群馬県の秘湯の方です。
沢渡温泉は、約800年前から自然噴出している天然温泉。湯は、50年以前の雨水が地中深く浸透し、40年以上の長期間流動しながら有効成分を取り込み、熱水化して55℃以上の温泉となって噴出しています。
沢渡の湯は、草津の治し湯とも言われています。無色透明の硫酸塩泉で肌ざわりが軟らかく、入り心地のなめらかさは元祖美肌の湯とたたえられています。この泉質を知る人は、遠方からきます。治療に温泉を利用した沢渡温泉病院もあり、泉質の良さはお墨付きです。
源氏木曾義仲、源頼朝も、この沢渡の出湯で疲れを癒したと伝えられています。高野長英(蘭学者)、福田宗禎(医者)、若山牧水(文学者・歌人)ら多くの文人墨客にも愛されてきました。しかしその最盛期、昭和20年、大火災に見舞われ温泉地はほぼ壊滅状態。しかし昭和34年、沢渡の湯は「肌を美しくする湯」としてよみがえりました。
つづく。
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ラベル:沢渡温泉