宿屋をやってて、一番うれしいこと!
それは、御飯をたいらげてくれることです。
食べっぷりのいい御客さんは、大歓迎。
逆に悲しいことは、
御飯を残されること。
そんな日は
「メニューの何がいけなかったんだろう?」
と、夫婦で反省会をひらきます。
8月17日は、満室にもかかわらず、夕食をとってる御客さんは、たったの11名でした。
「今日は、楽ができるな」
と、のんびり構えてたら、嫁さんが青ざめてやってきました。
「ご飯、6名追加できる?」
「どうしたの?」
「素泊まりの御客さんが、夕食を追加したいって」
時間をみたら16時。
今からだと、ぎりぎり間に合う。
「メニューを変更すれば、可能だね。追加OKと言って」
「あいよ」
という訳で17名分作ることになった。
17人ともなると、厨房は、ものすごく忙しくなる。
「で、どんな御客さん?」
「大学生のチャリダー6人」
「ええええええええええええええええええええ」
こうなると、17人分というより、30人分作る気持ちでないと、
絶対に御飯が足りなくなってしまう。
当然のことながら、超いそがしくなる。
ウルトラ忙しくなる。
メニューも、若干変更した。
大量のおかわりが可能なおかずを用意することにした。
「御飯を大量に炊かなくっちゃ」
「そうだな、S木さんが、6人来たようなもんだしな」
「そうね」
「御飯は17人に15合炊けば余るだろう。今日は、小さいお子さんと、女性、老人だから、余裕で俺たちの賄い分も残るだろう」
「うん」
「汁物は、蕎麦をやめてシチューにしよう。シチューなら、おかわりが出来る。シチューの量は、30人分も作っておけば大丈夫だろう。あと、キャベツサラダを出して、さらにおかわり用として、ボールにてんこ盛りに用意しておこう。こいつは、腹持ちがいいしな。あとチャリダーさんたちには、特にでかいステーキを出してやるか!」
で、ボリューミーな夕食を出したわけです。
当然のことながら御飯は完売し、
鍋から溢れんばかりのシチューも完売した。
ボールにてんこ盛りに用意した特大キャベツも全て無くなった。
私たち夫婦は、その食べっぷりに大喜び。
「やった!」
こうなるとデザートのアイスもてんこ盛りサービス。
ま、ここまでは、よくある話ですよね。
北軽井沢ブルーベリーYGHの日常というか、
ごくごくありふれた風景です。
食事が食べ終わると、温泉ツアーがあります。
私は、19時50分に、3人の若い男女の一人旅の御客さんを温泉まで送りました。
チャリダーさんたちは、宿に残っていました。
で、御客さんを温泉に送迎して宿に戻ってくると、
あのチャリダーさんたちが、カップ麺を食べていた。
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」 というのは、私の心の叫び。
彼らは、まだ食べたり無かったのか.......orz。
遠慮していたのか.......orz。
かなりへこんでしまった。
まだまだ、自分たちは、修行が足りない。
で、また温泉まで迎えに行って帰ってきたのだが、
その時は、彼らはカップ麺を食べ終えて、御菓子をバリバリ食べていた。
「ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ」 以上、私の心の叫び。
こいつは、一本とられた。
まだ食べたりないなんて.......orz
私は大急ぎで、冷蔵庫にあるシシャモの全てをジャンジャン焼いて、
御茶会に出したのでした!
つづく
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posted by マネージャー at 00:00|
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