土井夫妻が結婚する前までは、スタッフルームに寝かせていたんですが、
結婚してからは、客室を1室つぶして
土井夫妻を客室を使わせるようにしました。
で、トイレ・風呂は、客室のものを使ってくれと言ったわけですが、
どういうわけか、土井君は、客室のトイレを使わず、
遠路はるばる二階の客室から降りてきて、スタッフトイレを使う。
で、何度も「客室のトイレを使ってくれ」と言うのに使わない。
スタッフトイレばかり使っている。
で、早朝の朝食つくりで忙しい時に、トイレに駆け込もうとすると、
土井君がスタッフトイレを占領しているのだ。
こういう場合は、どうにもならない。
こっちが御客様用のトイレを使うわけにはいかず、
外出して、藪の中にかけこんでトイレ(小)をするはめになる。
で、スタッフ土井君の行動に不思議に思った私は、嫁さんに愚痴った。
「あいつは、なんで客室のトイレを使わないんだ? これじゃ客室を一つつぶして土井夫妻の住居にした意味が無いだろう?」
すると、嫁さんは、ニヤリと笑ってこう言った。
「昔、会社勤めをしたときに、こんな事件があったのよ」
「どんな事件」
「新婚さんになったばかりの、つまり結婚したばかりの女性社員が、仕事中に腹痛に苦しんで倒れ、救急車で病院にはこばれたことがあったの」
「で?」
「病院に行ったら先生が『ガスがたまっていますね』だって!」
「はあ?」
「分からない?」
「何のことだかさっぱり分からんけど」
「よーするに、旦那さんの前で何日もオナラを我慢していたんだって。それが溜まって仕事中に腹痛におそわれたわけよ」
ここで、ようやく意味が分かって大爆笑してしまった。
「どうして我慢するんだよ! 旦那の前でブイブイやればいいじゃん! せっかく結婚したんだからさ!」
「はずかしかったんでしょ?」
「旦那の前で、オナラするのと、それを我慢して病院にはこばれるのは、どっちが恥ずかしいんだよ! 救急車で運ばれて病院の先生に『ガスがたまっていますね』って言われる方が、よほど恥ずかしくないか? しかも、その話は、北軽井沢の宿屋の世間話にまでなっているんだぞ?」
「いやいや、それが新婚というものですよ」
「へ? そうなの?」
「そうですよ」
「じゃ、土井君が客室のトイレを使わずに、俺たちのトイレ(スタッフトイレ)を占有するのも、そういうこと?」
「さあ、それは・・・・」
「おいおい、どうして、そこで臭いものに蓋をしてしまうんだよ!」
「おっと、買い物に行ってこようっと」
「おい、おい、ちょっとまて、おーーーーーい!」
つづく。
↓ブログ更新を読みたい方は投票を
人気blogランキング
ラベル:新婚さん