ここには思いでがいっぱいあるからです。
昔、このユースホステルでは、冬にサロマ湖が凍結すると、対岸まで歩いて渡るツアーがありましたが、あれは凄いツアーでした。寒いわ、風は強いわ、見渡す限りの氷原で何もないわで、死にそうになりましたが、今じゃ懐かしい思い出です。
夏には、ヘルパーさんに星空観察に連れて行ってもらいました。
それはもう素晴らしい星空で、旅仲間に星を解説してあげているとヘルパーさんが、
「どうせならみんなにも解説してあげてください」
とのこと。で、私が星を解説することになり、いつまでも星空を眺めていました。
この時は、3連泊だったので、星空はいつも私が解説しました。
そのたびに御客さんが感動してくれて
私も嬉しかった。
帰り際にヘルパーさんが
「毎日、星の解説ありがとう。明日から真似して私が解説します」
と言ってくれました。
なにか去りがたかった。
一緒に星を見つめ続けた仲だったので、去りがたかった。
あの思いでがあったから、北軽井沢ブルーベリーYGHでも星空解説をやっているんですね。
実は、この近くには、人気の宿がいっぱいあって、サロマ湖畔ユースホステルは、苦戦していました。蟹が食べ放題だった『船長の船』とか『とほ宿さろまにあん』なんがあって、サロマ湖ユースホステルは、御客さんを盗られつつあったのですが、私はこのサロマ湖ユースホステルが大好きだった。そこに、何とも言えないぬくもりがあったからです。
私が泊まった20年前は、御茶会でビンゴ大会をやっていて、商品をもらったりしていました。
大規模な直営ユースホステルなのに、妙に温かいところがあったのは、サロマ湖という辺鄙な土地柄に位置しているからかもしれません。
ところで、このユースホステルは、簡素ながら設備の良いユースホステルです。
ちょっと写真でみてみてください。
あと、料理が美味しい。
海産物が美味しい。
ホタテとカボチャの季節は、とくに美味しい。
ここでホタテを食べると、回転寿司のホタテの味の無さを思い知らされます。
本物のホタテの味は、もっと濃厚なのですね。
ただし、シケでホタテ漁がない時や、当日予約の場合には、ホタテが出ないケースもあるので注意してください。
ユースホステル協会のサイトより
〒093-0423 北海道常呂郡佐呂間町浜佐呂間 サロマ湖畔
電話:01587-6-2515
FAX:01587-6-2515
http://homepage3.nifty.com/saromakohan/
収容数 40人
宿泊費(会員) 3200円
個室料金設定あり
食事 朝食750円
夕食1250円
会員外宿泊費は600円増し。
サロマ湖が一望できる幌岩山からの展望、のどかなワッカ原生花園、牧歌的なキムアネップ岬のサンゴ草などは、観光俗化されていないありのままの道東の風景を今に残している。
内部の造りが重厚な白いYHは、森と湖に囲まれた静かな佇まいの中にあり、野鳥や小動物が訪れる。
交通: JR網走駅より「登呂・サロマ湖・栄浦方面」行き「栄浦」下車。パス停から送迎あり。前日までに要予約。
浜佐呂間より送迎有(要予約)。
車は女満別空港〜車で50〜60分。
紋別空港から70〜80分
施設: 鉄筋。
休館: 11月5日〜12月25日、7月8月9月を除く月2回の休館月あり
チェックイン受付:15時〜21時(夕食予定者は18時まで)
つづく
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ラベル:サロマ湖ユースホステル