2011年10月14日

四阿山と根古岳を縦走してきた1(四阿山編)

四阿山と根古岳を縦走してきた1(四阿山編)

北アルプス縦走をしてきたついでに、
ちょっくら四阿山と根古岳を偵察してきました。
今回は、菅平牧場を起点に、四阿山と根古岳の縦走です。

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これが菅平牧場。

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根子岳が見えます。
しかし、これは後回しにして、まずは四阿山。

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紅葉はかなりいいですね。
今がピークでしょう。
論より証拠、写真をみてください。

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このような美しい白樺の紅葉の中を散策しながら四阿山にいきます。

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少し行くと、小四阿山。
展望がよくなります。
もう少し行くと、中四阿山。
ここの展望も良い。

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そして、高山植物の紅葉がみられます。

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遠くに穂高・槍ヶ岳が。
昨日、あのてっぺんにいたことを思うと、
少し感傷的になりました。

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眼下の菅平牧場も美しい。

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階段が見えたら、もう四阿山の頂上は、すぐそこ。

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さあ、頂上です。

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浅間山も見えます。

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美しい根子岳も見えてきます。

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これから根古岳に向かいます。


つづく。

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posted by マネージャー at 19:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 菅平 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年 通風男の北アルプス縦走記1

痛風に苦しむ男が、北アルプス縦走(重太郎新道)をしてみた1

 私は、毎年、10月連休後に、北アルプスに登って北アルプスの現状を調査し、最近の山情報を仕入れています。なぜ10月連休後かと言いますと、一年で最も晴天率の高い日だからです。10月10日の体育の日は、一年を通して晴れの多い時期とされ、10月10日にオリンピックの開会式が行われたのも、この時期の気候が考慮されてのことです。

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 それから、なぜ定期的に北アルプスの調査を行うようになったかと言いますと、私が持っている山の情報が古くなりすぎているんですね。ザックにしても、ウエアにしても、すごく古くなっている。だから北アルプスにいってきてヒアリングしてこないといけない。たとえば、去年の調査でわかったことは、みんなユニクロのダウンを着ていたことだった。

 正直言いまして、私は、ユニクロのダウンを小馬鹿にしていました。
 まず、デザインがダサイ。
 いかにも丈夫ではなさそう。
 倒れたら破けそう。
 そうなったら初雪が降るかもしれない山では致命傷になる。
 なより薄くて寒そう。
 やはりダウンならノースフェイスだろう。
 というわけで、私は、ノースフェイスのダウンしか着たことがない。
 しかし、去年、北アルプスに行ってみたら、みんなユニクロのダウンを着ているわけです。

「寒くないですか?」

 と聞いてみるんですが、みんな「これで十分だよ」と言う。私は、半信半疑なんですが、あまりにもユニクロのダウンを着ている人が多いので、自分でも買ってみて試してみたら、これがかなり防寒性能がよい。風を通さない。しかも軽くてかさばらない。使い方によってよっては、ノースフェイスのダウンより便利なのです。デザインがダサイのさえのぞけばですが。

 あと、嫁さんにも買わせて使わせてみたら、嫁さんは女性ならでは意見としてフリースより「軽くて肩がこらない」とのこと。機能重視の山屋としては、これ以上便利なものはないとのこと。最初は、夫婦で小馬鹿にしていたユニクロのダウンが、ノースフェイスのダウンより便利なことがわかってしまった。これは、北アルプスに行って、多くの登山者のギアの調子をヒアリングしてこないと、わからないことなんです。





 それから山ガールファッション。
 これも告白します。
 私は、内心、小馬鹿にしていました。

 4年前、最初、山ガールファッションをみたときは、珍しくてジロジロみていました。そして、心の中で危ないだろうと呟いていましたが、もう今では、若い女性の9割は、山ガールファッションになっていて、オールドファッションの方が少数派になっている。

 で、山ガールファッションは、単なる流行をとおりこえて、かなり実用的になっているのです。防寒も完璧になっているし、機動性も高いし、医学面の効果さえとりいれている。スカートの後部は、座布団のようになっていて、岩に座るとき便利になっているし、タイツは、大昔のニッカボッカスタイルを、改良したようになっていて、機動性がズボンのものより良くて、発汗性・防寒性も改良されている。派手な色合いは、霧の中で目立っていて安全度が高くなっているし、むしろ山ガールファッションの方が、登山に向いているんですね。

 で、気がついたことには、この山ガールファッションは、大昔の登山ファッションというか、登山スタイルに近いのではないかということです。昔は、ニッカボッカにウールのロングソックス。そしてヒザサポーターに、おしりに岩に座るためのカモシカの毛皮をつけていた。偶然なのか必然なのかわかりませんが、一部の山ガールファッションが、これに似たスタイルになっている。





 しかし、気になったところもあります。
 みんな、やたらとストックを持っている。
 岩場の多い北アルプスで、2本ストックで上っている。
 当然のことながら岩場・鎖場・ハシゴでじゃまになる。
 みていて、危なくてしょうがない。
 なのに片づけようとしない。
 これは流行なのか?
 それとも、その方が楽だと思っているのか?


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 さて、本題にうつります。いつもの年なら涸沢ヒュッテに泊まって休暇で四方から集まってくる山小屋スタッフたちから最新情報を仕入れるのですが、今年は、それよりも、北アルプス縦走してみることにしました。候補のルートは、3つ。

1.重太郎新道から奥穂高岳から西穂高岳の縦走ルート ★★★★★
2.槍ヶ岳・大キレット・北穂高岳のルート ★★★★
3.重太郎新道から奥穂高岳をたどる各種のルート ★★★★

 この中で1番のルートが一番魅力なのですが、テント泊になってしまう。で、去年は2番のルートを選択したのですが、今年は1番のルートを第一目標にしたうえで、天候と体調によっては、3番のルートに変更することにしました。

 というのも、私の体調が良くなかったからです。痛風とぎっくり腰で、9月末から10月初旬までの2週間の寝込んでしまっていたからです。特に痛風には、参った。1歩も歩けない。北アルプス縦走を目の前にして、どんどん足腰が弱ってくる。準備のための訓練が全くできない。そもそも7月8月9月の夏は、御客さんに追われて、山に登ってないので、6月を最後に、ろくな登山をしてない。

 そもそも今年は、スノーシューさえ、3月以降はやってない。
 3月11日の原発事故のせいです。
 春の登山も控えめにしていた。

 まともに登山したのは、ゴールデンウイーク以降から6月にかけての1ヶ月くらいのものだった。これで体が弱っている上に、9月末に痛風とぎっくり腰をやってしまった。本当なら北アルプス縦走どころではないのだが、こちらには、長年の経験とスキルがある。去年体験した五十肩のハンデよりは、ましなので、天候と条件さえよければ、西穂高縦走も不可能ではないと判断しました。

 というわけで、下の写真をみてください。
 上高地のカッパ橋の写真です。
 バックに美しい山が写っていますね。
 今回は、ここに登ることになりました。


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 10月10日の連休最終日。
 御客様を全員送り出して、
 大急ぎで部屋掃除をし、
 荷造りをし、準備完了したのが昼の13時。
 水をとめ、火の元をとめ、出発したのが14時頃です。



つづく。

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posted by マネージャー at 09:44| Comment(5) | TrackBack(0) | 上高地・北アルプス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする