2012年10月31日

六合 野のや

六合 野のや

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有名な御豆腐屋さんの隣にあります。

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ここは、舞茸で有名な店。
一度は食べてみたいですね。

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天ぷら蕎麦もおいしそう

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これは?

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http://no-no-ya.com/

〒377-1701
群馬県吾妻郡六合村入山1899
TEL:0279-95-5478
info@no-no-ya.com
JR吾妻線、長野原草津口駅から車で約25分。


つづく。

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2012年10月30日

けんちゃん食堂と交通事故

ここは、けんちゃん食堂。

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なんと悲惨な交通事故がありました。

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嬬恋村の道路のほとんどに信号がありません。
なので、交通事故だけは気をつけてください。

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つづく。

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posted by マネージャー at 22:29| Comment(7) | TrackBack(0) | 鹿沢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月29日

六合村赤岩地区散策

六合村赤岩地区散策

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今回のツアー参加者は、ある意味でラッキーでしたね。
いつもなら見れない湯本家を見学できたのですから。
ここは、野長英が隠れていた家です。

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そして、いつも閉っている各施設が、幸運にも開いていたのもラッキーでした。
六合村観光協会は、急にやる気を出したみたいですね。

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つづく。

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雨の観光地

今週は、雨が降ったので六合村赤岩地区を散策です。

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どうでも良いんですけれど、宿主という者は、雨になると御客さんに対して罪悪感が出て
くる。申し訳ないという気持ちになるんですよね。まあ、雨は宿主の責任では無いのです
が、この無意識の罪悪感はなんだろう?と、いつも思っていました。だから雨になると、
食事メニューで大盤振る舞いしてしまう。お茶会で、つい大盤振る舞いしてしまう。酒も
出してしまう。罪悪感から。

 しかし、何故どうして罪悪感に悩むのか、今ひとつ分らなかった。
 それが今日、山に登っている途中に分ってしまった。
 
 今日は、すごく良い天気で、浅間隠山・浅間山を登ったんですが
 あまりに素晴らしい景色にうっとりしてしまった。
 しかし、景色のいいのは今日にかぎったことではない。
 いつも景色が良いのだ。
 
 で、気づいてしまった。

「ああ、そうだ! 地元民の私は、この景色を毎日見れるのに、たまの休日に計画をたて
て、なけなしのお金を使ってきてる御客さんが、雨に降られると、なんだか心苦しくなる
んだ。私は見れているのに、御客さんが見れてないことに」

 実際、運の悪い御客さんがいます。
 くると必ず雨に祟られる御客さんが。
 その逆もいます。
 
 ああ、でも、ある雨男さんは、知り合った女の子を車に乗せて、草津温泉にいったりし
たから、これは運が悪いのか良いのかわからないなあ?


つづく。

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2012年10月28日

どうして産婦人科医は少ないのか?

実は、嫁さんのやつは実家(群馬県館林)に帰っています。
実家の産婦人科のある病院で健診をうけるためです。

実は、病院をみつけるのに一苦労しています。
40歳で初産だと、受け付けてくれない病院が多いからです。
しかも産婦人科医は、全国的に少ないらしい。
「どうしてなのか?」
と不審に思っていたら、こういうことらしい。
障害者が生まれると裁判をおこされるために
産婦人科医になりたがる人が少なくなっているとのこと。

そこで政府は、数年前に産婦人科医のために保険を設けた。
障害者が生まれたら二千万円まで支給する保険です。
で、その保険にはいるための費用(3万円)を出すために
出産一時金を3万円アップしたらしい。
嫁さんは、その保険を扱っている病院で出産するために、
少々手こずりながらも病院を見つけ、今、健診にいってます。

それにしても医者も大変ですね。
1回でも裁判で負けると、保険料が値上がりして
医療活動のコストが大きくなってしまうらしい。

そんな話は、どうでもいいとして、
実は嫁さんのやつは、今頃、同窓会で楽しく過ごしているはず。
高校時代の友人と、十年ぶりに会うらしい。
今後は、実家に帰ることも多くなるはずなので、
こういうケースも増えていくかもしれないなあ。
良い息抜きになると思う。


つづく。

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posted by マネージャー at 22:40| Comment(9) | TrackBack(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月27日

篭ノ登山ハイキング

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篭ノ登山の紅葉も、きれいですねえ。
今年の紅葉は、大当たりですね!

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つづく。

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2012年10月26日

嫁さんのお腹が、だいぶ大きくなってきた

嫁さんのお腹が、だいぶ大きくなってきたんですが、すると面白いことに、妊婦さんの御客さんが増えてきました。で、ママ友になろう!という事になりました。いやー、こういう時は、宿屋というのは良い職業だと思いましたね。自然とママ友が増えていくわけですから。

もちろん嫁さんの方も、嬬恋村のマタニティ教室に通っています。ママ友を作るためです。で、嫁さんの奴が、言ってきた。

「旦那さんも参加してくださいだって」
「え? 俺が? 俺が行って何をするわけ?」
「妊婦体験をするらしい」
「妊婦体験?」
「お腹に数キロのおもりををつけてみる」
「あ、それなら体験してるわ、半年前に」

私は、半年前、今より10キロ太っていて、お腹が出ていた。
なので、お腹が大きくなるとどうなるかは、嫁さんよりよく知っている

「お腹が大きくなるとどうなるかは、お前より、よく知ってるから今から予言しておく」
「?」
「お腹が大きくなるとな、靴紐が結べなくなる」
「おお!」
「足の爪が切りにくくなる」
「おお!」
「で、仰向けに寝られなくなる」
「なんで、そんなことも知ってるの?」
「だから言っただろ? 俺は半年前に妊娠20ヶ月だったって」
「なるほど」
「今は、妊娠5ヶ月くらいだけれどな」
「早く、普通にもどらないとね」
「そうそう、そうなんだよ。お前が出産する頃までに、あと10キロは痩せて、マタニティー状態から脱出して腹筋の割れ目をださなければ」


つづく。

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posted by マネージャー at 22:53| Comment(15) | TrackBack(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月25日

今週のシルマンウオーク参加者には、連泊割引が適用されます

今週のシルマンウオークは、どこにしましょうかね?

 今週のシルマンウオーク参加者には、連泊割引が適用されます。金土と連泊し、ツアーに参加すれば、初日(金曜日)の宿泊費が素泊まり1000円になります。さて、候補ですが、今年は紅葉が素晴らしいので紅葉の望めるコースを提案しておきます。


◆パノラマライン北ルート
◆車坂峠から地蔵峠
◆車坂峠からシャクナゲ園
◆南軽井沢
◆野反湖一周
◆暮坂峠
◆白砂渓谷
◆榛名湖
◆角間渓谷と鬼ヶ城
◆万座温泉から白根山
◆草津街中
◆菅平から鳥居峠


この他に志賀高原・高岩山ふきんもお勧めですが、今週は遠く九州からの参加者もいるみたいなので、どこに行きたいか希望を聞いた上で、みんなで相談というところですかね。

つづく。

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posted by マネージャー at 22:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月24日

浅間山に初冠雪

昨夜、雨が降りました。
このぶんなら浅間山には雪があるかも?と思いつつ寝ました。
で、朝、起きてみてみたら、予想どうりに浅間山に初冠雪がありました。

「こりゃ、いいや!」

と、大急ぎで浅間山に登ったのですが、登っている途中で全て溶けてしまいました。残念です。浅間山に本格的な雪が降るまで、どんなに早くても、あと1ヶ月はかかると思いますが、今年は暖かいので、もっと後になるかもしれません。

そうそう、何だかんだと言って、もう正月が近くなってきましたね。年末年始の予約がたくさん入ってきましたから。正月には雪が降るのだろうか? 降ってくれるといいんですけれど。

あと、日中関係がこれ以上悪くならないといいですね。悪くなると石油代が高くなって営業に影響しますからね。中国には石油備蓄がほとんどないので、緊張状態になると、かの国はジャンジャン石油を買いまくります。で、冬の灯油代が値上がりするんですよ。ま、こっちも灯油の大量備蓄をはじめていますけれど。

心配なのは、冬期の電力です。今年も計画停電がおこらないことを祈りたいです。もちろん、対策にはぬかりないですけれど、あれだけは困りますもの。


つづく。

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posted by マネージャー at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 2012以前 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月23日

松本牧場のオーガニック牛乳

松本牧場のオーガニック牛乳の直売店である牛乳屋さんが、
そろそろ店じまいの季節になってきました。
ここの牛乳は、本当に美味しいので、
北軽井沢に来た際は、ぜひ立ち寄ってください。

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製造は、たかはし牛乳がやっていますが、パッケージにあるとおり、松本牧場のオーガニック牛乳そのものです。低温殺菌なので美味しいですし、へんなものが混ざっていません。オーガニックの牛乳なので、とても美味しいですね。

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それを使ったソフトは、バニラなのにキャラメルぽい味がします。

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場所は、北軽井沢ブルーベリーYGHから徒歩10分。
http://www.gyunyu-ya.net/cafe.html
http://blog.gyunyu-ya.net/


つづく。

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posted by マネージャー at 23:24| Comment(3) | TrackBack(0) | 北軽−グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月22日

浅間山に登る3

浅間山に登る3

浅間山登山の報告の続きです。
やはり天気が大切ですね。

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つづく。

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posted by マネージャー at 22:17| Comment(3) | TrackBack(0) | 浅間山・黒斑山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月21日

浅間山に登る2

浅間山登山の報告の続きです。
さすがに紅葉は綺麗ですね。

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2012年10月20日

浅間山に登る1

今日の浅間山登山の報告です。
ルートは、天狗山荘から火山館経由のコースです。

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北アルプスの紅葉も美しかったですが、
やっぱり浅間山も、負けず劣らず綺麗ですね。
灯台下暗し。
北軽井沢の山も、なかなかやります。

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2012年10月19日

毛無峠ハイキング(ウオーキング?)

土井君がお休みだったので、私の案内で毛無峠ハイキング(ウオーキング?)をしました。
紅葉が、ちょうど良い具合でしたね。

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2012年10月18日

業務連絡です 火山館経由の浅間山(前掛山)登山について

業務連絡です

火山館経由の浅間山(前掛山)登山についてですが、当然のことながら早朝出発になります。ですので、事前にパンなどの食事(朝食・昼食)を用意しておいた方がよいかもしれませんとのガイドさんから連絡がありましたので、お伝えしておきます。




つづく。

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嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた8

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた8

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 穂高から下山して、上高地で嫁さんと合流した。日程では、あと2泊できる。このまま帰っても良いのだが、嘉門次小屋に泊まって安曇族の話を聞いたり、先代の嘉門次さんのことや、上高地の歴史を聞くという選択肢もあった。なにしろ上高地は、もともと神川内(かみこうち)と言われていたところである。上高地ではなく、神川内(かみこうち)なのだ。明神神社の宮司さんにも会いたいし、舟の山車も見たかった。なので、嫁さんに嘉門次小屋のことを聞いてみた。

「すごく良かったよ」
「そうか!」
「囲炉裏のそばで、いい感じで酔っぱらっている人がいたんで『どこから来たんですか?』と聞いたら、『四代目の嘉門次です』と言われてしまった」
「ハハハハ、無知は怖いなあ。いや、怖いもの知らずというやつか」
「でも歌を歌ったりして、嘉門次さんは嬉しそうだったよ。何も仕事せずにひたすら酒を飲んでいたしね」
「え? 仕事しないの?」
「うん、囲炉裏で御客さんと世間話しているだけ」
「仕事はどうしているの?」
「従業員が、7人いる」
「なるほど」
「で、御客さんが7人しかいなかった」
「それなら酒が飲めるな」
「でも、満室でも酒を飲んでいるらしい。嘉門次さんの仕事は、囲炉裏で酒を飲むことらしい。で、時たま従業員を一人一人呼びつけて、酒を振る舞うのが嘉門次さんの仕事なのだそうだ」
「ということは、従業員さんは酒を飲みながら仕事をしているの? すごい山小屋だな」

 私は、ますます嘉門次小屋に泊まりたくなった。
 いや、泊まるつもりになっていた。


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「そうそう、五千尺ホテルのせがれさんも来ていて、嘉門次さんと一緒に酒を飲んでいた」
「え?」

 その瞬間、泊まる気まんまんだった私の気が萎えた。

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 五千尺ホテルというのは、上高地のナンバーワンほてるです。六本木における六本木ヒルズみたいなものです。当然のことながら財産もあり地方財閥として長野県に強力な影響力ももっている。しかし、このホテルには黒い闇があった。そのために権力で上高地の歴史を抹殺し、塗り替えようとしている。

 しかし、それに待ったをかけたのが、元営林署の職員であった上条武氏であった。彼は、平成8年(1996年)に446ページにのぼる自費出版で驚愕すべき内容の本を出した。しかも大半のページが、第一級史料の紹介の写真によるであり、その真実を疑いようのないものであった。

 もともと五千尺ホテルは、井口良一という画家が建設したものであったが、ある2人によって騙し取られ、しかも、騙し取った本人も、従業員に騙し取られて裁判まで起こしている事実があった。それを資料を紹介しながら淡々と述べている本が、上条武氏が自費出版した本である。

 当然のことながら裁判になった。本は圧力でもって事実上、長野県で発売できなくなっている。そもそも、その本も東京の小規模出版社で自費出版せざるをえなかった本である。五千尺ホテルという上高地の巨大権力に対して一人の老人が、なけなしの貯金をくずしながら孤軍奮闘してきた姿勢には感動さえおぼえる。





上高地 (1) [単行本]
上条 武 (著)
単行本: 466ページ
出版社: 独木書房 (1996/05)
ISBN-10: 4900697516
ISBN-13: 978-4900697515
発売日: 1996/05


 さらに上条武氏は、第2段として、上高地の歴史や自然に関する定説の過ちを徹底的に論証して見せた。それが上高地 (3)である。これによると、環境省のビジーターセンターは、間違いだらけの上高地解説を長年やってきたことになる。その原因は、環境省はまともに自然と歴史を調べてなかったことにある。


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 しかし、資料は営林署にたくさんあったのだ。良くも悪くも営林署こそが、戦前から国立公園を保護してきたのだから。環境省が営林署に調べに行けば、各種の届けの記録などは簡単に調べられるし、自然のことも教えてもらえたはずだ。そこには、第一次資料があったのだから。しかし、環境省は、営林署を敵扱いしたのか、そういうことはせずに、郷土史家や五千尺ホテルなどの地元民の証言だけを信じた。そのために歴史が改ざんされたというのである。
 上条武氏は、その改ざんを写真や出版物や公的資料(登記簿など)や、ウエストンの日記などによって一つ一つ間違いを正していった。その作業は厖大なものであり、頭が下がるの一言である。


上条武氏の著書


上高地 (3)
単行本: 373ページ
出版社: 独木書房 (1997/04)
ISBN-10: 4900697834
ISBN-13: 978-4900697836
発売日: 1997/04


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 しかし、その改ざんは、訂正されつつある。
 上条武氏の大金を投じての自費出版のおかげである。

 常日頃から上条武氏に感謝している私は、急に嘉門次小屋に泊まりたくなくなって、北軽井沢ブルーベリーYGHに帰ることにした。今にして思えば、ちょっと惜しいことをしたなと思っている。五千尺ホテルのオーナーの息子に会っとけばよかったと思ったが、あとの祭りであった。いつか五千尺ホテルにも泊まってみたいと思う。



つづく。

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2012年10月17日

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた7

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた7

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 昔、全国の友人たち30名くらいで、毎年のように、お盆に北アルプス縦走をやっていました。そして上高地で解散して、全国に散っていったわけですが、いつも何人かの人間が、日程にゆとりがあったりして、清里でテントを張ったり、長野県のユースホステルに泊まったりしました。

 20年ほど前、北アルプス縦走の帰りに安曇野ユースホステルに私を含む数人が泊まりました。当然のことながらユースホステルで食事をしたんですが、こっちは団体なので、一人旅の御客さんに気をつかって、あちこちに声をかけていたんです。
 で、たまたま私が声をかけた人が、凄い人だった。
 55日の最短期間で百名山全てを登ろうとしている人だった。

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 これがどんなに凄いかというと、百名山の中には、3日かけないと登れない山があったりする。もちろん悪天候でも登れない。なのに55日で百名山を全部登ろうとしている人を発見したので、感動した私は、御客さん全員に紹介した。

 もちろん他の御客様も大感動。
 今まで、誰とも会話しなかった、その人は時の人となった。
 そして彼は、いきなり饒舌に話しを始めた。
 
 で、私は後悔した。
 失敗したなと思った。
 
 55日で百名山を全部登ろうするのは確かに凄いことなんだけれど、その自慢を聞きたいわけでは無い。仲良く世間話をしたかっただけだった。けれど、それによって安曇野ユースホステルが、私の好む雰囲気ではなくなってきたので、私は、みんなから離れた。
 
 で、一人になって安曇野ユースホステルに置いてあった郷土資料を読み始めた。
 暇つぶしであったが、読み始めて愕然とした。
 安曇族について書いてあったからである。
 
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 安曇族は、九州は志賀島(博多)を本拠としている海の一族で、後漢の光武帝から授かった「漢倭奴國王」と彫られた金印が出土した地が安曇族の本拠地である。早い話が奴国こそが、安曇族。彼らは日本海沿いに北上し、ついに安曇野(大町から松本までの地域)に来たらしい。しかも、その一族は、穂高に海を祭る神社を作ったという。
 
 その末裔が海野氏。
 つまり真田一族なのである。
 
 なんと壮大な話であろうか!と感動し、私は貪るように安曇野ユースホステルにあった郷土資料を読みあさった。そして、小一時間もたったころ、私のところにM子さんがやってきた。

「何を読んでるんですか?」
「安曇野にやってきた古代人の話しなんだ」
「どういう話なんですか?」
「あれ? みんなと百名山の話をしなくていいの?」
「いや、ちょっと、耐えきれなくて。実は・・・・・・・・・」
「ああ、そうういうことか」
「それより古代人の話を教えてください」
「そうそう、槍ヶ岳の帰りに明神池によって、神社をみたよね」
「はい」
「あの神社は、海の神様を祭る神社で、九州からやってきた古代人が建てたものらしい」
「山なのに海の神様ですか?」
「そうなんだ」

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 実は私は、スポーツのように短時間で山に登って、それを競うことにはあまり興味が持てない。もちろん、やろうと思えばできなくはない。現に、毎日のように2時間で浅間山に登っているし、時間があれば、そのあとに2つくらいの山は登ってしまう。
 けれど、本当は、山の中腹で2時間も3時間も昼寝をして楽しみたい口である。でなれけば、地質や植生を調べたり、藪をこいで新ルートを発見するのが私の趣味でもある。しかし、一番の趣味は、郷土資料に、はてしないロマンを感じ、歴史を学んでは感動し、奥の院を調べたりのフィールドワークするほうが、もっと楽しい。
 
「そう思うんだよね」
「いいですね」
「じゃあ、いつか一緒に、そして仲間たちと一緒に明神池の本体と安曇族の正体を解明しよう」
「はい」

 20年前に、こんな約束をした。
 
 しかし、この約束を私は、いつのまにか忘れてしまっていた。今は2児の母親になったM子さんも忘れてしまっていると思う。しかし、今回、久ふりに思い出してしまった。今、私は、インターネットを使って心の旅を続けている。安曇野ユースホステルには、まだ、あの郷土資料は置いてあるのだろうか?
 

つづく。

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2012年10月16日

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた6

 さて、嫁はどうしたのかというと、嘉門次小屋に予約を入れて置いてきた。
 これが嘉門次小屋である。
 イワナを囲炉裏で焼いてくれる、おすすめの宿である。
 ちなみに上高地で一番安い宿でもあり、一泊二食で7350円。

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 嘉門次とは、北アルプスの有名なガイドである。明神池に小屋を建て、猟をして生活をしていた。ウェストン夫妻を北アルプスへ案内したことで有名である。明神池に建てた小屋は、のちに嘉門次小屋と呼ばれることになり、それが現代まで続いている。ちなみに現代の嘉門次は、4代目であり、酒に酔うと歌など歌ってみせる。

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 さて、明神池であるが、ここには海の神様がまつられている。
 実は、長野県には、海の神様を祭る一族がいる。
 安曇族である。
 本家は、九州の志賀島でうるらしい。
 
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 古事記・日本書紀などに登場する安曇族は、製鉄をなりわいとしていた。で、製鉄に必要な水銀を求めて山中をさまよい、ついに明神池にたどりついたという。その時、巨大な山に圧倒されて、稲穂のように高い山。つまり穂高と名付けた。
 
 ちなみに明神池の穂高神社の祭神は、志賀海神社と同じである。中殿に穂高見命、左殿に綿津見命など海神を祀っている。さらに祭になると大きな船形の山車が登場する。そして、そのお祭りは、私たちが入山した日にあったのである。
 
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 歴史好きな私は、このお祭りが見たかったのだが、それをふりきって山に登ってしまった。
 で、かわりに嫁さんに見てもらったのだが、あまり興味はなかったみたいだ。
 以下、嫁さんが写した写真である。

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つづく。

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2012年10月15日

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた5

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた4

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 翌朝、御来光を見たあとに、迷った。
 予定では、穂高岳・北穂高岳に登るつもりだった。
 そのつもりで朝食はとってない。
 
 しかし、嫁を上高地に置いてきたのが気がかりになっていた。私の友人は、みんな高齢出産で帝王切開をしている。順調だったのに胎盤がはがれかかって生死をかけたりしている。帝王切開で早産だと母乳が出なくて苦労していたりする。そういう事例をたくさん知っているので、あんまり待たせると、さんざん上高地を歩き回って体調をくずさないか心配になる。なにしろ紅葉が素晴らしすぎるから。
 
 それに涸沢の紅葉が良すぎるのも迷った理由である。縦走は、いつでもできる。しかし、この紅葉は、今後、滅多に見ることが出来ないかもしれない。そうなると、もう一度、あの素晴らしい紅葉を見ておきたい気もしてきた。登りは、涸沢ヒュッテから穂高山荘までの紅葉をみてきた。となると下りで、穂高山荘から涸沢小屋までの紅葉をみてみたくなる。
 
 迷いに迷ったあげく、下山を決意した。
 紅葉に負けてしまった。
 縦走よりも、紅葉に走ってしまった。
 団子より花に走ってしまった。

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 涸沢小屋までのルートは、涸沢ヒュッテまでのルートより、はるかに紅葉が美しかった。
 当たりルートであった。
 
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 これが涸沢小屋である。
 評判の良い小屋ではないが、ロケーションは涸沢ヒュッテよりも素晴らしい。

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 その後、涸沢ヒュッテでラーメンを食べた。
 これが朝食である。
 穂高山荘のラーメンより美味しく感じてないので塩分がたりているなと実感した。
 ここで、知らない山ガールたちが私の方に挨拶をしている。
 私に女性の知り合いがいるはずはないと思って、後ろを振り向いたら壁しか無かった。
「あれ? 俺なの?」
 聞いたら、昨日、山小屋で一緒に星をみていた人らしい。
 大勢いたんで、こっちは誰なのかわからない。
 全く、目立ったことはするものではない。
 今後は、地味に下山しようと心に誓って、下山していたら途中で
「佐藤さんですか?」
 と別の山ガールに声をかけられた。
 今度は、名指しだったので後ろを振り向かなかった。
「え? 誰?」
「九州のHアです」
「えええええええええええええええええええええええええええ、なんでこんなところに?」
 と言っても、それはお互い様であった。
 彼女は、北穂に行くと言っていた。

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 氷壁の宿徳沢園。

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 明神岳。
 昔は、穂高といっていた。
 稲の穂のように高いという意味である。
 奥に、奥穂高ができると、明神(神の山)という名前に変えたが、
 本当は、この山が穂高なのである。

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 明神館。
 明神とは、神様のやどる場所という意味。
 今でこそ、上高地が入口になっているが、昔は、明神が北アルプスの入口であった。
 そして、横尾が開発され、最後に上高地が開発されている。
 上高地は、一番最近になって開けたところなのである。

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 営林署の看板。
 ちなみに国立公園を長いこと保護してきたのは、営林署(旧厚生省)である。
 このことを環境省は、決して言わないけれど、長いこと自然を守ってきたのは営林署だったりする。

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 これは環境省のビジターセンター。

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 環境省は、自然を守ると言うより、自然教育に重点をおいている。
 自然を熟知しているのは、むしろ営林署の方だったりする。
 なので、このようなビジターセンターで教えている情報は間違いも多かったようで、
 何度も営林署の職員が訂正をもとめていたりする。
 その象徴がカッパ橋と小梨平かもしれない。

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 これは大正池。

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つづく。

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2012年10月14日

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた4

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた4

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日没後、私は星をながめた。
悔しいけれど、穂高からみた星空は、北軽井沢の星空よりよくみえる。
夏の大三角、秋の四角形がくっきりと見えた。
北斗七星だけは、涸沢岳の陰に隠れてみえなかったが。

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すると暗闇の中で「こんちわ」と私に声をかけてくる人がいる。
食事のときに同じテーブルにいた人である。

「一杯(酒)やりませんか?」
「いやー飲めないんです」

本当は飲みたいのだが、しばらく岩場で星をみる予定なので、酒は飲まないことにしている。危ないからだ。

「それにしても今夜は星が綺麗ですね」
「あっ、本当だ!」

私は、得意の星の解説をしはじめた。すると、人が、わんさか集まってきた。気がついたら二十人くらいにかこまれている。山屋さんたちは、好奇心が強いのである。このへんは、ユースホステルのホステラーさんたちと、何ら変わりが無い。その人混みの中から、途中まで同行していた少年と再会した。高校を中退して、山登りをしている少年である。

「おう、また会ったな。今日は、穂高山荘に泊まり?」
「はい」

彼とは、1時間ほど一緒に歩いて涸沢ヒュッテで分かれた。お互いに一人だったので、気が合ったのもある。けれど、きっかけは少年が山に無知だったので、多少の常識を教えてあげたのがきっかけとなって1時間ほど一緒に登ることになった。

 最初、少年は、なぜ山で挨拶をするんだ?と怒っていた。
 挨拶がめんどくさいと思っていたのだ。
 これでは怪我をするなと思った私は、信じられないことに、少年に余計なお節介をした。

「君は、山を登るときに足下をみているね」
「ええ」
「そんな時、上から人が、音も無くやってきたら危ないだろ?」
「はい」
「だから山では、2つのルールがある。挨拶をして、人がいることを知らせて相手に危険を察知させる。もう一つは、上をみてない登りの人を優先させる。命にかかわる登山では、この2つは重要なんだよ。とくに岩場の挨拶はね」
「なるほど」
「それに大声での挨拶は、思わぬ得もある」
「どんな?」
「山で知り合いと出会えるんだよ」

 実際、去年も一昨年も、そして今年も、挨拶することによって知り合いと出会う私であった。それは、ともかく、この少年に、星の見方を教えたら、興味をもったらしく、私が寝たあとにも、さかんに星をながめていた。天文の勉強をしようかな?と呟いていた。

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 翌朝、朝食はとらなかった。
 5時半の御来光をみるためである。
 そのかいあって、絶景をおがめた。

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つづく。

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2012年10月13日

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた3

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた3

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11時に山小屋に到着し、チェックインをすませたあとにラーメンを注文した。
妙に美味しかったのは、体内に塩分が不足しているためである。
だから私は、山小屋に着いたらラーメンを注文する。
そして、塩分を補給しつつ、自分の体調を知るのだ。
もしラーメンが美味しすぎたら、危険信号。
塩分が不足している可能性がある。
登山に、塩分不足は、非常に危険であるから、ラーメンはかかせない。

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また、異常に寒気を感じていたらカロリー不足である。特に糖分が不足している可能性が高い。空気が少ないところで、糖分が不足していたら脳が危険なので、チョコレートをほおばる。すると体が温かくなる。着込むよりも、よほど体温があがってくる。

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で、おちついたら館内を散策し、トイレの数・非常口を確認する。

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そのさい、できるだけ山小屋のスタッフに愛想良く挨拶をする。
そして仲良くなって、情報を聞き出すのだ。
もちろん、お土産も持って行った。
ちなみに、ここの山小屋のスタッフは、とても愛想が良い。
どうしてかな?
と思っていたら、混み合ってくると、御客さんの中からアルバイトを急募して、スタッフの数を揃えてしのぐらしい。全く、すごい山小屋であるが、このへんはユースホステルも似たようなものなので、人のことはいえない。山小屋も、ユースホステルと同じで、スタッフと御客さんの垣根が低いのだ。それが証拠に連泊すると二千円も安くなる。

「さっき滑落者がいましたけれど、最近、こういう事故が多いんですか?」
「多いみたいですね、さっきの場合は、山小屋のそばだったから、大勢の人が、すぐに助けに行けましたけれど、人気の少ないところだと命取りですね」
「私の友人は、笛を吹いて救援をよんで、死なずにすみました」
「それは、素晴らしい。最近は、救難用の笛をもってる人も少なくなりましたからね」
「まあ、今は携帯がありますからね」
「それが、その携帯が問題なんですよ」
「え?」
「ソフトバンクを持って登山する人が増えているんです」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ?」

 北アルプスでソフトバンクは通じない。
 いや、全国、どの山でも通じないのではないのではないか?
 
 登山家は、ドコモの一択しかない。まあ、AUという手も無いことも無いが、たいていの山小屋では、アンテナは1本しかたたない。ドコモは、3本たつ。ソフトバンクは壊滅的に通じない。だからドコモの一択なのだ。
 どんなにドコモに不満があったとしても、ドコモを選択するしか無いのが現状なのである。これは、少しでも山をかじっている人間の常識である。
 最近は、便利な登山雑誌が発行されるようになり、全国の山小屋の携帯電波状況を掲載されるようになってきたが、それを読んでも、ドコモが圧倒的に強い。
 まれにAUが強いところも無くはないが、ソフトバンクが強いところはゼロ。いや、ソフトバンクの場合は、電波が届いてるのさえ奇跡に近い。だから、ソフトバンクの携帯を持って登山しても意味は無いのである。
 
「トイレをみたんですが、大便器は3つしかないですよね。今日は、三百人くらい泊まっているみたいですが、混み合いませんか?」
「混みますね。でも、混むときは、こういう裏技があります」
「え?」
「テント宿泊用有料トイレを使うんです。あとこには便器が5つあるうえに、これだけ寒いとテントを張る人は少ないですから、あそこはガラガラです。おまけに宿泊者たちは、館内のトイレを使います。外に出てまでトイレに行く人は滅多にいません」
「なーるほど!」

 山小屋スタッフさんには、いつも有意義な情報をいただけるので、彼らとの会話は、本当に楽しい。
 
 夕食は5時からだった。
 御飯は3杯。
 味噌汁は2杯おかわりした。

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 食堂で驚いたことは、一人旅が少ないことである。
 みんな団体様ばかりである。
 ガイド会社のツアーも目立っている。
 山ガールたちも多い。

 しかし、ホステラーのはしくれである私は、同じテーブルのみなさんと、おおいに会話を盛り上げて、さっさと去って行った。みんなを盛り上げておけば、みんなは楽しく会話しながら、ゆっくり御飯を食べる。その隙に私は、5時半の日没の写真を撮りに一番良いポイントを確保できるのだ。

「あれ? もう食べちゃったの?」
「まだ十分くらいしかたってないんでないの?」
「早飯なんですよ」
「早飯って、てんこ盛り3杯、おかわりして、おひつの交換までしていたでしょ!」
「あれ? そうだっけ? とにかく失礼しますね」

 とにかく私は、夕日を撮りたいのである。
 みんなは、酒でもりあがってくれ!

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 ちなみに、この日は、素晴らしい日没であった。

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つづく。

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2012年10月12日

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた2

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた2

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 翌日、朝6時に、明神館に嫁さんを残して、涸沢方面へ出発。
 途中、明神岳の朝焼けをみながら前進。
 これは屏風岩。

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 ロッククライマーが憧れる岩場である。
 今日は、チャレンジしている人はいなかった。

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 登っていく毎に、紅葉の美しさが目立ってくる。

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 9時頃に涸沢に到着。ここまでは順調であったが、ここから先は、遅々として進めなかった。あまりに紅葉が美しすぎて、それをカメラで写すのに忙しすぎて前進できないのである。毎年、この時期に北アルプス縦走にきているのだが、ここ十年で一番紅葉が綺麗なのである。もっとも、それは私に限ったことでは無く、ハイカーの大半が、登山を中断して、あちこち写真を撮っていた。今回は、その美しい涸沢の紅葉を紹介したい。

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眼下に涸沢ヒュッテ

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11時頃、穂高山荘に到着。

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ここで事件がおきた。
私の目の前で登山者が滑落したのだ。
もちろん県警のヘリが救援にやってきて、搬送する。

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山をなめてはいけない。
こんなにも美しい涸沢だけれど、決して油断してはいけないのだ。
ちなみに、この1日前にも滑落事故があったが、
深夜の10時になっても下山し続けていたのが原因である。
信じられない非常識である。
滑落するに決まっているではないか!


つづく。

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2012年10月11日

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた1

嫁(妊婦)を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた1

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 私は、毎年、10月連休後に、北アルプスに登って北アルプスの現状を調査し、最近の山情報を仕入れています。なぜ10月連休後かと言いますと、一年で最も晴天率の高い日だからです。10月10日の体育の日は、一年を通して晴れの多い時期とされ、10月10日にオリンピックの開会式が行われたのも、この時期の気候が考慮されてのことです。

 それから、なぜ定期的に北アルプスの調査を行うようになったかと言いますと、私が持っている山の情報が古くなりすぎているからです。だから北アルプスにいってきてヒアリングしてこないといけない。

 10月8日の連休最終日。御客様を全員送り出して、大急ぎで部屋掃除をし、荷造りをし、準備完了したのが昼の11時。水をとめ、火の元をとめ、出発したのが13時頃です。ここから上高地の入口である沢渡まで、車で3時間のコースです。もう何度も行っているので、道は全て記憶している。16時頃には沢渡に到着。ここからシャトルバス(1200円)に乗るのが一般的なのですが、私たちは、登山情報のヒアリングが目的なので、タクシーに乗ります。タクシーは、4000円もしますから交通費はかかりますが、それにみあう情報が得られるので、私たちは必ずタクシーを使います。今回も、貴重な情報が得られました。

「今年は、混んでますか?」
「紅葉が良いですからねえ」
「困ったなあ、宿はとれないかなあ」
「御客さん、予約してないんですか?」
「山小屋なら、なんとかなると思って」
「最近は、高いホテルを避けて山小屋に泊まる一般客の人が増えましたから、明神・徳沢あたりの小屋でも油断ならないですよ」
「ここなら泊まれるという宿はありますか?」
「アルプス山荘かなあ」
「アルプス山荘? 聞いたことが無いなあ」
「旅館山小屋組合に入ってない宿なので、どこにも広告が載ってないんです。値段も上高地のホテルの中で一番安いです。しかも必ず開いている。誰も知らないから」
「場所はどこ?」
「バスターミナルの目の前です。ちょっとよってみましょうか」

 てな具合で、タクシーには貴重な情報が転がっています。結局、希望の宿に泊まれましたからアルプス山荘には泊まりませんでしたが、こういう情報はありがたい。タクシーを下車した私たちは、真っ先に観光案内所に直行。宿を確保するためです。しかし、気むずかしそうな外国人相手に、てんやわんやしている。案内所で宿を手配してもらうと、案内所が手配料をもらうことになっているのだが、外人には、それが納得できないらしい。

「だったら自分で探せよ!」

と言いたくなる。後ろに、私などの人間がつかえているのだから。日没まで、あと1時間しかない。宿(山小屋)の確保は緊急なのだ。しかし、融通のきかない外国人はねばる。

「しかたない、直接、俺たちが宿に電話しよう」

 今回、私たちが泊まりたい宿は、明神池の嘉門次小屋である。でなければ、明神池の「ひだのや」「明神館」のどれかである。まず、嘉門次小屋に電話したら、男一人しか泊まれないという。仕方が無いので、明神館に電話して、やっと部屋を確保した。相部屋一泊二食で8400円だった。
 
 で、外人さんの方は、どうなったかというと、案内所が折れて手配料はとってなかった。そのかわり電話で

「外人さんは、手配料ということを理解しないので、そちらの方で、手配料と宿代の両方を請求してください」
 
 と、ちゃっかり宿側に手配料込みの価格をとるように指導していた。
 まあ、当然と言えば当然のことだと思う。
 逆に、私たちは、このトラブルのおかげで、
 直接、宿に電話することになり、手配料を支払わなくてすんだ。
 で、案内所の人は、不機嫌になったかな?と思いきや、ニコニコしている。
 変だな?と思ったら山屋さんだった。
 私の姿をみて同類がやってきたと思ったらしく、世間話がはずんだ。
 
 こうなってくると、こっちのものである。
 さっそくヒヤリングを開始した。
 
「今年の涸沢は、どんなかんじですか?」
「人だらけだよ」
「へえ」
「ひところ登山人口が減ったと言われていたけれど、戻ってきたね」
「山ガールですか?」
「それもあるけれど、写真だね」
「写真?」
「中高年の写真マニアが紅葉をねらってきている」
「テント場は混んでますか?」
「もう、ぎっしり」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええ?」
「昔なら、1テントに5人くらいで寝たものだけれど、今は、一人一テント!」
「一人一テント? テントも個室時代なんですか?」
「そう、テントも個室時代。10人のパーティーがやってきて、10テントを張る。昔なら2テントだったのに」
「アハハハハ、漫画みたいですね」
 
 観光案内所のヒアリングは大成功であった。
 有意義な情報を大量に仕入れて明神池の明神館に向かいました。

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 17時30分。明神館に到着。
 まずマネージャーに挨拶して部屋に案内してもらった。
 ここは、従業員よりも、マネージャーの方が愛想が良い。

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 部屋は、ユースホステルを思わせる二段ベットであったが、マネージャーの心遣いで個室で使わせてくれた。とても気の良いマネージャーであった。

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山ガールコンテストもやっていた。

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食事もなかなかである。

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食事の時は、ユースホステルのようにミーティングも行っていた。
歴史について、山について、宗教について、たっぷり1時間は解説してくれたとおもう。

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で、私の席の隣に、例の外人さん夫婦がいた。
まさか、この外人さんたちと、次の日も一緒の山小屋に泊まるとは、この時は想像もしてなかった。
しかし、事実は小説より奇なりである。


つづく。

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2012年10月10日

今年も2泊3日で、北アルプスに登ってきました

今年も2泊3日で、北アルプスに登ってきました。

驚いたことに、今年も、知り合いとバッタリニアミスしたことです。
九州のH崎さんと、涸沢で会ってしまったのには笑いました。

ちなみに今年の涸沢の紅葉は大豊作。
ここ10年で最高に美しい紅葉であったと段下出来ます。
あとで、その美しい紅葉風景をアップしたいと思います。

私が、毎年、北アルプスに遠征している理由は、
最近の登山状況をリサーチするためですが、
驚いたことに今年は、登山者が増えています。
それも若い女性が増えている。
もちろんガイド会社の団体様も多い。

今回は、3つ山小屋の御主人と、観光協会などの窓口などで、いろいろな情報を仕入れてきました。いずれ、ここに書こうかと思っています。


つづく。

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業務連絡 今週末のツアーについて

今週末のツアーについて、ガイドの土井君が、法事でお休みとなりましたので、ピンチヒッターとして今週のツアーは、佐藤が行いますので御了解ください。




つづく。

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2012年10月09日

紅葉の芳ヶ平湿原を渋峠から白根山まで縦走してみた その2

紅葉の芳ヶ平湿原を渋峠から白根山まで縦走してみた その2

さすがに紅葉はきれいですね。

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つづく。

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2012年10月08日

紅葉の芳ヶ平湿原を渋峠から白根山まで縦走してみた その1

紅葉の芳ヶ平湿原を渋峠から白根山まで縦走してみた その1

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紅葉の芳ヶ平湿原を渋峠から白根山まで縦走してみました。

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さすがに美しいですね
紅葉もピークです

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つづく。

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紅葉の芳ヶ平湿原を渋峠から白根山まで縦走してみた その1

紅葉の芳ヶ平湿原を渋峠から白根山まで縦走してみた その1

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紅葉の芳ヶ平湿原を渋峠から白根山まで縦走してみました。

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さすがに美しいですね
紅葉もピークです

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2012年10月07日

今日は、ユースホステルに600泊目の御客さんと、お誕生日の御客さん

今日は、ユースホステルに600泊目の御客さんと、お誕生日の御客さんのお祝いをしました。

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posted by マネージャー at 23:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 2012以前 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月06日

10月7日男性1名キャンセルでました

10月7日男性1名キャンセルでました
まだ御予定の無い方は、御検討ください。
posted by マネージャー at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする