「ショートコースなら引き受けます」
という条件で引き受けた。小浅間山の途中で引き返すパターンだなと思っていました。ところが前日に、ものすごい大雪となり、結果として13時集合は、大正解であった。12時ころまで雪かきに追われてしまう結果になってしまったからです。
で、御両親と3人の子供さんをつれて小浅間山にスノーシューに行ってきましたが、女の子だったので、寒いのと雪を怖がっているために、とても登れる雰囲気ではなかったのです。さっそく親御さんに
「もっとゆるい場所に変更していいですか?」
と了解をとって、浅間牧場に変更。50メートルくらい歩いてソリ遊びしようと作戦変更。
しかし、それさえも、難しいと分かったので、つららで遊ぼうとしたのですが失敗。雪も拒否感が強いので無理に遊ぶのもやめて、お母さんと、2歳児、4歳児の3人は、牧場の入口で待っていることになり、私は、お父さんだけを自然ガイドすることになったわけですが、どうも悔しい。子供をこのまま帰すのは、どうしても悔しい。なんとか雪遊びしてもらえないものかと思ったので、できるだけ、子供たちのそばを離れないようにお父さんに自然ガイドをおこなっていますと、2歳児、4歳児の女の子が、お母さんの説得もあって、すこしづつ心を開いてきたので、一切の自然ガイドをやめて、10メートルだけソリ滑りを実演。
しかし、それさえも怖がるので、戦略を変えて、4歳のお姉ちゃんを雪で埋めて、雪だるまにして遊んでみたら、やっと笑ってくれました。すると妹さんたちも笑顔に。その後は、つららでチャンバラ。やっと喜んでくれました。雪を怖がるチビッコの取り扱いは、ちょっと難しかったけれど、今日はコツを覚えました。
お父さん・お母さんは不満だったかもしれないけれど、雪嫌いになってほしくないからなあ。あと、3時間あったら、もっと仲良くなって、楽しいツアーを展開できたのに、時間が短くて残念。
あとで聞いてみたら、御両親は、スノーシューツアーをやりたかったというより、子供に雪を怖がらせないためのスノーシューツアーの参加だったようです。知り合いの子供をスキー教室に行かせたら、スキー恐怖症にかかったらしい。雪を見るのも厭になったらしいので、楽しく雪遊びを経験させて、少しづつ雪になれさせて、親子一緒にスキーをやりたかったらしいです。
「なるほどなあ、そういうニーズでのツアー参加だったのか」
と感心しました。私は、てっきり、御両親がスノーシューをやりたいために来ているのだと思っていましたが、そうではないケースもあるんですね。最初から、それが分かっていれば、もっと戦略があったんだけれどなあ。
しかし勉強になりました。雪嫌いで人見知りな2歳児、4歳児と、どう接していけばいいのか、とても勉強になりましたね。過去に参加した2歳児、4歳児の子供さんは、みんな雪が大好きだったものなあ。4歳で標高の高い湯ノ丸山に登っちゃう女の子もいたし、3歳で村上山に登る男の子もいた。けれど、みんな雪国の子供たちだった。雪が大好きだった。今回のケースは、そうでなかったので面食らったけれど、次の機会には、もっとうまくやりたいと思いましたね。そのためには、きちんと御客さんのニーズを理解した上で、御両親と綿密な打ち合わせが必要ですね。
つづく。
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