2010年10月31日

お馬鹿なツアー 伝説の吉川鮮魚店

お馬鹿なツアー

 台風だ!
 山は無理だ!
 
 というわけで、温泉ツアーになるのかなあと思ったら、
「お馬鹿なツアーだ」
 と来ました。

「富山に行って魚を食べよう」

と言うことになり、伝説の魚介類専門店
「吉川鮮魚店」
にチャレンジすることに。

と言うわけで、はるばるやってきました。富山県に。


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今回のメンバーです。
もちろんパワースポット氏がいるので、男女半々。


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ここが伝説の店。


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さあ、食べようということになりました。


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すごい!
すごすぎる!


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パワースポットマンとのサイズを比較してください。


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食べる食べる。
これだけの刺身を食べる機会は滅多にない?


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ツマまで全て平らげました。


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食べたら温泉。
そうです、ここは「ひすい」で有名な、親不知子不知。
と言うわけで、次は、この海岸の「お馬鹿な」レポートを。


つづく


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posted by マネージャー at 11:58| Comment(2) | TrackBack(0) | お馬鹿な話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月30日

久々に復活! お馬鹿なツアー

今日は台風。
だから、キャンセルの嵐は覚悟していたのですが、
ほとんどなし!

すごい。

で、みんな土曜日ツアーのJバンドに行く気満々で
朝7時に集合したのですが、
当然のことながら雨なので中止。
で、みんなで相談した結果、

「今日は、お馬鹿なツアーにしよう!」

と相談がまとまり、日本海にブリ寿司・マス寿司を食べに出かけに行きました。
もちろんパワースポット氏も一緒です。
と言うことは、もちろん若い女性たちもです。

それを見送った私は、
みんな元気あるなあ。
転んでも、ただでは起きないなあ
と、感心しながら見送りました。


それにしても台風なのに、
よく、これだけ集まったなあ。
おそるべし!
報告は、画像データーが手に入り次第
明日の朝にでもアップします!

つづく

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posted by マネージャー at 10:35| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 2012以前 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

有形民俗文化財 東の歌舞伎舞台

東御市祢津地区は、文化財の宝庫です。
ここは、いつかシルマンウォークで歩きたいところです。
で、今回は、有形民俗文化財 東の歌舞伎舞台の紹介。

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http://www.city.tomi.nagano.jp/manabu/bunkazai/
東御市祢津1348番地19

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 寛延4年(1751)銘「踊大小入」の木箱が残されていることや、この舞台の東北方約500mの地に「えんぎ場」と言い伝えられているところがあることなどから、そのころから当地では歌舞伎が演じられていたと考えられます。日吉神社本殿背後に建つこの舞台は、嘉永年間の記録によると「文化14年(丁丑年)(1817)」の建立とありますので、西宮の舞台より1年遅れということになります。

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 間口8間(約14.5m)、奥行5.5間(約10m)の切妻造木造平屋建で、屋根は現在は桟瓦葺きです。舞台床面は、直径3間(約5.4m)の回り面となっており、その中心の奈落部分で、心棒に交差した腕木を押し回して回転させる仕組みになっています。なお、「セリ上ゲ」は2か所にあり、「セリ分ケ」・「セリ出シ」・「田楽返し」の装置や、背後には遠見用の窓などが考えられており、舞台前の階段状の広い桟敷席(見物席)と合せて、農村歌舞伎の発達史の上からも、貴重な舞台と言われています。
 現在も、東町歌舞伎保存会を中心として、歌舞伎上演が続けられており、地元の小学生たちもこの舞台で、子ども歌舞伎や地域に伝わっている民話・伝説を児童劇として上演し、伝統芸能の継承・創造に一役かっています。

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つづく

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posted by マネージャー at 07:49| Comment(2) | TrackBack(0) | 東御市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月29日

有形民俗文化財 西宮の歌舞伎舞台

有形民俗文化財 西宮の歌舞伎舞台

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東御市祢津2253番地

 東御市の祢津地方は寛永元年(1624)に小諸藩から分地を受け、除封後も祢津領として陣屋を構え歴代代官が21ケ村5560石を支配し小城下町を形成しています。寛延4年(1751)銘「踊大小入」の木箱が残されていることや、この舞台の東北方約500mの地に「えんぎ場」と言い伝えられているところがあることなどから、そのころから当地では歌舞伎が演じられていたと考えられます。

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 祢津健事神社境内にある、回し付きのこの舞台は、江戸時代の文化13年(1816)に造られたことが、記録によってはっきりしています。回しのある舞台(回り舞台)としては、日本で最も古い舞台であり、前面の桁行は8間(約14.5m)、奥行の梁間4.5間(約8.1m)、屋根は寄棟造り茅葺きで、主屋背面の中央部分一部に下屋が付けられています。内部床面には直径3間(約5.4m)の円形の回し部分があり、この中心の床下に据えられた心棒に直角に交差した2本の腕木を押し回し、回転させる仕組みになっています。また、この舞台は、規模の大きさ・能舞台の遺構がみられること・背面の窓を開けると裏山を背景として用いることができるなど、農村の演劇史上からも貴重なものといわれています。

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つづく

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posted by マネージャー at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 東御市 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月28日

北軽井沢ブルーベリーYGH10周年 13

北軽井沢ブルーベリーYGH10周年 13

 ユースホステル開業する前に聞かされていたことは、「ユースホステルをオープンすると、そのオープンを狙ってユースホステルのヘビーユーザーが、ドットおしかける」という事でしたが、そんな事は無かった。北軽井沢ブルーベリーYGHが、オープンした開所記念に泊まった御客様は、たった4名で、うちユースホステル会員は、たったの2名でした。しかも、その後2週間ちかく御客様はゼロ状態。

「このままでは、干上がってしまう」

 2001年1月の暖房費は、10万円。電気代は、8万円。何もしなくても、毎月30万くらいが消えて行ってしまう。おまけにインターネット代が3万円。当時は、北軽井沢にフレッツadslというものがなく、インターネットに莫大な費用がかかっていました。おまけに、引き継ぎが完璧でなかったために、水道管の凍結や、ボイラーの故障や、下水が凍結で流れなくなったりで、おおわらわ。

 で、車で40分もかかる大雪の真冬の軽井沢駅にいって客引きをしたのですね。最初は勇気がいりましたが、やってみると、これが案外うまくいきました。しかし、何回かやっていると、警察がやってきました。で、客引きをしてはならんと言ってきました。

 困った私は、カー用品店のイエローハットに行きました。イエローハットに行けば、鍵山さんの本がある。そこに何かヒントがあるはずだと。で、吹雪の中、御代田のイエローハットに行き、鍵山さんの本をかたっぱしから読み始めました。で、鍵山さんが過去に映画を作っていることに気がつきました。


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 北軽井沢ブルーベリーYGHには、たくさんのビデオが置いてあります。かれこれ2000本くらいになります。人気ビデオもあれば、誰も見ないビデオもある。その誰も見ないビデオの一つに、
『てんびんの詩』
という映画があります。鍵山さんが作った映画です。

 で、全くヒットせずに誰にも知られず埋もれてしまった映画です。
 映画マニアの私も知らなかった。
 それだけに幻の映画だった。


 軽井沢駅で客引きを禁止されたあと、御代田のイエローハットで鍵山さんの本を読んでいたら『てんびんの詩』という映画をイエローハットが制作したことがあると書いてあった。直感的に
「ここにヒントがある」
と思った私は、その作品を探しに車を走らせました。佐久・上田・軽井沢・小諸・御代田のレンタルビデオ屋さがしました。

 吹雪の中でした。
 家に帰らず、
 車の中で仮眠をとりながら、
 何十軒ものレンタルビデオ屋をまわり、
 なんと長野市内のレンタルビデオ屋で、ようやく見つけました。

 それも、レンタルではなく、中古落ちで、たったの33円で売られていました。もっと正確に言うと、3本で百円のコーナーに乱雑にやまずみされていました。それもエロビデオと一緒に。

 ちなみに『てんびんの詩』は、Yahoo!オークションで五千円もします。

http://auctions.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%81%A6%E3%82%93%E3%81%B3%E3%82%93%E3%81%AE%E8%A9%A9&auccat=&aq=-1&oq=&ei=UTF-8&tab_ex=commerce

 今でこそ、このビデオが見直され、高値が付いていますが、まだ鍵山さんが、今ほど有名でなかった2001年当時は、たったの33円でも売れてなかったのです(もっともビデオは33円だったけれど、探すためのガソリン代は1万円以上した)。しかし、これを見つけた私は、大喜びで北軽井沢ブルーベリーYGHにもどり、飯も食べずにビデオを見ました。ビデオの内容は、このようなものです。

 近江商人の家に生まれた主人公は、小学校を卒業すると、父から鍋蓋を売ってこいといわれます。それを売ることもできないようなら商家跡継ぎにはできないと。おまけに、丁稚小僧と同じ服装をさせられ、家族ではなく使用人と一緒に飯を食べるようにいわれ、弁当にいたっては、梅干ししか入ってない御飯しかない。

 そんな境遇に不服な主人公は、さっさと鍋蓋を売るために、店に出入りする者の家に行き、親の威光を使って売ろうとするが売れない。かげで父が手をまわし、修行の一環であることが知れ渡っているからです。ですから、もみ手で媚びたり、脅したり、嘘をついたり、いろんな小細工をするが売れない。そういう小細工では、いっさい売れないのです。

 だいたい鍋の蓋です。
 売れるわけがない。
 蓋のない鍋があるわけがないから、売れるわけがない。
 3ヶ月間。一つも売れない。

 しかし、ある事がきっかけで、何十個も売れるようになるのです。
 しかし、そのきっかけとは・・・・。


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 『てんびんの詩』を見終わった私は、まさに鍵山さんらしいテーマだなと思いました。忘れかけていた商売の原点というものを改めて考えさせられました。売る者と買うものの心が通わなければ売れないと。人の道にはずれて商いはないと。見終わった後にボロボロと涙が落ちて止まらなかったです。

 そして、見終わった直後に予約の電話がかかってきました。死ぬほど、ほしかった予約ですが、当時の北軽井沢ブルーベリーYGHは、その御客様のニーズと合わなそうだったので、お断りし、別の宿を紹介し、いろいろな旅のアドバイスをしました。すると、その御客様が、別件で、別の日の予約をしてくれました。「お前の宿に興味をもったから泊まりたくなった」と言うのです。私は、御客様をお断りすることによって、御客様の予約を頂いたんですね。

 御客様が来ない。
 だから、必死になって御客様を集めようとし、
 宿にあわない御客様をとめたりする。
 媚びたり、嘘をついたり、小細工して御客様を泊めようとする。
 これは、『てんびんの詩』の鍋蓋売りの少年と一緒です。
 しかし、これでは鍋の蓋は売れません。

 私、北軽井沢ブルーベリーの経営を半年間、友人にまかせても全く収益が上がらなかった理由が分かった気がしました。友人がやっていた1年間、リピーターがゼロだった理由も分かった気がしました。私は、友人が宿主をやっているあいだ、旅行代理店を回ったり、チラシを配ったり、大金をかけて宣伝をしたり、集客のために走り回ってばかりいたわけですが、一度も実際に御客様と向き合ってなかったんですね。

 もっとも、当時の私は、埼玉県に住んでいたわけで、向き合いたくても向き合えなかったわけですが、それでは駄目だったわけです。そもそも友人に、宿の経営を任せたのが間違いであって、どんなに「俺にやらしてくれ」と言っても心を鬼にして断るべきだったのです。しかし、アマちゃんだった私は断り切れなかった。で、御客様と向き合わずに宣伝ばかりしていたのです。これでは、うまくいくはずがない。

 これが分かってから北軽井沢ブルーベリーYGHは、快進撃するようになりました。まず、リピーター1号が現れました。1年間、リピーターがゼロだったのに、たったの2週間でリピーターが現れ始めました。それもユースホステルの御客様ではなく、ペンションの御客様です。

 私は初年度に、250万円の宣伝費をかけました。今は、ほとんど宣伝費は使っていません。250万円の宣伝費をかけて、リピーターはゼロ。今は、ほとんど宣伝費は使っていませんが、7割の人がリピートしてくれます。これも全て『てんびんの詩』のおかげであり、鍵山さんがくれたヒントのおかげだと思っています。


 北軽井沢ブルーベリーYGHには、2000本のビデオがあります。
 人気ビデオもあれば、誰も見ないビデオもある。
 その誰も見ないビデオの一つに『てんびんの詩』があります。
 制作されたのは、1988年。
 バブルの頃の作品です。
 バブルの頃に、こんな作品を作った会社があったんですね。
 けれど全くヒットせず
 誰にも知られず埋もれてしまった映画でした。
 そのビデオは、北軽井沢ブルーベリーYGHのビデオコーナーでも
 人知れず埋もれていました。
 あまりに地味でボロボロのビデオだったために、
 いつだったか、嫁さんがゴミ出そうとしていたのを、慌てて救い出し、
 今は、私の本棚に置いてあります。

つづく

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posted by マネージャー at 17:50| Comment(6) | TrackBack(0) | テーマ別雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

池ノ平湿原ツアー

今週の日曜日ツアーは、池ノ平湿原ツアー
地蔵峠からのハイキングです。
今回のメンバーです。

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つづく

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2010年10月27日

やっと帰りました

昨日と今日は、国会図書館で調査。
昨日は、代々木ユースホステルに泊まってました。
で、気がついたことが一つ。
外国人が少ない。
「なぜだろう?」
と思ったら円高のせいらしい。
なるほど。

外国人といえば、ブロック会議で話題になっていたのが、アニメファン。
外国人のアニメファンは多いらしい。
ドイツ語や英語のマンガをユースホステルに置いたら
速攻で盗まれるらしいし、
アニメグッズも盗まれる。

そうそう、箱根に外人が大勢くる理由があった。
外人アニメファンが来る理由があったらしい。
箱根はエバンゲリオンの舞台だったらしい。



つづく

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posted by マネージャー at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 2012以前 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月26日

今日は代々木ユースホステル泊

今日は代々木ユースホステルに泊っています。
国会図書館で調べ物をしています。
そしてコピーの整理で大忙し。
やはり代々木ユースには外国人が多いですね。

実は、昨日は隅田川ユースに泊まりました。隅田川ユースも、すばらしいユースでした。用意してもらった部屋がゲストルームのせいか豪華だった。

で、昨日、関東ブロックの総会があったのですが、ブロック長が、奥様のダウンで、辞任され、新しいブロック長の選出を決めることになりました。で、
「佐藤おまえやれ」
という事になったのですが、それだけは固辞。ごめんなさいし、各県持ち回りで交代制を提案。反対意見は無しで決定しました。で、現ブロック長が栃木ということで、来期は隣県の群馬がブロック長。次は、山梨、神奈川、東京、千葉、茨城、栃木という形で交代していくことに決定。会計は、前ブロック長。監査は、前々ブロック長。がなることに決定。今後は、いろんな人たちにブロック長をやってもらうことになりました。

これで平等になった。
平等に汚れ役をかぶってもらおう。
というわけで、来期は、群馬が関東ブロックの代表です。
みなさん、よろしくお願いします。

さて、ここからが本題。
館山ユースのペアレントさんに、お会いしました。
私と同じ世代で、とても、さわやかな人でした。
ユースも、元ペンションだそうで、何かブルーベリーと似ている感じがします。
50歳で脱サラしたらしいです。
で、昨日は、館山ユースのペアレントさんと、ぐてんぐてんになるまで飲んでしまった。

そうそう、東京都協会の皆さん、お気遣いありがとうございました。
日本酒が美味しかったので、つい飲みすぎました。

はせユースさん、杉並木ユースさん、川口湖ユースさんたちとも、久しぶりに、お会いできてよかったなあ。大谷川ユースの菊池さんは、金沢でクモ膜下出血で入院したためか、酒は一切飲めなかったようですね。代々木ユースの田中さんも元気そうだし、よかったよかった。
posted by マネージャー at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月25日

今日は関東ブロックの総会 2日間休館させていただきます

今日は関東ブロックのユースホステル総会。
で、東京に行ってきます。
ついでに、国会図書館で調べ物もしてきます。
隅田川ユースホステルに1泊。
代々木ユースホステルに1泊。
計2泊してきます。

で、2日間休館させていただきます。
御迷惑をおかけして、もうしわけありません。


つづく

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posted by マネージャー at 09:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月24日

西篭ノ登山ハイキング

西篭ノ登山ハイキング

あまりツアーでは行かない西篭ノ登山。
けっこう秘境です。

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地蔵峠からのルートが廃道になってから、
めっきり訪れる人が少なくなりました。

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池ノ平湿原が見えます。

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カラマツの紅葉が美しい

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ゴールです。
ここはコマクサの宝庫。

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美しい雲。
紺碧の青空。

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下山後はアイスです。

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つづく

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2010年10月23日

東篭ノ登山ハイキング

東篭ノ登山ハイキング

今週は、パワースポットマン不在にもかかわらず、なぜか御客様の大半が女性ばかり。
パワースポットマンの御利益は、週をまたぐのか?
しかも金曜日から満室近くなり、土曜日に至っては大入り満員。
これもパワースポットマンの御利益なのだろうか?

冗談はさておき、今回は、東篭ノ登山ハイキング。

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逆光で浅間山が見えない。

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しかも寒がっている。
気温が低くて寒いのではありません。
寒いギャグに凍えているのかもしれません。

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それにしても、良い天気。

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さて出発。

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あ、ホシガラスだ!

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富士山も見える。

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頂上まで、もう少し。

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ゴール!
素晴らしい展望!

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記念撮影。

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次は、西篭ノ登山だね!

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つづく

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片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた8 つづき

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた8 つづき


4.大食いをしないこと。

 正直言って、これは難しいと思っていました。しかし、アミノバイタルを使用すると空腹にならないのですね。不安ならアミノバイタルにスニッカーズを足しても良い。これで大食いせずにすみます。

 登山をすると空腹になります。しかし、ここで大食いすると疲労が大きくなるのです。そのうえタンパク質は、摂取してから吸収されるまで4時間かかります。4時間後なら登山が終わっている可能性がある。つまり、登山中に肉体に補給できないのです。ということは、昼食は無駄食になってしまう。

 ところがアミノ酸なら30分で吸収できます。

 と言うことは、登山直前にアミノバイタルを飲めば、不足したタンパク質を直ぐに補給できるわけです。つまり、タンパク質が不足しないわけで、免疫機能を維持したまま登山を続けられますし、活性酸素に対する防御を行うタンパク質も製造停止しなくてすみます。もちろん自分の筋肉を分解せずにすむので、筋肉痛もおこりません。


5.コンドロイチン・グルコサミンを多用し、関節の炎症をおさえた。

 コンドロイチンは、嬬恋村のキャベツ農家では有名なサプリメントです。肉体労働で、腰を痛めやすい嬬恋村の農家では、コンドロイチンは離せないサプリメントでした。それを聞いた私も、服用をはじめたら劇的に関節痛が治り、もとのように登山が出来るようになったのです。グルコサミンもしかりです。


6.ビタミン・ミネラルの大量摂取。

 アミノ酸とビタミンとミネラルはセットです。3つはリンクしています。つまりアミノ酸を大量摂取する場合は、ビタミンとミネラルも同時でないと意味がありません。これは、ふだんの登山で気がつきました。アミノバイタルを大量摂取しても、調子が悪いことがあったからです。
「はて? どうしてかなあ?」
と思ってたら、アミノバイタルの中でも、ビタミン入りのものと、アミノ酸だけしか入ってないものがあるのに気がつきました。ビタミン不足の時、ビタミンの入ってないアミノバイタルを飲んでも効き目が薄かったことに気がついたわけです。で、ビタミン入りのアミノバイタルプロ(ゼリータイプ)を飲むようになったわけです。また、大塚のマルチビタミン&ミネラルを補助サプリメントとして使うようになったわけです。今回の北アルプス縦走でも大活躍しました。いつもなら口内炎になって帰ってくることもしばしばでしたが、今回は、全くビタミン不足にはなりませんでした。


7.休憩とアミノバイタルは1時間おき。

 登山中は、身体が戦闘モードになっています。つまり適度なストレスで胃が動いてない。内臓が動いてない。でも、栄養を吸収しないと身体が持たない。で、アミノバイタルウォーターやアミノバイタルゼリーを1時間おきに摂取しました。水はあえて飲みません。すると空腹にならないのです。9時間かけて北穂高小屋に到着しても、腹は減りませんでした。空腹感がでてこないのです。
 しかし、寒気はしたので、実際には、身体はカロリーを欲していたのだと思います。にもかかわらずアミノバイタルを大量に摂取しながら登山をしていると空腹にならない。しかも、身体が山を登る体制になっている。もちろん、そのままではまずいので、スニッカーズやカップ麺を食べていますが、別に空腹感のために食べているわけではありません。義務的に食べているわけです。


8.ユニクロの新兵器

 ユニクロは、安くて便利な製品を開発してくれます。今回も御世話になりました。
 まず990円の、このスボン。
http://store.uniqlo.com/jp/CSaGoods/409098-58
 見た目はジーンズなのですが、機能はジャージそのもので収縮性があり、通気性もあり、そのうえ夜は温かい。これは買いです。ただし嫁さんに、どういう名前なのかを聞いて、えーっと思いましたが、やはり便利な物は便利。

 そしてヒートテック。990円から。
 安くなりましたねえ。
 こいつのおかげで山でも全く寒くなかった。
 そのうえ速乾性があるために汗もかかなかった。
 http://store.uniqlo.com/jp/store/feature/heattech/l3men/

 そして、わずか200グラムのプレミアムダウン。
 こいつは良いです。
 山小屋で会った人は、みんなこれを着ていました。
 薄くてコンパクトになり、そのうえ、たったの5990円です。
 http://store.uniqlo.com/jp/store/feature/down/l3men/index.jsp

 これらの新兵器を使用することにより、35リットルの日帰りザックで北アルプス縦走が可能になりました。ザックを35リットルにすると、登りや岩場が楽になります。さらに30リットルまでに減らせれば、かなり楽な登山になりますが、決して不可能な数字ではありません。ちなみに20年前の私は、同じコースを100リットルザックで通っていますが、その頃は、ずいぶん無駄な荷物を持っていました。


つづく

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2010年10月22日

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた6+α

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた6+α

みわぼーさん

>もっとも、奥様でさえ、登りが、つらかったというお話

これは割り引いた方がよさそうです。
というのも、最初は私のアドバイスというか、
私の実験を拒否して大量のアミノバイタルを吸収しなかったからです。
けれど途中から吸収するようになって、それから以降は私より元気でした。
五十肩で私が嫌がる槍ヶ岳への登頂も、彼女の強い要求で行っています。

大量のアミノバイタルを飲む前の嫁さんと、
飲んだ後の嫁さんは全く別人です。


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>登山を完遂する体力がないだろうなぁ…。
>つまり、完全な運動不足ですよね…はぁあぁ…(溜息)

私が運動不足になり、ぶくぶくと太ったのは6年前からです。
6年間に、65キロだった体重が95キロまで太りました。
これには、理由がありました。

 もともと私は、膝の関節炎だったのですが、靱帯を痛めたり、若い頃の無理がたたったりして、膝を壊したのです。それが6年前です。私が太りだしたのは、その頃からです。膝を壊したと言っても、体力が低下したわけではなかったので、登山をしても登りは強かった。けれど、下りが駄目なのです。4人の宿主と佐渡島を縦走したときも、登りでは無敵でしたが、下りで足の悪い武馬さんに追い越されたりした。だから北アルプス縦走も、長い間、諦めていたのです。

 で、ブクブクと太りだしてしまった。
 ダイエットをしてみたが駄目。
 かえって体調を悪くする。

 しかし、登山をするにも限界がある。
 重い荷物を背負って下ると膝を痛める。
 すると3日くらい運動できなくなる。
 こういう原因で、どんどん太りだしたわけです。

 ところが、そんな私に朗報がありました。コンドロイチンで治る可能性があると。1ヶ月の半信半疑で使ってみましたが、これが意外に効きました。痛めた膝が以前より悪化しない。そうなるとグルコサミンとヒアルロン酸も使ってみようと思い、これも使用開始したら、1ヶ月くらいで膝関節の痛みが少なくなりました。

 で、去年の今頃、涸沢まで登山して試してみたのです。結果、膝関節の痛みは皆無になったことが分かり、以後、本格的な登山をはじめたのです。体重は、95キロから83キロまで落ちました。

 けれど、この夏は御客様が多く、運動できなかったためにリバウンドがおき、88キロまで増えましたが、今回の北アルプス縦走をきっかけに、85キロまで減りました。もちろん筋肉もつきました。30キロ装備でもコースタイムの半分で鼻曲山往復できるようになっています。そして、膝は全く正常です。

 この体験によって私は、一つの重大な結論を得ました。「迷信や、根拠無き健康方法や、精神主義は駄目だ」と。サプリメントに対する偏見を捨て、もっと肉体を科学的にみなければ駄目だと。また医者に治せなかった膝をコンドロイチンとグルコサミンといったサプリメントで治したということで、肉体には個人差があるということを思い知らされました。さて、前置きは、さておいて本題です。


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>マネージャーさんご推奨のアミノバイタルの摂取をしていけば、
>私のようなモンでも、北アルプスの槍ヶ岳とまでは言わずとも、
>ある程度の山に登れる持久力を上げられるのでしょうか?

これは、半分イエスです。
確かにアミノバイタルとサプリメントの摂取は、肉体を疲れにくくします。
しかし、それを飲むと肉体が強化されるものではありません。

では、槍ヶ岳に行けないかと言えば、そうではありません。
アミノバイタル無しでも槍ヶ岳に登れます。
義足の人間でさえ登っているからです。
適切な準備と指導があれば、大キレットでも大丈夫です。

この場合の適切な指導とは、楽しく登るということです。
疲れたら休む。
息が切れたらペースを落とす。
1日の歩行時間は、6時間以内とする。
あと、知的登山を行うということも大切です。
適度な歩行は、脳細胞を活性化させます。
そして、その脳細胞の活性化こそが、適切な登山であると言えます。


あと、アミノバイタルの効果についてですが、
これについては、別のところで述べます。
なぜアミノバイタルなのか?
これを書き出すと長くなってしまうので。



>そして、五十肩(又は四十肩)も、やはり、血行の問題なんでしょうかね…?

 正直言ってわかりません。
 私は医者ではないので、よく分からないです。


>これで、完治予定は、開始から最長3ヵ月後を予定している治療だそうです。

 それは早いですね。
 私が五十肩になったのは、6月。
 もう5ヶ月近くかかっています。
 それでも完全には治っていません。

>即効性からしても、荒療治的な今回のような登山の方が効くのでしょうかね?

 これも分かりません。すいません。
 ただ、2時間くらいの登山なら毎日行っています。
 4時間くらいの登山なら週に2回行っています。
 でも、全く治らなかった。

 むしろサウナで調子が良くなったので、登山よりサウナが有効な気がします。

 今回の北アルプス縦走で、五十肩が良くなってきたのは、たまたまなのか? サプリメントのおかげか? アミノ酸の大量摂取が原因か? 9時間歩行を3日間続けたのが原因なのか? よく分からないというのが真相です。これを解明するには、もう一度9時間登山を行うしかないわけで、天候をみて近くの山でチャレンジしてみようかなと思っています。


つづく

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2010年10月21日

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた7

手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた7

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言い忘れたことがあったので最後に一言。
五十肩の人は、絶対に私の真似はしないでいただきたいです。
とても危険です。
大キレットが安全に歩けるようになったとはいえ危険は危険ですから。
あと槍ヶ岳だって、荷物なしなら足だけで歩ける場所ではありません。
このへんを誤解されたら困ります。
コースタイムも、標準より早いですから参考にはなりません。
あくまでも、北軽井沢で登山ガイドをやってる人間のものですから。

しかし、万人に参考になることもありますから、あげておきます。
中高年の登山の秘訣です。

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1.荷物を軽くすること。

 具体的に言うと、山小屋で補給しなさいということです。そしていらない物はもっていかないことです。重い物は、水と食料ですから、それを山小屋で手に入れれば、登山が楽になります。


2.酒を飲まないこと。

 酒をのみはじめると、小屋全体で飲みムードができます。すると、小屋にイビキの大合唱がうまれて寝にくくなるのです。これは翌日のツアーに影響します。あと、酒は確実に免疫機能を低下させますし、高度障害を誘発します。


3.アミノ酸とビタミンとミネラルのサプリメントを大量摂取すること。

 大量に補給するところが大切ですが、できるだけセットのものを使用した方がいいです。ミネラルにしても、ビタミンにしても、アミノ酸にしても配合比が重要です。どれか突出しても無駄なだけです。あと、なぜサプリメントかと言いますと、一般の食事で必要量を補給できないからであり、もし仮にできたとしても、カロリーオーバーになってしまい、そのうえ胃腸に負担をかけすぎるからです。若い頃なら、大食いもいいですが、30歳も後半になったらサプリメントを大量摂取した方が、登山中は、身体に負担をかけません。

 まだまだ、ありますが、眠いので、つづきは明日書きます。


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つづく

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2010年10月20日

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた6

手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた6

 深夜、肩の激痛もなく心地よく目が覚め、外に出てみました。
 満天の星空。冬の星座のオンパレード。

 天気予報では、下界は岐阜県が雨、長野県が曇りなのに、槍ヶ岳では満天の星空。そのかわりに下界を雲海が遮っている。この満天の星空は、北アルプスの稜線だけが得られる登山者へのプレゼントなのです。

 そして朝4時30分。
 パッキング開始。
 これは、その時、窓の外を撮影した写真です。


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 御来光は、5時45分頃ですから、その1時間以上前に、明かりが差しています。
 平地では、こうはいかないでしょう。
 丸い地球の標高3180メートルがもたらした幻灯なのです。

 そして槍ヶ岳肩の小屋から見た槍ヶ岳。

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 御来光を見てから下山しても良いのですが、それをするのは、山の初心者。何度も槍ヶ岳で御来光を見ている私たちは、少し下山して槍ヶ岳のモルゲンロートを楽しむことにしました。御来光があがる15分前に下山開始。計算なら殺生ヒュッテあたりで、御来光になるはず。

 と思ったらアッという間に殺生ヒュッテを通過。

 殺生ヒュッテは、中房温泉が、喜作に喜作新道を作らせて建設させた山小屋です。槍ヶ岳は、今でこそ上高地から登る人が大半ですが、昔は、中房温泉から登るのがメインルートでした。北アルプスの峰々をつなぐ登山道には「表銀座」「裏銀座」と呼ばれる登山の縦走コースがありますが、この表銀座コース喜作新道を切り開いたのが小林喜作です。この喜作新道ができたのが、大正9年です。この喜作新道が出来るまでは、中房温泉に1泊、大天井小屋に1泊、さらに常念小屋に1泊と、槍ヶ岳まで3〜4日かかっていました。ところが喜作新道によって1〜2日で槍ケ岳に行き着くルートができたのです。そして、喜作新道の終点が殺生ヒュッテなのですね。

 この殺生ヒュッテを少しくだったところで、御来光。
 5時55分。

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 後をふりかえると、見事なまでの槍ヶ岳のモルゲンロート。

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 涸沢のモルゲンロートも素晴らしいですが、
 槍ヶ岳のモルゲンロートも素晴らしい。

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 やはり、少し下山してよかった。
 もし、肩の小屋で御来光をみたら
 こんな槍ヶ岳のモルゲンロートを見ることになる。

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 やはりモルゲンロートは、殺生ヒュッテより下ったあたりが一番美しい。
 これが何度も槍ヶ岳に行ってる人間の感想です。


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 播隆上人の修行窟。6時6分。
 播隆上人は、天保五年(1834)に53日間も、
 ここで念仏を唱えたといわれています。


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 ちなみに念仏行者の播隆上人は、新潟県の人です。上人は、木食でした。木食とは、木の実を食べて生きる僧侶のことで、それによって殺生をしないで生きます。夜は座禅したまま眠りました。人々は、そんな播隆上人を有り難がって、たくさんの御布施をだすのですが、大半は、その場所に置いて人々に分け与えたと言います。そんな播隆上人は、身のこなしは実に軽く、険しい登山道も身軽に登ったと言います。

 この播隆上人が、文政十一年(1829)七月に槍ヶ岳を開山したことは有名な話しです。槍ヶ岳の頂上に槍ケ岳大明神の祠を建立し、本地阿弥陀如来、観世音菩薩など三基を安置し、登山道を造り岩場に鎖まで設置しました。


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 槍沢カールに、朝日の移動によって、
 山影が移動していくさまは、
 背筋がゾクッとするほど感動します。


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 あとは、下山することに
 槍沢カールの素晴らしいパノラマが広がります。
 もう絶句。
 美しすぎて言葉にもなりません。

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 桃源郷があるとしたら、
 こんな風景にちがいない。


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 思わず足が止まって写真撮影。
 至福の瞬間とは、この時のことです。


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 旧槍沢小屋跡。
 今はキャンプ場になっています。


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 9時54分。横尾に到着。
 ここで遅い朝食をとりました。

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 途中、口に入れたのはアミノバイタルのみ。
 なのに全く空腹を感じません。
 だからチーカマ4本とチョコレートを1箱を夫婦で分け合ってたべただけです。
 しかもチョコレートは、食べきれなかった。
 
 10時50分。徳沢園に到着。

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 11時48分。明神池に到着。


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 12時27分。上高地ビジターセンターに到着。
 後学のために、ビジターセンターを10分見学。
 大いに参考になりました。
 上高地のビジターセンターには、北軽井沢ブルーベリーYGHでも、
 真似してもいいなあと思うアイデアがいっぱいでした。


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 12時36分。河童橋に到着。

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 12時40分。バスターミナルに到着。
 上高地名物栗ソフトを食べて、13時のバスに乗り込みました。
 これはバスから見た大正池の写真。


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 なごり惜しいですが、とっとと帰って、
 週末に泊まりに来る御客様にお出しする食材を仕入れなければ。
 なにせ、北アルプスに出かける前に冷蔵庫を空っぽにしてきていますから。

 今回、いろいろな実験を行いました。
 まだ紹介してない新兵器として、新型のズボンを採用。
 ザックも新タイプを使っています。

 失敗したものもありますが、
 いろいろな新兵器を使って楽な登山を行ってきました。

 一番の収穫は、アミノバイタルとサプリメントの効果を体感できたことですね。アミノバイタルゼリーは、もっと大量に(1日5個)使用してもよかったし、ビタミン・ミネラルなどのサプリメントも、3倍まで使用量を増やしてもよかった。

 ちなみに今回は、酒は一滴も飲んでいません。
 これが体調をよくし、翌日の行動を楽にしました。

 驚いたのは五十肩の症状が緩和されたことです。
 原因は不明です。
 いま、原因を探っているところです。

 あと
「障害をもつ人を、どうやってサポートするか?」
という点について。

 これが今回の最大のテーマだったわけですが、
 おぼろげながら確信を掴みつつあります。
 何が問題なのかが、少しだけわかってきました。
 話せば沢山ありますが、一つだけあげるとすれば
「相手に正確な情報を伝え、準備をさせ、イメージトレーニングさせる」
 ことかもしれません。
 勝利の方程式が、各自に持てるようにしてあげることだと。
 結局『風のたより』時代にやってたことと同じだったりする。

つづく

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posted by マネージャー at 22:19| Comment(7) | TrackBack(0) | 上高地・北アルプス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

草津殺生自然遊歩道

草津殺生自然遊歩道
ここは草津のシャクナゲ園として有名なコース。
クャクナゲの季節に何回か偵察をしてますがツアーとしては初めての場所です。

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マレットゴルフ場をよこぎります。
優しい御老人たちが入れ入れと言ってくれました。

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スキーコースを歩きます。

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武具脱の池。

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殺生が原。

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いよいよ万代鉱。
亜硫酸ガスに注意です。
むかし、この鉱山が盛んだった頃は、
草津民家のトタン屋根が1年で腐食したこともあったとか。
硫黄鉱山公害の酷い時代もありました。
今は温泉の源泉地帯。

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つづく

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posted by マネージャー at 09:33| Comment(1) | TrackBack(0) | 草津温泉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月19日

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた5

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた5

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 槍ヶ岳を下山しても15時前でした。ここで睡眠をとっても良かったのですが、せっかくなので槍ヶ岳肩の小屋を探検してみました。

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 これがフロントとロビー。

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 廊下と部屋入り口。

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 食堂です。

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 山小屋としては、かなり豪華な施設です。しかも傘下に槍ヶ岳山荘グループとして6軒の山小屋と同じ経営になっています。

 槍沢ロッヂ
 南岳小屋
 大天井ヒュッテ
 岳沢小屋
 雷鳥ヒュッテ
 槍ヶ岳山荘。

 これらは、全てグループなんですね。で、気がついた人もいると思いますが、どの山小屋も施設が充実しているかわりにアットホームとはいえない小屋ばかりです。そして槍ヶ岳肩の小屋の収容人数は650人。北アルプスで2番目に大きい山小屋です。ちなみに1番は白馬岳の白馬山荘の1200人。

 この槍ヶ岳肩の小屋ができる前まで、殺生ヒュッテが槍ヶ岳唯一の山小屋でした。猟師が建てた猟師小屋だったため殺生ヒュッテという名の山小屋でしたが、これが唯一の山小屋だったのです。長い間、殺生ヒュッテは、槍ヶ岳登山のベースキャンプ地だったのですね。そこに槍ヶ岳肩の小屋を作ろうと思い立った全くの素人さんが現れて、槍ヶ岳肩の小屋を作ったわけですが、利権争いやら雪崩やらで苦労の連続だったようです。そして、苦労の上に現在の盛況を迎えています。


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 ちなみに、これが槍ヶ岳肩の小屋の夕食。
 味噌汁と御飯が、おかわり自由でした。
 おひつに無くなると、あいその良い娘さんが別のをもってきます。
 テーブルもゆったりしています。

 食事は、北穂高小屋の方が良かったですね。槍ヶ岳肩の小屋は、食事造りを省力化しています。例えば、ブロッコリーが冷凍なのは仕方ないとしても、せめて湯で解凍して欲しかった。自然解凍というのはなあ。逆に嬉しかったのは、デザートが付いていたこと。皿の後の方に丸い物が写っていると思いますが、これはチーズケーキです。


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 こういう小屋ですから混雑期は、ものすごく押し込められ、3人で布団一枚なんてこともあるそうです。しかし、そんな混雑期の時でも、ちょっと離れた殺生ヒュッテは、ガラガラだと言います。私は、昔、三十人くらいの仲間と殺生ヒュッテでテントを張ったことがありますが、やはり小屋の方は空いていました。槍ヶ岳肩の小屋の混雑が嘘のようでした。近くのヒュッテ大槍は、混んでても殺生ヒュッテは、いつもがらんとしています。

 ちなみに殺生ヒュッテは、中房温泉が経営しています。中房温泉は、江戸時代から営業している日本最初の民営山小屋でもあります。そして明治時代に中房温泉が、槍ヶ岳登山の入口になりました。そして、中房温泉が、資金を出して小林喜作に槍までの新道を開かせ、喜作新道を作るのですが、その終点が殺生小屋(殺生ヒュッテ)になったわけです。喜作は殺生小屋の経営も任され殺生ヒュッテは大繁盛します。しかし、現在は、槍ヶ岳肩の小屋との競争に敗れて泊まる御客様も、かなり少ないようです。翌日、私たちは、殺生ヒュッテの前を通過したのですが、そもそも人間の気配が無かった。殺生ヒュッテに泊まらなくてよかった。

 食後は、さっさと睡眠。といきたかったけれど、同室の人に話しかけられました。山小屋はユースホステルより、同室どうしの会話がもりあがります。なにせ同じ趣味の集まりですから。相手は、石川県の山岳会の会長らしき人と、その仲間の3人です。で、その時に気がついたのですが

「あれ?」
「あれれれれれれれ?」

 肩が、ほんの少しだけ上がるようになっている。
 五十肩が、ほんの少しだけ上がるようになっている。

「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ」

 まさか?
 たった2日で五十肩が改善したのか?
 劇的に治っているわけでないけれど、
 少しだけ肩が上がるようになっている!
 登山は、肩の血流をよくするのか?

 ちなみに五十肩になると、睡眠がとれません。
 寝返りをうつと、肩の激痛で目が覚めるからです。
 だから深夜に2回か3回、死ぬ思いで目が覚める。
 つまり睡眠不足になる。
 これは、北穂高小屋でもそうでした。
 ろくに寝られたものではない。
 ところが槍ヶ岳肩の小屋では、肩の激痛で目が覚めることは一度もなかった。


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 深夜、肩の激痛もなく心地よく目が覚め、外に出てみました。
 満天の星空。冬の星座のオンパレード。

 天気予報では、下界は岐阜県が雨、長野県が曇りなのに、槍ヶ岳では満天の星空。そのかわりに下界を雲海が遮っている。この満天の星空は、北アルプスの稜線だけが得られる登山者へのプレゼントなのです。

つづく

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posted by マネージャー at 18:58| Comment(4) | TrackBack(0) | 上高地・北アルプス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた4+α

ささらーさんから質問があったので、ここで回答します。

>スニッカーズは口の中が甘ったるくならないですか?

甘ったるくないですね。
すーっと口に入っていく感じです。
地上では、こうは行かないでしょう。

私はスニッカーズを絶賛しましたが、ぶどう糖でも良いかも知れません。
標高が高いので、脳を守るためにも、ぶどう糖が理想的な気がします。



>夏場は甘いものがとにかくつらくて、塩辛いものばかり欲しましたが、
>アミノバイタルをとっていると違うんだろうか。

確かに山でも塩辛い物が必要なようです。
汗をかいてもないのに、醤油が甘く感じたし、
カップ麺が美味しかったですね。


>水もたくさん飲んでいるんですか?
>それとも、水分もアミノバイタルですか?

水分は、大量にとってません。
というか、大量に必要としていませんでした。

初日は、水を一滴も飲んでません。
3時間おきにアミノバイタルゼリーを飲み、
1時間おきにアミノバイタルウォーターを飲んでます。
これに慣れると、水が飲めなくなります。

2日目は、アミノバイタルウォーターの残量が少なくなってきたので、
3時間おきにアミノバイタルゼリーを飲み、
1時間おきにアミノバイタルウォーターと水を交互に飲んでます。
で、身体は、あきらかにアミノバイタルウォーターを欲しています。
スニッカーズは、アミノバイタルと一緒に昼食に一人一本づつ食べていますが、
とても美味しいと感じています。

ちなみにアミノバイタルゼリーは、100キロカロリー
アミノバイタルウォーターは、65キロカロリーです。
アミノバイタルだけで、600キロカロリーくらい摂取しています。
そのうえで、スニッカーズの260キロカロリーを摂取しています。
あと各種サプリメントが、20キロカロリー。
行動中の摂取カロリーは、880キロカロリーぐらいだと思います。
この他に、山小屋で2000キロカロリーを摂取しています。
合計2880キロカロリーでしょうか?

で、3日間の北アルプス縦走で私の体重は2キロ減りました。
嫁さんの方は、体重の変化無し。


 一般的に言って、アミノバイタルを大量摂取して縦走登山すると、カロリー不足でも体重は減りません。むしろ増えるくらいです。これは筋肉が増加するためだと思われますが、私の場合は、逆に体重が減ったわけですから、今回はカロリー不足、またはアミノ酸不足であったということになります。体重から言っても嫁さんの1.5倍のアミノバイタルを摂取すべきだったのに、夫婦同量を摂取したために、この差となった気がしますね。

 ところで、今現在、毎日、空腹感に襲われています。
 これは基礎代謝が増えたためだと思われますが、
 ここは、じっと我慢ですね。
 我慢できたら痩せられますから。


つづく

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posted by マネージャー at 18:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 上高地・北アルプス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

浅間山(前掛山)登山ツアー

浅間山(前掛山)登山ツアー
10月16日(土)のツアーです。
全国から大勢の参加者が集まりました。

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つづく

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posted by マネージャー at 02:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 浅間山・黒斑山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

老ノ倉山ハイキング

老ノ倉山ハイキング

 小さな山てぜすが2020mの標高があり、山頂は北東南方面の眺望がよい山です。

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つづく

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ラベル:老ノ倉山
posted by マネージャー at 02:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 破風岳・小串鉱山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月18日

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた4

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた4

 2010年10月13日、朝4時に目が覚め、出発の準備を行いました。朝食は5時20分。メニューは、目玉焼きとウインナーソーセージにキャベツの千切り。そして、味噌汁・御飯・漬け物・高野豆腐。御飯と味噌汁は、何杯もおかわりできます。ただし、食堂が狭いので山小屋のスタッフが、おかわりの御飯をよそってくれます。中には、3回も4回もおかわりする人がいます。私は、そんなめんどくさいのは嫌なので
「おかわり御願いします、大盛りで!」
と御願いしました。すると、てんこ盛りで返ってきました。それを2回繰り返して終了。味噌汁も2回おかわりしました。

 てなわけで、10分で食事を食べ終えて、外にでました。
 御来光をみるためです。
 日の出は、朝5時40分。
 食事に手間取っては見られません。


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 実は、山屋の間では、この北穂高小屋から見る御来光が最高なのことで有名です。槍ヶ岳を染めるモルゲンロートの美しさは、北穂高小屋でしか見られません。槍ヶ岳のそばにある槍ヶ岳肩の小屋から見た槍ヶ岳は、ここほど美しくないからです。むしろ殺生ヒュッテから見た槍ヶ岳のほうが美しいくらいで、やはり一番美しいのが北穂高小屋から見た槍ヶ岳なんですね。あと、涸沢・奥穂高のモルゲンロートも見られます。北アルプスで、一番贅沢な朝が味わえるのが北穂高小屋なのです。


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 その北穂高小屋を今まで私が使えなかったのは、十数年にわたって団体登山を行ってきたためです。二十人から四十人もの登山初心者を引き連れて山に登るとなると、北穂高小屋は最初から断念せざるをえませんでした。しかし、今回は、夫婦2人の登山であり連休後の閑散期なので北穂高小屋を使えたわけです。


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 で、素晴らしい御来光を拝めました。
 槍ヶ岳のモルゲンロート。

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 壮大な岩場。
 大キレットのモルゲンロート。
 今日は、この岩場を縦走し、槍ヶ岳まで行く予定です。


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 差し込む朝日。6時14分。
 素晴らしいですね。
 でも、本物はもっといい。


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 ちなみに、このブログの画像の名前は、全て撮影時間を名前にしてあります。「1013-06-14.jpg」という名前の画像なら10月13日6時14分です。画像の名前を調べることによってコースタイムが、詳しくわかります。で、6時55分に北穂高小屋を出発しました。これがその時の写真です。遠くに槍ヶ岳が見えてますね。


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 ちなみに北穂高小屋には、40人くらいの泊まり客がいましたが、このルートを通ったのは、私たちを含めて、たった4人だけでした。そして槍ヶ岳方面からすれ違った登山客は、6人でした。こんなに人に出会わない大キレットも珍しかったですね。おかげでマイペースに行動できたのはよかったですね。


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 さて、大キレットは、難所として有名な場所ですが、その難所の中でも一番の難所が『飛騨泣き』と言われている場所で、北穂高小屋から降りてすぐのところです。毎年、ここで数人が死んでいます。まず落石がおきやすい。そして、高度差100メートル以上のナイフリッジ。畳のヘリを歩くような際どいルート。二十年前に初心者5名を連れて、そこを通過したときは、さすがに『やばい』と思って、初心者たちにはザックを持たさずに通過させたくらいです。ここを五十肩の人間が、どうやって通過すべきか。


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 まず、ソロリソロリと這いつくばるように降りました。こんどばかりは
「痛っ!」
とうずくまると確実に死ぬので、どんなに痛くても仁王立ちしなければならない。しかし、五十肩の激痛は、数分間人間の活動を停止するので、慎重にも慎重を重ねて降りていきました。手に体重をかけたら終わりなので、足だけで降りるようにしましたが、大キレットの岩場は、手無しで降りられるようなレベルではありません。膝を使い、腰を深く落とすことによって、なんとか右手だけで降りるようにしました。

「なんで、こんな簡単なことができないんだ」
「なんで、こんな簡単なことができないんだ」
「なんで、こんな簡単なことができないんだ」
「なんで、こんな簡単なことができないんだ」

 五十肩でなければ、何でもない岩場が、すごい難所になっている。
 健康体なら何でもない岩場が、
 何の変哲もない岩場が、五十肩だと超難所として立ちはだかる。

「おちつけ、急がば回れだ! ゆっくりいこう!」

 こうなると頭脳戦です。
 岩と己の身体能力を計算するする。
 今日のコースタイムは、槍ヶ岳までのたったの7時間。
 だから慌てなくていい。
 ゆっくり、確実に、正確な計算を行って岩を降りよう。
 安易な下山は、死を招く。


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 で、問題の飛騨泣きに到着。
 そこは、本当なら腕を使わずには渡れない場所だった。
 五十肩には無理な場所だった。
 だから、北穂高小屋で深夜に渡り方をシュミレーションし、
 何時間もイメージトレーニングで瞑想した。

 しかし、

「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」

 飛騨泣きの危険箇所には、安全な足場が作られていた。

「なーんじゃコレ!」

 拍子抜け。
 拍子抜けも、拍子抜け。
 と言っても、危険な岩場には違いないのですが、
 北穂高小屋で何時間もイメージトレーニングしたのは無駄だった?

 15年前、この大キレットに25名の初心者と足の不自由な青年を連れて通過したことがある。その時は、この危険箇所に私の足置いて、安全な足場にして自由な青年を通過させた。彼の荷物は私が背負った。20年前には、生まれて初めて山に登る女の子の手を取って通過させた。彼女の荷物は私が背負った。あの苦労は何だったのだ?

「アッ!」

 しかも飛騨泣きにゴミが捨てられていた。
 それも大量のゴミが。
 私は沸々と怒りが湧いてきましたね。

「いったい誰何じゃ!」

 後日、某山小屋で、大キレットにゴミが散乱していたことを訴えったら、

「北アルプスも国際化してきたんですよ」
「・・・・・・」

 そういう事かい!
 そういう国際化はいらんだろう。
 さらに、こんな事も言ってました。

「ガイド会社が増えて、マナーの悪い団体さんが増えたのも事実です。もちろん日本人とは限りません」

 なるほどなあ。
 どうりで珍しい字が印刷してあったゴミが捨ててあったわけだ。
 あえて国名は、明かしませんが、こういう人たちは、
 もう北アルプスに来ないでもらいたいですね。
 話しを戻します。


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 8時50分。飛騨泣きを通過して最低部に到着。


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 横尾本谷が美しい。
 いつか。ここを降りて屏風岩に行ってみたい。

 ちなみに私は、二十歳頃に山岳会で、この横尾本谷を登ったことがありますが、正直言って全く記憶がありません。やはり連れて行ってもらっては駄目で、自分で右往左往しながら通過しないと印象が薄くなるのでしょうね。


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 とんがってる岩山は、南岳小屋の山のピーク。
 ここを越えると南岳小屋があります。
 奥にあるなだらかな山が南岳。


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 こちらは北穂高。
 ここまでやってきました。
 9時24分頃です。


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 これが大キレットの稜線。
 こんなところを空中散歩してきました。
 両側の景色は最高です。


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 屏風岩です。
 さすがに美しいですね。


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 10時15分、南岳小屋に到着。
 予定より、大幅に遅れましたが、
 これは五十肩の激痛でびびって、守りに入った岩登りをしたためでしょう。
 (でも、ジャストコースタイムぴったりだった)


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 ゴミをヘリで運ぼうとしている。
 荷物に嬬恋村農協のキャベツが!
 嬬恋村のキャベツが、こんなところにも来るのかあ!
 てことは、山小屋の食事には、嬬恋村のキャベセンがでるんだなあ。
 感慨深いですねえ。


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 とにかく南岳小屋で食事を。
 今日の昼食は、アミノバイタルゼリーと、スニッカーズと各種サプリメント。


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 いろんな行動食を食べてきましたが、激しい縦走スニッカーズが一番だとというのが私の結論です。日帰りは別ですよ。私が行ってるのは2泊以上のケースです。理由は、携帯のしやすさと食べやすさです。しかも、たったの53グラムの重さで、260キロカロリー。タンパク質が4.6グラムもあります。これをおやつで食べようものなら、たちまちデブのできあがり。間違えても、下界では食べてはいけない食品ですが、山では、最高の行動食になります。

 逆に登山に向かないのが、カロリーメイト。こなっぽくて、水なしで食べにくくて、すぐに飽きてしまう。長所としては、バランスがとれているところが良いことは認めますが、これは他の錠剤サプリメントで代用すればいいわけだし、食べてすぐに力が湧いてこないところや、食べにくさや、変形
しやすさを考えると、私はおすすめできません。


 食後、南岳に登頂。
 10時30分。

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 遠くに槍ヶ岳が見えます。


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 逆方向には、北穂高が見えます。
 ここが今日の中間線です。


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 とにかく槍ヶ岳に向かって出発。


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 11時55分。中岳に到着。
 景色が美しすぎて、早く槍ヶ岳に到着するのがもったいなくなってしまった。
 足取りを、ゆっくりめに、北アルプスの空中散歩を楽しみます。


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 天狗原。
 美しい。


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 12時30分。大喰岳。
 ついに、ここまで来てしまった。
 ここまでくると、槍ヶ岳は目の前。


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 普通は、目標が近づくと嬉しくなるものですが、今回は逆です。
 目標が近づくと、何か寂しくなる。
 天候に恵まれ景色が良すぎると、こういう気分になるものです。

 で、槍ヶ岳肩の小屋に到着。
 13時15分頃です。


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 槍ヶ岳肩の小屋に到着した私たちが真っ先にしたことは、
 カップラーメン(400円)を注文したこと。
 不思議なことに、山で食べるカップラーメンくらい美味しいものはありません。

 その後、チェックインしてベットメイクし、一休みして、槍ヶ岳にチャレンジ。
 本当は私は、五十肩なので登りたくなかったのですが、
 嫁さんが、どうしても登りたいというので、渋々登りました。


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 槍ヶ岳へは、空荷であがりました。
 荷物を背負ってないためか、
 どんな岩場でも歩いて登れる!

 不思議だ。
 荷物がないと、這いつくばらずに登れる。
 五十肩を全く気にしなくていい。
 これは凄いぞ!
 荷物がないって、素晴らしい!

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 14時10分から登って、15分後には頂上に着いてしまった。
 夏場だと、渋滞で1時間はかかるのですが、誰も登ってないので早く登れました。
 オフシーズンって、素晴らしい!
 やはり山は、オフシーズンですね。


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 小槍ヶ岳です。
 こんな歌を歌いました。

『アルプス1万尺、小槍の上で、アルペン踊りを踊りましょ♪
 ラーンラララ、ララララ、
 ラーンラララ、ララララ、
 ラーンラララ、ララララ、ヘイ♪』
 

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 槍沢カールです。
 明日、ここを下って下山し、8時間かけて上高地に向かいます。


つづく

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破風岳ハイキング

破風岳ハイキングツアー
素晴らしい紅葉でした。
そして.....

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コースタイムは30分程度の山ですが、素晴らしい山です。

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ブロッケン現象が

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ブロッケン現象に現れる光の輪は虹と良く似ていますが、原理が異なり、見える条件と見え方が違います。専門的には、Mie散乱(ミー散乱)の後方散乱が色ごとに違う角度依存性を持つためと説明されるそうです。

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素晴らしい天気。

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つづく


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2010年10月17日

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた3

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた3


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 そして横尾到着が、朝9時30分。私は、ここで、一つの決断をしました。槍ヶ岳の殺生ヒュッテに行くのを断念。今日の目標を、北穂高小屋にしました。

 コースタイムは、どちらも9時間ですが、北穂高小屋の方が急登なので、コースタイムを縮められると判断したからです。しかし、これはとんでもない誤算であることを後で思い知らされます。北穂高小屋に行くと言うことは、涸沢を通過することになりますが、この涸沢の景色があまりにも美しすぎるため、写真撮影で立ち止まってばかりになり、なかなか前へ進めないからです。

 こう書くと「写真なんか撮らなければいいのに」と、思われるかもしれませんが、こんな景色を見させられたら、例え親が危篤でも立ち止まってしまうのではないでしょうか? 景色に見とれてしまい、少しも前進できず、グズグズしながら12時20分に涸沢小屋に到着。ここで食事とトイレにしました。

 で、やっぱり、いました。
 山ガールたちと、アミューズなどの団体さんが。 


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 しかし、私が会いたかったのは、休暇中の山小屋関係者。しかし、それらしき人はいません。彼らは、みんな涸沢ヒュッテの方に泊まるからです。だから涸沢小屋には、アミューズの人たちしか見えなかった。だからちょっと残念でしたが、私たちは、あこがれの北穂高小屋に泊まる予定なので、問題なし。

 北穂高小屋は、山屋のあこがれ。
 なぜならば、北アルプスで一番標高の高い山小屋であり、
 北穂高の山頂イコール北穂高小屋だからです。
 つまり、北穂高小屋に寝るということは、
 北穂高の山頂に寝るようなもの。
 そして、ここでみる槍ヶ岳と奥穂高は、日本で一番美しいのです。
 おまけに眼下に美しい涸沢&横尾本谷が見える。

 なのに、今まで私は泊まれなかった。というか、泊まることが不可能だった。山岳会でも、『風のたより』という旅グループでも、この北穂高小屋だけは宿泊対象から外さざるをえなかった。それは、定員が少ないからです。混雑期に二十人ものの団体さんを連れて泊まることなど絶対に無理な山小屋でした。しかし、今回は夫婦2人なので遠慮無く泊まれます。


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 涸沢小屋で昼食とトイレを終えて13時。
 私たちは、北穂高に向けて出発しました。
 涸沢から北穂高までの一般的なコースタイムは、3時間。
 16時までには北穂高小屋にチェックインできる計算になります。 


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 ちなみに13時という時間は、山小屋ではチェックインタイムになります。この時期の日没は17時頃であり、夕食は17事30分頃になりますから、15時頃までにチェックインするのが山小屋の常識ですし、遅くとも16時半頃までにチェックインしなければ、小屋の人に嫌な顔をされます。場合によってはチェックインを待たされる可能性もあります。


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 私は、荷物を背負ってなければ、一般的なコースタイムの半分くらいで登れる人間です。今回は、13s装備なので、さすがにそれは無理ですが、それでも一般的なコースタイムより、3割くらい早く登れます。しかし、それは岩場がなければの話しであって、五十肩だと、そうはいきません。

 上高地から涸沢までは、岩場はゼロでした。
 だから一般的なコースタイムより、3割くらい早く到着していました。
 ところが涸沢から北穂高のコースには岩場があった。
 その岩場を登ろうとすると五十肩によって

「痛っ!」

 何度うずくまったことだろうか?

 五十肩になると、手が肩より上にあがりません。
 五十肩になると、手に体重をかけられません。
 五十肩になると、重い物をひっぱることができません。


 もし、無理に手をつかうと
 肩に激痛がはしり
 5分くらいうずくまってしまう。
 これは岩場では、非常な危険な行為です。

 それは分かっているのですが、つい手を使ってしまう。
 そして「痛っ!」とうずくまる。


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 こんな痛い目に何度かあうことによって、
 なんとか片手だけで岩登りできるようになってきました。
 
 すると
「なんで、こんな簡単なことができないんだ」
という思いをし愕然とするのです。

 たかだか片手が使えないだけなのに、
 山の岩場では、致命的なハンデとなる。
 とっても簡単な作業が、いっさい出来ない。

 悔しい。
 とても悔しい。
 こんなことで恐怖の大キレットを通過できるのだろうか?


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 私は岩場を這いつくばって、ソロリソロリと登りながら、
 片手を使えない恐怖を何度も味わっていました。
 耳にこんな言葉が聞こえてきそうだ。

「そんなんで、よくハンデのある人を山に連れて行ったな」

 だから断念するわけにはいかなかった。
 絶対に登りきって、五十肩でも
 北穂高から槍ヶ岳までいけることを証明しないと。


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(眼下に見える涸沢ヒュッテ)

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(前穂高の勇姿)


 美しい紅葉は、涸沢の岸壁を艶やかにかざり、
 その赤い屏風図が、五十肩の私に何かささやいてきます。

『その先には、もっと美しいものが待ってるよ』

 涸沢の紅葉たちが、私を励ましてくれているような気がしました。


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 そして3時間後。
 16時に北穂高到着。
 ちょうどコースタイムどうりの時刻に北穂高登頂成功。


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(今回は35リットルのザック。超最低限の荷物しか入ってない。徹底した軽量化を行った)


 そして、北穂高小屋にチェックイン。


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 うわさどうり北穂高小屋は、小さかった。
 でも、人数が少ないために個室をもらいました。
 これは有りがたかった。
 あと、小さいために登山者どうしが、フレンドリーになりやすい。
 ユースホステルのように見知らぬ同志が仲良く語りあう。
 その光景が、また良かった。


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 そして、日没。
 素晴らしい夕焼けでした。


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 赤く染まる槍ヶ岳。
 明日、あそこに行こうと、固く決意しました。
 ただし、そのためには五十肩で、大キレットを通過しなければならない。


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(五十肩には、ちょっと怖い大キレット)


そして、17時40分。
小屋の夕飯。
うわさどうり美味しかった。

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豚のしょうが焼きが2枚も。これはありがたい。
味噌汁は甘かった。
醤油も甘かった。
きっと塩分が不足しているからだと思い、味噌汁は2杯おかわりしました。
お茶もガブガブ3杯飲み、御飯も大盛りで二杯おかわりしました。


この後、寒さに震えながら、すぐに仮眠したのですが、
2時間後に目覚めて、念のためにトイレにいってみたら、
小便がでない。
味噌汁は2杯おかわりし、お茶も御飯茶碗で3杯飲んだのに小便がでない。

「食事の水分は、全て体内に吸収されてしまったのか?」

私は、上高地から北穂高小屋までの9時間の間に、
5本のアミノバイタルウォーターと3本のアミノバイタルゼリーを飲んでいます。
3リットルの水分を補給し、
そのうえ汗も全くかいてないのに、
水分が足りなかったとは.....

意外も意外。超意外!



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 そして、もう一つ意外だったのは、食事前に寒気が襲ってきていたのに、食後に2時間の仮眠をとった後には、暑さで目が覚めてしまったということです。
(嫁さんも同様でした)

 これは、エネルギーが足りなかったか、アミノ酸が足りなくて免疫機能が落ちたかのどっちかです。これも、また今回の実験で証明されていまったわけですが、私の食事計算だと今日一日で2500カロリーをとっている。これでもカロリーが足りなかったわけです。もしくはアミノ酸が足りなくて免疫機能が落ちてる可能性もある。念のためにさらにアミノバイタルゼリーを補給し、チーカマを食べました。

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 さて、万歩計をみてみたら、その日9時間の歩行数は、3万4086歩。移動距離は、20キロメートル。消費カロリーを計算したら、6500キロカロリーでした。やはり、4000キロカロリー不足していました。

 ちなみに、小浅間山の山頂までで、私の足で3000歩。湯の丸山で、5000歩です。上高地から北穂高まてが34000歩ということは、小浅間山を11回登った勘定になります。湯の丸山なら7回ですね。とすれば短期間にダイエットするには、北アルプスくらい適したところはないかもしれません。もし、その気になれば、10日間くらい山にこもれば、アッという間に痩せることが可能になりますね。

つづく

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2010年10月16日

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた2

片手(五十肩)のハンデで北アルプス縦走してみた2


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 10月11日の連休最終日。御客様を全員送り出して、大急ぎで部屋掃除をし、荷造りをし、準備完了したのが、夜の19時。水をとめ、火の元をとめ、出発したのが19時30分頃です。途中、ラーメン屋で寄り道して夕食をとり、新島々のコンビニで食料を登山用の非常食を調達しました。

 といっても買ったものは、スニッカーズ2本と、チーカマを2袋と、チョコレートを1箱と、非常食(カロリーメイト)のみ。2泊3日(プラス予備日1日)の食料としては、かなり少ないのですが、実は、これにはわけがあります。朝夕の食事を全部、山小屋でとるためです。宿屋としては、山小屋の食事に非常に興味があったのですね。

 あと、もう一つ。
 今回、ある実験を計画しました。
 それは、昼飯のかわりに大量のサプリメントを食べる実験です。 


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 具体的に言うと、
 アミノバイタルゼリーを1日に4個。
 アミノバイタルウォーターを1日に3本。
 ミネラルビタミン剤を1日必要量の2倍。
 これを飲食しながら15s装備の北アルプス登山をする実験です。

 アミノバイタルゼリーを食べると、昼食がいらなくなります。空腹感が無くなるのです。そのうえ喉も渇かない。汗も少な目になります。それは、二十年前から登山者の間で知られていたことで、今さら目新しいことではないのですが、アミノバイタルプロを1日に4個。アミノバイタルウォーターを1日に3本。合計18000ミリグラムもの大量に補給し、各種のサプリメントも携行し、倍のビタミン&ミネラルを補給したら登山に、どのような影響が出るかを調査したいと思ったからです。一種の人体実験ですね。


 その実験結果は、後述するとして、沢渡手前にある道の駅『風穴の里』に辿り着いたのが23時頃。
 ここで車の中で5時間の仮眠をとりました。


http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/eki/station/nagano_fuuketsu/index.html
(道の駅『風穴の里』)


 そして翌朝、5時に起床。5時30分に沢渡駐車場に車をとめて、6時のバスに乗って上高地バスターミナルに到着したのが6時30分。トイレをすまし、登山届をだし、保険手続きを行い、天気予報を確認し、パッキングをなおして、出発したのが朝7時でした。今日の宿泊予定地は、槍ヶ岳のそばの殺生ヒュッテ。または、北穂高岳山荘。どちらを選択してもコースタイムは、9時間になります。食事や休憩をプラスしたら11時間は必要です。

 しかし、朝7時出発だと夕方18時到着になってしまうので、それは登山界では掟破りです。日没後の到着は、タブーなのです。山小屋によっては、小屋の主人が雷を落とします。ふつーに怒鳴ります。山小屋は、ペンションや旅館とは違うのです。掟を破ったら怒鳴られるのが普通なのです。日没後のチェックインは絶対にできない。

 となるとコースタイムを速くするしかない。

 しかし、速く登るには、荷物を軽くしなければならない。で、考えたことは、食事をふくめ山小屋で買えるものは全て山小屋で調達し、食料も持参するものはアミノバイタルとサプリメントに限定し、昼飯は小屋で食べることにしました。そして、荷物を徹底的に軽量化し、嫁さんにダウンジャケットなどの軽いものをもたせ、私が重い物を全て持つことにしました。そして、1時間おきにアミノバイタルと他のサプリメント補給し、疲労を最低におさえることにしたのです。


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 そんなにアミノ酸をとって大丈夫か?と思われるかもしれませんが、成人男性の蛋白質の一日必要量は、体重1kgあたり1.5gのタンパク質が必要だと言われています。私は85sなので、127.5グラムのタンパク質が必要なのですが、アミノバイタルをジャンジャン飲んでも一日20グラム以下にしかなりません。

 しかも、山小屋の食事に高タンパクなものを期待できるわけもなく、そんな調子で縦走を続けていても、タコの共食いのように自分の筋肉を食いながら歩くようになります。

 つまりアミノ酸が足りなくなると、自分の筋肉を分解することによって補充されるため、アミノ酸を十分にとらないと筋肉が逆に萎縮してしまうことがあるのです。その結果、足が痛くなって歩行速度が遅くなるのですね。

 あと新陳代謝に支障が出てきます。つまり体調が維持できなくなります。また、免疫の正体はタンパク質であるから当然免疫機能が落ちます。また、活性酸素に対抗して老化を防ぐ役目を負ったタンパク質も作れなくなって当然老化も早まります。だからこそアミノバイタルなのです。

「それなら、高価なアミノバイタルではなく、もっと安い魚肉ソーセージやチーズで代用した方が良いではないか?」

 おっしゃることは分かります。私もそう思って、高価なアミノバイタルのかわりに、ゆで卵で代用したこともあったのですが、やはり駄目でした。どういうわけか不思議なことに、ゆで卵やソーセージが、アミノバイタルのかわりにならないのです。アミノバイタルの代わりになるのは、バームくらいです。



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 話しが、それました。
 まず、朝7時12分に河童橋に到着。
 ここは、上高地の象徴でもあります。

 三千メートルの偉容を誇る西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、明神岳、焼岳が見えます。河童橋の名の由来は、昔ここに河童がすみそうな深い淵があったためだと言われています。芥川龍之介が1927年(昭和2年)に総合雑誌『改造』誌上に発表した小説である「河童」は、この河童橋が舞台となっています。


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 上高地を涸沢や槍沢方面に歩いていく途中、梓川の上にそそり立つ山があります。これが明神岳です。五十肩でなければ、チャレンジしたい山の一つなのですが、今回は、我慢してとおりすぎました。


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 井上靖の「氷壁」の舞台になった前穂高岳。
 その前穂高岳を望む徳沢キャンプ場のすぐとなりに徳澤園があります。
 これです。


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 小説「氷壁」は、昭和31年に朝日新聞で連載が始まり登山ブームが起きる。
 そして上高地は空前の賑わいになりました。
 井上靖氏は、登山ブームの火付け役であり、徳澤園は、いわゆる聖地なのです。
 そして、ここは、もともとは、ユースホステルでもありました。
 つまり、ユースホステルのホステラーたちが、登山ブームの後押しをしたのです。


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 前穂高です。
 小説「氷壁」の舞台でもあります。



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 これは屏風岩。
 アルパインクライマーが憧れる穂高屏風岩です。
 夏になると大勢のチャレンジャーが攻略を行い、
 そして敗退していきます。
 さすがに、この時期には挑戦する人はいませんでした。


 そして横尾到着が、朝9時30分。
 ここまでで2時間30分。
 アミノバイタルのおかげで全く疲れなし。
 というより景色が美しすぎて、写真を撮るのに忙しくて早く歩けなかった。


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 私は、ここで、一つの決断をしました。
 槍ヶ岳の殺生ヒュッテに行くのを断念。
 今日の目標を、北穂高小屋にしました。

 コースタイムは、どちらも9時間ですが、北穂高小屋の方が急登なので、コースタイムを縮められると判断したからです。しかし、これはとんでもない誤算であることを後で思い知らされます。北穂高小屋に行くと言うことは、涸沢を通過することになりますが、この涸沢の景色があまりにも美しすぎるため、写真撮影で立ち止まってばかりになり、なかなか前へ進めないからです。


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 これには参った。


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 こう書くと
「写真なんか撮らなければいいのに」
と、思われるかもしれませんが、
こんな景色を見させられたら、
例え親が危篤でも立ち止まってしまうのではないでしょうか?


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 論より証拠。
 涸沢の写真の数々をみてください。
 この世のものとは思えない美しい姿に、
 誰もがうっとりするはずです。


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 景色に見とれてしまい、少しも前進できず、
 グズグズしながら12時20分に、やっと涸沢小屋に到着。
 ここで食事とトイレにしました。

 で、やっぱり、いました。
 山ガールたちと、アミューズなどの団体さんが。 

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つづく

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posted by マネージャー at 00:02| Comment(6) | TrackBack(0) | 上高地・北アルプス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月15日

片手(五十肩)だけで北アルプス縦走してみた1

片手(五十肩)のハンデで北アルプス縦走してみた1

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 実は私は、毎年、10月連休後に、北アルプスに登って北アルプスの現状を調査し、最近の山情報を仕入れています。なぜ10月連休後かと言いますと、一年で最も晴天率の高い日だからです。10月10日の体育の日は、一年を通して晴れの多い時期とされ、10月10日にオリンピックの開会式が行われたのも、この時期の気候が考慮されてのことです。ですから、この連休の後も晴れが多いのですね。ただし、北アルプスは微妙な時期で、初冠雪で真っ白になることもおおく、多くの山小屋が10月中旬に店じまいするのも、この時期でもあります。


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 そんなことは、どうでも良いとして、今年も北軽井沢ブルーベリーYGHは、4日間の休館日を設定し、夫婦で北アルプスに向かうことにしたのですが、最悪なことに私は五十肩になってしまっていました。

 五十肩とは、腕が上がらなくなる病気で、物が持てなくなります。着替えも一人では出来ないし、ザックを背負うことも難しくなる。もちろんハシゴの上り下りにも困るし、ロープや鎖を持つことなどもってのほかです。ストックだって使えなくなってしまう。

 よーするに岩場を歩けなくなる。

 で、北アルプスといえば『岩場』が代名詞のような所です。
 どの山も岩場無しに登れる山はありません。
 つまり五十肩の人間が登れる山ではないのです。

 しかし、私は過去に、そういう山に、老人・義足の人・初心者・高所恐怖症の人を連れて行ったことがあるのです。絶対に無理だと言われている人たちを、難かしい山に登らせたことがある。で、考えてみました。

 五十肩になってしまった。
 そして左腕が使えない。
 つまり今の私には、ハンデがある。
 そのハンデを背負った今こそ北アルプス縦走に登ってみるべきではないかと。

 私は過去にハンデをもった人を何人も連れて行った。
 その時は
「大丈夫だよ」
と言って連れ出していたわけですが、私に騙されて連れられていった人の気持ちは、本当のところ分からなかった可能性がある。それを知り得るチャンスは、五十肩で片手が使えない今しかないのですね。そう思うと、どうしてもチャレンジしてみたくなりました。ハンデをもつ人の気持ちを実感したいと。


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(左の彼女も、片足が不自由なのですが、気軽に連れて行ってました)
(でも、どういうふうに大変かは、本当のところ実感できてなかった可能性があった)

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 いつもの年なら涸沢ヒュッテに泊まって休暇で四方から集まってくる山小屋スタッフたちから最新情報を仕入れるのですが、今年は、それを断念し、片手(五十肩)のハンデで北アルプス縦走してみることにしました。候補のルートは、3つ。

1.奥穂高岳から西穂高岳の縦走ルート ★★★★★
2.槍ヶ岳・大キレット・北穂高岳のルート ★★★★
3.北穂高岳・奥穂高岳・前穂高のルート ★★★

 この中で1番のルートが一番魅力なのですが、テント泊になってしまう。これは止めました。やはり宿を経営している者としては、山小屋にも泊まってみたい。そして色々と勉強させてもらいたいからです。そうなると、2番か3番のルートになりますが、天候によってどちらをとるか現場で判断して出発することにしました。

 10月11日の連休最終日。
 御客様を全員送り出して、
 大急ぎで部屋掃除をし、
 荷造りをし、準備完了したのが、夜の19時。
 水をとめ、火の元をとめ、出発したのが19時30分頃です。


つづく

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posted by マネージャー at 13:49| Comment(4) | TrackBack(0) | 上高地・北アルプス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

紅葉の芳ヶ平湿原ツアー その2

紅葉の芳ヶ平湿原ツアー その2

紅葉の芳ヶ平湿原。ここ数年の大当たりでしたね!
言葉で説明を聞くより、写真で感じ取ってください。

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つづく

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posted by マネージャー at 01:48| Comment(4) | TrackBack(0) | 芳ヶ平湿原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月14日

土曜日ツアー(前掛山)の件ですが、朝7時に出発の予定です

山(穂高岳&槍ヶ岳)から帰ってきました。

今、休館中のお問い合わせのお返事を書いているところです。
しばらく、お待ちください。
もうずぐ、お返事が届くと思います。
御迷惑かけてすいません。


あと、土曜日ツアー(前掛山)の件ですが、朝7時に出発の予定です。


つづく


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posted by マネージャー at 21:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 2012以前 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月11日

木曜日まで休館します

自然調査のために木曜日まで休館します。
山にこもりますので、電話もメールも木曜日まで通じません。
御予約をいただいても、お返事は、木曜日の夜になりますので、ご了承ください。
御迷惑をかけて申し訳ありません。

つづく

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posted by マネージャー at 17:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

紅葉の芳ヶ平湿原ツアー その1

紅葉の芳ヶ平湿原ツアー
ここ数年の大当たりでしたね!
言葉より、写真をみてください。


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今回のメンバー。
総勢17人。
宿泊客の、ほぼ全員が参加しました。

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芳ヶ平ヒュッテです。

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お昼御飯

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写真タイム。

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若いっていいですね!

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つづく

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posted by マネージャー at 17:17| Comment(4) | TrackBack(0) | 芳ヶ平湿原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月10日

志賀高原・大沼・志賀山

今年の志賀高原の紅葉はなかなかのものです。
今回は、神秘的な大沼をハイク。

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志賀山です。

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つづく

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posted by マネージャー at 00:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 志賀高原 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする