2011年 通風男の北アルプス縦走記2
10月10日の連休最終日。御客様を全員送り出して、大急ぎで出発したのが、14時。4年連続で上高地から北アルプスを縦走しているので、上高地のある松本市の中心部までの最短ルート(抜け道)は、完璧にマスターしている。北軽井沢ブルーベリーYGHからなら2時間もかからない。
ルートは、こうです。
144号線を使って鳥居峠を経由して上田市を18号バイパスを使って、県道65号線に入る。平井寺トンネル有料道路を使って245号線に出て、三才山トンネル有料道路・松本トンネル有料道路を使って、松本市内に入ります。このルートだと、早ければ1時間30分。遅くても2時間で松本市内に到着できます。そこから上高地の入口・沢渡までなら40分くらいです。
しかし、すぐに上高地には、入りません。
国道19号と、国道158号の交差点にあるスーパー銭湯『瑞祥』に立ち寄ります。
http://www4.ocn.ne.jp/~zuisyo/matsumoto.html瑞祥 松本館
〒390-0841 長野県松本市渚1丁目7番1号なぎさらいふサイト内
TEL 0263-29-2686
FAX 0263-29-2641
ここは、アルピニスト(登山家)御用達のスーパー銭湯であり、下駄箱にザック置き場があったりします。駐車場も広いし、隣に、スーパー(ツルヤ)・本屋(蔦谷)・電気屋・スターバックス・レストラン・飲み屋もあります。しかも、このスーパー銭湯のレベルが高い。風呂の種類が多いうえに、食事もボリュームがあって、休憩室も広く、24時までオープンしています。2階の休憩室では、仮眠をとることもできますし、貸切部屋(有料)もあります。 登山客のなかには、貸切部屋でパッキングしている人もいます。
私たちは、ここで、仕事の疲れをとって、隣のスーパーツルヤで食料を調達しました。
もちろん今回も大量のサプリメントを購入しました。
具体的に言うと、
アミノバイタルゼリーを1日に一人あたり4個。
アミノバイタルウォーターを1日に一人あたり3本。
ミネラルビタミン剤を1日必要量の2倍。
これを飲食しながら15s装備の北アルプス縦走をする予定です。
実は去年、アミノ酸を合計18000ミリグラムもの大量に補給し、各種のサプリメントも携行し、倍のビタミン&ミネラルを補給することによって、疲労を極端に押さえる実験を行なっています。実験は、大成功でした。1日で上高地から北穂高、または槍ヶ岳に登っても全く平気でした。五十肩にもかかわらず、6時間半で北穂から槍ヶ岳にも行くことができました。全くアミノバイタルプロの力はすごいものがあります。
アミノ酸を合計18000ミリグラムもの大量にとって大丈夫か?と思われるかもしれませんが、成人男性の蛋白質の一日必要量は、体重1kgあたり1.5gのタンパク質が必要だと言われています。私は90sなので、135グラムのタンパク質が必要なのですが、アミノバイタルをジャンジャン飲んでも一日20グラム以下にしかなりません。山小屋の食事に高タンパクなものを期待できるわけもなく、そんな調子で縦走を続けていても、タコの共食いのように自分の筋肉を食いながら歩くようになります。
つまりアミノ酸が足りなくなると、自分の筋肉を分解することによって補充されるため、アミノ酸を十分にとらないと筋肉が逆に萎縮してしまうことがあるのです。その結果、足が痛くなって歩行速度が遅くなるのですね。また、免疫の正体はタンパク質であるから当然免疫機能が落ちます。また、活性酸素に対抗して老化を防ぐ役目を負ったタンパク質も作れなくなって当然老化も早まります。だからこそアミノバイタルなのです。
そして、ここが大切なのですが、アミノバイタルプロのゼリータイプには、クエン酸1200mg。つまり梅干し4個分のクエン酸が入っているのですね。サッカーの長友選手は、試合前に大量の梅干でクエン酸を摂取していますが、酸っぱいものが苦手な私には、できない相談。私はレモンも梅干しも苦手ですから、梅干し4個分のクエン酸が入っているアミノバイタルプロは、頼もしい味方です。あと、クエン酸は、痛風にも効くので、通風もちの人間には、とてもありがたい存在です。
話がそれました。
上高地の入り口。
沢渡手前にある道の駅『風穴の里』に辿り着いたのが20時頃。
ここで車の中で朝まで仮眠をとりました。
http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/eki/station/nagano_fuuketsu/index.html(道の駅『風穴の里』)
そして翌朝、4時に起床。
4時30分に沢渡駐車場に車をとめて、
タクシーに乗って上高地バスターミナルに到着したのが5時30分。
実は、これより早く上高地に入ることはできません。
夜間は、釜トンネルが封鎖されてしまうからです。
釜トンネルがオープンするのが、朝の5時です。
それ以上、早く、上高地に入るのは物理的に不可能なのですね。
だから、4時30分に沢渡駐車場に到着するのがベストなんです。
4時30分に沢渡駐車場に到着すれば、かならず上高地一番乗りを狙っている人がいます
から、タクシーの相乗りができます。4人で相乗りをすれば、バスより安くなりますし、
タクシーの運転手から紅葉の情報なんかを聞き出すことも可能です。
タクシーに乗って上高地バスターミナルに到着したのが5時40分。
トイレをすまし、登山届をだし、保険手続きを行い、天気予報を確認。
出発したのが朝6時30分でした。
そして、その5分後に河童橋に到着。
ここは、上高地の象徴でもあります。
三千メートルの偉容を誇る西穂高岳、奥穂高岳、前穂高岳、明神岳、焼岳が見えます。河童橋の名の由来は、昔ここに河童がすみそうな深い淵があったためだと言われています。芥川龍之介が1927年(昭和2年)に総合雑誌『改造』誌上に発表した小説である「河童」は、この河童橋が舞台となっています。
河童橋から少し木道を歩くと、奥穂高に登る登山道につきます。
河童橋から奥穂高までの標高差は、約1500メートル。
ちなみに日本で3番目に高い山です。
当然のことながら、空気も薄くて必ず高度障害にかかります。
登山道は、丸太をふんだんに使って整備されていました。
あれ?
変だな?
こんなに上高地の木を伐採して登山道を整備して良いのかな?
と、思っていたら、こんな場面に遭遇しました。
おそらく雪崩が原因でしょう。
山の樹という樹がなぎ倒されている。
その樹を使って登山道を整備したのかもしれません。
おかげで、登りやすい登山道になっていました。
2時間ほど急登を登ると、岳沢小屋に到着。
この小屋は、数年前に雪崩で壊滅し、
営業を中止していたのを、槍ヶ岳肩の小屋のオーナーが、
権利を買い取って今年再建スタートをきっています。
ここでトイレ休憩をかねて食事をとりました。
そして、30分後に出発。
ここからが地獄の三丁目。
北アルプスで最もしんどいと言われている重太郎新道です。
垂直なハシゴを登るような登山道ですからね。
しかし、この重太郎新道も、アミノバイタル作戦のおかげで全く疲れなかった。
意外にスイスイ登ってしまった。
正直言ってきつくもなんともなかった。
それより、景色が美しかった。
素晴らしい展望にウットリしてしまって、
疲れる暇もなかったです。
もう、幸せ一杯でしたよ。
やはり、山は良いですね。
登山の疲れというものは、のりで大きく変わりますね。
景色が良いと、全く疲れない。
北アルプス一シンドイ重太郎新道でも全く疲れない。
逆に雨だと、高尾山でもシンドイです。
あと、関係ないですが、このルートは、見た目より危険ですね。
岩が逆層になっている。
濡れていたら滑りやすいし、手のホールドもききにくい。
現に、こういう注意があったりする。
よくみると、岩にも彫った跡がある。
滑らないように、足場を彫ってある。
つまり見かけより危険な山なのです。
雨天時。降雪期には命がけになるルートです。
しかし、この日は、最高の晴天にめぐまれていました。
つづく。
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