たった今、館林から帰ってきました。
3月26日15時3分、帝王切開で息子が生まれました。急いで向かったのですが、わずか3分違いで先に生まれちゃいました。しかしたったの3分で出会えたわけですから、これはもう間に合ったようなものですね。高速道路を走行しているときに、携帯電話に掛かってきて、帝王切開だなと予感がしました。それから猛スピードで病院に向かいましたが、思いのほか、館林市内で手間取ってしまい病院到着が15時3分ジャストぐらい。それからなんだかんだと、戸惑っているうちに、3分ぐらいかかって病室に到着。
すぐに赤ちゃんと面会。
驚きました。
玉のような子供が生まれるとはよく言いますが、まさにそんな感じです。
実は生まれたばかりの赤ちゃんというのは、私は何度も見ています。顔がしわくちゃだったり、目が閉じていたりとか、顔が真っ黒だったりとか、そういう姿を何回も見ているので、そのように想像していたのですが、すごく綺麗な体で全くしわくちゃでなかったので驚きました。
「どうしてなのだろう?」
と不思議に思ったのですが、あとで聞いてみたら納得。破水が起きてから、ずいぶん時間が経っていたんですね。そのせいで、水分がなくなっていて、顔がしわくちゃでなかったのか? あと出産が予定日より10日近く遅れたのも原因かもしれませんね。生まれてすぐに目が開くようになったわけですから、これは予定日を過ぎて成長しているからなのかもしれません。
あとすごく元気です。手足をバタバタさせてその力で着てるものはずれていきます。帽子も脱げていきます。生まれたばかりなのに、こんなにパワフルなのには非常に感心しました。私は弟や、友人の赤ちゃんをたくさん見てきているので、赤ちゃんというものは、生まれたばかりの時は、もっと顔がしわくちゃで、赤みがかっており、もっと無力だったような気がしたのですが、気のせいだったのかな?それとも、予定日を過ぎているためにある程度成長していって、パワフルな状態で生まれたのかも。予定日を過ぎて生まれたお子さんというのは、こんなものかもしれませんね。
ちなみに体重は3,300グラムです。ちょっと大きいですね。これ以上大きいと子宮から出られなかったようです。ただ今回は、破水して長時間過ぎているので帝王切開になったわけですが、そのせいか顔がまん丸で生まれてきています。自然分娩の場合は、もっと細長くでてきているんですよね。私も生まれた時はコッペパンのような顔だと私の母が言っていました。私の弟の時はそういうことがなかったのですが、初産で自然分娩だと、顔がものすごく細長くなるそうです。けれど時間がたつと元に戻るんですけどね。
それはともかく赤ちゃんは、小さかったです。まあ当たり前ですけれど、本当にちっちゃくてかわいいですね。そしてパワフルの割にはあまり泣きません。ちょっと心配なくらい泣かないので、看護婦さんに聞いてみたら、生まれた時はワンワン泣いていたそうです。ただ生まれた後、あまり泣きません。泣かないで、手足をバタバタしています。なのでさかんにいろいろと話しかけていました。しかし10分ぐらい話しかけていたとは、ガラス張りの保育室に連れていかれ、私はガラス越しに赤ちゃんと対面するしかなくなりました。なんとなく、刑務所で面会してるような感じでした。しょうがないので、カメラで動画を撮ったりしていたのですが、そのうちカーテンをしめられてしまいました。ちょっと、無慈悲ですよ。
その後、一晩、家内の付き添いをやりました。
本当は、 1週間ぐらい付き添いをしたかったんですが、次の日からお客さんがいるので、そういうわけにもいきません。麻酔が効いてる間は、家内は気持ちよく睡眠をとっていたようです。しかし徐々に麻酔が切れてから、激痛が襲ってきたようで、手をマッサージしたり床ずれを直してあげたり、肩を揉んであげたりしたのですが、あまり効果はなかったようです。テレビを消そうとすると、消さないでといいます。テレビで多少は気が紛れるのかもしれませんね。
ちなみに家内は口がきけません。 20時間も30時間も、水を飲めないために、声を出せないです。これは私にも経験があります。病院で手術した後に、水は飲めないのですね。そうすると、喉がカラカラになり声が出ないのです。だから会話は筆談になります。それも最小限の筆談です。もちろん私は声をかけています。私が色々声をかけて、家内が筆談で返事をするという感じです。なのでめんどくさい状態なのですが、それでも筆談で腕をマッサージしてくれとか、いろいろ言って来ますから、やはり痛いのでしょう。仕方がないので、ナースコールして鎮痛剤を打ってもらいました。
すると急に痛みが治まりました。こんなことならもっと早く鎮痛剤を打ってもらうべきでしたね。実は鎮痛剤というのは、痛みが激しくなってからではあまり効きません。痛みが激しくなる前に打った方がいいんですよね。それを最初に家内に言うべきでした。どんな薬でもそうですが、症状が悪化してから使う場合は、大量の薬が必要になってしまいます。だから症状が悪化する前に薬を使えば少量ですむのです。これは、佐久病院でも、御代田病院でも、群馬大学附属病院でも同様に言っていましたから、本当に真実だと思います。
そうそう病院のことです。家内が入院した産婦人科の病院は、かなり大きな病院で、しかもトイレつきの個室でした。広さは8から10畳位だったでしょうか。冷蔵庫やテレビもあって、とても広くて付き添いには最高の環境でした。ソファーベッドもありました。布団はなかったですが、看護婦さんが気をきかせて用意してくれました。最高の病院でした。ただし、料金は高いですが、こういうことにケチケチしてもしょうがありません。 1つの命が生まれるわけですから、最高の環境を用意してあげるのは当然のことと思います。おかげで、ご実家のお母さんが、楽に付き添うことができます。
つづく。
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