2010年03月03日

私の小学校時代を思い出した6

私の小学校時代を思い出した6

 つづきです。今回は、男子と女子についてについてです。

 男子と女子。両社の文化には断絶がありました。
 これは大人になって気がついたことです。

 男子の悩みが、女子にはわからない。
 その逆もあったと思いますが、
 私が男なのでわかりません。

 小学生時代の男子にとって、一番の悩みはトイレです。学校で大便ができないという悩みです。学校で大便をすると、すぐに、「おーい、誰かウンコしてるぞ」と、みんなが集まってきて冷やかすからです。だから、わざわざ自宅に帰って大便する人や、病院や役場や公園にしにいく人がいました。しかし、女子には、そういう悩みがないんですよね。

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 ある日、男子トイレで誰かが大便をしていました。
 それを発見した友人たちは、
「おーい、誰かウンコしてるぞ」
とみんなを呼び集め、みんなでホースをもってきて、上から水をかける悪戯をしたのですが、やがてトイレのドアが開くと、びしょ濡れの先生が、仁王立ちでたっていました。もちろん、その後は、どうなったか言うまでもありません。


 関係ないですが、最近、嫁さんと議論することによって、男子と女子の目線の違いについてを発見しました。ことのおこりは、こうです。ある男性が、ある女性にジロジロ見られているという事件がありました。嫁さんは
「それは、ジロジロ見ている人が気があるんだよ」
と言いました。私は
「そんな馬鹿な」
と反論しました。


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 男社会では、不用意に目が会うと喧嘩に発展することがあります。だから、ジーッと見つめられた場合、本能的に
「俺、何か悪いことしたかな?」
と反省するものです。身に覚えがなければ
「何で見るんだよ!」
と反発心が湧いてくるはずです。それほど目と目を合わせることは、子供時代は危険なことでもあります。

 ところが、嫁さんいわく
「女は、好きな人がいるとジーッと見つめたくなる」
というのです。私は
「それ、逆だろう! 好きな奴がいたら、逆に目線を合わせられなくなるだろう」
と反論したのですが、うちの嫁さんは、そうではなかったらしい。

「それって危険だぞ。男社会では、ニホンザルと一緒で、目線があったら喧嘩に発展することもあるぞ。だからジーッと見られたら何か悪いことしたかな?と不安になるか、反発するかのどっちかだぞ」
「そんな馬鹿な」
「いやいや、本当! 男社会では、目線が会うと、ガンとばしたな!って言って因縁つけられることは、よくあるんだよ」
「好きな異性だったら違うでしょう」
「好きな異性だったら逆に意識してしまって相手の目をジーッとは見れんよ」
「好きだから見るんじゃないの?」
「逆だよ、逆! やな奴がくると見るんだよ。そうでなければ、その人の首筋に大きなホクロがあって、そこに毛が生えているから、それをジーッと見るとか.....」
「なんだそりゃ!」

 議論は平行線になりました。


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つづく。

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posted by マネージャー at 12:00| Comment(4) | 教育問題を考えてみる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本ユースホステル協会・新理事長に水野事務局長が就任

日本ユースホステル協会・新理事長に水野事務局長が就任

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 去る2月24日(水)開催の理事会において互選の結果、
 水野宰氏が選任されて同日就任しました。

 水野新理事長は、昭和39年に家山理事長と同期に日本ユースホステル協会に入り、一時期定年退職の期間もありましたが、家山前理事長からの要請により嘱託として平成19年7月から事務局長としてやってきましたが、今回、新理事長になりました。

 ユースホステル業界は、事業仕分けにより苦しい立場にありますが、新理事長のもとに各自の努力によって、この難局を乗り越えて行くしかありません。

 さて、日本ユースホステル協会の事業計画が、先日、発表されたのですが、その中にユースホステル運動の本来的目的に沿って、自然の中での子供体験や国際性を活かしたプログラムの提供を行うこととするとあります。

 それから「じゃらん」や「楽天」を通じて「宿泊」を販売しているユースホステルも多いですが、今後は「宿泊」をメインにするのではなく、各YHで行っている「プログラム」をサイトで販売し、併せて宿泊してもらうという計画もあるようです。新しい日本ユースホステル協会の動向にちょっと注目しています。

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つづく。

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posted by マネージャー at 04:05| Comment(0) | ユースホステルの話題 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月02日

私の小学校時代を思い出した5 ハブ

私の小学校時代を思い出した5

 つづきです。今回は、ハブについてです。

 ハブといっても蛇のことではありません。仲間はずれのことです。イジメに似ていますが、イジメとは違います。イジメの場合は、徹底的に除外することですが、ハブとなるとそうではない。ある一定限度は仲良くする。しかし、一定限度を超えたところでハブく(省く)。つまり除外することです。生かさず殺さず除外する。見方によっては、イジメより残酷です。


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 しかし、このハブという言葉は、新潟県にはありませんでしたし、私の子供の頃にも体験した記憶がない。世代が違うからか?というと、そうでもない。同じ世代でも東京においては、ハブは、日常においてよくみかける行為だったと言います。今は、どうなんでしょうか?

 私が、このハブという言葉を知ったのは、東京に上京してからのことで、その存在を知って驚愕した覚えがあります。具体的にいうと、ある人と仲良くしていたら、別の友人が急によそよそしくなった。そして、どこかに呼び出され、このように忠告されました。

「あいつハブられているんだよ、お前も近寄らない方がいいぞ」
「はあ?」
「つるんでると、おまえもハブられるぞ」

 しかし、そんな忠告は無視したので、私もみんなからハブられたらしい(笑)。で、あえて「らしい」と書いたのは、日常生活の上で全く問題がないために、全く気がつかなかったからです。どうやらハブられているらしいのですが、当時の私は多趣味だったし、我が道をすすんでいるために、何一つ問題がなかったのですね。そのためにハブっている人間も、ハブっていること自体忘れてしまったみたいなのです。それを後で、友人が教えてくれて大笑いしたことがある。

 で、ここからが問題なのですが、ハブられていることを気にしている人は、ますますハブられていったことです。そして、それがイジメにエスカレートしていったことです。

 つまり仲間はずれにされるのに敏感な人ほど、ハブられやすいといえうことであり、鈍感な人ほどハブぶられにくいということです。いつも友達とつるみたがる人ほど、ハブられやすいんです。最初から我が道をいってる人は、ハブの対象から除外されてしまうんですね。

 だいたい一人だと気が楽ですよね。気を遣わなくてもいい。自由、束縛がないから好きな趣味に思いっきり走れます。自分の好きな時間の使い方ができるます。学校なら勉強、職場なら仕事に力を入れることもできます。悪いことは一つもない。

 でも、決して人づきあいを無くすのではなく、困ってる人がいたら助けるし、声をかけられたら返事もします。一人でも何も困らないけれど友達が増えるのは、嬉しいなとは思っている。でも、無理してつるまない姿勢はもっている。そういう人は、ハブの対象から除外されてしまうんです。



 さて、ここからは、私の小学生時代の思い出です。
 新潟県には、ハブという言葉も無かったし、
 そういう文化もなかった。
 イジメはあったけれど、ハブは無かった。

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 けれど、ある時、事件があった。ある女の子が
「某先生は贔屓する」
と盛んに噂をながしたんですね。

 すると、その先生には「贔屓先生」というレッテルが貼られ、それがクラス中に広まった。まあ、そういう事は、子供たちの間では良くあることで、たいていの先生は、気にもしないんですが、その先生は気にしたんです。そして、よせばいいのに子供たちの前で謝ってしまった。

 それからが、もう大変だった。

 謝ったことが火に油を注いだようになって、ますます子供たちのバッシングは先生に強まってしまった。といっても相手は先生だからイジメるわけにはいかない。そこで面従腹背になる。つまりハブられる状態がおきたのですよ。


 今、思い返せば、あの先生は、本当にお気の毒だったと思います。心ある子供たちは、みんなそう思っていたはずです。しかし、どうにもなりませんでした。なにせ、バッシングを行う主力が女の子たちでしたから、もう、どうしようもない。どうしても流れをかえられない。この手のバッシングは、女の子の方が陰湿だったので、まことにお気の毒だった。


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 この事件をある人に相談したら、
「女の子は嫉妬深いんだよ。だから贔屓という言葉が出るんだ」
と教えてくれました。

 いつも、誰かと自分を比較するから「贔屓」という言葉がでるんだと。そして他人に嫉妬するから「贔屓」という言葉がでるんだと。でないと、そういう発想は生まれてこないというのです。なるほどなと思いましたね。まあ、それは、ともかくとして、この先生の失敗は、子供たちの人気を気にしたことでしょうね。気にしなければ、なんてこと無かった事件だったと思います。


つづく。

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posted by マネージャー at 00:35| Comment(0) | 教育問題を考えてみる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月01日

私の小学校時代を思い出した4 スカートめくりの話

私の小学校時代を思い出した4

 つづきです。小学校3年生の時、私は、団塊の世代の新任の先生のクラスに入りました。そして、その先生に3年間習うことになるのですが、この先生が変わり者でした。いわゆる団塊世代先生でした。驚愕の毎日が続きました。詳しくは、私の小学校時代を思い出した2または3を読んで貰うとして、今回は、スカートめくりの話です。

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 当時、男子の間でスカートめくりがはやりました。スカートめくりをしない奴は、男ではないという風潮でした。そこで団塊世代先生は、スカートめくりをした男に、こんな罰を与えました。帰りのホームルームの時に、みんなが見ている前でパンツを脱がされフルチンにさせられたのです。今だったら問題行為でしょうが、これでスカートめくりの悪弊は消えて無くなりました。

 本来なら、これで「目出度し目出度し」ということになるのでしょうが、そうは問屋が卸さなかった。確かにスカートめくりは無くなったが、いぜんとして男子たちは、みんなが見ている前でパンツを脱がされフルチンにさせられたのです。

 冤罪のために。

 女子たちは、どんどんつけあがっていきました。最初は掃除をサボると「スカートめくりされた」と先生に訴え、みんなが見ている前でパンツを脱がされフルチンにさせられました。

 それが、いつの間にか、女子たちが掃除をサボって、男子たちだけが掃除をするようになった。そうしないと、みんなが見ている前でパンツを脱がされフルチンにさせられるからです。

 よーするに女子に脅されたわけです。

 これは子供ながら貴重な体験でした。
 権力の恐ろしさ、冤罪の恐ろしさを
 身をもって体験したからです。

 と同時に、何が問題であったか、何が間違いであったかが、子供心に理解できるようになりました。団塊世代先生の間違いは、相手の証言を一方的に信じたことにあり、それが恐ろしい事件を引き起こしたということを。つまり被告に反対尋問の権利が無かったために、冤罪が次々に生まれていったということを小学3年生で学ぶことができたことは、非常に貴重な体験でした。

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 日本国憲法第37条の2には
「刑事被告人は、すべての証人に対して審問する機会を充分に与へられ」
と書いてあります。

 だから反対尋問を却下された田中角栄裁判が暗黒裁判だったことを
 渡部昇一氏が指摘した時には、すぐに気がつきました。
「ああ、田中角栄は、パンツを脱がされフルチンにさせられたんだな」と。


 そうそう、田中角栄で思い出したことがあります。

 私の名前は、佐藤ですが、私が小学校5年生になるまでは、日本の総理大臣は、佐藤総理でした。この佐藤総理が、なかなか総理を辞めなかったので、全く縁もゆかりもない私に対して、みんなは
「佐藤はいつ辞めるんだ?」
とからかい始めました。

 当時、庶民は次期総理として田中角栄を待望していました。
 私の実家は新潟県ですから、田中角栄は人気がありました。
 それがエスカレートしていって
「佐藤総理は辞めろ! 田中角栄に変えろ!」
と関係ない私を殴ったり、つねったりするようになりました。

 小学生というものは、まことに、たわいもないことでイジメをはじめるものです。私は、こんなつまらないことでイジメのターゲットにされたわけですが、イジメの原因なんて、たいていが、つまらないことがきっかけだったりします。

で、田中角栄が総理になり、その田中角栄が金脈問題で退陣すると、
 みんな田中角栄の悪口を言い出しました。その時は、
「みんな、本当に節操がないな」
とあきれたものです。

 そのうえ佐藤元総理が、ノーベル平和賞をもらうと
「やっぱり佐藤総理は偉かった。それに比べて田中は....」
なんて言い出した奴が多かったのに、言葉もでませんでした。

 人間というものは、なんと無責任な生き物だろうと思ったものです。

 ところでイジメと言えば、小学生時代には、つきものですね。
 私も、イジメの被害者・加害者両方を体験しました。
 酷かったのは、ある子をクラス全員でいじめたことがあった。
 その時は私も加害者だった。
 今から思えば、なんであんなことをしたんだろうと思います。

 それは、ほろ苦い思い出であり、
 今でも目ざめの悪い思い出です。
 具体的に言うと、
「野ブタ。をプロデュース」
という番組がありましたが、ほぼ、同じようなイジメが、私の小学生時代にもありました。具体的に言うと、下記の動画のようなイジメです。





 その時、一人一人は大したことをやってなかったと思いますが、クラス全員でやると、これが凄いダメージになるのです。というのも、私もやられたことがあるので、そのダメージの大きさがよくわかるのです。これは、やられた者でないと、なかなか理解しにくいでしょうね。

 で、今になって当時を思い出すと、イジメのおこりやすいクラスと、そうでないクラスがあったことです。というのも、全くイジメが無かったクラスもあったからです。では、どういうクラスにイジメが多かったかといいますと、みんなが仲がよいクラスほどイジメが多かった。団結心が強いクラスほどイジメが壮絶だったんですね。

 逆にイジメがおこりにくいクラスというのは、あまり、まとまりのないクラスだった。具体的に言うと、リーダー的な存在が、いなくて、各自がめいめいオタク道に走っていて、一人一人、別々の趣味の世界をもっているようなクラスでは、イジメはおきにくかったような気がします。

(だから私は趣味の世界に走るオタク道に否定的ではありません)

 それが証拠に中学生になったらイジメは、消えていった。中学生になると、小学生時代よりも多趣味になるし、クラブ活動が盛んになります。みんなで一緒に団体行動することなんか無くなって、自分の好きな世界に没頭し出すので、イジメなんかやってる暇がなくなるんですね。


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 高校になると、もっと、その傾向が強くなる。

 ところで私は高校時代に転校しています。
 それもかなり特殊な高校に転校しています。

 具体的に言うと、小学生時代に逆戻りしたような高校に転校した。その高校の先生たちは、非常に特殊なイデオロギーをもっていて、やたらとクラスの団結を強調する高校でした。

 具体的に言うと、文化祭のために1ヶ月ほど、授業を中止して、文化祭の準備だけをおこなう高校でした。勉強なんかどうでもいいという感じで「クラスのまとまりこそ一番大切」という姿勢の学校だった。その学校に転校して驚いたことは、小学生のころにやっていたイジメを目撃したことでした。具体的に言うと、知恵遅れ気味の同級生を殴る蹴るの暴行でいじめていた。ちょうど、こんな感じです。下記の動画をみてください。




 これを目撃した時、目が点になったが、
 それをやめさせようとすると、一緒にイジメられるようになる。

 転校する前は、元旧制中学の進学校にいたので、イジメなんて想像もつかなかった。そんなことをする暇があったらクラブ活動や受験勉強をやっていたし、だいたい、そういう大人げないことは、自分自身のプライドが許さなかったと思います。

 しかし、クラスの団結を強調する高校では、さかんに誰かをイジメていたんですが、悪質なことには、そのイジメには、「和をみだす」という大義名分があったんです。だから始末におえなかった。

 で、そういうイジメに義憤をもっていたら、
 わりと、まともだった某先生が、
 私の心中を察して

「こういう空気が、維新や戦争や安保闘争の原因を作ったんだよ」

とおっしゃり「空気の研究・山本七平」という本を紹介してくれました。それを読んだ私は、すっかり目から鱗が落ちました。全ての謎が全部解けたという感じになりました。そして、その瞬間から私の人生が変わったのです。

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つづく。

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posted by マネージャー at 11:23| Comment(2) | 教育問題を考えてみる | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

的岩スノーシューツアー

的岩スノーシューツアー

国道144号線の鳥居峠がスタート地点になります。
鳥居峠の駐車場は雪で覆われており、
空きスペースに車を停めます。

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林道を1時間くらいゆっくりと歩きます。
途中で体温調節しながら進みます。
林道の歩きが終わり、登山道に入っていきます。

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ここが林道終点。

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ここから2つのルートに別れていますが、林道の方を使って的岩に向かうのが一番無難でしょう。道を間違えようがないですから。ただし、念のために赤テープを貼っておきました。

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ここが的岩。
林道終点から1時間くらい。

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万里の長城みたいな的岩。
四阿山は、標高2332m。
この四阿山の中腹に的岩山(標高1746m)があります。

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 建久年間、浅間野に狩にきた源頼朝は、この珍しい岩を的にして矢を射られたといいます。鳥居峠から四阿山に向かって尾根伝いに北上すると3kmの地点にこの岩脈がある。上州側では「的岩」信州側では「屏風岩」と呼びます。また、上州側ではこの辺一帯を「天狗の露地」とも言っています。

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つづく。

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posted by マネージャー at 00:07| Comment(2) | 四阿山・バラギ高原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする