2011年03月28日

阪神大震災の震災マニュアルが古くなっていた件

阪神大震災の震災マニュアルが古くなっていた件ですが、
今回、読み返してみて、
「さすがに内容が古い」
と思わざるをえませんでした。

今回の震災は、阪神大震災の教訓がよく生かされていたからです。
具体的に言うと、消防ホースの口径が統一されていました。
阪神大震災の時は、統一されてなかったので、東京の消防車が神戸に行っても、何の役にもたたなかったのです。

で、今回は、東京消防庁は、11日の大震災直後に、は気仙沼や千葉で燃えた石油コンビナートに向かいました。本当は、知事の要請があってから動くのですが、要請を待っていたのでは間に合わないかもしれないので、とりあえず向かわせて、知事の要請を待ったのです。福島原発にも向かいました。

この判断は、阪神大震災の時に自衛隊が行った判断と一緒です。
自衛隊も知事の要請が無いと動けなかった。
けれど、勝手に「偵察」と称して動いた。
で、いちはやく大惨事に気がついて政府に報告をしたのです。

東京消防庁は、その事例を知っていたのでしょう。
だから福島の原発に向かったのです。
ここまでは、よかった。

おかしなことになったのは、この後だった。東京消防隊が、いわき中央インター付近まで行った時、政府から『来なくていい』という連絡が入ったというのです。やむなく消防隊員は引き返します。
原発は国の管理だからです。自治体は、国にはさからえない。
歯がゆい思いで帰った東京消防隊は、出番がくるまで荒川で訓練を続けました。


で、肝心の国は、どうしたか?
自衛隊や警察を使いました。

まず、自衛隊。バケツで海水をくみ、原発の真上でまく人海戦術。もちろん失敗。
次に出てきたのが機動隊の高圧放水車。これも失敗。
そのあとに東京消防庁への出動要請がきましたが、もうすでに遅かった。
しかし、それでも大活躍したのは、皆さんが知っての通り。

にもかかわらず政府(海江田大臣らしい)は、東京消防隊員に
「すみやかにやらないと処分する」
「俺たちの指示に従えないのなら、お前らやめさせてやる」
と脅迫したと言います。

もう無茶苦茶ですね。いかに政府が慌てていて的確な判断が出せなかったかがわかります。そんな状況の中できちんと結果を残した東京消防隊員には心から拍手をおくりたいですね。彼らは阪神大震災にしっかり学んでいたと思います。



彼らは、阪神大震災の経験を生かした素晴らしい消防隊員になっていましたね。
15年前の震災マニュアルが古くなっていたと、つくづく思い知らされました。



つづく

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posted by マネージャー at 21:07| Comment(2) | TrackBack(0) | 特設 被災者の疑問を調べます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

嬬恋村の水は湧水なので安心

今日、水道局に問い合わせたら嬬恋村の水は湧水なので安心だということ。
よかった。
しかし、考えてみたら私は、水源を知っていました。
確かに湧水で、鬼押し出しの地下からもってきていた。
そうだった。すっかり忘れていました。
忘れたまま、浄水器を注文してしまったが、また使う機会があるでしょう。
備えあれば憂い無し。

御客さんは、嬬恋村に来るついでに空のペットボトルを持ってくるといいと思います。
ちなみに、勝沼ユースホステルさんの水道も湧水らしい。
水上ラズベリーは、どうなんだろう?


つづく

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posted by マネージャー at 18:33| Comment(4) | TrackBack(0) | 特設 被災者の疑問を調べます | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする