2013年05月17日

マグロと塩とお守り

 赤ちゃんが来て、最初に夫婦で口論になったことは、私の
『抱き癖がつく』
という言葉でした。家内は
「抱き癖なんてものはありません」
と反論して泣き叫ぶ赤ちゃんを必死になってあやしていましたが、泣き止むはずがありません。

 どうして家内が、こういう反論を言ったか、私には分かっています。
 そのへんに転がっていた育児本(漫画)に書いてあったからです。
 しかし、昔から『抱き癖』と言われている言葉にはわけがあるんですよね。

 泣けばあやす。
 そうすれば、一時的に泣き止むかもしれませんが、
 何一つ根本的な解決になってないのです。

 これは、コロ(子犬)の時も私は経験しています。抱いて泣き止むのを待ったところで根本的なところで解決はしない。泣く原因は、絶対にどこかにあるのです。それを発見せずに、あやしてしまっては、母親も参ってしまうし、赤ちゃんも疲労してしまう。

 けれど育児本に洗脳されている家内に何を言っても無駄なので、まずはオムツを何回も替えてみるようにしました。これで少しだけ改善しましたが、まだダメです。次に室温と湿度をいろいろ変えてみました。これも少しだけ改善したけれど、やはり根本的な解決に程遠い。赤ちゃんの好奇心を刺激すれば泣き止むのは分かっていたけれど、それでは、赤ちゃんを抱いてあやすのとかわらない。

 本来、赤ちゃんというのは、たっぷり眠って、すくすく育つはずですから、あと考えられるのはミルクの量。母乳の量は変えられないから、ミルクの量を調整してみるしかない。で、80oリットルから、100oリットルに変えてみたらビンゴ。さらに120oリットルに増やしたら、もっと調子がよくなっていきました。他にも、いろいろな事を改善していったら、どんどん機嫌が良くなっていきました。ただし、ミルクをあげすぎて、太りすぎても困るので病院で調べてもらったら、生後51日で5000グラムで、重さ的にはちょうどいい重さということでした。

 まあ、そんなことは、どうでもいいとして、ここからが本題です。嫁さんが眠れないという。深夜の赤ちゃんの授乳は、4時間または5時間おきです。嫁さんが母乳をあげて、私が哺乳瓶(ミルク)で授乳します。赤ちゃんが哺乳瓶を飲みきるのには、30分くらいかかりますから、嫁さんをさっさと先に寝かせるわけですが、眠れないという。しかも鬱ぽい症状もでてきた。

 友人に産後鬱で悩んでいる人を知っているので、症状が軽い今のうちに無理矢理に病院につれていきました。もちろん赤ちゃんも一緒です。そしたら優しそうな助産師さんが1時間にわたってケアーしてくれて、医師にたのんで睡眠導入剤を処方してもらいました。助産師さんいわく

「このお薬は、お守りだと思ってください。薬は飲みたくないだろうけれど、持っているという安心感によって、ぐっすり眠れるかもしれないし。でも本当に困ったときには薬を飲めば良いし、飲まなくてすむなら飲まなくていいし。お守りだと思って」

とのこと。で、どうなったかと言うと、お守りの効果は絶大で、今朝はぐっすり眠れたようでした。

 それにしても助産師さんは、偉大ですね。
 さすが専門家は違います。

 ほうふな知識と経験はプロだから当たり前としても、患者さんの心のケアをみごとにしてくれるし、しかも病院に電話した時から
「赤ちゃんも一緒に連れてきなさい」
と言ってくれて、赤ちゃんの状態とか、いろんなことや生活状態を細かくみてくれましたからね。おまけに保健婦さんや、お母さんの会まで紹介してくれるというし。無理矢理に病院につれていってよかった。


 ちなみに病院帰りに、スーパーによって刺身の大盛りを買いました。これは医者の処方とは違いますが、嫁さんに塩分不足の疑惑があったからです。それで疲れやすくなって睡眠不足になった可能性もある。

 ただし、マグロだけは水銀が赤ちゃんに、悪い影響を与える可能性があるので、私の皿にとりわけたんですが、ちよっと目をはなしたすきに食われてしまった。

「マグロ食っただろ! 数を数えたんだからな」
「いいじゃない」
「サーモンとか、ホタテとか、ハマチを食べろよ! マグロは赤ちゃんに悪いだろ!」
「150グラムいないなら良いのよ」
「また、そんな屁理屈言って!」

 さて、鬱が治ったのは、塩分のせいなのか? 病院がくれたお守りのせいなのか? それともマグロのせいなのか? ちょっと謎である。



つづく。

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posted by マネージャー at 08:19| Comment(6) | TrackBack(0) | グンマーで嫁が出産と育児 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする