選挙も近いですが、日曜日は忙しいので、夫婦で不在者投票に行ってきました。正直言って、数年前までは政治には無関心でしたが、そうも言ってられなくなりました。群馬県の吾妻郡は、ここ数年で大きな変化があり、それを目の当たりにしたからです。どうしても政治に目覚めるしかなかった。
旅行業界もしかりです。ユースホステル業界、グリーンツーリズム、エコツーリズムなど、多くの観光業界が、ここ3年間に、根こそぎやられてしまった。特にグリーンツーリズム業界は死に体です。ユースホステル業界も仕分けによって、かなりダメージをうけています。いろんな旅行業界が、たった3年で死亡宣告をうけてしまった。だから観光関係者は、現政権に怨嗟の声をあげている。
そんな悲惨な旅行業界のなかで、唯一、元気をとりもどした団体がある。
日本風景街道戦略会議である。
http://www.mlit.go.jp/road/sisaku/fukeikaidou/
幸か不幸か、この団体は、国ではなく、地方が主導権をもって動いていた。そのために事業仕分けされても影響が少なかった。実は、この団体の全国会議が、11月に嬬恋村で行われていて、私は、浅間2000国際自然学校の代理という資格で参加している。
で、参加して驚いた。
熱気が凄いのである。
どうしてか?
会議に参加してみながら少し考えてみた。
考えたら簡単に答えがみつかった。
この組織は、トップダウンでは無く、ボトムアップなのだ。
トップは、下を陰から応援するだけの組織なのだ。
しかも、側面支援している人が多い。
大学教授たち、テレビプロデューサーたちなどが、側面支援している。
その側面支援を上手に生かしている。
それに対してユースホステル業界は・・・・と反省させられてしまう。私たちの業界は、こういう組織に100歩、いや1万歩くらい遅れているのだ。というか、そもそも下(地方協会)が、ほぼ全滅してしまった。かといってトップに力があるわけでもないし、側面支援も無い。
では、どうすれば良いのか?
実は、かっての日本ユースホステル協会も、日本風景街道戦略会議のような団体だったのだ。ユースホステル運動は、下からわき起こった運動だったのだ。それが、どうして、このような状況になったのだろうか?
つづく。
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