2011年06月02日

猫とトイレ

猫とトイレの動画です
猫って、けっこう賢いですね。





トイレ後に水を流そうとしてる?
蓋を閉めようとしてる?





オイオイ.....





最期に



つづく

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ラベル:猫とトイレ
posted by マネージャー at 22:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 動画紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

老人たちの話し 6

老人たちの話し 6

 佐渡の北片辺のことを書いているうちに、懐かしくなってインターネットで北片辺を調べてみました。今は、どんな状況なのかと。で、写真をみつけました。

62kat-12.jpg

 もう無残としか言いようがないです。
 美しかった北片辺の風景は、もうありません。
 海岸は、堤防とテトラポットにかわってしまっている。
 まあ、仕方ないことなんでしょうね。

 Googleマップでも調べてみましたが、昔あった道もなくなっている。かわりに巨大な橋と巨大なトンネルになっている。昔は、正面から車が来ると、どっちかがバックしなければならなかった。第一、島を一周する道路が無かった。だから交通手段は、バスというより船だったところが多かった。

 1日1便の両津行きのバスが出ている。そういう場所も多かった。そのために佐渡は、昔の登山ガイドに載っていた。登山道が載っていたのではなく、島の海岸線のルートが載っていた。そのせいか自動車の通行できない僻地なのに旅館は多かった。しかも江戸時代から続いている老舗の旅館も多かった。戸数が三十くらいしかない集落に旅館が三軒ということも珍しくなかった。そういう意味では、僻地だった頃の佐渡島の方が、今より栄えていたのかもしれない。





 前にも言いましたが、私は4歳になると、母親と別れ、父親と祖母のもとに引き取られます。佐渡の北片辺という土地から離れ、佐渡の泉というところに住むことになります。ここは、佐渡にしては都会だったので、北片辺のような風景は無かったのですが、やはり鍵はなく、いろんな人が家に出入りしていました。六畳と四畳半と土間の小さな借家だったのに、いろんな人が出入りしていた。

 その中の一人に、とても仲がよかったおじさんがいましたが、病気になり死んでしまった。何でも731部隊の将校だったらしく、身元がバレるのを嫌がって、病気になっても病院に入院すること拒んだために病死してしまった。

 まあ、そんなことは、どうでも良いのですが、私は父親と祖母によく怒られましたから、新しい環境になじめませんでした。そういう状況の中で、北片辺から老人たちが、よく遊びに来てくれました。

 私は、北片辺の人たちに、よほど可愛がられたみたいです。親戚でもないのに、いろんな人たちが次々とやってきた。そして私の顔をみて帰っていった。そのうち北片辺の人たちは、当時、高価だった軽トラを買って、みんなで遊びに来ました。休みになると私を拉致するように北片辺に連れ帰ったりもしました。このように北片辺との交流がつつきました。

 こういう子供時代をおくると、街中で老人を見ると無性に涙が出てくるようになる。祖母とは、口喧嘩が絶えないのに、見知らぬ老人に涙が出てくる。こういう条件反射が、二十歳くらいになるまで続きました。

 一般的に可愛がられるという行為は、「甘え」の原因を作ると言われます。確かに原因にはなりますが、私は、決して悪いことだとは思いません。そういう記憶は、大人になって、ギリギリのところで人間を人情深くする。つまり人間を性善説にしてしまうと思うからです。

 むしろ人に甘えることを知らないまま大人になった方が怖い気がします。「甘え」を知らない子供の方が、大人になってから凶暴になる可能性がある。かといって、無制限の甘えは、人間を駄目にする。ここが難しいところですね。





 以前、9歳のお子さんと、お母さんが、スノーシュー体験をしに北軽井沢ブルーベリーYGHに泊まりに来ました。土井君がいないので、私がガイドをしました。最初は、真面目にガイドをしていたのですが、9歳の子が、あまりにも甘えん坊なので、途中で無茶苦茶あそんでしまった。雪をかけて埋めてしまったり、母親がみてないところでポカリと叩いたり、漫画見ながらラーメンを食べてると「行儀わるいな」と鼻をつまんだり。どんどん距離を縮めたら、ものすごく仲良くなってしまった。

 で、草津ユースホステルにチェックインするために、お別れすることになったのですが、
「一緒に草津ユースホステルに行こう!」
と駄々をこねはじめた。

 お母さんは大爆笑です。
 9歳のお子さんは、
 私が宿屋のオーナーであることを忘れてしまっていた。
 そのくらいに仲良くなっていた。

 けれど私は、単に甘やかしただけではない。マナー違反には何度もポカリと頭を叩いている。そのうえで一緒に笑い転げながら雪遊びしている。甘えるところは甘えさせている。これは、かって北片辺の老人たちが、私にしてくれたことを、9歳の子供さんにしただけなんですね。しかし、具体的に、どのように接したか、というのは言葉では説明しにくい。

 こういうものは、世代を超えて体験で受け継ぐしか無い。
 逆に言うと、体験で伝えられなければ、
 終わってしまう。

つづく

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posted by マネージャー at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | テーマ別雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネットへの取り組みについて1

北軽井沢ネットについて

 御客さんから、電話で北軽井沢ネットについて質問がありましたので、良い機会なので北軽井沢ネットについて書いてみたいと思います。

 観光の仕事をしていて、つくづく思うことは、時代に追いついている企業と、そうでない企業の差が開きすぎているということです。これが非常に困る。どういうふうに困るかというと、会議の時に困る。会議にならないんです。だから、こっちは黙ってしまう。一言も口をきかないで、終了とともに逃げるように去ってしまうだけになる。下手に捕まると、仕事や役職を押しつけられてしまうからです。

 昔は、こんなことは無かった。会議にならないということは無かった。少なくとも会話は成立した。じゃ、どうして、今は会話が成立しなくなったかと言いますと、インターネットとマーケッティングへの取り組みの差のためです。

 インターネットをやってる立場からすると、従来の紙媒体の宣伝というものの費用対効果の効率の悪さが信じられないほど悪い。しかし、インターネットに無知だと、それにすがるしかないわけで、何十万もかけて、チラシやポスターを作ってばらまくわけですが、その効果は皆無にちかいです。しかしインターネットだと、千分の1のコストで、同様の効果を得ることが出来ます。しかも双方にメリットのある顧客が得られます。そこから長いつきあいが始まり、リピーターが増えるのです。

 リピーターという存在は、観光業者にとって神様みたいにありがたいもので、道案内はしなくていいし、宿について細かい説明もいらない。そのうえ勝手に宣伝までしてくれる。暫く、姿をみせなくなったとしても、どこかで話題にだしててくれる。本当にありがたい存在ですが、このリピーターはチラシでは得られにくいんです。チラシという紙媒体では獲得しにくい。本を出版するくらいでないと難しい。チラシ程度の情報では、相手の顔が見えないために相性の悪い宿を選択してしまいがちだからです。

 あと、チラシやポスターは、時として御客さんを騙すこともあります。意図してないのに騙すこともある。チラシに使われている写真は、最高のものであるために、行ってみるとガッカリということになり、結果として悪評を広めてしまうことになる。しかし、インターネットならそのデメリットを防ぐことも可能です。今年は、シャクナゲの花が不作だとか、見頃はいつだとか、細かい情報が書けるから、御客さんをガッカリさせる確率が減ります。

 前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

 その昔、私が属している浅間高原観光協会は、なかなかホームページを作ってくれなかった。ホームページによる情報発信をしようとしなかったんです。事務局に何回言っても、ウンと言ってくれなかった。で、チラシ・ポスター・キャラバン・イベントばかりやっていた。当然のことながら効率が悪いのなんの。

「もう観光協会をやめようかな」

と思っていた矢先に、ホームページで共同宣伝する組織である「北軽井沢ネット」という組織から、北軽井沢を宣伝するホームページを作ってくれないか?という相談がありました。で、ワダックスの代理店をやってる土井君を管理責任者にすることを条件にボランティアでホームページを作ったのです。それが、これです。

http://kita-karu.net/

 ちなみに
「どうしてサッサと観光協会を辞めなかったの?」
という質問がありましたから、お答えしておきます。

 観光協会でないと、できないことがあるんですね。
 それは割引施設のことです。
 温泉などの割引券は、1軒の宿のために割引券をだしてくれない。
 三十軒くらいまとまって利用してくれないと出してくれないんです。

 あと、割引券・前売り券の印刷。
 これは、温泉施設が印刷してくれるわけではありません。
 こっちが毎年印刷をかけて発行します。
 そういうものなんです。


 この費用が年間に三十万円くらいかかる。
 つまり、割引券・前売り券にはコストがかかっている。
 それを一軒の宿が負担できるわけがない。

 実は前売券や割引券には、
 莫大なコストがかかっているんです。


 だから観光協会で共通割引券にして、割引施設を三十ヶ所くらいの割引券を共通にして、印刷をかけないと、とても作れないのです。大手の軽井沢グリーンプラザホテルなんかは、独力でそれをやっていますが、小さなペンションやユースホステルには、それができない。だから観光協会を辞めたくてもやめられなかったんです。辞めたら、御客さんの温泉入浴料金が跳ね上がる。だから辞められなかった。これは案外知られてない事実でしょうね。割引券は、無料で存在しているわけでない。

 しかし、私が北軽井沢ネットに入った時、北軽井沢ネットに温泉割引券があった。
 北軽井沢ネットで割引券・前売り券を印刷していたんです。
 これで観光協会に在籍する意味が無くなった。

「こりゃいい、北軽井沢ネットに入れば、観光協会を辞められる」

と思って大喜びしたのですが、そうは問屋がおろさなかった。観光協会のトップが交代し、北軽井沢ネットのボスが、観光協会の役員になってしまった。そしてホームページを作る予算が付きました。で、ワダックスの代理店をやってる土井君を管理責任者にすることを条件に、私がボランティアでホームページを作りました。それが、これです。

http://asama-kogen.info/

ブログも作りました。

http://asama-s.seesaa.net/
http://wf-asama.seesaa.net/
http://ai-asama.seesaa.net/

 こうして、北軽井沢ネットと浅間高原観光協会のインターネット事情は改善されていったわけですが、北軽井沢の状況・嬬恋村全体の状況をみると、まだまだ遅れています。それは日本ユースホステル協会も一緒です。ホームページはできていても、チラシをインターネットに流した程度のものしかないのが現状です。しかし、これもパソコン教室を開いて宿主のスキルアップをさせているので、少しづつ改善されていくでしょう。



つづく

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posted by マネージャー at 12:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 業界裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする