2012年10月16日

嫁を上高地に置いて、一人で北アルプスに登ってきた6

 さて、嫁はどうしたのかというと、嘉門次小屋に予約を入れて置いてきた。
 これが嘉門次小屋である。
 イワナを囲炉裏で焼いてくれる、おすすめの宿である。
 ちなみに上高地で一番安い宿でもあり、一泊二食で7350円。

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 嘉門次とは、北アルプスの有名なガイドである。明神池に小屋を建て、猟をして生活をしていた。ウェストン夫妻を北アルプスへ案内したことで有名である。明神池に建てた小屋は、のちに嘉門次小屋と呼ばれることになり、それが現代まで続いている。ちなみに現代の嘉門次は、4代目であり、酒に酔うと歌など歌ってみせる。

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 さて、明神池であるが、ここには海の神様がまつられている。
 実は、長野県には、海の神様を祭る一族がいる。
 安曇族である。
 本家は、九州の志賀島でうるらしい。
 
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 古事記・日本書紀などに登場する安曇族は、製鉄をなりわいとしていた。で、製鉄に必要な水銀を求めて山中をさまよい、ついに明神池にたどりついたという。その時、巨大な山に圧倒されて、稲穂のように高い山。つまり穂高と名付けた。
 
 ちなみに明神池の穂高神社の祭神は、志賀海神社と同じである。中殿に穂高見命、左殿に綿津見命など海神を祀っている。さらに祭になると大きな船形の山車が登場する。そして、そのお祭りは、私たちが入山した日にあったのである。
 
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 歴史好きな私は、このお祭りが見たかったのだが、それをふりきって山に登ってしまった。
 で、かわりに嫁さんに見てもらったのだが、あまり興味はなかったみたいだ。
 以下、嫁さんが写した写真である。

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つづく。

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posted by マネージャー at 23:25| Comment(6) | TrackBack(0) | 上高地・北アルプス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする