記録されます。
このように、複式簿記では、どのような事実でも、必ず対になる2つの数字が書かれます。モノを買えば、現金が減り、資産が増えます。逆にモノが売れれば、資産が減り、現金が増える。このように、1つの物事を2つの側面から記録することから「複式簿記」という名前が生まれました。
ところが日本国政府は、この複式簿記を使ってないのです。
ここに重要な落とし穴があります。
単式簿記だと
政府役人「財政赤字だから金をくれ」
政治家「それは大変なので増税しましょう」
これしか発想がでてきません。
だから無駄がでてくるのですね。
しかし、複式簿記なら、
「現金が不足しているので、あの土地を売って現金化してしまおう」
という発想が出てきます。ここを削って、ここを増やそうという発想が出てくるのです。金だけが資産ではないことが分かっているからです。そして減価償却という考えが出てきます。
減価償却とは、資産の使用可能な寿命を計算する方法です。例えば、200万円で高速道路を造ったとします。その高速道路の寿命が20年なら、毎年10万円の経費を計上しなければならない。減価償却という考えです。こういう考えがあれば、高速道路を無料化なんかできません。というのも高速道路を無料化したばあい、将来、2つの恐ろしいことが待っているからです。
一つは借金。
高速道路を造った時の借金です。
もう一つは、高速道路にも寿命があるということです。
民間企業なら、減価償却という考えががあるので、これこれの施設は、何年で耐用年数が終わるので、そのための準備をしておきますが、単式簿記の国や自治体には、そういう考えはありません。
つまり、高速道路に寿命がきたときに、高速道路を造った時の借金と、新しく作り直すための借金の2つが必要になります。つまり、高速道路を無料化は、将来の子供たちへ2倍の借金を支払わせる制度なわけです。私たちが楽をするために子供たちに負担させる悪魔のささやきです。こんなものに騙されてはダメだと思いますね。
つづく。
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